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ヤマハ大辞典|おすすめ発電機大公開!ボート、除雪機、スノーモービルなど徹底分析

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引用:インスタグラム

「ヤマハ」と聞くと、ピアノ・バイク・発電機・ボート……など、人によって思い浮ぶ製品は異なるでしょう。ヤマハは、楽器で有名な「ヤマハ株式会社」と二輪製造部門が独立した「ヤマハ発動機株式会社」があります。それぞれ、全く関連がない製品作りをしているように見えますが、根底には「生活をよりよく楽しく」という思いが流れています。【ヤマハ大辞典】では、そんなヤマハが展開する製品やサービスの数々をご紹介しましょう。

ヤマハの歴史と成り立ちを知る

ヤマハ(YAMAHA)は楽器や音楽、オートバイやマリン製品ほか、幅広い製品の製造販売を行う大企業として、日本はもちろんのこと世界中にその名前を知られています。主力製品がたくさんあるので、「ヤマハ」の名前を聞いて思い浮かべるアイテムは人によって異なるでしょう。

ヤマハの創業は、130年以上前の明治20年(1887)になります。明治維新後、長崎にて時計修理を学んだ創業者の山葉寅楠(やまはとらくす)は、その技術を買われ医療器械の修理技師として働いていました。そして、1887年、故障したアメリカ製オルガンの修理を依頼されたことがきっかけとなり、自身でもオルガンの製作を始めたのです。その後、1897年に「日本楽器製造株式会社」を設立、ピアノの製造も開始しました。さらに、ピアノ作りのノウハウを生かして、1903年からは高級家具の製作、1921年からは軍の要請で木製プロペラの製作、1952年からはバイクの開発も始めました。

1955年には、ヤマハはオートバイ部門を「ヤマハ発動機株式会社」として分離、当時の社長・川上源一氏は、欧米市場を視察し、国内で流通している実用性重視のバイクではなく、娯楽性・デザイン性・機動性・軽快さを兼ね備えた新しいバイクを打ち出しました。そのバイクは、日本の二輪市場に大きな変革をもたらすこととなったのです。さらに川上社長は、アメリカの「水上レジャー文化」がそのうち日本にも来ると予想し、壊れやすい米国製船外機にかわり、船外機の製造やボート作りにも着手しました。そして、アメリカの電子オルガンの技術を持ち帰った川上社長は、電子楽器事業にも乗り出し、1959年にエレクトーンを発売することとなったのです。

その後、ヤマハはインドネシアの水質改善のために、浄水器開発に取り組んだり、二酸化炭素対策としてバイオ事業に取り組んだりと、さまざまな挑戦を続けました。現在は、「ヤマハ株式会社」と「ヤマハ発動機株式会社」の2社で、それぞれ幅広い製品を展開しています。

ヤマハの取り扱いアイテムとは

前項でご紹介したように、ヤマハには「ヤマハ株式会社」と「ヤマハ発動機株式会社」の2社があります。それぞれの取り扱いアイテムをご紹介しましょう。

【ヤマハ株式会社】

・音楽:ピアノや電子ピアノ、キーボードや鍵盤楽器、ギターやベース、ドラム、管楽器や吹奏楽器・弦楽器、コンサートパーカッション、マーチング楽器、学校用楽器や機器、音楽制作、教室やレッスン、音楽ソフト事業ほか
・ホームシアター・オーディオ機器:AVアンプ、ホームシアターシステム、スピーカーシステム、ブルーレイディスクプレーヤー、システムコンポ、デスクトップオーディオほか
・電子デバイス:半導体、ペルチェモジュールほか関連製品
・FA機器:フレキシブルプリント基板の加工、検査装置の製造・販売、ヘリウム式・水素式・超音波検査装置の製造・販売、バリ取り・研削研磨加工用ロボットシステムの製造・販売
・自動車用内装部品:天然木材を使用した高級内装部品
・ゴルフ用品:ゴルフクラブ
・リゾート運営

