マットレスのカビの予防対策とは?おすすめグッズもご紹介!
マットレスは、毎日寝る時に使うものです。ベッドの場合は、ずっと敷きっぱなしということも多いでしょう。気付いたらカビていたなんてこともあるのです。カビになってしまったら大変ですから、その前に対策を取っておく必要があります。マットレスのカビの予防対策や、おすすめグッズについてもご紹介していくので、参考にしてください。
目次
マットレスにカビが生える原因
どうしてマットレスにカビが生えてしまうのでしょうか。人間は、寝ている時に大量の寝汗をかいています。この寝汗が原因となり、カビが生えてしまうのです。寝汗をかくことで湿気を呼びます。
さらに人間の体温で温められることと、カビの栄養分となる髪の毛などのゴミが落ちていることにより、カビが繁殖してしまいやすいのです。
マットレスにカビが繁殖する条件
マットレスには、ある条件が揃ってしまうことで、カビが繁殖してしまいます。それにはどのような条件があるのかを見ていきましょう。
条件①湿度
湿度は高ければ高いほどカビる原因となります。一般的に部屋の湿度は30~60%程度ですから、湿度が60%以上になると、カビは活発に動くようになるのです。浴室はカビの発生が多い場所ですが、湿気も高く水で濡れているためです。
キッチン周りも同様で、水に濡れているところはカビが発生しやすくなります。寝ている時に寝汗をかいているため、寝汗で濡れている布団やベッドもカビが繁殖しやすい場所であると言えるでしょう。
条件②温度
カビは、温度が20℃~25℃くらいになると発生しやすくなります。人間なら過ごしやすい温度であるですが、カビにとっても過ごしやすい環境であると言えるでしょう。
マットレスは人間の体温で温められます。それがカビにとってもちょうど良い温度なので、カビが発生しやすくなるのです。寝汗が布団からマットレスへ吸い取ってしまうため、カビにとってちょうど良い湿気と温度という条件が揃ってしまい、気付いたらカビが生えていたという状態になることもあるでしょう。
条件③栄養分
カビは、ゴミを栄養分としています。人間の皮脂や抜け落ちた髪の毛、マットレスについたホコリや汚れなども全てカビの栄養分となってしまうのです。これらのゴミがあるとカビは繁殖してしまいます。
カビのエサを与えないようにするために、家の中をきれいにしておく必要があります。定期的に、マットレスについたホコリや汚れなどを取り除き、カビを繁殖させないように工夫することが必要になってきます。
掃除機でゴミを取るのはもちろんのこと、たまに拭き掃除もして汚れを残さないようにしましょう。
マットレスにカビを生やさない予防方法
マットレスにカビが生えてしまうと、取り除くのは難しそうです。カビが生える前に対策を行う必要があります。前もって予防しておくことで、カビ知らずのマットレスを維持することができるようになるでしょう。マットレスにカビを生やさない予防方法をご紹介します。
方法①すのこを敷く
すのことは、太い木材に一定の間隔を空けながら直角に打ち込んだもののことを言います。すのこには、ひのきが使われていることが多いです。ひのきは水にも強く、材質が丈夫なため割れにくく長持ちすると言われています。
すのこに使われている木は、水気を吸収してくれる働きがあるため、湿気が多い場所でも使われています。また、すのこは風通しも良いため、カビを防止することができるのです。
ベッドの場合は、ベッドの床板とマットレスとの間にすのこを敷くだけで、風通しがよくなります。すのこだけでも吸収力はありますが、すのこの上にバスタオルを敷くとより吸収力も抜群になって、湿気をうまく逃してくれるようになるでしょう。
また布団の場合は、床の上に直接マットレスを敷いている方が多いと思います。その場合は、床とマットレスとの間にすのこを敷いて、風通しを良くしてみてください。
今まで寝ていると湿気がこもっているような感じがあったと思いますが、この1枚を敷くだけで水分が吸収され、快適に眠ることができるでしょう。ベッドを買い替える予定があるのなら、すのこベッドをおすすめします。ベッドの枠自体がすのこでできているため、通気性が良いです。
