ルーバーとは?素材の特徴から施工のアイデア例までご紹介!
ルーバーと聞いてどのようなものなのか、すぐにわかる方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。ここでは、ルーバーについて基本的なことから素材の特徴、真似したいアイデア満載の施工例まで、詳説していきます。ルーバーの設置を検討している方には、参考になること間違いありません!
ルーバーとは?
ルーバーとは、目隠しや光を遮断するために使用されるものですが、目隠しや光を遮断するものをルーバーと言うのではなく、細長い羽板を縦または横に平行に並べたもののことを指します。
ここからは、ルーバーの施工場所、使用方法、またもたらす役割やルーバーを設置することのメリットをご紹介していきます。
ルーバーが使用されている場所
ルーバーは屋内外問わず様々な場所で使用することができます。屋内、屋外それぞれどのような使い方ができるのか1つずつ見ていきましょう。
まずは、屋内での使用方法ですが、屋内では主にインテリア性を高めるために使用されることが多いです。天井ルーバーに間接照明を設置すればホテルのような自宅にすることも可能になります。また、天井ルーバーは奥行きが生まれるので部屋の空間全体が広く感じるという嬉しい効果もあります。
また、生活感を出したくない方は、キッチン周りの家電をルーバー扉の収納棚を使用し、目隠しとして使用している方もいらっしゃいます。ルーバーは羽板を平行に並べる際に隙間を確保しており、通気性も抜群なので湿気の溜まりやすいキッチンには特におすすめなのです。他にも空間を分けるための間仕切りとしても利用できます。このようにルーバーの使い方は無限にあるのです。
一方屋外での使用はどうでしょうか。屋外での使用は主に目隠しとして使用されています。ベランダにルーバーを設置すれば、太陽の光を適度に入れながらも人の目を遮断してくれます。他にも、玄関ドアを外から見えないように設置したり、駐車場や庭をルーバーで囲い、通行人などの視界を遮ってくれる役割があります。中の様子が分かりにくいため防犯効果も期待できます。
ルーバーを使用するメリットとは
ルーバーが担っている役割にはどのようなことがあるのか、お分かりいただけたでしょう。ここからは、どのようなメリットをもたらしてくれるのか、ルーバーの良いよころに焦点を当ててご紹介していきます。
メリット①おしゃれ空間を演出
近年発売されているルーバーはデザイン性が高いものが多く、インテリアに合わせて素材を選ぶこともできます。目隠しの役割があるとお伝えしてきたルーバーですが、そのデザイン性の高さから、おしゃれな空間を演出するものとしても利用されています。中でも、ルーバーの羽板の隙間を利用しての間接照明おしゃれに使用するのが人気です。
メリット②直射日光を遮ってくれる
ルーバーは羽板が並んでいるので直射日光を程よく遮断する効果があります。西日の強い窓際に使用する方が多くいらっしゃるようです。また隙間が空いているため、完全に遮断するわけではないので採光も悪くはなりません。中には、採光を調節できるよう羽板の角度を調節できるようになっているものもあります。
直射日光を遮断することにより、お気に入りの家具や、畳みの褪色防止、冷暖房を使用する際の効率アップの役割があります。
メリット③子育て時に役立つ
ルーバーは小さいお子さんの健康の一翼も担っています。直射日光をはじめ、冷暖房の風が直接当てってしまうことも、小さいお子さんにとっては、よくありません。屋外に設置するイメージが強いルーバーですが、室内にも設置可能で、冷暖房の風が直接お子さんに当たらないようにすることもできます。
メリット④防犯効果
防犯効果を求めてルーバーを設置する方もいらっしゃいます。ルーバーがあると、家の中の様子が分かりにくいため防犯効果がアップします。また庭もルーバーで囲ってしまえば、小さいお子さんも安心して遊ぶことができます。
しかし、家の周りをルーバーで囲いすぎてしまうと家の中の様子が全く分からないのでかえって泥棒が入りやすくなってしまうということもあるようです。ルーバーの施工を依頼する際、業者の方に相談して高さ、長さを決めると良いでしょう。
ルーバーの素材の種類と特徴について
ルーバーはどのような素材で作られているのでしょうか。ルーバーに使用されている素材を1つずつ見ていきましょう。それぞれどのような特徴を持ち、どのようば場所で使用することがおすすめなのか、ご説明していきます。ルーバーを設置したと考えている方は、設置場所や設置目的に合った素材を選ぶようにしてください。
