小型耕運機どう選ぶ?クボタ・ヤンマーほかおすすめ製品5選
最近、小型耕運機が注目されています。クボタ・ヤンマー・イセキなどの有名農機具メーカーから、使い勝手のいい製品が数多く展開されているのです。
性能の高い小型耕運機は、プロの農家はもちろんのこと、家庭菜園・ガーデニングを楽しむ一般の方の間でも人気があります。いろいろ種類があるため、初めて購入する人は迷ってしまうでしょう。
ここでは小型耕運機の選び方とともに、クボタ・ヤンマーなどの人気製品をご紹介します。製品選びの参考にしてくださいね!
小型耕運機の人気メーカー
小型耕運機はどのようなメーカーが人気なのでしょうか。有名メーカー製品の特徴をご紹介します。
クボタで人気の小型耕運機
農機メーカーとしては国内首位、世界では3位を誇るのが「クボタ」。家庭菜園用のミニ耕運機が人気です。ラインアップが豊富で、畑の大きさや馬力など、自分のニーズに合った製品を見付けることができます。
- ニューミディ/菜レント(サイレント):
低音・低振動で、推進力に優れ耕運が安定しているため、初心者でも楽に操作できる電動式の小型耕運機。
家庭用の電源で手軽にバッテリー充電できるのもメリット。軽量でコンパクトなので車への積み込みも楽。 - ニューミディ/カチット:
リーズナブルで使いやすい低騒音・低振動の小型耕運機。カセットガス1本で約30分の作業が可能。 - ミディスマイルミニ:
ガソリン式の車軸タイプ。コンパクトながらパワフルな作業が可能。アタッチメントを交換することで作業の幅を広げることができる。
このほか、フロントロータリタイプ、リヤロータリタイプなど、全部で10種類ほどの製品を展開しています。
引用:agriculture.kubota
ヤンマーで人気の小型耕運機
「ヤンマー」といえば赤いボディのトラクターが有名ですが、最近では小型耕運機も人気があります。使いやすくて効率的に作業が進む機能が満載。農業初心者にもぴったりと評判です。
- 車軸タイプ:
自転車のハンドルを操作する感覚のハンドル操作が特徴。リーズナブルでクワ代わりに気軽に利用できるのがメリット。
別売りのアタッチメントを取り付ければ使い方の幅も広がる。コンパクトなので車で運びやすい。 - フロントロータリータイプ:
ロータリー(耕運する部分)が、車輪の前にあるため狭い畑でも隅々まで耕せる。
足元がすっきりしているため安心して使え移動が楽なのもメリット。硬い土の畑でもしっかり耕運できる。 - ロータリータイプ:
耕運の深さが最大6段階から選べる本格派。けん引力は安定しているため女性でも安心して使える。アタッチメントがなくてもいろいろな作業が可能。
イセキで人気の小型耕運機
トラクターや耕運機など農業機械のメーカー「イセキ」。小型耕運機で人気なのは、マイペットシリーズがあります。
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- デュエットロータリタイプ:
硬い畑でも、爪がしっかり食い込む構造で初めての人でもきれいな耕運ができ、手軽にうねが立てられる。 - うねっこロータリタイプ:
作物に合わせていろいろなうねが立てられるタイプ。中耕・培土作業も可能。
- デュエットロータリタイプ:
いずれも、重量バランスがよく、旋回作業が楽にできるのが特徴です。
また、農林水産省が推進する「農業女子プロジェクト」とコラボした、マイペット「ちょこプチ」もあります。
耕運機に関して、興味がある方はこちらの記事もご覧ください。
小型耕運機の選び方
小型耕運機はいろいろな種類があります。選ぶ際にチェックしたいポイントをご紹介しましょう。
作業内容で選ぶ
小型耕運機で「何をしたいのか」という目的をはっきりさせて、それに合ったものを選びましょう。メーカーやモデルによって製品の特徴は異なります。基本的に、耕運機は以下の働きをします。
- 中耕:作物を育てている間に、浅く耕すこと
- 培土:先持つの根元に土を寄せて盛ること
- 除草:無駄な草を取り除く
- 深耕:深く耕すこと
- 整地/うね崩し:土を整えたりうねを崩したりする作業
- 整形/マルチ:うねを立てて整えたりマルチ(ビニールシート)を貼ったりする作業
1台で色々な作業ができるタイプ、アタッチメントをつければさまざまな作業ができるタイプなどもあります。
燃料の種類
引用:agriculture.kubota
小型耕運機の燃料は以下の3種類あります。
- 電動式:
家庭内の電力でバッテリーを充電できるタイプ。運転音が静かで手元の振動も少ないので操作しやすい。 - ガス式:
