用途別のおすすめ小型エアーコンプレッサーはこれ!選び方やメーカーも
エアブラシでの塗装や空気入れ、エアダスターなどに使え、DIYに大活躍する小型エアーコンプレッサー。たくさんのメーカーから販売されていますね。
ですが、あまりに多くの機種が販売されているため、
「どの小型エアーコンプレッサーを選べば良いのかわからない…」
と思っている方も、多いのではないでしょうか?
そこで今回は、用途別のおすすめ小型エアーコンプレッサーや選び方、有名メーカーなどを説明していきます。DIY用にどの小型エアーコンプレッサーを買おうか迷っている方は、ぜひご覧ください。
目次
DC12Vタイプのおすすめ小型エアーコンプレッサー:大橋産業(BAL)『DC12V用 498』
ここからは、用途別におすすめする小型エアーコンプレッサー5点をご紹介します。まずはDC12Vタイプでのおすすめ、大橋産業(BAL)の『DC12V用 498』です。
大橋産業(BAL)の『DC12V用 498』の特徴
自動車用品の設計・製造を行う大橋産業のブランド「BAL」。BALの『DC12V用 498』はDC12V(自動車アクセサリーソケット)専用のエアコンプレッサーです。
自動車やバイク、自転車のタイヤ、ボールやレジャー用品の空気入れに使えます。本体はコンパクトで軽量、付属する3種類のアダプタは本体に収納可能です。テンパータイヤ(応急用タイヤ)にも対応するため、車への常備をおすすめします。
最大圧力 | 450kPa |
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入力電圧 | DC12V |
本体サイズ | 128×154×55mm |
本体重量 | 530g |
■電源コード長さ:3m(有効長)
■エアーホース長さ:580mm(有効長)
■ヒューズ:10A(管ヒューズ)
高圧対応のおすすめ小型エアーコンプレッサー:マキタ『AC460S』
2点目のおすすめ機種は、高圧対応の小型エアーコンプレッサー マキタ『AC460S』です。
高圧対応 マキタ『AC460S』の特徴
国内電動工具シェアNo.1のマキタ。多くのエアコンプレッサーを販売しているなかで、小型の高圧対応としておすすめするのが『AC460S』です。
『AC460S』は一般圧・高圧の両方に対応。そのため内装で高圧エアー工具を使用する際に最適です。本体がコンパクトで、11キロと軽量。移動に便利なショルダーベルトが付属しており、一人でラクに持ち運べます。
また、DCブラシレスモーターを搭載したことで、高いタンク内圧力でもハードな連続運転に強い、優れた耐久性を実現。62dBと低騒音のため、住宅街での作業も気兼ねなく行なえます。さらに実打ち性能が従来機の20%向上しており、連続作業が快適にできます。
最大圧力 | 4.51MPa |
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定格出力 | 0.9kW |
電源 | 単相100V |
タンク容量 | 3L |
本体サイズ | 253×424×361mm |
本体重量 | 11kg |
掃除に最適なおすすめ小型エアーコンプレッサー:SK11『SW-131』
掃除に最適なSK11の『SW-131』が、3点目のおすすめ小型エアーコンプレッサーです。
掃除に最適SK11『SW-131』の特徴
SK11の小型エアーコンプレッサー『SW-131』はタンク容量が25Lありますので、エアーダスターやエアーブローを接続しての、広い範囲の掃除に最適です。さらに最高圧力は1.0MPaありますので、連続で作業できる時間も長くなっています。
従来品に比べ10%以上低騒音になり、作業環境が改善しました。またオイルレス式ですので、オイル式に比べてクリーンなエアーを供給できます。
最大圧力 | 1.0MPa |
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定格出力 | 0.75kW |
電源 | 単相100V |
タンク容量 | 25L |
本体サイズ | 360×590×595mm |
本体重量 | 24kg |
電動機サイズ:0.75kW
空気圧縮方式:レシプロ式(往復動ピストン方式)
定格電圧:AC100
エアダスターに最適なおすすめ小型エアーコンプレッサー:ナカトミ『CP-100N』
