ディアウォールを使ってDIY!耐荷重などの基礎知識から使い方まで解説!
簡単に本棚や飾り棚が制作できる商品として現在人気を博しているDIY用品の「ディアウォール」はご存知でしょうか。ディアウォールは、DIY初心者でも簡単に棚を作れるほか、原状回復のしやすさから老若男女問わず愛用されています。
今回はそんなディアウォール基礎知識や使い方、更に実際にディアウォールを用いて棚を作成している動画などを詳しく解説していきたいと思います。DIYをしたいけど何から始めれば良いのか解らない!という方は是非参考にしてみてくださいね!
目次
DIYにおすすめのディアウォールとは
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まずはじめに、ディアウォールについて知らない方の為に簡単に解説していきたいと思います。ディアウォールとはツーバイフォーの木材にとりつけることにより簡単に1本柱を設置できる便利な商品のことです。
柱を数本立てる事によりお部屋のサイズにあった棚やテレビ台といった大型家具を製作できます。更に嬉しいポイントは、お部屋に釘を打ったり傷つける必要がないという点です。ツーバイフォー木材の上下にディアウォールを設置して突っ張り棒の原理で柱を立てますので賃貸物件であっても、安心してDIYを楽しめる商品ですよ!
ラブリコとの違い
続いてラブリコとの違いについてみていきましょう。
ツーバイフォー木材を利用して棚を作るというと、類似商品の「ラブリコ」を想像する方もいるのではないかと思います。しかしディアウォールとラブリコは固定方法が違います。ディアウォールは突っ張りで柱を固定する一方で、ラブリコはネジで柱を固定しますので原状回復の点では、ディアウォールの方が勝ると言えます。
しかし、柱1本あたりの強度はラブリコの方が優れていますので作りたい作品の用途に合わせて使い分けてみるのも良いでしょう。
ディアウォールの種類
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続いてディアウォールの種類について見ていきましょう。ディアウォールはツーバイフォーの商品がとても有名ですが実は下記の4種類の商品展開をしています。
- 2×4材用
- 2×4材用(S)
- 1×4材用
- 2×6材用
更にカラーも豊富でホワイト・ブラウン・ライトブラウン・ダークブラウン・ブラックの5色ありますので、お部屋の建具の色味やインテリアに合わせて選べますよ!
DIYディアウォールのメリット
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ここまでディアウォールについて簡単に解説していきました。しかし、具体的になぜここまでディアウォールがDIY愛好家に愛用されているのかイマイチ解りませんよね。そこで、この項ではディアウォールの4つのメリットをご紹介していきます。
あなたのニーズに合う商品かどうかをメリットから見定めましょう。
メリット①賃貸でも使える!
1点目のメリットは賃貸物件でも使用できるという点です。先ほども軽く触れましたがディアウォールは突っ張り棒の原理を利用して柱を立てていますので、柱を立てる為にビスや釘、ボンドなどは一切必要がありません。
一度立てた柱もディアウォールを取り外し柱を処分するだけで簡単なので、原状回復する際もとても便利です。賃貸物件だから自宅にキズを付けることができずにDIYを我慢していた方でも、ディアウォールなら思う存分DIYを楽しめますよ!
メリット②安い!
2点目のメリットは価格面です。初心者でもDIYが簡単に行えるグッズはこれまでも数多く販売されてきましたが一番の難点は値段の高さでした。「DIY用品は高すぎるから家具を購入した方が早い」と思った方も少なくないのではないでしょうか。
しかし、ディアウォールの価格は上下パットセットで1つ千円以下で購入できます。ツーバイフォー木材や塗料もホームセンターでいくらでも安いものは販売しています。ディアウォールで本棚を作ったユーザーの中にはなんと2,000円以下で素敵な本棚を作ったという強者までいますので、あなたの工夫次第でいくらでも安く済ませることができるのも、大きなメリットと言えるでしょう。
メリット③デッドスペースを有効活用
3点目のメリットはデッドスペースを有効活用できるという点です。ディアウォールは天井と床を突っ張るという特性なので、柱1本立てるスペースがあればどこにでも設置が可能です。その為、狭い玄関や通路でしかなかった廊下部分、棚を置くには狭い壁面やトイレのデッドスペースなど様々な場所を収納棚やお洒落な空間に早変わりさせられます。
SNSなどでは、狭小住宅でもディアウォールを使用し快適な空間にしたという実例やデッドスペースにお洒落な飾り棚を作成した実例が数多く紹介されていますので、興味のある方は是非そちらも見て参考にしてみてくださいね。
メリット④初めてのDIYにもおすすめ
最後のメリットは、簡単なのでDIY初心者にもおすすめできるという点です。ディアウォールは基本的に柱を設置するだけなら木材をカットする必要もネジやボルトを使用することもありません。木材とディアウォールの2つで完了する大変シンプルなDIY用品です。
棚受けを作成したい場合でも、ディアウォールから販売している専用金具がありますのでガイドに従いながら簡単に設置できます。この為、自分で気を切ったりする自身がない方やDIY初心者だから工具を一切持っていない人でも、気軽に安心してはじめられますよ!