【ヤマハ発動機株式会社】

・バイク、スクーター
・電動アシスト自転車
・マリン製品(ボート・ヨット・マリンジェット・船外機ほか)
・レンタルボート/ボート免許教室
・スノーモビル
・除雪機
・電動車いす
・発電機
・レーシングカート
・ATV(四輪バギー)

また、企業向けとしては産業用ロボット・プール・桟橋・産業用無人ヘリコプター・汎用エンジン・ゴルフカー・ビジネスバイクなどがあります。

世界に誇るヤマハの品質とは

明治の創業以来、ヤマハは常に新しい時代の動きや市場の流れに注目し、社会生活を向上させるような製品作りを展開してきました。その高い技術力や品質は、日本国内のみならず世界中で高い評価を得ています。たとえば、ヤマハ株式会社を代表する「ピアノ」は、1969年には生産台数で世界1位となり、販売額ベースでは現在でも世界首位を誇っているのです。さらに100種類以上もある楽器を生産販売する、世界最大の総合楽器メーカーとして押しも押されぬ地位を築いていることも、品質の確かさを物語っています。静岡県浜松市の本社では、品質保証部・品質評価グループを設け、製品に使用する電子部品に対する信頼性試験の企画・分析・評価などを行い、ヤマハブランドの信頼を根底から支えているのです。

そして、ヤマハ発動機株式会社では、オートバイの売上規模で世界第2位、船外機やウォータービーグルの販売台数では世界首位を誇っています。時代にあった最高品質の製品を追求し「世界に誇るヤマハ品質」との高い評価を得ているのです。また、ヤマハ発動機の売上において約66%を占めるモーターサイクルは、ロードレースやモトクロスなどの国際トップカテゴリーで何度も年間チャンピオンシップを獲得しています。さらに、同社のプレジャーボートや船舶、船外機なども高い性能や信頼性と共に環境性も評価され、世界中で愛用されているのです。

ヤマハの技術を凝縮した発電機

ヤマハ発動機株式会社の主要製品としては、オートバイやマリン製品が知られていますが、アウトドアやDIYファン、土木作業など、プロの現場ではヤマハの「発電機」も有名です。ヤマハの発電機は、安定した発電力や使いやすさで、園芸や木工など屋外での作業や、キャンプ・屋外演奏などのレジャーシーン、非常用の電力供給など幅広く活躍しています。そして、大きく分けると「インバータ」「FW」「スタンダード」の3タイプになり、それぞれ特徴が異なります。

【インバータ】
インバータとは周波数を整え安定した出力を可能にする装置のことです。ヤマハのインバータ発電機は良質な電気を安定して出力でき、なおかつ省エネ設計の「エコノミーコントロール」搭載しているため燃費のよさが特徴です。また、発電機本体は小さくて軽量なので、持ち運びが便利なのもメリットでしょう。防音カバーを採用しているので環境によっては気になる「音」も静かです。インバータ発電機は、50Hzと60Hzをスイッチで切り替えられるので日本全国どこでも使用できます。

【FW】
FWとはヤマハ独自の「フューチャーウェーブ」方式のことで、電力の波形歪み率を抑え、さまざまな電気機器に使用できるようにした発電機です。インバータ発電機と比較するとリーズナブルなのも魅力です。

【スタンダード】
リーズナブルで汎用性が高く、幅広い用途に対応できるスタンダードモデルです。シンプルな構造で高出力、メンテナンス性にも優れています。

発電機は、使用するシーンや目的を明確にして最適な発電機を選んでください。

遊びに非常用にと活躍する発電機


出典:Youtube
普段はキャンプやアウトドアで活躍し、いざというときは非常用電源として守ってくれる……「そんな頼もしい発電機が欲しいな」と探している人にぴったりなモデルをご紹介しましょう。

