菱目打ち

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菱目打ち人気5選|3mm、5mmピッチが便利!おすすめメーカーをご紹介

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引用:pixabay
菱目打ちはレザークラフトの基本的な道具のひとつです。革は布に比べて硬く、布を縫うときのように針で縫い進めていくことができないので、予め菱目打ちで縫い穴を開けてから糸を通していきます。今回は、さまざまな菱目打ちのなかから人気の高いものを5つ厳選してご紹介します。

菱目打ちの種類

菱目打ちの種類引用:pixabay

菱目打ちは「目数」と「ピッチ」によってさまざまな種類のものがあります。一度に開けられる穴の数を「目数」、穴と穴の間の幅を「ピッチ」と呼びます。

目数

目数は1本、2本、4本、6本のものが主流です。一般的には2本のものと4本のものを中心に使われる方が多いようです。目数が多ければ多いほど効率的に縫い穴を開けられそうに思えますが、革小物程度のサイズであれば4本のものでも充分対応可能です。

ピッチ

3mmくらいの細かいピッチだと繊細な印象、5〜6mmくらいの大きめのピッチだとざっくりとした印象に仕上がります。好みの風合いで選んでも良いですし、もし迷うようなら、薄手の革を使う場合や小物を作る場合は3mm、厚手の革を使う場合やバッグなどを作る場合は5mmというのがひとつの目安になります。

クラフト社 4本ヒシ目打 4mmピッチ

クラフト社 4本ヒシ目打 4mmピッチ引用:Amazon

菱目打ちで定評のあるクラフト社のアイテムです。何かと使いやすい4mmピッチで、目数4本のタイプです。主に直線部分の穴あけに使用します。切れ味の良さや穴の美しさ、ピッチの正確さといった作品の仕上がりの美しさに影響する重要なポイントが押さえられているため、多くのユーザーから信頼を集めています。

クラフト社 4本ヒシ目打
クラフト社 4本ヒシ目打

サイズ:2mm(4mmピッチ)

「切れ味がとても良く、木槌で叩かなくてもスムーズに穴を開けることができます。」
「握りの部分が丸く、手が痛くなりにくいです。」
出典:Amazon

クラフト社 2本ヒシ目打 5mmピッチ

クラフト社 2本ヒシ目打 5mmピッチ引用:Amazon

同じくクラフト社のもので、こちらは目数が2本、ピッチは5mmとなっています。曲線部分の穴あけや間隔調整に便利です。目数4本のものと並んで、ぜひ最初に揃えたいもののひとつです。刃先の焼入れと研磨による切れ味の良さで定評のある菱目打ちです。

クラフト社 2本ヒシ目打
クラフト社 2本ヒシ目打

サイズ:2.5mm(5mmピッチ)

「本当に使い勝手が良く、さすがクラフト社製という印象です。」
出典:Amazon

SEIWA プロツール菱目打 4本 3mmピッチ

SEIWA プロツール菱目打 4本 3mmピッチ引用:Amazon

SEIWA(誠和)も定評のあるレザークラフト用品メーカーです。こちらは3mmピッチ・目数4本となっており、ベーシックな菱目打ちのひとつです。プロツール仕様となっていますが、比較的手を出しやすい価格なので、初めての菱目打ちとしてこちらを選ぶのもおすすめです。

SEIWA プロツール菱目打 4本
SEIWA プロツール菱目打 4本

仕様:プロツール
ピッチ:3mm巾

「コストパフォーマンスがよく、おすすめです。切れ味もなかなかです。」
出典:Amazon

D-drempating 菱目打ち 4本 セット

SEIWA プロツール菱目打 4本 3mmピッチ引用:Amazon

レザークラフトに少し興味があるけど、長く続けていけるか分からないし最初から高い道具を買ってまでは…という方は、こういった手軽なセットで一度体験してみてはいかがでしょうか。ちょっとしたものを試しに一つ作ってみる程度なら充分なアイテムです。

D-drempating 菱目打ち 4本 セット
D-drempating 菱目打ち 4本 セット

歯幅:約3mm/4mm
4本セット(1本目 2本目 4本目 6本目)