収納するのに場所を取らない折り畳み式のものもあれば、ロールタイプのものもあります。「すのこベッド」という名称にはなっていますが、ベッドだけではなく、布団にも使えて便利です。布団の下にすのこを敷く場合には、布団は厚手のものを選ぶと良いでしょう。
薄い布団だと、すのこの硬さが直接体に響いて痛く感じるかもしれません。厚手のものにすることで、硬さを気にせず使用することができます。すのこは、湿気を呼ぶ場所に重宝されていると言えるでしょう。
方法②換気
マットは敷きっぱなしになることも多いので、十分に換気することが大切です。マットが柔らかめのものの場合、椅子などの上に山のような形になるように置いて、湿気をなくしてください。
また、マットにはバネが入っているようなタイプや大きいサイズのものもあります。そのような場合には、壁などに立てかけるようにして置き、換気していきましょう。
中には、壁に立てかけられないほど重たいマットレスについては、片側のマットレスの底に何か物を入れ、空洞を作ります。マットレスが少し持ち上がるので、そこから空気を取り込めるため、換気させることができるのです。
マットレスの換気の効率性を上げるためには、風を当ててみましょう。風を当てる場合、除湿機能のついているエアコンを利用する方法を取ると、効率的に換気が可能です。扇風機の風でももちろん効果が期待できます。
方法③定期的にマットレスを干す
布団はそのまま寝れるようにと、敷いたままにしておくことも多いのではないでしょうか。マットレスは湿気が溜まりやすいです。室温に注意をしていても、マットレスと掛け布団の間も湿ってしまうことも多いので、毎日朝起きたら、掛け布団はめくっておくようにした方が良いでしょう。
室温はちょうど良い温度だとしても、布団の中の湿度が高ければ、カビが繁殖してしまう可能性が高いのです。また、天気が良い日をめがけて、マットレスを陽の光に当てることも必要です。湿気があると、ジメジメしていて気持ち悪いと感じることも多いでしょう。
しっかり天日干しすることで、湿気をなくして、カビが発生するのを防ぐことができます。カビてしまってからでは遅いので、早めの対策が必要なのです。
方法④コイル系のマットを使う
マットレスはどのようなものを使用していますか?ウレタン製のものやコイル製のものなどさまざまあります。カビを発生させないようにするためにも、マットレスの素材などについても考えることが大切です。
ウレタン製のものは、気密性が高く、湿気を放出しにくい素材ですから、カビが発生しやすくなってしまいます。カビ対策法を考えるのなら、ウレタン製のものは避けた方が良いでしょう。
逆に、通気性が良く、カビが発生しにくいように作られているのが、コイル系のマットです。マットレスの表部分は綿やウレタンが使われていますが、中がコイルになっていて、さらにコイルの中は空洞になっています。
湿気を逃してくれる働きがあるため、コイル状になっている部分は、カビが生えないのです。マットレスの表部分は湿気対策は必要なので、湿気には十分に気を付けましょう。
マットレスの側面には、空気の通りを良くする穴があいているものもあり、マットレスにこもってしまっている湿気を逃がしてくれる働きをします。コイルマットで通気口もあるタイプのマットレスなら、カビ対策には最適だと言えるでしょう。
マットレスにカビが生えた時の対策
カビが生えないようにと対策をしていても、カビが生えてしまうこともあるでしょう。カビが生えてしまったらもう仕方がないと諦めるしかないのかと思う方も多いと思います。マットレスにカビが生えてしまった場合でも、いくつか対策があります。見ていきましょう。
対策①カビ専用の除去スプレー
マットレスにカビが生えてしまった場合は、カビ専用の除去スプレーで取り除くことができます。カビが生えているところに、スプレーを吹きかけます。約30分ほど待ってください。一回吹きかけてみて落ちない場合は、数回繰り返し吹きかけます。
スプレーをした場所が完全に乾いたら、カビを取り除くことができているという証拠です。マットレスに使用して、色が落ちてしまうこともあるので、まずは見えない場所にスプレーをして、色が落ちないことをチェックしてから使用することが望ましいです。
対策②消毒用エタノール
エタノールには、無水タイプのものと消毒用の2種類があります。無水タイプのものは、ほとんど水分が含まれていなく、99%がエタノールになります。消毒用のものは80%がエタノールとなるのですが、水分をほとんど含んでいない無水タイプのものには殺菌する効果が少ないと言われています。