4点目のおすすめ小型エアーコンプレッサーは、エアダスターに最適なナカトミ『CP-100N』です。
エアダスターに最適なナカトミ『CP-100N』の特徴
冷暖房機器や空気機器、エンジン商品などの販売を行うナカトミ。『CP-100N』は小型軽量で持ち運びに便利なエアコンプレッサーで、メンテナンスがカンタンなオイルレス式です。
そして下でご紹介している商品には、エアコンプレッサー本体の他に、次の3点がセットで付属しています。購入後セットが届いたら、すぐにエアダスターをつないで使えますね。
- ゲージ付きタイヤチェッカー
- エアダスター
- 5mのコイルホース
設定圧力 | 0.68MPa |
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吐出量 | 30L/min |
電源 | 単相100V |
タンク容量 | 6L |
本体サイズ | 190×340×385mm |
本体重量 | 7kg |
消費電力:180W(単相100V 50Hz/60Hz)
設定圧力:0.68Mpa(7kgf/cm2)
塗装におすすめの小型エアーコンプレッサー:高儀 EARTH MAN『HCP‐110』
小型エアーコンプレッサー5点目のおすすめは、塗装に最適な高儀(EARTH MAN)の『HCP‐110』です。
塗装におすすめ 高儀(EARTH MAN)『HCP‐110』の特徴
DIY用の小型エアーコンプレッサーを多く販売している高儀。塗装用におすすめするのがEARTH MANのホビーコンプレッサーセット『HCP‐110』です。
簡易エアーフィルターが付属するため、エアブラシをすぐに使える充実装備。プラモデルの塗装やエアブラシアートに最適で、初心者から上級者まで幅広く活躍します。用途に合わせて使用最高圧力を調整することが可能です。
また、エアブラシは使いやすいダブルアクションタイプ。筆では難しい、ぼかしやグラデーションも表現可能です。騒音値は52dBと低いため、もちろん部屋の中で使用しても問題ありません。
最大圧力 | 0.4MPa |
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吐出量 | 20L/min |
電源 | 単相100V |
ノズル口径 | 0.35mm |
本体サイズ | 250×140×205mm |
本体重量 | 3.5kg |
使用最高圧力:約0.4MPa、リリース起動圧力:約0.3MPa
ホース接続ネジ:1/8接続ネジ
家庭用100V最強のおすすめ小型エアーコンプレッサー:SK11『SW-231』
最後におすすめする小型エアーコンプレッサーは、家庭用100V最強のSK11『SW-231』です。
家庭用100V最強 SK11『SW-231』
SK11の小型エアーコンプレッサー『SW-231』の特徴は、100V最強といえる性能です。出力は1.5kW、つまり2馬力のモーターを搭載していますので、インパクトレンチなどにも使用可能。最高使用圧力は1.0MPaですのでパワフルな作業もこなせます。
また騒音値は67dBで、従来品に比べ10%以上も低騒音となりました。オイルレス式ですので、メンテナンスもラクで、様々な用途に使用可能。従来比80%アップのハイブローワンタッチソケットを採用しており、効率よく作業が行なえます。
最大圧力 | 1.0MPa |
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定格出力 | 1.5kW |
電源 | 単相100V |
タンク容量 | 30L |
本体サイズ | 360×660×595mm |
本体重量 | 29kg |
タンク容量:30L
電動機サイズ:1.5kW
空気圧縮方式:レシプロ式(往復動ピストン方式)
定格電圧:AC100
小型エアーコンプレッサーの選び方
様々な種類がある小型エアーコンプレッサーは、どのように選べば良いのでしょう?ここでは、エアコンプレッサーの選び方を3点ご説明します。
オイル式とオイルレス式
選び方の第1点目は「オイル式とオイルレス式から選ぶ」です。それぞれの特徴は、次の通り。
オイル式
オイル式は「湿式」とも呼ばれ、圧縮にオイルを使用するエアーコンプレッサーを指します。そして、次のような特徴を持ちます。
- 工業用コンプレッサーで主流
- 圧縮空気の漏れが少なく、機材がさびにくい
- 耐久性に優れており、連続使用時間が長い
