給湯器が故障した時はどうしたらいい?原因から対処方法まで詳しく解説!

給湯器が故障した時はどうしたらいい?原因から対処方法まで詳しく解説!

引用:Unsplash

給湯器の故障を経験したことはありますか?なくてはならない家電の一つですが室外に設置されているため、毎日手に取って使っている室内の家電製品と違い調子の善し悪しがわかりにくいものです。そこでよくある故障の症状と原因、故障してしまった時はどうすればよいか、具体的にポイントを挙げてみました。

給湯器の故障やトラブルの症状

給湯器の故障は、ある日急にお湯が出なくなった!エラーのような表示が出ている!など突然起きます。急な故障でも慌てず、よくある原因と対処法、業者を選ぶ時のポイントを事前に知っておくことで早目に修理することができます。

給湯器の故障の多くの原因

給湯器の不調の症状はいろいろなケースがあります。故障の原因となる代表的なパターンをまとめてみました。

原因①経年劣化

一般的に給湯機器の耐用年数は約8~10年と言われています。
マンションなどでは経年による点検、修理、交換などの事前告知がありますが、戸建ての場合はご自分で管理しなければなりませんね。経年劣化による事故などを防ぐためにも耐用年数を確認して、10年以上たっているようであれば思い切ってシステムごと交換してしまったほうが安全です。部分的な修理を繰り返していると、結果的にかなりの修理代となってしまいます。

原因②メンテナンス不足

給湯器は屋外に設置されているので特に気にしていないのではないでしょうか?しかし、定期的に外装の汚れやサビ、給気口・排気口のほこりなどをチェックしておかないと機器の寿命を縮めることになってしまいます。晴れた日に機器の隙間や配管周りから水漏れがないかを確認しましょう。

風で機器の内部に排気ガスの汚れや小さなホコリが入り込んでたまってきます。内部の異常は外部に現れるので、ススがついていたり焼けたような変色は注意が必要です。特に排気口の近くは約200度の高温になるので、燃えやすいものは置かない、また、洗濯物がかぶさったりしないように注意しましょう。

原因③過度な負担

給湯器は使用する人数に合わせて大きさが決まっています。例えば2,3人で使用する目的で設置されたところに、急に倍以上の人数で使用するとなると機器に大変な負荷がかかるので故障の原因にもなってしまいます。また、家庭用であるにもかかわらず業務用として使用することは大変危険です。

給湯器が故障した時の対処方法

メーカーで表記が異なりますが、2桁または3桁の英数字が点滅します。
キッチン、またはバスルームのリモコンに見慣れない英数字が点滅していたら、給湯器に何らかの障害が発生している可能性があります。焦らずに機器の取り扱い説明書やインターネットでコード一覧を確認してメーカーに連絡しましょう。

対処方法①リモコンにエラーコードが表示された

発生頻度の多いエラーコード
011]「連続使用のタイムオーバー」どこかでお湯が出しっぱなしになっていないか確認
111]「給湯点火不良」ガスの供給が遮断されていないか、ガスコンロは点火するかを確認
112]「点火不良」ガスの元栓、あるいはガスメーターの元栓を確認
113]「暖房系統器具の点火不良」床暖房、浴室の暖房乾燥機など緊急停止
140]「本体の異常’加熱危険!熱湯で火傷したり、火災につながることもある非常に危険な状態です。直ちに給湯器、リモコン等の電源を切る!

対処方法②お風呂の追い焚きができない

バスタブにある程度の湯量がたまっていないと空焚き防止機能で追い炊きできないことがあります。水栓が十分にはまっていない、ということもあります。またフィルターのストレーナーに汚れなどがたまっていることが原因で、水が流れにくくなってしまう原因にもなるので定期的に掃除をしてください。

対処方法③温度の調節ができない

蛇口はハンドル式ですか?
ハンドル式の蛇口は混合水洗の旧タイプのため、ハンドルで湯加減を調整するようになっています。このタイプは強い水圧が必要なため、温度が一定するまで時間がかかります
解決策として、サーモスタッド式の蛇口に交換すると水とお湯の微調整をしてくれるようになるので、対、水とガスの節約効果も期待できます。

対処方法④水漏れ

長年使用していると部品の劣化も進んできます。劣化しやすい部品としてゴム製のパッキンがあります。パッキンの緩みから内部にあるバーナーという熱交換器に漏れた水がかかってしまうとショートし、ガスの不完全燃焼を引き起こすので一酸化中毒の原因となってしまう危険が発生します。

特に給湯器は毎日使うのでパッキンは劣化しやすいと言えます。耐用年数に満たない場合のパッキンの劣化の場合は部品の交換だけで済むかもしれませんが、使用が10年以上経っていたら機器全体が劣化していると考えたほうが良いです。長年使用していると部品が劣化してきます。

