外構DIYにおすすめ「モルタル」とは?特徴から使い方まで詳しく解説!

外構DIYに必ずといても良いほど必要なものが「モルタル」です。レンガ積みの接着材や玄関や階段の仕上げ材など至る所で使われています。最近では、無骨な雰囲気がいい!と室内インテリアや小物作りをモルタル素材で造作するのが流行っていますが、モルタルなんて難しそう、と思う人は多いですよね。

ここでは、モルタルの基本的な知識を解説した後に、モルタルを使ってDIYするための手順をご説明していきます。意外に簡単なモルタルDIYで、思い通りの外構DIYができるようになりましょう!

外構DIYにおすすめ「モルタル」とは?

 

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モルタルは、レンガを積み上げる際などの外構用の接着剤として、古くから使われてきたものです。レンガ作りの塀などを見ると、レンガとレンガの間の溝の部分ありますよね。あれがモルタルです。今日では、レンガの接着剤としてだけでなく、柵などの土台として、庭先の小道を作る材料として、タイルの下地材や玄関の仕上げ材として、多くの外構部分にモルタルが使われてます。普段私たちは様々な場所でモルタルを目にしています。

特に最近では、見た目の無骨さがおしゃれということで、インテリアでのモルタルの使用が増えています。モルタルでの床や家具の造作や、モルタルで小物作りのDIYなどが流行ってきており、モルタルは昔よりも身近なDIY素材になっています。

では、早速モルタルとはどういうものなのか、解説していきます。

モルタルとはどんなもの?

モルタルの中身は、実は単純でセメント、砂(細骨材)、水の3つを混ぜて練り合わせたものです。細骨材(さいこつざい)とは、直径5mm以下の砂のことを分類して呼びます。混ぜる時には、セメント3:砂(細骨材)1の比率とし、そこに水を加えて練ったものがモルタルと呼ばれます。モルタルは、混ぜ合わせる時は粘りがありますが、乾くと固まる性質を持ちます。

モルタルとコンクリートの違い

次は、モルタルとコンクリートの組成の違いをご説明します。モルタルが「セメント・砂(細骨材)・水」であるのに対し、コンクリートは「セメント・砂(細骨材)・砂利(粗骨材)・水」を原料としています。粗骨材とは、直径5mm以上の砂利のことを分類して呼びます。混ぜる時には、セメント1:砂(細骨材)3:砂利(粗骨材)6の比率で、水を加えて練り合わせます。

また、セメントに混ぜ合わせる骨材の違いによって、乾いて出来上がった時の強度に違いが出ます。モルタルよりもコンクリートの方が格段に強度が上がります。モルタルは強度が低いため、用途として向くもの向かないものがあるので、その見極めが必要となります。

モルタルも粘りがあり練り合わせるのは力仕事ですが、コンクリートを混ぜ合わせる時はモルタルよりももっと重く大変です。DIY素材として扱いやすいのはモルタルなので、用途を使い分けて上手に利用すると良いでしょう。

モルタルDIYに必要な道具

モルタルは一旦混ぜてしまうと、反応が進み硬化が始まってしまうので時間との勝負になります。作業を始める前に必要な道具をしっかり確認し、全て準備しておきましょう。

必要な道具①容器

大和技研 タフブネEX 20型 グリーン プラスチック強靭舟
大和技研 タフブネEX 20型 グリーン プラスチック強靭舟
材質:ポリプロピレン プロが使う左官・壁装・工事用プラスチック強靭舟

まず必要なものは、モルタルを混ぜ合わせる時に使う容器です。バケツや他の容器でも代用は可能ですが、こちらは左官職人が使うプロ向けの道具なので、使い勝手は抜群!ちょうど良い深さに大きめの四角い形が使いやすく、丈夫で長持ちしますよ。

モルタルDIYの道具として使わないときも、庭いじりの時にあると便利という口コミもあり、汎用性もある容器との声もあります。

必要な道具②左官鍬

SUN UP ステンレス 左官鍬 900mm
SUN UP ステンレス 左官鍬 900mm
トロ舟で壁材を混ぜるときに使用するステン左官鍬。 錆びにくいステンレス製。

次に必要なのが、モルタルを混ぜる時に必要な鍬(くわ)です。スコップでも混ぜられるのでは?とお思いでしょうが、モルタルを混ぜる作業は体力仕事です。力が入れやすい形状と力を入れても壊れない丈夫さが必要です。その点こちらの鍬は、左官用の専用の鍬。長年プロが使ってきたものというのは、一番使いやすい形に最適化されているものなので、初心者こそこういったものを選んでおくと安心ですよね。

必要な道具③左官コテ

赤長 左官ごて 3点セット
赤長 左官ごて 3点セット
中塗こて:180mm 目地こて:9mm 柳刃こて:105mm

モルタルを塗るという作業を伴うDIYをする時には、モルタルを塗る・盛るための専用のコテが必要です。こちらは左官コテという職人が使う専用のコテです。コテを使って塗るのはコツが必要なので、あらかじめ動画などを見て使い方を練習して慣れておく良いでしょう。

