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【警備員】の給料を上げる方法とは?有利な資格など詳しく解説!

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警備の仕事に就いてみたいと思った時、まず第一に気になるのは月々の給料事情ではないでしょうか。やりがいのある仕事だとしても、給料がいくらになるのかは事前に知っておきたいものです。そこでここでは、警備員の給料について詳しくまとめてみました。

更に今後のために、給料がアップするような条件についてもご紹介しています。警備員になりたい方、または今後の給料を更にアップしたい方は、ぜひ1度参考にしてみて下さい。

警備員の給料や年収はどれくらい?

参考までに警備員の給料事情を全国平均で見てみましょう。総務省の調査によると、企業人数が10人~99人の場合は19万9,700円、100人~999人の場合は23万300円、1,000人以上になると26万7,400円という数字が出ました。

大手企業の方が給料が高いことがよく分かります。もちろん地域や雇用形態によっても変動はありますので、参考の1つの数字として頭に入れておくようにしましょう。年収にすると300万前後になると考えておいて下さい。

警備員の給料や年収は雇用形態や仕事の種類で違う

警備員と言っても仕事の内容は様々で、もちろん仕事によって給料にも差が出ます。雇用形態のことも考えると更に給料はバラけてしまうので、ここでは仕事別の給料事情、そして雇用形態、性別、地域による給料内容を確認してみましょう。

雇用形態別で見る給料や年収

正社員、派遣社員、パート・アルバイトが、給料の高い順番になります。ちなみに正社員の初任給は平均19万円、派遣社員の時給は平均1,426円、パート・アルバイトの時給は平均996円です。

正社員の平均年収は約300万円前後ということを考えると一般的には低い部類に入りますが、警備員の仕事内容や持っている資格によってはこれ以上の金額が発生する可能性が十分にあるので、必ずしもこの年収額以内に納まるというわけではありません。

仕事内容別で見る給料や年収

警備員の仕事内容によって給料が高かったり、安かったりと差が出てしまうので、高年収を望む場合は仕事内容にも注目するようにしましょう。ちなみに警備には「施設警備」、「交通誘導警備・雑踏警備」、「輸送警備」、「身辺警備」に分けられます。

【施設警備】

ショッピングセンターやビル、バックヤードの搬入口に警備員が立っている現場を見た経験がある方も多いのではないでしょうか。最近ではライブ会場や施設で見回りしているスタッフも多いです。これが施設警備で、不審者が侵入しないかを見張っている仕事です。

そして室内にて監視カメラをチェックする人材も、施設警備員の1人となります。年収のベースは約300万円となりますが、機械警備業務就ける資格を持っている方なら、年収は約450万円に上がります。

【交通誘導警備・雑踏警備】

お祭りの時や工事現場に人々の流れを誘導する方を交通誘導警備、もしくは雑踏警備と言います。夜中でも工事現場に立って車を誘導しているスタッフが、まさに通誘導警備です。正社員だけではなくアルバイトの人数も多いのが特徴的で、街でもよく見かけるでしょう。

ちなみに平均年収は約220万円と、警備員の中でも収入は低い傾向にあります。年齢層も若い方から年配の方まで様々であり、仕事の現場も各地にあって、常に募集されていることが多いです。

【輸送警備】

輸送警備は警備職の中でも希少価値が高い仕事で、「核燃料物質等危険物運搬警備業務検定2級」の資格を持っていないと就職することができません。

貴重品や現金を輸送する際に警備する仕事であり、いつどんなトラブルがあるかも分からない状況になることもあるので、誰でもなれるわけではないのです。それ故に平均年収も比較的高くて、最低200万円、高くなると400万円を超えます。

【身辺警備】

身辺警備はいわゆるボディーガードです。依頼主の危険を守り抜くのが仕事になりますので、体力はもちろん、護身術の心得が必須となります。精神面にも堪える仕事であることから、相当の訓練が必要になることも想像することができます。

リスクのある仕事であるために、平均年収約420万円~約550万円と高い金額が提示されるでしょう。特別な資格があれば更にアップする可能性もあるため、夢があります。

男女別で見る給料や年収

全国の男女40代の平均年収を調べてみると、男性の平均年収が約364万円、女性の平均年収が約275万円という結果が出ました。月収にするとそれぞれ約25万円、約19万円となります。男性の方が年収が高いようです。

