モーターレンチとは?家庭の水道トラブルに大活躍のハンドツールです!

モーターレンチとは?家庭の水道トラブルに大活躍のハンドツールです!

よくある家庭の水道トラブルは、蛇口や配管からの水漏れではないでしょうか。
水道関係の専門業者にお願いして修理をすると、案外高くついてしまいます。
そのため、水漏れ程度のトラブルならご自身で修理したい、という考えに至るのも自然の流れです。

そこでぜひ持っていてほしい工具は、今回紹介するモーターレンチです。
モーターレンチは水道配管の継ぎ手やナットを取り付けたり、外したりするときに使います。
使う機会が少ないかもしれませんが、いざというときに役に立ってくれる工具です。

モーターレンチとは

モーターレンチ
モーターレンチは水道配管で使われる配管継ぎ手やバルブ、呼びが大きいナットを締めたり緩めたりするときに使います。
モーターレンチは作業対象の二面幅(※)の寸法に合わせて口径が変更できる、アジャスタブルレンチの一種です。

※ ボルトやナットを回すときに、工具ではさむ部分を二面幅といいます。

モーターレンチの特長

モーターレンチ
モーターレンチの最大の特長は、本体に備えられたウォームギアで口径(ナットなどをはさむ幅)を変えられることです。
一般的なスパナやメガネレンチとは異なり、一本持っているだけで複数のサイズに対応できます。
水道配管はメッキの施されたピカピカのナットや、柔らかい真鍮(しんちゅう)や樹脂の部品がほとんどです。
それらの部品に傷をつけないように、モーターレンチの本体はアルミや樹脂を材料にしてつくられています。
そのため、強い力で締め付ける作業には向きませんが、見た目の大きさの割に軽く扱いやすいのも特長です。
強い力で締め付けるには、こちらの記事で紹介しているスパナを使います。

モーターレンチとモンキーレンチの違い

モーターレンチとモンキーレンチは名前や機能がよく似ていますが、家庭用の水道配管にはモンキーレンチよりも、モーターレンチを使うことをおすすめします。
呼びの大きいナットに対応できるモンキーレンチもありますが、モーターレンチの方が圧倒的に安価です。
モンキーレンチはこちらの記事で詳しく解説しています。

モーターレンチとパイプレンチの違い

モーターレンチとパイプレンチもよく似た形状で、どちらも配管工事に使われますが、使用する対象が異なる工具です。
パイプレンチはその名の通りパイプに使われ、円筒形のパイプの食いつきをよくするために、ギザギザした溝加工が施されています。
似ている工具だからと言ってパイプレンチで継ぎ手やナットを締めると、部品を傷つけてしまうので代用できません。

また、パイプレンチに似た用途の工具に、ウォーターポンププライヤーがあります。
パイプレンチとウォーターポンププライヤーについて詳しく知りたくなった方は、こちらの記事をご覧ください。

モーターレンチの選び方

モーターレンチ
モーターレンチを購入するときに、注目してほしいポイントをいくつか紹介します。

口開き寸法

モーターレンチの口開き寸法が、配管継ぎ手やナットの二面幅に合うかチェックします。
モーターレンチは比較的に広い範囲で口径の調整ができますので、一本持っていれば作業ができずに困ることは少ない工具です。

工具の大きさと重量

モーターレンチの大きさと重量は、作業性に大きく関わるポイントです。
また、モーターレンチに限ったことではありませんが、必要以上に大きい工具を使用するのはおすすめできません。
作業性が悪くなるため負担になるだけでなく、思わぬ事故を招いてしまいます。
工具を購入するときは、実際に手に持ってみて、握りやすさや、力の掛け具合を確認するのが重要です。

縦型のモーターレンチを選ぶ

モーターレンチ
家庭用の水道配管には洗面台内部に設置されたトラップのように、通常のモーターレンチでは作業がやりにくい場所もあります。
そんなときに役に立つのが、縦型のモーターレンチです。
モーターレンチの下あごは持ち手に対して上下方向に動きますが、縦型のモーターレンチは左右方向に動き、形状もモンキーレンチのように角度がついています。
家庭用に購入するのであれば、作業のしやすい縦型のモーターレンチがおすすめです。

モーターレンチの使い方

モーターレンチ
モーターレンチの選び方のあとは、使用時の注意点を紹介します。

対象物をしっかりはさむ

モーターレンチはナットなどの対象物の二面幅に、口径をぴったりと合わせて使用します。
確実に対象物をはさんでいるか、また対象物と工具の間に隙間がないかを、軽くカタカタと動かして確認するのがコツです。
しっかりはさまずに力を掛けると、継ぎ手やナットを傷つけてしまいます。

モーターレンチを長く使うために

モーターレンチでナットなどを締めるときや緩めるときに、パイプなどで長さを継ぎ足してはいけません。
また、下あごに力が掛からないような向きで対象物をはさむことにも注意してください。
どちらも工具に無理な負荷が掛かり、故障の原因になってしまいます。

