記事作成日:

【汲み取り業者】の仕事はきつい?必要な資格や給料を解説!

人が嫌がる仕事、きつい仕事は給料が良いと言われがちですが、汲み取り業者はどうでしょうか。あまり良いイメージを持たない仕事ですが、汲み取り業者がいなければ困る方も少なくありません。

そこで汲み取り業者の仕事内容やきついと言われる理由、給料やメリットなど、気になる中身をまとめてみました。汲み取り業者への転職を視野に入れる方は要チェックです。

汲み取り業者の主な仕事内容

汲み取り業者の仕事を聞いても、経験のない方からすれば漠然としたことしか分かりません。まずは汲み取り業者の主な仕事内容を見てみましょう。

転職する場合にはその仕事の作業内容を把握しなければ、転職してもすぐに辞めたくなることもあります。そうならないためにも仕事内容はしっかりと知っておきましょう。

仕事内容①バキュームカーの運転

汲み取り作業をする場合、現場に向かうための運転を行います。運転するのは汚泥を回収するためのバキュームカーです。

運転自体はそれほど難しいものではありませんが、汲み取りを必要とする現場が山間部などの過疎地域になることも多く、狭い道や未舗装路を走るため、一般道路とは異なる運転難易度があります。

また、駐車スペースが限られていることもあり、ある程度の運転技術が求められることも少なくありません。運転するバキュームカーは狭い道にも対応できる小型車もありますが、汲み取り業者で運転するのであれば大型免許取得が望まれます。

仕事内容②浄化槽の汲み取り

汲み取り業者の仕事内容で知られているのが浄化槽の汲み取り作業です。

現在のトイレは水洗式がメインになっているため、汲み取り式トイレから排泄物を回収することも減りましたが、未だ汲み取り式を使っている地域や工事現場に設置されている仮設トイレなど、バキュームカーを必要とする場所が残っています。

トイレの汲み取り以外にも生活排水を浄化するための浄化槽や排水口の詰まりを回収する仕事もあります。汲み取り業者は汲み取りだけを専門に行う清掃作業と産業廃棄物処理業を兼業するパターンがあり、作業員のほとんどが正社員となっています。

浄化槽はトイレからの排泄物を回収する単独処理浄化槽とキッチンや洗濯などの生活排水を回収する合併処理浄化槽の2パターンありますが、どちらも仕事内容に変わりはありません。

仕事内容③浄化槽の点検

汲み取り作業だけでなく、浄化槽の安全を守るための点検も汲み取り業者の仕事です。浄化槽の点検はモーターなどの設備が破損・故障している箇所をチェックし、場合によっては修理も行います。

また、害虫がいれば消毒・駆除を行い、汚泥調整や微生物の管理、消毒剤補充もします。点検は定期的に行い、その記録は一定期間保存することが義務付けられ、年に1回は浄化槽内部の水の状態を検査して、しっかりと機能しているかどうかの確認も行います。

各企業によって異なりますが、浄化槽管理士普通免許の取得が義務付けられていることも少なくありません。

汲み取り業者の仕事がきついと言われる理由

汚泥を回収する汲み取り業者の仕事はきついと言われるには、様々な理由があります。

多くの人がやりたがらない仕事であり、きついイメージを持たれていますが、実際に作業することできつい、デメリットとなる部分を見てみましょう。

理由①作業中の臭い

きついと言われる理由として作業中の臭いがあります。汚泥を回収する仕事なので、作業中は厳しい臭いに耐える必要があります。

しかし運転中も臭いがきつい、身体に染み付くかといえばそうではありません。近年は浄化槽などの施設の消臭技術も優れているため、回収作業中以外で臭いが気になることも少なくなりました。

バキュームカーには消臭器が搭載されているので、車の中まで臭うこともなく、服装は作業着なので自宅に臭いを持ち込むこともありません。しかし作業中に汚水などが付着してしまうと臭いがつくこともあるので、気をつける必要があります。

理由②肉体労働もある

汲み取り業者がきついのは臭いよりも、むしろ肉体労働であることではないでしょうか。

技術や設備が向上している現代では異臭に悩まされることは少なくなりましたが、回収時のホースを引っ張り操作する、マンホールを開け閉めするなど、重労働になることも多々あります。

ホースは軽いものではなく、マンホールのフタに至っては40kgと重く、それを日常的に行うのでかなりの肉体労働になります。特に夏場は汗もかくため、重労働がきついと感じる場合もあるようです。

汲み取り業者の給料はどれくらい?