DIYディアウォールの強度・耐荷重
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ここまでディアウォールのメリットや便利さについて解説していきました。ディアウォールは簡単に柱を設置でき棚などを作成するのに便利なDIY用品ですが、1点気を付けたいポイントもあります。それは「重量や強度」です。
この項では、ディアウォールの強度について見ていくと同時に耐荷重や強度の意味を今一度確認してみましょう。
強度
まず、強度についてです。強度とは言葉の通り、物体そのものの強さを表した言葉です。とても広い意味での強さなので、ものによって圧に対しての強さなのか・経年に対する強さなのかは異なります。
DIYにおいては、この強度は強ければ強い程壊れにくいものだと認識しておけば良いでしょう。
強度を計算する方法
次にディアウォールの強度を計算する方法を見ていきましょう。ディアウォールは下部にて重さを支える構造の為、基本的には収納しているものの重量がディアウォールの重量を超えない限りは壊れません。
しかし、具体的な数値は知っておきたいですよね。まず2×4材の重さは1メートルあたり1.7Kgと言われていますので天井の高さにより4~5Kg程の重量になります。それに加えて受け棚の重さも加えます。このようにしてディアウォールにかかる全ての重さを足しましょう。
足したらディアウォールの個数でその合計重量を割ります。ディアウォール1つあたりの耐荷重は18Kgと公式で発表されていますので、1個当たりの荷重が18Kgを超えていなければ強度に問題はないという事になりますね。
耐荷重
耐荷重とはその物体が耐える事のできる重さのことを言います。ものには全て耐荷重があり、いくら頑丈に制作しても耐荷重を超えたものを置いてしまっては破損や転倒の原因になってしまうので気を付けましょう。
一般的な耐荷重とは等分布の際の荷重を表しています。例を挙げると耐荷重30Kgの棚だかといって一か所に30Kgを置いてはいけないという事です。30Kgには耐える事が出来ますが、あくまでも数か所に分けて合計で30Kgになるように設置しなければなりません。
DIYディアウォール基本的な使い方
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次にディアウォールの使い方についてみていきます。
実際に用意する道具や、使い方など詳しく解説していますのでディアウォールを用いたDIY初心者の方は、しっかりと確認しておきましょう。
用意するもの
まずは用意するものからです。どのような作品を作りたいかによって用意するべきものは変わってきますが、ここでは基本的な棚を作る際に必要な材料をご紹介していきますね。
- ディアウォール 2つ
- 2×4材 2本
- 棚用の木材
- 棚受け
- ドライバーやネジ
- その他あるとよいもの(水平器や塗料や図面)
まず、第一にディアウォールです。棚を制作する場合には2本柱を立てますので2つ購入しましょう。ホームセンターなどで手に入れることができますよ!同じく柱になる2×4材も2本必要です。
次に、棚受けです。棚受けはディアウォールから発売されている同じ色合い・質感のものもありますがどのようなタイプでも問題はありません。作品をイメージしながら適切なものを選択しましょう。そして棚受けを2×4材に取り付ける為のドライバーやネジも必要ですね。
これで準備完了です!棚の水平を図る水平器や、ツーバイフォー木材を塗装する為の塗料、そして複雑な棚を作成する場合には図面などを用いると更に完成度が高くなりますので、余裕があるかたは用意してみても良いでしょう!
使い方
次に肝心なディアウォールの使い方についてです。使い方は簡単3ステップで完了しますよ。
- 2×4材の上下にディアウォールを取り付ける(塗料を塗りたい方は事前に塗装しておきましょう!)