その他の注意点

モーターレンチをハンマーの代わりに使用してはいけません。
こちらの記事で紹介しているように、専用の工具を使いましょう。

おすすめモーターレンチ

おすすめモーターレンチ
ここまではモーターレンチの選び方や使い方について知っていただきました。
最後におすすめの製品を紹介します。

SK11 モーターレンチ SMW-230F

SK11 モーターレンチ 水回りの補修用 最大口開き幅:60mm SMW-230F
SK11 モーターレンチ 水回りの補修用 最大口開き幅:60mm SMW-230F

最大口開き:60mm
商品の重量:440 g
梱包サイズ:6.3 x 1.6 x 23.5 cm

SK11のSMW-230Fは、440gと軽量で価格もお手頃なモーターレンチです。
ご家庭の水道配管から水漏れする前に、工具箱に入れておいてください。

スーパーツール 早送りワイドモーターレンチ MFW280S

スーパー 早送りワイドモーターレンチ MFW280S
スーパー 早送りワイドモーターレンチ MFW280S

口厚み(mm):8.5
商品の重量:460 g
梱包サイズ:7.5 x 1.6 x 28.4 cm

スーパーツールのMFW280Sは、早送り機能のついたモーターレンチです。
ボタンを押している間は下あごが自由にスライドするので、大きく下あごを動かしたいときにウォームギアを回す手間がありません。
ウォームギアを回す行為が面倒だと感じている方におすすめの製品です。

トップワイドモンキーレンチ

トップワイドモンキーレンチ 兼用版 両側使用 大開口 調整範囲(6-68mm) 薄型
トップワイドモンキーレンチ 兼用版 両側使用 大開口 調整範囲(6-68mm) 薄型

製品寸法:全長:200 mm
口開き寸法: 6〜68mm
口奥行き:60mm、厚さ:8mm

トップワイドモンキーレンチは、安価な縦型モーターレンチを探している方におすすめです。
下あごの部品の向きを付け替えることで、円形状の部品の締め付けにも使えます。
トップワイドモンキーレンチは、後ほど紹介するメーカーのトップとは関係がありませんのでご注意ください。

スーパーツール 縦型モーターレンチ MFTR68A

スーパー たて型モーターレンチ MFTR68A
スーパー たて型モーターレンチ MFTR68A

口開き寸法:16~68mm
口奥行き:60mm
アタッチメント装着時口開き寸法:12~64mm

スーパーツールのMFTR68Aは、使い勝手にこだわった縦型モーターレンチです。
ラチェット機能がついていますので、ナットなどを締めるときにその都度、工具を外すことなく作業ができます。
さらに付属の樹脂アタッチメントを使用すれば、配管継ぎ手やナットを傷つける心配がありません。

トップ モーターレンチ たて型 TMW-250

トップ(TOP) モーターレンチ たて型 TMW-250
トップ(TOP) モーターレンチ たて型 TMW-250

保証トルク(N・m):400
商品の重量:640 g
梱包サイズ:26.4 x 13 x 3.9 cm

トップのTMW-250は、大きな呼び径の継ぎ手やナット用のモーターレンチです。
他のモーターレンチに比べて、400N・mという高いトルクにも対応しています。
上下の両あご外側は段付き形状になっており、家庭の床用排水トラップの内溝に引っかけて回せる点にも注目です。

トップ アルミモーターレンチ TMWS-1668

トップ(TOP) ショートトラップレンチ たて型 アルミモーターレンチ TMWS-1668
トップ(TOP) ショートトラップレンチ たて型 アルミモーターレンチ TMWS-1668

商品の重量:220 g
梱包サイズ:25 x 12 x 2.4 cm

トップのTMWS-1668は、配管工の方にもおすすめできる縦型モーターレンチです。
アジャスタブルレンチはギア機構に特有の、バックラッシュというガタつきがあります。
しっかりと対象物の二面幅をはさんでいても、作業しているうちに緩んでくるのはそれが原因です。
このモーターレンチには、バックラッシュの問題を解消する特殊なギアが搭載されていますので、作業中に緩んでくる心配はありません。
ピンク色の本体色に加えて、220gと軽量なので女性にもおすすめです。

まとめ

モーターレンチ
今回はご家庭の水道配管の作業で便利な、モーターレンチについて紹介しました。
モーターレンチとモンキーレンチ、モーターレンチとパイプレンチのように、名称や外見が似ていても、それぞれの工具には違いがあります。
それぞれの特長をよく理解して、作業に適した工具を使ってあげてくださいね。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。

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ふくろう
工学部機械工学科を卒業し、機械系のメーカーでエンジニアとして勤務した経歴をもつ。現在はものづくりの面白さを世間に広めるべく、ライター活動をしている。ホームセンターに行くと時間を忘れて店内を見てまわるため、妻には一緒に行くことを嫌がられるほどの工具好き。趣味は魚釣り。最新情報はTwitterでチェック!