ですから、マットレスのカビには消毒用エタノールが向いています。使用方法は、エタノールをカビができている部分にスプレーし、約1時間ほど放置します。放置後、ぬるま湯にくぐらせたら、軽く絞った雑巾を使い、カビの部分をふき取っていきます。
カビをふき取る時には、こするとカビが広がってしまうため、つまむようにしてふき取ることがポイントです。消毒用エタノールはカビを除去しますが、カビで黒くなってしまった部分は落ちません。
ですから、本当にカビが落ちたのか不安になることでしょう。一回で落ちたかどうか心配になる場合、何回か同様に繰り返すことをおすすめします。
マットレスにカビが生えないおすすめグッズ
マットレスにカビが生えないようにするためには、カビになる前の予防が必要です。さまざまなカビ対策グッズが販売されています。
マットレスにカビが生えないおすすめグッズをご紹介します。お気に入りの対策グッズを見つけて、カビにならないように予防していきましょう。
おすすめ①ウォッシャブルベッドパッド
ウォッシャブルベッドパッドは、ベッドにも敷布団にも使える敷きパッドです。中綿には、「マイティトップ」を使用しています。マイティトップは、防ダニに加え、抗菌・防臭効果もあり、汗の臭いや細菌の繁殖を抑えることができるのです。
表面は立体構造になっており、通気性や吸湿性に優れています。汗のかきやすい夏場でも、さらっとした使い心地です。洗濯用のネットに入れれば、自宅で丸洗いもOK。いつでも清潔を保つことができます。四隅にゴムがついているので、装着も簡単です。
おすすめ②パストリーゼ77
パストリーゼ77は、瞬間除菌と抗菌持続性が期待できる安心・安全なスプレーです。キッチンや食卓でも安心して使うことができます。この商品の一番の特徴としては、食品に直接かけられるということです。
マットのカビ以外に、食材のカビに対しても、効果を発揮することができる優れものです。抗菌効果があるとされているカテキンを配合しており、スプレー後も長時間細菌の増殖を抑えることができます。
おすすめ③タンスのゲン すのこマット
タンスのゲンすのこマットは、湿気対策ができるマットです。すのこマットを敷布団の下に置くことで、横側から湿気を逃がしてくれます。風通しがよくなるので、通気性も抜群です。
天候の関係でなかなか外で干すことができないということもあるのではないでしょうか。こちらの商品を使用すると、室内干しも可能になります。湿気を飛ばすことができるので、カビを防ぐことができるのです。
おすすめ④タンスのゲン マットレス ボンネルコイル
タンスのゲンマットレスボンネルコイルは、高品質のボンネルコイルを使用しており、コイルの数が普通と比べて多いです。全てのコイルが連結されているので、マットへの沈み込みを防ぐことができ、安定性もあります。
ボンネルコイルは、ポケットコイルとは違い、不織布に包まれていないことから、通気性が良いところも特徴の一つです。ボリュームのあるキルティングに、17センチの厚みがあるため、ふんわり気持ちが良く、寝心地の良いマットレスです。
マットレスにカビが生えないよう対策しよう
人間は、寝ている時にコップ一杯の寝汗をかくと言われています。マットに熱がこもり、湿気が逃げにくい性質から、カビが発生してしまうことも少なくありません。毎日使うものだから、マットレスの湿気対策が必要になってきます。
カビを発生させないようにするためは、温度や湿度などに注意をして、カビを発生させる条件を作らないようにすることが大切です。カビを生やさないようにするには、換気をこまめにしたり、マットを定期的に干したり、通気性の良いコイル系のマットを使うなどの対策を取ってください。
対策をしていても、カビが生えてしまうこともあるでしょう。そんな時には、カビ専用の除去スプレーを吹きかけたり、消毒用のエタノールを使用することで、カビを落とすことができます。
カビが生えないおすすめのグッズも多数あるので、チェックしてみてください。マットレスにカビが生えないように対策をしましょう!
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。