お父さんDIY動画クリエイターとして–YouTuberオトーライ☆OTOHRAiさん

ストーリー仕立てで、エンジョイお父さんをテーマに面白いDIY動画を作り続けているオトーライ☆OTOHRAiさん。DIY初心者にもわかるよう丁寧に解説している動画は人気を呼び、2019年にはYouTube NextUpにも選出。

今回はそんなオトーライ☆OTOHRAiさんに日々の動画制作のあれこれや、編集部の「DIYって何の道具から揃えたらいいの?」という素朴な疑問にもお答えいただきました。

 

–はじめまして。工具男子新聞編集部です。いつも動画、楽しく拝見しています!まずは簡単にオトーライさんの自己紹介をお願いできますか。

 

こんにちは。DIY動画クリエイターとして活動しているオトーライです。青森県むつ市というところで生まれ育ちました。我が家には油絵を描く祖父、書道家の祖母がおり、物づくりには幼い頃から馴染みがありましたね。

大学時代には演劇部に所属し、劇中音楽の作曲家として活動していて、卒業後は大阪で働いていました。子供が生まれてからDIYに目覚め、現在はDIYの動画投稿をしています。

 

–ありがとうございます。幼い頃からクリエイター気質を持たれるご家族にかこまれていたんですね。オトーライさんと言えば、クスッと笑えてためになるDIY動画がとても印象的です。動画を投稿しはじめたきっかけはどのような感じだったんですか。

 

YouTubeを始める以前はFacebookで友達相手に制作した作品等をシェアしていたのですが、やっているうちに、もっと詳しく、もっと面白くみんなに見てほしいと思いまして。それで、オトーライという名前でYouTubeをはじめたんです。

 

–もともとは、SNS内で作品を共有されていたんですね!動画制作におけるこだわりなんかもぜひ教えていただきたいです。

 

まったくDIYをやったことがない、あるいは興味がない人でも、やってみたいと思ってもらえるような動画を作っています。「あ、こんな人にできるんなら私にもできるかも…」って思ってもらえるような、そんな動画を目指しています。

なので、コメントで「オトーライさんの動画をみてDIYはじめました!」という方もたくさんいらっしゃって、それがとてもうれしいですね。

 

–DIY未経験の方や初心者の方向けに、わかりやすい動画を制作しているという一面もあるんですね。なかでもオトーライさんの動画は、ストーリー仕立ての映像が面白いと感じているのですが。

 

僕の動画の一番の特徴ですね。動画全体をストーリー仕立てにし、なぜそれをDIYで作ることになったのか?というエピソードまで楽しんでもらいたいと思っています。あと僕は面白いド素人であり続けたいとも思っているんです。

動画のストーリーに登場する嫁ベイダー

–そういうことだったんですね!エンターテイメント要素を含んだDIY動画、とても魅力的です。面白いド素人…?ですか?

 

そうです。DIYがプロ並みに上手なチャンネルってたくさんありますよね。

だけど僕のチャンネルでは、とくに失敗シーンを見てもらい、DIY上級者のみなさまに「あるある(笑)」って思ってもらうと同時に、DIY初心者のみなさまにこうやったら「こう失敗するのか」という感じで楽しんでほしいんです。

そして、失敗をしながら、僕が成長していく過程も楽しんでくれたら嬉しいです。

オトーライさんでもDIYに失敗はつきもの

–失敗も成功もまるっと含めているから、リアルなコンテンツとして楽しめるということですね。なかでも、とくに印象的だった動画はありますか?

 

一番のお気に入りはテレビボードの動画でしょうか。

 

この動画で「嫁に命令されて苦労しながら大物家具を作る」というスタイルが確立しました。嫁ベイダーという鬼嫁をモチーフにしたキャラですね。

じつはこの動画はとても思い切ったんです。というのも、DIY動画なのに作業が始まるまで2分以上かかります(笑)

ですが、これがとても好評で。このときは30℃超えの猛暑の中、安物の電動ドライバー1本で作りました。今考えると、本当によくやったなと自分を褒め称えたいくらいです(笑)

この動画を見たら「DIYは道具じゃないんだ」って思いますよ。

 

–私もこの動画、拝見しました!メインのキャラである嫁ベイダーの設定もこちらの動画からだったんですね。

 

–今ではとてもかっこいい制作物が動画に上がっていますが、はじめた当初はどんな感じだったんでしょうか?じつは最初からうまくできていたのでは…?と思ってしまうようなすごい物ばかりで。