ヤマハのインバータ発電機「EF900iSGB」は、家庭でよく使用されるカセットコンロ用のカセットガスボンベを燃料とするモデルです。発電するときには、カセットボンベを本体上部にあるソケットに2本セットするだけなので誰にでも楽に扱えるでしょう。小型で軽量なタイプで持ち運びや保管も簡単なのが魅力です。「EF900iSGB」は、コンピューター内蔵製品やマイコン制御機器・調理家電・電動工具など幅広い製品に使用することができます。使用時間は、カセット2本で1時間ほどです。

ヤマハ EF900iSGB 0.85kVA 防音型インバーター発電機
ヤマハ EF900iSGB 0.85kVA 防音型インバーター発電機
サイズ(横・奥行き・高さ)400×330×390ミリ
重量:21キロ

「EF900iSGB」は、軽量でコンパクト、汎用性が高くメンテナンスが楽なので発電機を始めて購入する人にも向いています。ただし、カセットボンベを使用しているため排気ガスには十分注意しましょう。狭くて窓や換気のない屋内・倉庫・トンネル内などでの使用は避けてください。

携帯用インバーター発電機

「できるだけ軽くて持ち運びがしやすい発電機が欲しいけれども、パワーがないのも困る」……という人は少なくありません。そんな人にぴったりなのが、ヤマハのインバーター発電機「EF1600is」です。

「EF1600is」はコンパクトなボディで、20キロという軽量な発電機になります。ヤマハが新開発した小型エンジンの採用や、外装部品に樹脂を使用するなどの工夫を凝らし、高い出力でありながら「軽さ」を実現できました。また、角の取れた丸みのあるフォルムや大きなハンドルなど、持ちやすく運びやすいようなデザインになっているのも特徴です。コントロールパネルとリコイルスターターを同一面に集中させたコントロールパネルで、扱いやすさも抜群のモデルとなっています。

ヤマハ 防音型インバータ発電機 EF1600iS
ヤマハ 防音型インバータ発電機 EF1600iS
サイズ(横・奥行き・高さ)490×280×445ミリ
重量:20キロ

「EF1600is」は、インバータ方式なので良質な電気を安定供給できます。そのために、コンピューター内蔵製品やマイコン制御機器などにも使用できるのです。防音型なので音が静かなのも高ポイントでしょう。日常的にも使用できますが、保管する場所をとらないので災害時用の発電機としてもおすすめです。

大型4輪キャスター付き発電機


出典:楽天
ヤマハのインバータ発電機「EF4000iSE」は、回転数を一定に保ちながら発電できるエンジンと大容量マフラーを採用しています。そのため、4.0kVAクラスで最高レベルとなる58dBA/60dBAの静粛(せいしゅく)性を実現しました。また、低燃費エンジンと大容量の燃料タンクにより燃費効率も高いため、長時間の運転ができます。両サイドのバーと大型4輪キャスターで、90キロの大型ボディでも楽に移動ができるでしょう。外装パネルは簡単に外すことができメンテナンスが簡単なのも魅力です。

ヤマハ 4.0kVA防音型インバーター発電機 EF4000ISE<br />
ヤマハ 4.0kVA防音型インバーター発電機 EF4000ISE
サイズ(横・奥行き・高さ):780×616×692ミリ重量:90キロ

「EF4000iSE」は、樹脂製パーツを多用しリコイルスターターを廃止しているため、大型・大出力ながらも「軽量さ」を実現しました。安定して良質な電力を供給でき、マイコン制御のエアコンや電子レンジ、コンピューター内蔵製品も使用することが可能なのでさまざまなシーンで活躍するでしょう。

多様な機器に対応するFW発電機


出典:Youtube
「EF900FW」は、高品質な電気の供給を可能にしたFW(フューチャーウェーブ)方式を採用した発電機です。インバータ発電機と比較すると、波形のゆがみがやや大きくなりますが、出力に対してリーズナブルな価格を実現しました。そのため、コード付き電動工具から家庭用のIHコンロまで、幅広い電気機器に使用できるのです。キャンプやアウトドアなどのレジャーから、さまざまな業務、バックアップ電源にまで大活躍してくれるでしょう。不快な運転音を低減して優しい音質になったのも魅力です。50Hzの東日本地域専用と60 Hzの西日本地域専用があるので、購入するときには間違えないようにご注意ください。

