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移動式オービスに気をつけて!怖い取り締まり方法を徹底解説!

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速度違反の車を取り締まる為に設置されている装置で有名なのがオービス装置です。オービス装置は基本的に動かすことができませんので、ドライバー側からすると位置の把握がしやすいという特徴がありました。

しかし、昨今では生活道路などの狭い道をターゲットとした移動式オービスが普及していることはご存知でしょうか。移動式オービスは、その名の通り簡単に移動できますので生活道路や普段は取り締まりを行なっていない道での取り締まりも可能です。

不意の怖い取り締まりにはくれぐれも注意したいところですよね。今回はそんな移動式オービスについて詳しくみていきましょう。

移動式オービスの基本情報

まず、はじめに移動式オービスを詳しく知らない人のために、移動式オービスの基本情報を解説していきます。移動式オービスは、従来のオービスと同様に自動車の速度違反を取り締まることを目的とした装置です。

正式名称は「可搬式速度違反自動取り締まり装置」といい、従来の固定されたオービスとは違い簡単に移動できることが特徴です。たった10キロ程度の速度超過であっても罰金を取られてしまったケースも過去には存在しますので、くれぐれも気を付けましょう。

通常のネズミ捕りとはどう違うのか

次にオービスとネズミ捕りの違いを具体的に見ていきましょう。一般的にネズミ捕りと呼ばれる取り締まり方法は、スピード違反をした車をその場所で警察官が呼び止めて違反切符を切っていく作業の事を表します。

ネズミ捕りには、少なくとも警察官2名程度が必要で違反者が逃走しないために警察車両や白バイの手配が必要になります。つまりある程度広い道路ではないとネズミ捕りを実施することはできないのです。

ある程度広い道路に限定されるとなると、国道などに限られますので場所の特定もしやすく速度超過に気を付けたほうが良い場所の大体の把握は可能です。しかし、移動式オービスは生活道路のような狭い道・道路であっても簡単に設置可能です。日々移動し続ける移動式オービスは、ネズミ捕りよりも遥かに恐ろしい取り締まり方法であると言えます。

移動式オービスの導入場所は増えている

2016年に始めて埼玉県で移動式オービスの1種である「仮固定式オービス」が導入されました。それから4年経過した現在では、沖縄、鹿児島、山口、徳島、茨木、新潟を除いた全ての県で移動式オービスが導入されており、現在導入されていない残りの6県も2年以内には導入される予定です。

あなたの住んでいる地域も今は大丈夫であっても、今後移動式オービスが導入されてくるかもしれません。移動式オービスによる取り締まりを避けるためにも、移動式オービスの種類をしっかりと理解しておきましょう。

移動式オービスの種類

それでは、移動式オービスの種類についてです。

移動式オービスには大きく分けると下記の5つの種類があります。

  • 半可搬式 LSM-300HK
  • 仮固定式 Sensys SSS
  • 可搬式 LSM-300
  • 仮固定式 LSM-100-K
  • 可搬式 Sensys MSSS

それぞれの特徴を見ていきましょう。

種類①半可搬式 LSM-300HK

半可搬式オービスであるLSM-300HKは、主に岐阜県と埼玉県で使用されている中型の移動式オービスです。オービス装置からレーザーを出し、車の速度を計測することが特徴で数日間無人で運用されているケースの数多く報告されています。

種類②仮固定式 Sensys SSS

次にSensys SSSです。

Sensys SSSは仮固定式オービスの1種であり、移動式オービスとして全国で初めて導入されて話題になったオービスです。移動式オービスの中では、古く中型~大型の機種になるので視覚的にも気づきやすく、レーザー式ではなく、レーダー式の為2017年前後のレーダー受信機であっても反応することが特徴といえます。

種類③可搬式 LSM-300

可搬式の移動式オービスであるLSM-300は、現在普及している移動式オービスの中で最も精度の高い危険なオービスです。小型の為、持ち運びしやすい上にレーダーによるハ探知は現時点では出来ないと言われていますので、注意が必要です。

種類④仮固定式 LSM-100-K

移動式オービスの1種ですが、LSM-100-Kは仮固定式で殆ど移動することのない事が特徴のレーダー式のオービス装置です。置き場所が毎回ほぼ固定されているので、場所の把握がしやすく生活圏内の道路の場合はレーダー探知機を導入しなくても対応可能です。