「初心者としてはこのセット内容と価格はありがたいです。」
「価格の割になかなか良くできています。」
出典:Amazon

UNHO 菱目打ち 4本セット

SEIWA プロツール菱目打 4本 3mmピッチ引用:Amazon

こちらも、手軽なセットものとしては比較的ユーザーの評価が高いです。セット売りされているものは初心者にとって手軽な反面、有名メーカー品に比べると品質のバラ付きがかなり大きくなっています。ユーザーレビューなどをチェックして買うのがおすすめです。

UNHO 菱目打ち 4本セット<br />
UNHO 菱目打ち 4本セット

セット内容:1本目+2本目+4本目+6本目

「価格を考えれば充分満足できるクオリティです。」
出典:Amazon

菱目打ちと一緒に揃えたいグッズ

菱目打ちと一緒に揃えたいグッズ引用:pixabay
レザークラフトを始める際、必要な道具は菱目打ちだけではありません。ぜひ一緒に揃えたいのが「木槌」と「ゴム板」です。

木槌

木槌は、菱目打ちで革に穴を開ける時に菱目打ちの柄のお尻の部分を叩くのに使います。切れ味の良い菱目打ちですと、木槌を使わなくてもスッと穴が開けられるものもありますが、厚めの革を扱う場合を考えるとやはり木槌を用意しておいたほうが安心です。また、同じメーカーの同じピッチの菱目打ちでも、目数が多くなると穴あけにより多くの力が必要になるため、木槌を使うケースが多くなります。

クラフト社 革工具 木槌
クラフト社 革工具 木槌

素材:木
サイズ:並

ゴム板

革に穴を開ける際、革の下のテーブル等に傷が着くのを防ぎます。ゴムと聞いて想像するような質感よりはかなり硬く、木やプラスチックのようなしっかりした板です。厚みも2cmとかなり厚手です。ホームセンターなどで売っているゴムマット等で代用できないかと考えがちですが、最初からレザークラフト専用のものを買っておいたほうが良いという声が多いのがこのゴム板です。

クラフト社 革工具 ゴム板
クラフト社 革工具 ゴム板

サイズ:22×15×2cm

代表的なメーカー

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菱目打ちを始めとしたレザークラフト用品のメーカーとしてまず名前が挙げられるのが「クラフト社」です。

初心者からプロまで愛用者は多く、日本にレザークラフトを紹介したパイオニア的存在でもあります。東京・荻窪に本社を構え、取扱店は全国各地に多数広がっています。

クラフト社の菱目打ちは、刃先の焼入れと研磨による切れ味の良さが最大の魅力です。同時に、菱穴の形が美しく、ピッチも正確・均等なため、縫い目がとても美しく仕上がります。そのクオリティの高さは「文句のつけようがない」とユーザーから絶賛されるほどです。

また、菱目打ち以外にもゴム板や木槌、手縫い針など、レザークラフトに関する道具類が非常に幅広くラインナップされており、初めて道具を買う人にとっても、趣味を極めていきたい人にとっても、さらにレザークラフトのプロにとっても大変心強い存在です。

単品買い?セット買い?


今回の記事では、単品で販売している菱目打ちと、セット売りになっている菱目打ちを両方ご紹介しました。

ある程度レザークラフトの経験が豊富な方ですと、買い替えたいものや新たに増やしたいものをその都度単品で購入することが大半だと思いますが、初心者の方にとっては有名メーカー品を単品で買うか、手軽なセットアイテムで一気に揃えるか悩むところではないかと思います。

どちらの買い方でも一長一短はありますが、最初からきちんとしたものを使いたい、後から買い換えることは極力避けたいという方は、メーカー品の目数2本のものと4本のものをまず購入するのがおすすめです。やってみて、もしハマったらその時にメーカー品に買い換えることも視野に入れたうえで、まずは手軽に一度やってみたいという方はセットアイテムがおすすめです。

いずれにしても注意してほしいのは、菱目打ちの場合、「4本」と表記されているのが目数のことなのか、セット本数のことなのかという点です。インターネット購入ですと思い込みによる勘違いも起きやすいので、購入前にぜひ確認してください。

自分だけの作品を作ろう

実際に作品を作る時間ももちろん楽しいものですが、必要な道具をああでもないこうでもないと迷いながら選ぶのもまた楽しい趣味の時間のひとつです。これだ!という菱目打ちが見つかったら、ぜひ使いこなして、あなただけの素敵な作品を仕上げてくださいね。今回の記事で、作品作りのベストパートナーとなる菱目打ちが見つかったら何よりの幸いです。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。