ヤマハ 発電機 50Hz 東日本地域専用 EF900FW
ヤマハ 発電機 50Hz 東日本地域専用 EF900FW
サイズ(横・奥行き・高さ):401×298×420ミリ
重量:24キロ
ヤマハ 発電機 60Hz 西日本地域専用 EF900FW
ヤマハ 発電機 60Hz 西日本地域専用 EF900FW
サイズ(横・奥行き・高さ):401×298×420ミリ
重量:24キロ

「EF900FW」は、スクエアなデザインが特徴のコンパクト設計発電機です。見やすくて操作が楽な大型のコントロールパネル、持ち運びに便利なハンドルグリップ、メンテナンスが楽な構造など、使いやすさにとことんこだわっています。

汎用性の高いスタンダード発電機


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スタンダードタイプの「EF2300」は、ヤマハ発電機の中で最も使い勝手のいい発電容量を持つモデルです。高出力・低燃費・低騒音・低振動を実現、リコイルスタータで手軽にエンジンを始動できます。また、ガソリン残量や電圧表示も一目でわかる構造です。50Hzの東日本地域専用と60Hzの西日本地域専用があるので、購入するときには間違えないようにご注意ください。

ヤマハモーターパワープロダクツ 標準タイプ発電機標準50Hz EF2300(東日本地域専用)
ヤマハモーターパワープロダクツ 標準タイプ発電機標準50Hz EF2300(東日本地域専用)
サイズ(横・奥行き・高さ):510×415×425ミリ
重量:41キロ
ヤマハ・ガソリンエンジン発電機AC100V23A(60Hz)・DC12V8.3A・EF2300(西日本地域専用)
ヤマハ・ガソリンエンジン発電機AC100V23A(60Hz)・DC12V8.3A・EF2300(西日本地域専用)
サイズ(横・奥行き・高さ):510×415×425ミリ
重量:41キロ

「EF2300」は、赤レベルまで燃料を入れた状態で、約7.5時間(60Hz)〜約8.8時間(50Hz)連続運転できます。スタンダードタイプは、使いやすいシンプルな構造で高出力なのにリーズナブルなのも魅力でしょう。また、メンテナンスも簡単でさまざまなシーンに使用できるタイプとなっています。

非常電源・業務用に適した発電機


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「EF6000TE」は、非常時の電源や業務使用に最適な「高出力」「耐久性」「経済性」の3つを実現した発電機です。建設現場などプロの現場での過酷な状況下で使用されることを想定し、ボディフレームの強度を高め耐久性をアップしています。また、ヤマハのスタンダード発電機では初となるデジタルマルチメーターも取り入れているのです。さらに、折りたたみ式のハンドルや幅広のタイヤ、吊り下げフックなど、作業効率をアップする別売のホイールキットもあります。50Hzの東日本地域専用と60Hzの西日本地域専用があるので、購入するときには間違えないようにご注意ください。

ヤマハ 発電機 EF6000TE 50Hz(東日本地域専用)
ヤマハ 発電機 EF6000TE 50Hz(東日本地域専用)
サイズ(横・奥行き・高さ):670×535×565ミリ
重量:94キロ
ヤマハ 発電機 EF6000TE 60Hz(西日本地域専用)
ヤマハ 発電機 EF6000TE 60Hz(西日本地域専用)
サイズ(横・奥行き・高さ):670×535×565ミリ
重量:94キロ

「EF6000TE」は、すっきりとしたコントロールパネルや曲線を用いた樹脂パーツなど、発電機によくある「いかつい」デザインではなく、シンプルでモダンに雰囲気に仕上げたモデルです。パワーがありつつもコンパクトなので収納にも困りません。メンテナンスが楽なのも魅力でしょう。

