仕上げの主役「サンドペーパー」の選び方とおすすめ10選!
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サンドペーパーとはいわゆる紙やすりのことで、DIYを趣味になさっている方には馴染みの深い工具ではないでしょうか?ただし、ひとえにサンドペーパーといっても番手や種類は多岐にわたり、使い方や選び方を間違えてしまうととんでもなく手間のかかるアイテムにもなりかねません。ここではサンドペーパーの正しい使い方や選び方と、今人気のサンドペーパーを10選、ご紹介します。
サンドペーパーの用途
サンドペーパーの使い所は木材などをカットして組み立て、形を整えて塗装する前にカットした面や木材の角を削り落としたり、塗装の乗りをより良くしたりする時に使います。
DIYなどでちょっとした棚や壁掛けの飾り、100均で購入したボードなどを自分流にアレンジする時によく使いますよね?
ではサンドペーパーの使い方を少し整理してみましょう。
木材のバリ取り
切断した切断面や角に出たバリを処理する時に便利なのがサンドペーパーです。ホームセンターで購入した木材は切りっぱなしの物が多いので、何かを組み立てる前にバリ取り処理をされると作業がはかどります。
このとき使うサンドペーパーは180番よりもあら目のサンドペーパーがベスト。ただし削りすぎないように注意が必要です。
塗装前の下地つくり
塗装前に木材などの表面を荒らしておくと、塗装のノリがよくなります。特にハケやローラーなどで色を塗る時に、塗装面が荒れていた方が綺麗に塗れます。
この時使うサンドペーパーは180番で段差をなくし、400番で木目を整え、1000番で表面のキメを整えます。
いきなり1000番のサンドペーパーで磨いてしまうととても大変なので、あら目、中目、細目のサンドペーパーは揃えておきましょう。
また、処理面が広ければ広いほど大変な作業です。そんな時は電動工具を使うなどの工夫もしましょう。
塗装後の刷毛跡の処理
ハケなどで塗装すると、ハケの走った後がそのまま塗装面として残ってしまう事もあります。そんな時は一旦乾燥させて、完全に乾いたら塗装面に弱くサンドペーパーをかけると塗装面が整います。
塗装のアラが残っていてもそれも味なのですが、綺麗に仕上げたい時はサンドペーパーで整えて挙げると解決します。
この時使う番手は1000番以上のサンドペーパーを使いましょう。
面取り加工
面取り加工とは、切った木材の切断面や木材の角を丸く仕上げたりする加工のことです。これも長い木材や面積の広い物は手動で行うと大変なので、電動工具のトリマーなどで処理すると楽で早いですね。
サンドペーパーの使い方
では実際、サンドペーパーを使うのにはどの様にすれば効率的なのか?まとめてみましたのでご参考になさって下さい。
サンドペーパーを必要な大きさに切る
サンドペーパーは一枚の紙の様になっているか、ロールで売られていることが多く、使用前に必要分だけ切り出して使う必要があります。
切り出す量ですが、あまり大きいと使いにくいので、削る素材の端面よりも少し大きいくらいで切りましょう。
ここでケチケチしていたら仕上がりに影響が出てしまうので、削る対象の幅分くらいはカットして下さい。
また、サンドペーパーは手で簡単に切れます。ハサミを使って切ってしまうとハサミが傷んでしまうのでおすすめできません。
あて材を使う
広い面積にサンドペーパーをかけようと思うと、当て木が便利になります。面積の大きい場所にサンドペーパーをかけるとなると相当の労力です。あて材に巻いて使うことで、面を均一のヤスリがけできます。
当て木は木工工作をした後に出る端材で十分なので、手頃な端材はとっておくようにしましょう。あて材にサンドペーパーをまいて使うことにより、不意の事故から身を防ぐことにもなります。
ヤスリがけのコツ
木材にヤスリをかける時のコツは、木目にそるように常に一方向からヤスリをかけるようにしましょう。そうすることで、目が揃い、美しい仕上がりになるのです。決して円を描くようにヤスリを掛けたり、往復させてしまわないようにして下さい。
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サンドペーパーの選び方
サンドペーパーの選び方は目の粗さによって目的用途が変わるため、目的に合わせたサンドペーパーを選ぶようにして下さい。サンドペーパーの表面に数字の書かれた表示があるかと思います。それらはすべて、サンドペーパーの目の粗さを表しているのです。では目の粗さで使い分ける作業を一つ一つ見てみましょう。
バリ取り、面取り
バリ取りや面取りで使うのなら80番ほどの最も目の荒いサンドペーパーがベストです。目が粗いので一度に多く削れます。削りすぎてしまうと元には戻せないので注意が必要です。
塗装前の処理
塗装前には120番で塗装面を荒らして、400番で整えてやれば綺麗な塗装面となります。しかし、塗装前の面は削りすぎないように力を入れず軽く撫でてやる程度で十分です。ある程度120番で目を均一に、400番で仕上げる事がコツです。