種類①アルミ製
アルミ製のルーバーは、雨風に強いため屋外での使用に向いています。日々のお手入れも必要なく、汚れが気になる場合は、サッと落とすことができるのも特徴です。しかし、デザインはシンプルなものが多いのでお洒落に仕上げたい場合には物足りないかもしれません。また、アルミ製のため衝撃に弱いこともデメリットにあげられます。
種類②天然木製
天然木の特徴は、木のぬくもりを感じることです。屋外での使用もできますが、雨風により腐ってしまったり、虫が発生してしまったりというトラブルもあるため、あまりおすすめできません。天然木は屋内での使用が向いており、天井や間仕切りとしての使用方法がインテリア性も高くおすすめです。特にルーバーと間接照明を上手に組み合わせると、とびきりおしゃれになるのでおすすめです。
種類③人工木製
人口木は、天然木のデメリットを補ってくれている樹脂製でできた素材のことを言います。天然木ほどのぬくもりは感じられませんが、木のぬくもりを感じることができます。さらに、樹脂製なので、天然木のトラブルである、虫の発生や腐敗ということがないので外構に使用するのがおすすめです。メンテナンスも必要なく耐久性も高いため、近年外構工事をする方の中で最も人気があります。しかし、どの素材よりもコストが高めなことがデメリットです。
種類④ガラス製
ルーバーはガラスからできているものもあります。ガラスのルーバーは、お風呂やトイレで見かける方も多いのではないでしょうか。ルーバー窓は、ルーバーの角度を自由に変更できるので、プライバシーを守りながら、日の光を入れたり、風を入れたりすることができます。そのため、お風呂やトイレには最も最適な窓なのです。
建築用ルーバーを使った様々な施工例
実際にどのように生活に取り入れているのか、皆さんの施工例を見ていきましょう。どれも、おしゃれにインテリア性の高い施工例なので参考になります。夏本番がやってくる前にルーバーの設置を検討している方は、ぜひ参考にしてください!
施工例①明るい空間を作り出す天井
天井にルーバーを設置することで、照明を見えないように隠したり、間接照明もおしゃれに設置できます。天井ルーバーは間接照明と共に使用することにより、雰囲気が一層おしゃれに仕上がるので、シックでホテルのようなおしゃれなリビングにしたい方にはおすすめです。また、吹き抜け部分にルーバーを設置し効率良く採光を得ることもできます。
施工例②エアコン等の設備の目隠し
生活感が出てしまう家電をルーバーで隠すこともできます。ルーバーなら隙間があるのでエアコンの風の通り道も確保できます。室内のエアコンだけでなく、屋外に設置する室外機にもルーバーを設置すると家の外観も損なうことなく、デザイン性を維持することができます。
施工例③デザイン性の高い外壁
生活感のある自転車などを目隠しできるほか、家の中の様子を分かりにくくすることもできるため、外構にルーバーを採用する方が多くいらっしゃいます。外観のデザインに合わせた素材のものを施工すれば、外観もより一層おしゃれになります。外観のデザインを損なうことなく、生活感あるものを隠したい場合には、人口木製などデザイン性の高いルーバーがおすすめです。
施工例④プライベート空間の仕切り
写真のように1フロアにを仕切り、2つのスペースを設けることも可能です。気軽に設置できるルーバーも売られているので、リビングの一画にお子さんのスタディースペースを設けられます。また、ワンルームにお住まいの方でもルーバーで仕切れば、寝室とリビングスペースを分けることもできるのでおすすめです。
生活に合わせてルーバーを設置してみよう
ルーバには様々な役割があることをご理解いただけたでしょうか。屋外で使用することを想定している方も多いでしょう。しかし屋内でも、目隠しに使用することもできるんです。屋内であれば天然木も使用できるため、木のぬくもりを感じることができ、インテリア性も高まります。
ルーバーをどのように使用したいか、どの役割を担ってほしいかによって、素材選びも熟考してみると良いでしょう。ルーバーは私たちの生活をより、快適なものにしてくれるアイテムです。夏が来る前に、ルーバーを設置して快適に過ごしてみませんか。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。