便利さにこだわるヤマハの除雪機

ヤマハは、時代の流れを読みながら常に新しい製品作りにチャレンジする企業として知られていますが、ヤマハ発動機が開発した「除雪機」もその一つです。冬季に除雪作業が必須となる地域の人々の要望に応え開発した除雪機は、「生活に密着する機械」として確かな実績と信頼を積み重ねてきました。現在、ヤマハでは家庭用と業務用の除雪機を展開しています。主な4つの特徴をご紹介しましょう。

【静音設計】ヤマハならではの高い技術力で、朝の住宅地でも使用できるほどの静かな運転音を実現しました。
【安心構造】作業中、雪に埋もれている石や木片などを噛みこむ衝撃を逃がし、機械の心臓部である「シャーボルト」への負担を防ぎます。
【操作が楽】手元のスイッチを操作するだけでターンが簡単に出来る「電磁式クラッチ旋回機構」を採用しているので、狭い場所でも除雪作業が楽にはかどります。
【快適】除雪機内部にヤマハ独自の「超高分子量ポリエチレン成形板」を装着、ベタ雪でも吹き飛ばし雪詰まりを軽減します。

ヤマハの除雪機は全ての機種が、真っ白い雪に映えるブルーのボディであることも特徴です。コンパクト・小型・中型などいろいろなモデルを展開しているので、初めて除雪機を購入する人は何を基準に選んでいいのか迷ってしまうでしょう。除雪機は、以下の3つのポイントを考慮した上で選んでください。

【積雪量】除雪機には製品ごとに「可能な積雪量」があります。使用する場所の積雪量に合ったサイズの機種を選びましょう。
【広さ】玄関前・駐車場・庭・家周辺など除雪する場所の広さに合った機種を選びましょう。
【雪質】サラサラした新雪なのか固く湿った雪なのか、除雪場所の雪質に合ったものを選びましょう。

コンパクトタイプの除雪機


出典:Youtube
女性の力でも楽々操作できるのが、ヤマハの「手押し式除雪機・ゆっきいYU240」です。鮮やかな濃いブルーの本体で有名なヤマハの除雪機ですが、この「ゆっきいYU240」だけは、明るいスカイブルーとなっています。リコイルスタータで手軽にエンジンを始動でき、あとはレバーを握るだけでロック解除が可能です。作業中でも手を離せば安心停止機構が働き、エンジンとオーガ(前方の回転部分)が自動的に止まる安心設計です。さらに、手押しタイプなので移動もスムーズ!本体は軽量でコンパクトながらも、パワフルに雪をかき出してくれます。また、低燃費・低騒音なので、住宅街でもご近所に気兼ねせずに除雪作業ができるのもうれしいところです。

ヤマハ(YAMAHA) 除雪機 ゆっきぃ YU-240/YU240 ゆっきい 手押し式除雪機
ヤマハ(YAMAHA) 除雪機 ゆっきぃ YU-240/YU240 ゆっきい 手押し式除雪機
サイズ(全長・幅・高さ):1266×465×912ミリ
重量:41キロ

ゆっきいは、玄関周りなど狭い場所の除雪に最適です。除雪高は、新雪なら33センチ、湿ってしまっている雪なら29センチくらいを目安にしてください。雪の抵抗が少ない大型ソリを使用しているので雪面の移動が楽なのはもちろんのこと、雪のない場所ではホイールで移動できるので作業も楽にはかどるでしょう。

コンパクトで消音設計の除雪機

ヤマハの「YS860」は、朝からの除雪作業もOKな小型静音除雪機です。ヤマハならではの設計技術でマフラーやエンジン音を従来の3分の1まで抑えています。家周辺の除雪作業に最適なタイプで、音が静かなため気を使わずに行えるのもメリットです。また、投雪方向は手元のレバーで上下・左右・遠近とコントロールすることができ好きな場所に投雪できます。また、ヤマハ独自の「ゴムダンパー式シャーボルトガード」は、石や木片などの異物の噛み込みによる衝撃をやわらげ、大切な部分の損傷を防止し、スムーズな除雪作業を約束してくれるでしょう。