汲み取り業者に転職する際にもっとも気になるポイントが給料ではないでしょうか。

汲み取り業者に限らず、同じ職種であっても就職先によって多少の差があるだけでなく、地域や資格の有無、運転するバキュームカーの大きさなどによっても給料の違いがあることを知っておきましょう。

正社員の給料相場

正社員で働く場合の給料相場は20代で約25万円、30代では25~35万円、40代では40~50万円ほどになります。

平均的な給料は約27万円ほどで、勤続年数や役職の有無などによっても違いはあります。20代から汲み取り業者を始めた場合、年齢に適した平均額なので、抵抗がない方にはスタートしやすいかもしれません。

毎月の給料以外ではボーナスや退職金制度、昇給なども関わってきます。汲み取り業者の求人情報をチェックしてみると、20万円以上になる企業が多くなっていますが、初任給が約16万円と20万円を下回る企業も少なくありません。

正社員として転職するのであればできるだけ若いうちに、長く働くことで給料アップを目指すことができます。

アルバイトの時給相場

正社員ではなく、アルバイトとして始めた場合の時給はどうでしょうか。アルバイトの場合は時給換算されますが、1300~1800円ほどが相場のようです。

地域によっては900~1500円程度の場合もありますが、ファーストフード店やコンビニなど、一般的なアルバイトよりも時給が良いのはやはり誰もやりたがらない、肉体労働の仕事だからだと考えられます。

さらに汲み取り業者のアルバイトは日中に終わることも多いので、その気になれば夜に別のバイトをしたり、自由な時間が増えるので効率良くアルバイトをしたい方にはおすすめでしょう。

汲み取り業者で働くメリットは?資格は必要なの?

仕事内容やきついと言われる理由、給料などを把握したら汲み取り業者で働くとどんなメリットがあるのか、資格がいるのかなどをチェックしましょう。

どんな仕事でもデメリットやきついことばかりではありません。汲み取り業者として働いた場合のメリットを知ることで、転職もしやすくなります。

汲み取り業者で働くメリット

汲み取り業者で働くメリットは正社員で働いた場合、仕事がなくなることがないために安定した給料が得られることが大きいのではないでしょうか。

汲み取り業者の多くは各自治体から業務委託されていることも少なくないため、定期的に仕事があり、将来性もある仕事です。

また、20代から始めた場合には他の職業と比べて比較的高収入であり、アルバイトであってもかなり稼ぐことが可能です。

また、作業は日中に行うことがメインになるため残業も少なく、夜は自分の時間を持てるのも魅力的です。

給料面や将来性だけでなく、誰もやりたがらない仕事でも、なくてはならない仕事なので社会貢献活動の一環としてもやりがいが持てます。

汲み取り業者で働くために必要な資格

仕事には何らかの資格を必要とする職種もありますが、汲み取り業者で仕事をする際に、特に必要にある資格はありません。しかしバキュームカーを運転するための免許証が求められることも多く、最低限運転免許証は取得しておきましょう。

また、運転免許を所持していても、AT限定では採用されないことも少なくありません。企業によっても異なりますが、浄化槽点検を行う際の浄化槽管理士普通免許を必須としているところもあり、就職後に資格取得に行く場合もあります。

浄化槽管理士普通免許は年1回、1日のみの国家試験を受験するか、年10回以上開催されている講習を13日間(計80時間)の連続受講、テストに合格すれば取得できます。学歴・勤続年数など受験資格もないので、誰でも受けることが可能です。

汲み取り業者で働く方法

汲み取り業者で働いてみようと思ったら、まずは転職サイトから探してみましょう。近年多くの転職サイトがあり、スマホだけで登録不要のサイトも多いため簡単に検索することが可能です。

転職サイトであれば初任給や必要な資格、福利厚生なども細かく記載されているので決めやすくなるでしょう。また、すでに汲み取り業者で働いている知人がいれば紹介してもらう方法もあります。

紹介して貰う前に給料などの詳細を聞いておきましょう。最後に人材紹介サービスを利用する方法もおすすめです。人材紹介サービスは希望条件を提示することで条件に合う仕事を紹介してもらえます。

一部職種を除き登録料や紹介料は不要、求人サイトなどでは公開されていない情報や面接時に聞きにくい情報などを教えてくれる場合もあります。

汲み取り業者は必要不可欠な仕事で魅力もいっぱい

臭いが気になる、社会的にもあまり良いとは言えないイメージを持つ汲み取り業者は、現代社会においても必要不可欠な仕事です。

近年では消臭技術の向上や衛生環境、労働環境の改善によって昔よりも働きやすい職場になっています。

メリットも多い汲み取り業者は将来性もあり、安定した収入を得ることができるので、転職を考えている方は汲み取り業者も視野に入れてみるのもおすすめです。

その他関連記事はこちら



※記事の掲載内容は執筆当時のものです。