 

僕が初めてDIYした物は下の子のために作ったプラレール棚。1×4材を組み合わせて作った物ですが今考えると、とてもお粗末な物でしたよ。

最初に制作したプラレール棚

80台収容できるようになった現在のプラレール棚

当時は下穴を開けることも知らずビスが板から飛び出たり、木材同士の仮止めとして両面テープを使用したりと、もうめちゃくちゃ(笑)

でも完成してプラレールを並べてみると、爽快な気分だったのを覚えています。こんなめちゃくちゃな作り方だったけど、意外と形になったな……と。そこで上のお姉ちゃんの学習机を作ろうと決意して。それが僕の1本目の動画につながるんです。

 

 

–オトーライさんも初めてのDIYではいろいろと苦労されて、完成までこぎつけたんですね。それをお聞きして少し安心しました!DIYをはじめた初期のころはどのような工具を使用されていたんですか?

 

超安物の電動ドライバーを使っていました。しかも借り物です(笑)

今でこそサンディングYouTuberと言われることがありますが、当時は「サンダー」という道具の名前すら知らず……「電撃かなんかで加工する道具?」こんなレベルでしたね(笑)

 

–え、オトーライさんもはじめは、そんな感じだったんですか!驚きました。まずDIYをはじめようと思ったら、どのような道具から揃えていけばいいんですかね……DIY未経験の私にも教えていただきたいです。

 

DIYをしているうちに、最低限必要な作業はこんな感じだと気がつきました。

  • 穴を開ける
  • ビスを打つ
  • 研磨する
  • 切る

これらを一通り網羅しているのが『ブラックアンドデッカーのマルチエボ』です。

現在も愛用しているというブラックアンドデッカーのマルチエボ

 

当時はYouTubeからの収益もほとんどなく、工具を買えるお金なんてありませんでした。

ですが、2万円くらいですべてが手に入るなら…と購入。2万円は高い出費ですけどね。

安物の電動ドライバーしか使ったことのない僕からすると、マルチエボはカルチャーショックを受けるほどのパワーを持っていて。今でもこれを買って良かったと思っています。

なので初心者の導入としては、とてもいいものではないかと思います。

ただ現在もマルチエボを使っていますが、正直物足りない部分も出てきました。不満が出てきたら、工具を買い足せばいいと思いますし、買い足しが必要になることは成長した証なのかなと。

ブラックアンドデッカー マルチツール ベーシック 18V EVO183B1
ブラックアンドデッカー マルチツール ベーシック 18V EVO183B1

電圧:DC18V
バッテリー容量:1.5Ah
スイッチ:無段変速
LEDライト:あり

–ブラックアンドデッカーのマルチエボ!とても汎用性に優れた工具ですね。コスパを考えるといい買い物になりそうです。教えていただき、ありがとうございました!

 

–今後オトーライさんがチャレンジしたいことはありますか?ぜひお聞せください。

 

これからも面白い動画を作って行きたいですし、DIYでもっとハイレベルなことをしたいですね。あと、これは夢ですがなにかの建物を借りるか買うかして、セルフリノベーションする動画をしたいなと。

とても一人じゃ無理なので協力してくれる企業さん募集中です!また「お父さんDIY YouTuber」として本を出すのが夢です。なので現在、出版社さんも募集しています(笑)

 

–セルフリノベーションいいですね!書籍化もぜひしてほしいです。ものづくりをお子さんと一緒に!というコンセプトで需要、ないですかね(笑)

 

–最後にDIYをこれからはじめたい方にメッセージをいただけるとうれしいです。

 

DIYで一番大事なことは技術でも工具でもありません。「これを作りたい!」という気持ちです。その気持ちがあれば、きっといいものができますよ!

大切なのは、完成までのプロセス、苦労、達成感、そして家族愛です。

これらは市販の家具を買うことでは、到底得ることができないプライスレスなもの。DIYできっと充実した人生が送れることでしょう。とにかく楽しんでください。

 

***

DIYの面白さを動画で伝えていきたいという、オトーライさん。

「DIY動画クリエイターとしてより面白いものを。」

その本質的な言葉は、創作活動を行っている私にも響いた言葉でした。

DIY作業そのものはもちろん、自然でついつい引き込まれてしまうストーリー性のある動画。そんなオトーライさんの動画はDIY入門者、ベテランの方も必見ですよ。

 

▼オトーライ☆OTOHRAiさんのYouTubeチャンネルはこちら!

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。