ヤマハ除雪機YS-860
ヤマハ除雪機YS-860
サイズ(全長・幅・高さ):1470×620×1060ミリ
重量:160キロ

家周辺の道路などの除雪に適しているタイプです。除雪高は、新雪なら44センチ、固まった雪は31センチほどが目安になります。レバーの操作で、狙った部分に投雪できるので除雪後の道路もきれいに仕上がるでしょう。

オールラウンドの中型除雪機


出典:楽天

ヤマハの「YT1380」は、オールラウンドに使用できる中型の除雪機です。新雪から湿って固くしまった雪まで、さまざまなタイプの積雪に対応できます。使いやすさを追求したレバーと操作パネル、ブレーキ機構を追加し、スムーズな方向転換ができるサイドクラッチ、重い雪もパワフルに除雪する新型エンジンなど、いろいろなシーンでの除雪に対応できる頼もしい除雪機です。もちろん、上下・左右・近くから遠くなど狙った場所に思いのまま投雪できる機能も備わっています。また、もし除雪作業中に車や人が近づいてきた場合は、手を離せば自動的に除雪部分と走行がストップする「デッドマンクラッチ機構」を搭載している安心安全設計です。(全モデルに装備)

ヤマハ YAMAHA YT 1380 中型除雪機
ヤマハ YAMAHA YT 1380 中型除雪機
サイズ(全長・幅・高さ):1660×815×1360ミリ
重量:240キロ

「YT1380」の除雪高は新雪なら57センチほど、固まった雪なら40センチほどが目安となります。深く積もった雪も固い雪もグングンとパワフルに除雪したいときにはぴったりのモデルです。

世界中で愛用・ヤマハのピアノ

ヤマハと聞くと、真っ先に「ピアノ」を思い浮かべるという人も多いのではないでしょうか。現在、ヤマハを代表する製品であるピアノは、1900年「アップライトピアノ」を誕生させたのが始まりです。2年後の1902年には、国産初となる「グランドピアノ」の製造も初めて以来、現在まで美しい音色を追求するヤマハのピアノは、世界中のピアニストやアーティストたちに愛用されています。ヤマハでは以下のようなピアノを展開しています。

【アコースティックピアノ】
「広々としたコンサートホールというキャンバスに、思い描いたままの音を表現できる力を持つ」……そんな想いをテーマに、堂々とした力強い音からささやきのように繊細な音まで豊かな音色作りを追求した集大成、コンサートグランドピアノ「The CF Series」優美な音色を作りだす「SX Series」優れたバランスと豊かな音色が魅力のグランドピアノ「CXシリーズ」など、自宅用・学校用のアップライトピアノまで幅広く展開しています。

【ハイブリッドピアノ】
全500曲という多彩な自動演奏コンテンツを内蔵した電子ピアノ「ディスクラビア」シリーズ。電子音源を使用して自由に音量調節ができタブレット端末などの外部機器も接続して楽しめる新時代の「トランスアコースティックピアノ」ヘッドフォンで消音演奏も出来る「サイレントピアノ」グランドピアノそのままのタッチを実現したハイブリッドな「アバングランド」など、多彩な展開をしています。

【電子ピアノ】
ヤマハの電子ピアノの主力シリーズ「Clavinova(クラビノーバ)」は、今や日本の電子ピアノの代名詞的存在になっています。中でもCSPシリーズは好きな曲に合わせてピアノを弾く、気分で異なるアレンジをする……など幅広い演奏を楽しむことができると評判の高い製品です。また、ピアノの基本にこだわりシンプルに仕上げたベーシックモデルの「ARIUS(アリウス)」リビングや寝室など弾きたい場所に移動できるコンパクトな「Pシリーズ」などもあります。