対処方法⑤凍結

意外なことに排水管の凍結は、寒冷地ではなくどちらかというと暖かな地域で起きることが多いのです。昼間はあたたかかったのに、夜間、一気に冷え込んでしまったような場合など配管の水が凍ってしまいます。一時的に使えなくなる状態なのでこの場合は気温が上がることで配管の水が流れれば使えるようになります。「運転スイッチ」を切って自然解凍するまで待ちます。水が出るようになったら機器本体や排水管からの水漏れがないかチェックしてください。

思いのほか日中の気温が上がらず、なかなか解凍が進まない場合は、給水の元栓にタオルなどを巻いて40度くらいのぬるま湯を少しずつかけて解凍する方法もあります。あせって熱湯をかけるのは危険で破損につながるので落ち着いて対処してください。
排水管が破裂してしまった場合は交換、修理が必要になります。

給湯器が故障した時には早めに修理が必要

給湯器の故障、不便で少しでも早く修理したいですよね。
緊急時の給湯器の修理に対応してくれる業者を選ぶときのポイントをピックアップしてみました。

緊急修理専門のサイトを探して依頼する
専門知識を持ったスタッフが対応してくれるところを選びます。
コールセンター経由ではなく、修理の専門知識を持ったスタッフが電話やメールでも直接24時間受け付けている業者か確認しましょう。

給湯器の修理の対応範囲を確認しておく
修理を依頼する前に自宅が対応圏内かどうか、依頼する業者のサービス範囲を事前に調べておきます。

対応までの時間
緊急対応の業者は最短15分から20分で駆けつけてくれるので、おおよその来訪時間を確かめておきましょう。

給湯器のメーカーと連携しているか確認する
冬はすぐにお湯が使えないと困りますよね。修理の内容によってはメーカーの機器が取り寄せになることもあります。メーカーの機器が届くまで時間が必要になった場合でも、レンタル給湯器が用意されている業者だと安心です。

給湯器の経年劣化や故障を防ぐための方法

給湯器はキッチンや洗面所でお湯を使うだけでなく、バスルームの暖房や床暖房、食洗器にも連結しているので単純な給湯専用の機器よりも、より多く温水を送るので配管に負担がかっています。この配管の金属疲労が一番の劣化の原因となります。

給湯器の劣化を防ぐコツ

①定期点検のおすすめ
横殴りの大雨や台風などの強風のあとは、給湯器の中に入り込んだ水が乾くまで一時的に点火しなくなることもあります。注意していただきたいのは、古くなった給湯器は長年たまったほこりやゴミなどの湿気が原因で故障するケースもあります。大型台風のあとなどは念のために点検を依頼したり定期点検を行うことが、機器をより安全に長くお使いいただけます。

②給湯器の排気口に注意
給湯器の排気口付近は危険がいっぱいです。周囲に物を置いたり排気口がふさがったりすると危険なだけでなく機器を傷める原因にもなるので十分な注意が必要です。

③給湯器は既定の号数内で使用する
給湯器の号数、把握できていますか?機器は使用する人数によってあらかじめ大きさを決めて設置されるので、規定の大きさを越えて使用することは負荷がかかり劣化を早めます。

④循環機能タイプのバスタブは入浴剤に注意
入浴剤は香りや温浴効果でお風呂を楽しくさせてくれます。その中でも温泉効果が人気の湯の花「硫黄」が含まれており、微量でも風呂釜がサビます炭酸ガスが発生するタイプの入浴剤、美容やリラクゼーション効果のソルト系なども循環機能のお風呂には使わないほうが給湯器を傷めません。

⑤水栓レバーの向きをこまめに変えるメリット
水栓レバーがいつもお湯になっていませんか?特に夏は手洗いや食器洗いは水でも大丈夫なのですが、水栓レバーはお湯のままになっていると思います。温水を使う頻度を減らすことで配管の負担を軽減できるので意識して水栓レバーの向きを変えるようにすると、給湯器の寿命も延ばせてガス代の節約にもなります。

アイテムの利用で寿命を延ばす

オプションアイテムを利用することで給湯器の露出部分の傷みを軽減でき、より長くお使いいただくことができます。給湯器から出ている配管をカバーするためのアイテムですが、最近では外壁とマッチさせるためのデザインや工夫が多く見られます。

耐熱保温チューブは高耐候性被膜付きのポリエチレン管で、風による飛来物や配管劣化の大敵である紫外線から配管を守ってくれます。

排気カバーは排気口の前のスペースが十分でない場合や除け切れない植木などがある場合に熱風を上方向に逃がしてくれます。

側方排気アダプターは排気を左右の横方向に向けることができ、給湯器を設置した後でも取り付けることが可能です。

壊れた給湯器を放置するのは危険

定期点検をしないまま長年使ってしまう給湯器、何か調子がおかしいと思ったことはありませんか?古くなった給湯器、あるいは不完全燃焼防止装置が付いていないタイプの給湯器は、故障に気が付かない、あるいは故障したまま使っていると、知らないうちに一酸化炭素が発生していることもあるので要注意です。少しでも不安を感じたら早めにメーカーに連絡するようにしましょう。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。