使いこなせるようになると階段などの角のあるものも、このコテで綺麗に角出しできるようになりますよ。極めがいがありハマる人はハマってしまうのが、この左官コテなのです。

必要な道具④コテ板

SK11 プラスチック盛板 250×250×38mm M
SK11 プラスチック盛板 250×250×38mm M
サイズ:250×250×38mm 本体:ポリプロピレン 取手:桧

左官職人を思い浮かべると、利き手に左官コテ、反対の手にはこのコテ板という姿が思い浮かぶでしょう。コテ板は、材料を左官コテで塗る時に、もう片方の手にモルタルを適量盛って仮置きし持ち運ぶ時に使う道具です。塗りながら分量の調節をしたり、コテを整えたりするのに、手元でできる方が早くて便利なのでコテを使う時はセットで購入しておくと良いでしょう。

モルタルDIYに必要な材料

 

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モルタルDIYに必要な材料は、基本的には「セメント・砂(細骨材)・水」の3つです。水は水道水で大丈夫なので、セメントと砂(細骨材)の2つの材料があれば、モルタルDIYは始められます。どちらもホームセンターに売っているので、誰でも簡単に手に入れることができます。

それ以外に、初心者にオススメのモルタルや、あると便利な材料もあるので合わせてご紹介していきますね。

必要な材料・モルタル用セメント

ネクスタイル セメント 25kgx1袋
ネクスタイル セメント 25kgx1袋
重量:約25kg 成分:普通ポルトランドセメント

モルタル・コンクリートのどちらにも使えるセメントです。砂(細骨材)や砂利(粗骨材)は入っていないので、こちらを使ってモルタルを作る場合は別途、モルタル用の砂(細骨材)を買い揃えましょう。

初心者にはインスタントモルタルがおすすめ

家庭化学 インスタントモルタル仕上用 グレー 3kg
家庭化学 インスタントモルタル仕上用 グレー 3kg
色目:グレー 成分:ポルトランドセメント、砂、その他 硬化時間:約24~48時間 施工面積:10mm厚×約300mm×900mm

セメントと砂と水、と言われても配合とか難しそうと思いとどまってしまう初心者にオススメなのが、このインスタントモルタルです。面倒な配合は無用で、水を混ぜるだけの簡単仕様です。モルタルで小さめの小物やオブジェを作ってみたりするのに良いですよ。モルタルDIYのはじめの一歩にオススメの素材です。

あると便利な材料①モルタル混和剤

信越化学 hiメトローズ 左官用モルタル混和剤 45g
信越化学 hiメトローズ 左官用モルタル混和剤 45g
内容量:45g 左官工事やタイル工事に広く使用されています

なくてもいいけどあると便利な材料その1がこちらの左官用モルタル混和剤です。材料に決められた量を混ぜて使うことで、伸びがよくなり作業効率が上がります。

また、比較的難易度の高い壁面などの垂直面へのDIYは、下地から剥がれやすいと作業効率が格段に下がってしまいます。モルタル混和剤を仕様すると、モルタルに粘り気を足してくれるので、下地への付着力がアップし、作業がしやすくなりますよ。初心者こそあると便利な材料とも言えますね。

あると便利な材料②モルタル接着増強剤

ハイモルエマルジョン モルタル接着増強剤・吸水調整剤 4kg
ハイモルエマルジョン モルタル接着増強剤・吸水調整剤 4kg
内容量:4kg 塗布工法:約600m2(5倍液)/18kg缶(約150g/m2)

あると便利な材料その2は、左官用モルタル接着増強剤です。こちらは使い方が2通りあり、1つはモルタルを塗る前の下地に塗布する使い方、もう1つはモルタルに一緒に混ぜる使い方です。

1つめの下地に塗布して使う方法では、下地とモルタルの接着力を上げるために使用します。例えば欠けてしまった部分への補修などは、こちらで先に接着力を上げておくとその後に塗ったモルタルの持ちも良くなりますよ。規定量を水と混ぜ、刷毛などで下地材に塗って良く乾かしてからモルタルを塗っていきます。

2つめのモルタルに混ぜて使う方法では、下地との接着力のアップに加えてモルタル自体の強度のアップにもなります。基本的に接着力を向上させるものですが、混ぜて使うことでモルタル同士が接着する力も向上するので、結果モルタル自体の強度も向上するのです。小物のDIYなどにはなくてもいいかもしれませんが、毎日歩く地面など使用頻度が高く強度が必要な部分への使用には、こちらの接着増強剤を使うことを検討してもいいでしょう。

モルタルの作り方

それでは、モルタルの作り方を解説していきます。モルタルDIYは時間との勝負!道具類の準備に分量の確認など事前準備をしっかり行ってから作業に入りましょう。また、モルタルを作る時にはいくつかの注意点もありますので、合わせてご説明していきますね。