音楽を楽しむ!ヤマハの音楽教室

1954 年、ヤマハはオルガンを対象にした音楽教室を開設、昭和34年(1959)「ヤマハ音楽教室」を本格的にスタートしました。その後、日本のみならず、アメリカ・メキシコ・カナダ・タイ・台湾など次々と世界中に音楽教室を開設し、1990年以降は1歳〜小・中学生対象の「ヤマハ音楽教室」、趣味として演奏スキルをアップしたい青年層以上を対象にする「ヤマハ大人の音楽レッスン」に分かれました。

「ヤマハ音楽教室」が目指しているのは、将来に備えて子どもに楽器を上達させるためや、音楽学校への進学準備のための勉強ではありません。「子どもたちが自ら音楽を楽しめるようになること」を目指しているのです。「耳が育つと、心が育つ」をコンセプトに、親子で始めるコースや年少・小学生から始めるコースなどを設けています。

そして、「ヤマハ大人の音楽レッスン」は、楽器は初めての人・以前やっていた楽器をもう一度始めたい人、ストレス解消のために音楽をやりたい人、サークルのように音楽を楽しみたい人……など、さまざまな動機を持つ大人のためのスクールです。コースは以下のような種類があります。

【ギターレッスン】クラシックギター・エレキギター・アコースティックギター・ウクレレなど
【管楽器レッスン】フルート・サックス・トランペット・トロンボーン・クラリネットなど
【弦楽器レッスン】バイオリン・チェロなど
【ボーカルレッスン】ボーカル・ゴスペルコーラス・ポップスコーラス
【鍵盤楽器レッスン】大人のピアノ・ポピュラーピアノ・ジャズピアノ・大人のエレクトーンなど
【アンサンブル・セミナー】ウインドアンサンブル・フルートアンサンブル・ストリングスアンサンブルなど

初心者の人には体験レッスンを、経験者の人にはレッスン見学を行っているので、気軽に利用することができます。

楽器の技術が生きるゴルフクラブ

ヤマハがスポーツ用品を作るようになったきっかけは、第4代社長の趣味であるアーチェリーでした。卓越したピアノの木工技術を活かし当時の技術者が作ったアーチェリーから始まり、スキー、テニスラケットを開発、1982年には世界初となるカーボンコンポジットヘッドのゴルフクラブを発表しました。当時、ゴルフクラブといえばパーシモン全盛の時代に「今までにはない発想のゴルフクラブを」と、FRP(繊維強化プラスチック)技術を活かしたゴルフクラを誕生させたのです。

その後、1989年にはライ角の調節が可能なドライバー、1991年には鋳造モデルでは世界でも初となるチタンドライバーを発表しました。そして、2003年に発売した「インプレス」、2008年に発売した「インプレスX」が大ヒット製品となり、ヤマハの中でゴルフ事業部も着実に地位を固めることとなったのです。

130年にもわたる楽器製作のノウハウを生かしたヤマハのゴルフクラブは、「音楽とゴルフという違うジャンルの製品でも、道具を通じて人に感動を与えるのは同じ」という考えのもとに生み出されています。ヤマハのゴルフクラブには、「手にするだけで、+2番手の飛び!」の「inpres(インプレス)」シリーズと「勝つために、進化」の「RMX(リミックス)」シリーズのほか、カスタムオーダーもでき自分好みのクラブを作ることもできるのです。対応ヘッドと対応シャフトの中から好みの組み合わせを選び、希望スペックを取扱店で注文すれば約2週間後に注文店にて受け取ることができます。

多様な場面で活躍するバイク

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昭和30年(1955)にヤマハから独立したヤマハ発動機は、日本では最後発となるバイクメーカーでした。しかしながら、第1作目の「YA1」は国内最大の二輪レース「富士登山レース」で優勝し、ヤマハ発動機は一躍有名メーカーとしてその名を知られることとなりました。現在では、以下のようなスポーツバイクやクルーザー、競技用バイク、そしてタウン用バイクまで幅広い製品を展開しています。