最近は女性の警備員も増えてきていますが、少し前までは男性の比率の方が圧倒的に多いのが現状でした。こういったところでも、男女によって給料の幅が広がっているのかもしれません。

地域別で見る給料や年収

地域によっても給料のアップダウンの差があります。例えば東京都なら平均約421万円、大阪府では約361万円、神奈川県が約331万円という数字になっているため、都市になるほど金額が高くなっていることに気がつきます。

都市部の最低賃金が高いこと、更に工事現場が多い事情があって、自然と給料が上がりやすくなっています。また警備員は常に人手不足であることから、とても重宝されます。職場環境を変えるだけでも、給料面に差が出るということです。

警備員の給料や年収を上げる方法

警備員でも給料が少ないと嘆く必要はありません。警備員の職はそのままに給料を上げる条件をご紹介いたしますので、今以上の給料をお望みの方はぜひ1度実践してみて下さい。

資格を取得する

警備員に必要な国家資格を取得しておけば、通常の警備員ではできないような特殊な仕事を任されることがあります。特別な資格になりますので、特別手当として給料が上がるのは間違いありません。

特に核燃料輸送警備業務や空港保安警備業務、貴重品運搬警備業務などは警備員のスペシャリストとしての声も高く、資格を有する人材のみが就ける仕事です。更に将来的に管理職に就きたい時は、これらの資格とはまた別の国家資格を取得しないといけません。

「警備業務検定」、「警備員指導教育責任者資格」が必要になるため、資格取得のための知識、スキルを身につけるようにしましょう。ちなみにこちらの資格は、警備員になりたての方はまだ取得できる段階にありません。

資格によって1年以上の勤務、3年以上の勤務、5年以上の勤務と独自のルールを定められていますので、段階を踏みつつ、確実に資格を取得していくようにしましょう。

勤務する地域を変える

田舎よりも都市部の方が給料が高いことは、警備員以外の職種でも証明されているのではないでしょうか。警備員も同じで、給料に不満がある場合は都市部での仕事を探してみることをおすすめします。

田舎よりも更に工事現場や警備員を配置したい企業は多いため、仕事も色々な選択肢があります。同じ仕事なら給料が高い方がモチベーションにも繋がりますので、いざという時は勤務地を変更するという方法も考えておくようにしましょう。

真面目に勤務する

毎日真面目に仕事をするのは基本ですが、その中でも会社にとってメリットになるような仕事をするようにしましょう。

例えば後輩への指導、キャリアアップのための資格取得、仕事の効率化を図るための提案など、警備の仕事に関することでプラスになるような仕事を日々行うようにすれば、自然と上司や会社からの評価は高くなります。

その状態が長く継続されれば給与アップの可能性も出てくるはずです。ただ仕事をこなすのではなく、いかに仕事をご自身や会社にとって良い方向に持っていけるのかがポイントになります。

給料アップに有利な警備員の資格の種類

給料アップ必須の資格をチェックして、将来のためにも今から資格を取得する方向で検討してみて下さい。

まず取得しておいて損がない資格は、「機械警備業務管理者」、「施設警備検定」、「交通誘導警備検定」、「雑踏警備検定」、「貴重品運搬検定」、「核燃料運搬警備検定」、「空港保安警備検定」です。

機械警備業務管理者は受験した8割の方が合格すると言われている比較的楽な試験なので、受けてみると良いでしょう。警備員になる前に取得することもできるので、就職前に受験してみるのもおすすめです。

一方、取得が難しいとされているのが「施設警備検定」や「貴重品運搬検定」、そして「核燃料運搬警備検定」、「空港保安警備検定」と続きます。警備員になっていることを条件、更に働いた年数も指定されていますので、就職前に受けることができません。

難しい資格だからこそ給料アップになるための条件として有利に働いてくれます。転職の際にも有効な資格なので、大きな企業に勤務したい方にも推奨します。

警備員としてキャリアを積んで給料アップを目指そう

警備員として働く時は少しでも給料が高くなるように、できるだけ資格をとる方向で考えておくことをおすすめします。全国平均の年収で見ると少ない部類に入る警備員ですが、資格があれば決して少ない年収にはなることはないです。

場合によっては平均年収以上になる可能性も出てきますので、長く警備員の職に就きたいという方は、ぜひこの機会に必要な資格をチェックするようにしましょう。努力次第で警備員の仕事は、もっと魅力的な仕事に変わるはずです。

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