モルタルを作る前の注意点

硬化前のモルタルは強アルカリ性の性質を持ち、タンパク質を溶かします。少量でも皮膚に触れると、手の皮膚が溶けて手荒れや怪我の原因となります。目に入ると失明する危険性もあります。また、混ぜる前のセメントを吸い込んでしまってもいけません。

作業を行う際には、防水性の高い手袋・目を守るゴーグル・マスクを用意し、安全対策に万全を期しましょう。小さな子どもやペットなどが立ち入らないように対策をしましょう。

作業する前の養生が大切

また、モルタルを使う際には、まず作業場所の養生をしましょう。作業途中に道具を置いたり、モルタルが跳ねたりすると、そこで固まってしまって取れなくなってしまいます。範囲が小さい場合は新聞紙やマスキングテープ、広いならビニールシートと養生テープなどでしっかりと汚したくない場所を養生しておきましょう。自分が思うより広めに養生しておくと安心です。

壁などにモルタルを塗る時には、特に汚したくない場所の養生を丁寧にしておきましょう。例えば、壁はモルタルを塗りたいけれど、柱はモルタルを塗りたくない場合などです。養生が甘いとモルタルがはみ出してしまい、仕上がりが悪くなって後悔することも。最初に面倒臭がらずに丁寧に養生しておくことが、綺麗に仕上げるポイントの1つです。

作業は天候がよくて時間に余裕がある時に

モルタルDIYは作業を始めてからの中断はできません。天候が良く、時間にも余裕のあるときに作業時間を取りましょう。完成後の乾燥時間も必要です。どれくらい置いておかないといけないかを確認し、天候や日程、場所に余裕がある時に作業を始めるようにしましょう。

モルタルの作り方・練り方

モルタルの基本の比率はセメント3:砂(細骨材)1です。壁や床の仕上げ材などで使うのであれば、この比率が一般的です。もし、モルタルの使用目的がレンガなどの接着剤としての場合は、セメント1:砂(細骨材)2の比率が適しています。モルタルは、混ぜる砂(細骨材)の比率によって強度が変わるので、用途に合わせて比率を変えると良いでしょう。
配合が完了したら次は練りの作業です。モルタルは水を加えると 一気に反応が進み、ペースト状に変化します。ここで、適当に水を足したりすると失敗の原因となります。必ず分量通りの水を入れ、馴染むまでしっかりと練りましょう。ここは一番力のいる作業なので、頑張りましょう!

モルタルの練り方を動画で

モルタルの練り方はこちらの動画がわかりやすいです。短い動画なので、作業前に見て練り方のイメージをしっかりつけておくと良いですよ。

モルタルの使い方

 

できたモルタルはすぐに使う

モルタルが完成したらすぐに使い始めましょう。一度水と混ぜてしまうと反応が進み、固まり始めてしまいます。道具を揃え、コテの使い方などをシュミレーションするなど全ての準備が整え、すぐに作業を始められるようにしておいて、使う直前でモルタルを練り合わせて使いましょう。

また、モルタルを使う基本は、必要な分だけ作り、しっかりと使い切ることです。余らせたモルタルも硬化を止めることはできないので、固くて処分のしにくいゴミとなってしまいます。できる限り使い切ることを目標にし、万が一余ってしまった時も、モルタルプランターやオブジェなど小物などをDIYするなどして、工夫して使い切りましょう。

モルタルの養生

モルタルは、混ぜ合わせた水が乾燥することで固まります。この乾燥の工程で、急激に水が乾燥するとひび割れが起こってしまいます。ひび割れを防止するために、モルタルを塗った面を養生しましょう。

養生の方法は、モルタルを塗った面にビニールを軽く被せておくことです。ゆっくりと乾燥させることが目的なので、湿った布などでも大丈夫です。この状態で数日間しっかり乾燥させましょう。

道具類は使用後すぐに後片付けをしよう!

モルタルは一度水と混ぜると硬化を止めることはできません。使い終わった道具についたモルタルもすぐに洗い流さないと固まってしまい、落とすことは困難です。使った道具はできるだけ早く洗い流しましょう

また、洗い流すの時に水道を直接使ってはいけません。洗浄したモルタル混じりの水を排水管にそのまま流してしまうと、中で溜まって固まり、水道管が詰まってしまいます。バケツなどに水を貯めてその中で道具を洗いましょう。バケツの水は水道管には流さず、庭に穴を掘ってその中に流すようにしてください。

モルタルを使ったDIYで庭造りの幅を広げよう!

 

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今日はモルタルDIYを始めるための、モルタルの基礎知識やモルタルの作り方、使い方の手順について解説していきました。意外に簡単だと思った方も多いのではないでしょうか。モルタル使いをマスターできれば、DIYの幅もグッと広がります。安全対策を万全にとって、モルタルを使った素敵な庭造りを楽しんでくださいね。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。