【スリムでタイトなボディと俊敏な走りを実現したスポーツバイクモデル】街の舗装道路を毎日走ることを考え操る楽しさを追求したモデル
【市街地から郊外まで軽快に走り抜けるスポーツツーリングモデル】長距離の走行を快適に楽しめる居住性を兼ね備えたツーリングモデル
【流行に左右されず愛され続けているスポーツヘリテージモデル】クラシカルなデザインと最新のパフォーマンスを融合した「街」での走りを楽しむモデル
【シンプルであることにこだわったクルーザーモデル】ロー&ロングの安定感でゆったりと走行を楽しむモデル
【競技用モデル】本格的なレース用モデル

ヤマハでは、ツーリング・スポーツ・タウン・レースなど、自分のライフスタイルにあったバイクを選ぶことができるので、日本では幅広い年齢層に愛用されています。また、ヤマハでは「大人のバイクレッスン」「親子バイク教室」「ライディングスクール」「ペーパーライダースクール」など、対象者に合わせたスクールを各地で開催しているので、自分に合ったレッスンを受けることもできるのです。

行動範囲が広がるスクーター

ヤマハのスクーターは、オートバイと並んで人気の高い製品で、老若男女に愛用されています。現在では、以下のようなモデルを展開しています。

【ビックスクーター】クールなスタイリングで快適走行が楽しめる「NMX155」や、高速道路も走行可能な「トリシティ155」、都市部で走りやすいコンパクトなボディの「マジェスティS」など
【125ccスクーター】通勤にもショートツーリングにも使える「トリシティ125」、おしゃれなストリートが似合う遊び心全開ボディが魅力の「BW’S125」、スタイリッシュかつスポーティーなでザインの「シグナスX SR」など。また、2017年に発表された「アクシスZ」は軽快でありながらも重心が低く安定感があると評判
【50ccスクーター】収納性が高くレトロなでザインの「VOX」・丸みのあるボディと配色がおしゃれな女性向けの「ビーノ デラックス」、スマート&クリーンのスタンダードな「ジョグ」シリーズなど

ヤマハのスクーターは、通勤に、仕事の相棒に、休日の遊びにと行動範囲をさらに広げてくれます。

海で大活躍するマリン製品

ヤマハ発動機はバイクなどの製品が有名ですが、マリン製品も長い歴史を持っています。ヤマハ発動機の創業者であった川上源一社長は、1953年に欧米視察で見た水上レジャーが「いずれ日本にも来る」と確信、まずは日本の市場に合わせ「船外機」の開発を始めました。そして、試行錯誤の上に誕生したのが「P-7」です。そして翌年には空冷63cc単気筒3馬力の「P-3」がたちまち漁船に利用されるようになり一躍市場を席巻しました。その後、環境対応エンジンにおける技術力は高く評価され、ヤマハの船外機は世界中に活躍の場を広げたのです。そして、アーチェリーの開発で生まれた「FRP」の技術を生かしたボート、1980年代にはマリンジェットなどを誕生させ、現在ではフィッシング、セーリング、マリンスポーツ、マリーナ運営、ボート免許教室など「海」を楽しむ製品開発をするメーカーとして知られています。

ヤマハの根底に流れる顧客満足度向上ととチャレンジ精神

ヤマハは「音楽」、ヤマハ発動機はバイクや発電機、マリンスポーツなどと一見関連がない製品を展開しているように見えます。しかしながら、根底に流れているのは「生活をよりよく向上させる」「生活をよりよく楽しむ」ための製品を創るという思いです。そして、誰もがやっていないことに挑戦してみるというチャレンジ精神は、ヤマハという企業が誕生してから現在まで2つの会社に引き継がれています。そして、新しい製品を開発し続けるだけではなく、作りっぱなし、売りっぱなしでは終わらないサポートや、アフターサービスにも細心の注意を払う姿勢が、長年にわたり信頼・信用を揺るぎないものとしてきた秘訣でしょう。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。