種類⑤可搬式 Sensys MSSS

Sensys MSSSは移動式オービスの中では大変小型の種類で持ち運びが簡単な為様々な場所に現れることが特徴です。

精度が良いため、レーダー探知機を受信した頃には既に超過速度で取り締まられていた等の口コミが多くみられる注意レベルの高いオービスと言えます。

移動式オービスによる取り締まりの怖さ

次に移動式オービスとオービスの具体的な違いや、取り締まりの恐ろしさについて見ていきましょう。

移動式オービスの怖さ①レーザー式

移動式オービスの怖さの1つ目は、従来のオービスを探知していたレーダー探知機では検知できないレーザー式であるという点です。

この為、日ごろから、ネズミ捕りに注意してレーダー探知機を気にしている人であっても簡単に取り締まりに合ってしまいます。一部仮固定式のSensys SSSのようにレーダー式の移動式オービスもありますが、基本的にはレーダー式対応の探知機では移動式オービスの対策にはならないことを、頭に入れておきましょう。

 

移動式オービスの怖さ②超過速度

2つ目の怖さは、超過速度が15km/h未満であっても取り締まりを実施するという点です。

超過速度が15km/hでも取り締まりを実施する移動式オービスの普及により、2018年と2019年の15km/h未満の超過速度での取り締まりが43件から340件にまで膨れ上がる結果となりましたので、その判定の鋭さは恐ろしい程と言えるでしょう。

移動式オービスの怖さ③取り締まりの時間帯

3つ目に挙げられる点は、取り締まりの時間帯です。

従来のオービスやネズミ捕りなどの取り締まりは、人員が必要である為ある程度時間帯を読み取ることが出来ましたが、移動式オービスでの取り締まりの時間は早朝、深夜問わず神出鬼没な事が特徴と言えます。

移動式オービスの怖さ④事前の警告がない

最後に挙げられる怖さは、事前の警告の有無です。

従来のオービスでは、固定オービスの手前に事前警告の看板が設置されていました。その為、見慣れない道路を運転している際以外では事前に取り締まりを実施しているという事を知ることが出来ます。

しかし、移動式オービスの大半はこの事前警告の看板がなく事前の予測はほぼ不可能なのです。

移動式オービスの対策は?

ここまで移動式オービスの恐ろしさを見てきました。これらの恐ろしさをみると、移動式オービスは対処法のない運転手にとって最悪の取り締まり方法かと思うかもしれませんが、そんなことはありません。

下記の2つの方法を上手く活用すれば、移動式オービスに怯える必要はなくなりますよ。

対策①移動式オービスガイド

1つ目の方法は移動式オービスガイドを活用する方法です。

移動式オービスガイドとは、全国で移動式オービスが設置されている場所を動画や画像で細かく情報共有したサイトです。

日常でよく使用する道路を登録しておくと、取り締まりの際に通知がくる通知サービスなど、嬉しい機能が盛りだくさんですよ。実際に取り締まっている状況まで動画で見ることができますので、あなたの生活圏内で実施されていないか一度確認しておくことを、おすすめします。

対策②レーザー受信対応探知機

2つ目の方法はレーザー受信対応探知機を利用するという方法です。

レーザー受信対応探知機とは、簡単に言えば移動式オービスの発するレーザーを感知して取り締まりの危険を運転手に教えてくれる装置のことです。

サイズはスマホサイズからバックミラーに搭載したタイプまで様々な商品展開をしており、車のインテリアを損なうことなく設置できるので、大変おすすめです。レーザー受信対応探知機の金額はメーカーによりますが20,000円~30,000円前後で購入できる場合も多く、速度違反で罰金に合う事を避けられるのならとてもリーズナブルな価格と言えるのではないでしょうか。

安全運転を心がけて移動式オービスに気を付けよう

今回は移動式オービスについてのまとめでした!

移動式オービスは、通常のオービスとは違い無人で狭い道路でも設置できる運転手にとって危険な取り締まり装置であることが解りました。しかし、移動式オービスガイドやレーザー受診探知機を用いる事により取り締まりの危険性を最小限にまで減らす対策はできます

事前に移動式オービスの種類や形を把握しておくことで、取り締まりに気づける可能性もグッとあがりますので、是非、当記事を参考にして取り締まりに怯えることのない素敵なカーライフを送ってくださいね!

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。