- 柱を立て天井に押し付けるように設置し、ぐらつかない事を確認する
- 必要な個所に棚受けと棚板を設置したら完了!
ネジとドライバーが必要な場面はごく僅かなので、とても簡単に設置できることがわかりますね。
ダボレールを使えば本棚にもなる
上記で解説した通り、ディアウォールでは少しの材料で簡単な棚を作ることができますが、やはり簡易的なものなのでやや収納力に劣り、収納棚というよりかは飾り棚というイメージになってしまいます。
もっと大型の収納をしたいという方におすすめなのが、ダボレールとディアウォールを組み合わせるという技です。ダボレールとは自分で棚板を自在に変更できる大変収納力の高い棚を生み出すレールの事ですが、通常設置するためには壁に直接穴を開けることが必須となりますので家にキズを付けたくない人には縁のない商品でした。
しかし、ディアウォールにダボレールを取り付ける事により簡単に本棚や大型収納を作り出すことが出来ます。耐荷重も20Kg~40Kgと高いので大物を収納できる棚が欲しい方は是非ダボレールを用いた設置を検討してみて下さい。
ディアウォールのDIY本棚の作り方
この項では実際にディアウォールで本完成度の高い棚を作っている動画がありましたのでご紹介させて頂きます。動画では、とても解りやすく解説していますので本棚を作成したいと思っている方は是非参考にしてみてくださいね!
[embedyt] https://www.youtube.com/watch?v=tQjQCAJp6zU[/embedyt]
ディアウォールDIYの注意点
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最後に、ディアウォールでDIYをする際に気を付けておきたい注意点について解説して終わりたいと思います。
ディアウォールは大変便利なDIY用品ですが、用途を間違えると思わぬ事故の原因にもなりかねません。この項では3つのポイントをご紹介しますので、是非制作に取り掛かる前に一読しておきましょう!
注意点①床や天井への負担
まず1点目に考えられる注意点が天井や床への負担です。ディアウォールの床と天井を突っ張るという構造上、間違った使い方をしてしまうと床や天井を傷つける結果になりかねません。
そうならない為のポイントはツーバイフォー木材の長さに気を付ける事です。ディアウォールの商品説明欄にも記載されていますが、木材は天井の高さより45mm短くカットする必要があり、それ以上の長さもそれ以下の長さも適していません。
「より強度が増すかも」と欲張って、木材の長さを伸ばした結果床が凹んでしまっては本末転倒ですよね。床や天井を傷つけない為に必ずカットする長さは守りましょう。
注意点②床や天井が柔らかいとき
2点目の注意点は設置場所についてです。ディアウォールは天井と床のある場所ならどこでも使用できる大変便利なDIY用品ですが一部使用できない場所があります。それは柔らかい床や天井です。
柔らかい天井は滅多にないと思いますが、カーペットやクッションフロア・フロアマットなどを敷いているなどの理由で柔らかい床は数多くあります。このような個所での設置は強度が落ちるのみでなく、取り外した後に凹んで修復できない可能性が高いです。
ディアウォールを設置する際には、きちんと天井と床が硬いかどうかをチェックしてから行いましょう。
注意点③転倒防止対策
最後に挙げられる注意点は、転倒した際のリスクを最小限減らすという点です。基本的には天井と床で突っ張っていますので、通常の床置きの家具より地震の際の転倒には強いですが、資材が木材の為どうしても経年劣化が現れます。
木材の性質上、夏や冬などの湿度や温度変化で木材自体が縮んだり伸びたりもしますので、頻繁に上下に揺らしてみたり、突っ張りが効いているか確認するなどの細やかなチェックが大切と言えるでしょう。
ディアウォールはDIYにおすすめのアイテム!
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今回はディアウォールについてのまとめでした。ディアウォールはDIY初心者でも簡単に大型な棚などを作成できる大変便利なアイテムであることが解りましたね。最低限の工具を使えば作成できる点や、現状回復のしやすさも大きなメリットですので、賃貸物件にお住まいの方でも気兼ねなくプチリフォームを楽しめますよ。
お家時間で過ごす機会の多い昨今、是非ディアウォールで自宅を素敵にし、快適なお家時間を過ごしてみてください。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。