塗装後の処理、仕上げ
塗装後に乾燥させるとどうしても塗りムラが生じます。そのムラを400番ほどの細いサンドペーパーで整えてやると、驚くほど綺麗に仕上がります。また、塗装せず、ニスだけで処理する前に塗布面を整えてやる意味でサンドペーパーをかけると仕上がり具合が変わってきます。
1000番という細い目のサンドペーパーがありますが、木工用の仕上げで使うには効率が悪すぎます。そのため木工用で使うのであれば400番程度の目の細かさで十分仕上げようとして使うことができます。
サンドペーパーおすすめ10選
では次におすすめのサンドペーパーを10選、ご紹介します。目的用途が木工用だけではなく、自動車の補修用の耐水サンドペーパーもありました。水につけて使う耐水サンドペーパーは車の補修用のサンドペーパーとしても使えます。
・KAKURI 紙ヤスリMIXセット 12枚入(#80・#150・#240・#400×各3枚)
木工用のサンドペーパーセットです。DIYでちょこっと使いならこれで十分な量。あら目の80番から仕上げ用の400番まで揃っているので使い勝手がいいですね。
・SOFT99 99工房 耐水サンドペーパーセットM 09123
車の凹みなどをDIYで補修する人のための耐水サンドペーパーです。目に詰まったカスを洗い流しながら使えるため経済的です。
・耐水ペーパー 紙やすり セット #400 #1000 #1500 #2000 各2枚・大判サイズ8枚入り ミニサイズの48枚分 Randon 耐水 サンドペーパー
400番から2000番まで細い目の耐水サンドペーパーのセットです。木工には向きませんが、パテ埋め後の処理や補修した跡をならすのに最適です。DIYで車を直している方向けですね。
・BIGMANビッグマン 耐水ペーパーミニセット #400 #1000 #1500 18枚入り各6枚 BYR-23 DIY、ホビー、キッチンやトイレの掃除に
耐水サンドペーパーの仕上げ用セットです。耐水用ペーパーで、サビ取りもできてしまうので、どうしても取り切れないサビなどはサンドペーパーで削り落とします。
・ Bigmanビッグマン 紙ヤスリ 12枚セット#80 #150 #240 #400 各3枚 電動サンダー取り付け可能 紙やすり サンドペーパー 研磨
ビッグマンの耐水ではないサンドペーパーセットです。主に木工用に使い、電動サンダーに取り付けることができるため電動サンダーを使用されている方に人気のアイテムです。
・Holts ホルツ 仕上げ用サンドペーパー MH929
こちらは自動車のへこみや塗装の荒れを修正したい時に使う耐水性のサンドペーパーです。耐水性のサンドペーパーは水に付けながら使うため持ちが普通のサンドペーパーよりもいいのです。一枚で相当の面積を処理できます。
・JomMart 耐水ペーパー 10種類 セット 各1枚 #180 #240 #320 #400 #600 #800 #1000 #1200 #1500 #2000 TL0221
180番のあら目のサンドペーパーから2000番の仕上げ用までガセットになっている耐水性のサンドペーパーセットです。これ一組みあるとヤスリがけの作業が全てできてしまいます。また、各一枚ずつの少量なので使い切りにちょうどいいですね。
・BIGMANビッグマン 紙ヤスリミニセット #120 #240 #400 18枚入り各6枚 BYR-25 DIY、ホビー、キッチンやトイレの掃除に
先に紹介したビッグマンのサンドペーパーセットのミニサイズになります。ちょっとしたヤスリがけや床面の補修などに活躍します。大きすぎないため使い勝手もいいですね。
・LWC A4 大サイズ!! 耐水 サンド ペーパー 紙やすり 研磨紙 セット #80, #120, #240, #400, #600, #800, #1000, #1200, #1500, #2000 各1枚 計10枚
耐水性のサンドペーパーセットを購入するのであればこちらがおすすめです。A4サイズのサンドペーパーセットなので一回買っておけば相当使えます。また、80番からセットになっているので迷わないで済みますね。
・Pre-Cut サンドペーパー 切れてるヤスリ #1200
ほぼプロ仕様の耐水性サンドペーパーです。各種サイズも揃っているため、電動サンダーでヘビーに使う方にはおすすめです。
サンドペーパーを使いこなそう!
サンドペーパーの使い方から選び方、今おすすめのサンドペーパーまで紹介しましたいかがだったでしょうか?
サンドペーパーは使い方次第で作品の仕上がりを左右する工具です。この工程を適当にこなしてしまうと今まで慎重に作り上げてきたモノが台無しになってしまうこともあります。使い方も大切なのですが、選び方も作業にあった適切なサンドペーパーを選んでみて下さい。
サンドペーパーを使いこなすことでDIYがもっと楽しくなります。あなたもぜひチャレンジしてみて下さい!
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。