家庭用のカセットガスボンベをセットするだけで手軽に動かせる。燃料の調達や保管も気軽にできるのがメリット。 - ガソリン式:
馬力が大きく、広めの畑や硬い畑でも力強く作業ができる。パワフルな作業を求めている方におすすめ。
収納や移動のしやすさ
趣味の家庭菜園で小型耕運機を使用する場合、毎日使わないほうが多いですよね。そのような場合は、以下も確認しましょう。
- コンパクトなサイズ
- 折りたたみができる
- 手で車に乗せやすい軽さ
- 車に載せた際に車内が汚れないようにカバーが付いている
メンテナンスのしやすさ
小型耕運機を使用する前後にメンテナンスをしやすいかどうか確認してください。メンテナンスが面倒なものだと手間がかかります。特に初心者の人は簡単に手入れできるものがよいでしょう。
【メンテナンスの例】
使用後は土の付いた爪は水でよく洗い流す
各レバーの支点や擦れる部分にはオイルを差して拭く
詳しいメンテナンス方法は、使用する燃料やモデルによって異なるので取扱説明書で確認してください。
アタッチメントは別売りされているか
多目的に使用したい場合は、専用アタッチメントが別売りされている機種か、どのような作業ができるアタッチメントが揃っているのかを確認しましょう。
アマゾンで人気の小型耕運機5選
アマゾンで人気のある小型耕運機をご紹介しましょう。
クボタ 耕運機 ニューミディ菜レント TME20 バッテリー式 600W 車軸タイプ
クボタのニューミディ「菜レント」TME20は、バッテリー式(600W)の車軸タイプ小型耕運機です。推進力に優れたロータで耕運が安定し、初心者でも扱い安いモデルです。
家庭用の電源で手軽にバッテリーの充電ができ、着脱も簡単にできます。ハンドルが折りたためてコンパクトになり、持ち運びや車に積み込むのも簡単です。
ISEKI 小型耕うん機 VAR6500
ボンネットカバー採用で、見た目がスタイリッシュな雰囲気の小型耕うん機です。機能も充実しているプロ仕様となっています。タンク容量が1.6Lのガソリン式です。
【使った人の感想は?】
😊「デザインがかっこいいのでやる気になる!取り回しも楽ですよ」
😊「広めの家庭菜園に最適。パワーがあります」
リョービ(RYOBI) 電気カルチベータ (耕うん機) ACV-1500 663100A
アマゾンでも人気が高い、リョービの電気小型耕運機です。新開発の高性能モーターを搭載しているので、50mlのエンジン式に相当する高いトルクを発生します。
燃料は電気なので排気ガスは出ず、ビニールハウス内でも安心して利用できるのが魅力です。
サイズ:全長1320×全幅580×全高1030mm
重量:83kg
エンジン型式:カワサキFJ180G
【使った人の感想は?】
😊「人力で耕したら何日もかかる耕起が30分ほどでできました!」
😊「スイッチプラスチックなのでハンドルを軽く握ってください」
😊「パワフルなのに静かで使い勝手がいいです」
アルミス 耕運機 AKTシリーズ AKT-500WR
アマゾンでベストセラーのアルテミスの電気式小型耕運機です。使いやすい電気式でコンパクトサイズ。値段もリーズナブルなので、気軽に使えるのも魅力です。
【使った人の感想は?】
😊「軽くで使いやすいです」
😊「畑作業が、人力でやっている時よりも大幅に改善されて助かった」
😊「コスパがいいです!」
マキタ エンジン耕うん機 MKR0250H
分割式ロータリー刃を採用したガソリンエンジン式の小型耕運機です。「耕うん」から「中耕除草」まで幅広い作業ができます。
軽量でコンパクトなサイズなので、畑まで移動したり保管場所に運んだりするのも楽ちん!また、折りたたみ式なので、家から離れた場所にある家庭菜園まで車で運ぶのも手軽にできます。
【使った人の感想は?】
😊「1日かかっていた作業が1時間で終了でき、土もサラサラ!」
😊「お手頃価格だし軽いし小回りも効いていいです!」
😊「初めて耕運機を買いました。思ったよりも頑丈!」
小型耕運機で農作業をもっと楽に気軽に!
最近は、家庭菜園の作業や庭の除草作業に便利なのが小型耕運機です。今までは、耕運機というと「プロ農家が使うものという」イメージがありました。けれども、近年の農業ブームから一般の人でも気軽に使える小型耕運機が注目されているのです。
シンプルなものから多機能でパワフルなものまでいろいろな機種があるため、自分のニーズにあった製品を選んでくださいね。
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。