- 吐出されるエアーには油分が含まれるため、食品や塗装には使用できない
- 定期的にオイル交換をする必要がある
エアコンプレッサーの使用に慣れている、長時間使用したい場合にはオイル式が最適です。
オイルレス式
オイルレス式は「乾式」とも呼ばれ、圧縮にオイルを使用しないエアーコンプレッサーを指します。次のような特徴があります。
- 家庭用コンプレッサーで主流
- オイル交換などのメンテナンスが不要
- 吐出される空気にオイルが含まれないので、食品や塗装にも使用できる
- オイル式と比べて連続使用時間が短く、耐久性も低い
- オイル式の同等品と比べて高価な商品が多い
エアコンプレッサー初心者や、塗装に使用したい場合にはオイルレス式が最適です。
空気タンクの容量
選び方の2点目は、「空気タンクの容量で選ぶ」です。空気タンクの容量は「L(リットル)」で表記され、数値が大きいほどタンク容量が大きい=つまり空気を多く貯めることができます。
空気タンクが大きいと、作業に使用できる時間も長くなります。また、タンク内の空気がなくなった場合に、空気を取り込んで圧縮を行う機会が減るため、本体の寿命を伸ばすことが可能に。ただしタンクが大きければ価格も上がり、本体重量も重くなります。
どの程度の容量が必要になるか、持ち運びを行うか等を考えたうえで容量を選びましょう。
持ち運びに適した形状・重さ
選び方の3点目は「持ち運びに適した形状・重さ」です。大型タイプと違って、小型のエアコンプレッサーの場合は、持ち運ぶ機会が多いかと思います。その際、持ち手などの形状が持ちやすいものを選びましょう。
例えば、次のHAIGE製『HG-DC880N1』は人気の高いモデルですが、持ち手が若干太くなっています。そのため、女性の方には持ちづらいかもしれません。
吐出空気量:70L(0.6mpa時)
0.9MPa時再起動圧力:0.69Mpa
できれば実際に店舗で実物を触って、持ち運びしやすいかどうか確認すると良いですね。
エアーコンプレッサーの選び方についてより詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
小型エアーコンプレッサーの有名メーカー
最後に、小型エアーコンプレッサーの有名メーカーについてご紹介します。
マキタ
引用:マキタ
国内電動工具No.1メーカーのマキタ。電動工具の豊富なラインナップが特徴のメーカーです。
エアコンプレッサーもやはり豊富な品ぞろえ。釘打ち機用エアコンプレッサーを中心に、3Lタンクの小型タイプからモデルが揃っています。
マキタのエアーコンプレッサーについては、こちらの記事もぜひご覧ください。
藤原産業
引用:藤原産業
大工道具や作業工具、電動工具などの製造・卸販売をおこなう藤原産業。そのスタンダードブランドがSK11で、DIYに最適な工具を多数販売しています。
エアコンプレッサーは、現時点でウェブサイトに13モデルもの品揃えです。また、高品質で低価格な点が魅力。今回も2モデル紹介しましたが、DIY用としてはかなりスペックが高い仕様といえます。
高儀
引用:高儀
創業は慶応2年と、150年以上の歴史を持つ高儀。自社ブランドであるEARTH MANではDIY用の電動工具や作業工具、エアー工具を製造・販売しています。
「EARTH MAN」ブランドのエアコンプレッサーは、DIY向けの多彩なラインナップが魅力です。一般的なタンクマウントタイプのほか、プラモデルなどの塗装に使えるミニホビーコンプレッサーや、空気入れに特化したハンディーエアポンプなどが販売されています。
ハイガー(HAIGE)産業
引用:ハイガー
2009年に設立されたハイガー(HAIGE)産業。産業機械やガーデニング用品などの設計・販売を行っています。中国に自社工場を持っているため、低価格が特徴です。
エアーコンプレッサーも、高機能で低価格のモデルを販売しています。そして今回ご紹介したモデルのように、従来のエアーコンプレッサーとは違った、独特のデザインが多数です。
最適な小型エアーコンプレッサーで楽しくDIYを
今回は、用途別のおすすめ小型エアーコンプレッサーや選び方、有名メーカーなどをご説明しました。用途から考えると、最適なモデルが見つけやすくなりますね。
ぜひ記事を参考に、あなたに最適な小型エアーコンプレッサーを選んで、楽しくDIYに役立てていきましょう。
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。