通線ワイヤー人気5選|Amazonで人気のおすすめ品や使い方をご紹介
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樹脂製の電線管に電線やケーブルを通す際に便利なのが通線ワイヤーです。通線ワイヤーをガイドとして通すことで、電線やケーブルが管の途中でよれて詰まることがなく、スムーズに送ることができます。電線管の長さに合わせてさまざまなタイプの通線ワイヤーがある中から、Amazonで人気のものを5つピックアップしてご紹介します。
目次
通線ワイヤーの使い方
電線やケーブルは、そのままでは傷つきやすく危険なため、保護用の電線管に通した状態で敷設します。電線管は金属製のものと合成樹脂製のものに大別され、合成樹脂製のものは、硬いパイプ状のものと柔らかいホース状のものにさらに分けられます。合成樹脂製で柔らかいホース状の電線管を可撓(かとう)電線管と言います。
可撓電線管は、軽くて扱いやすく設備に沿って柔軟に施工できるためよく使われますが、柔らかく曲がりやすい性質上、どうしても中に電線などを通す際に引っかかって詰まってしまいがちな面があります。
これをカバーしてくれるのが通線ワイヤーです。剛直性が高いため、電線管の内側にひっかかったり、なかでよれたりすることが少ないのが利点です。作業の流れとしては下記のようなイメージです。
- 電線管に通線ワイヤーを通す
- その先端に電線を取り付る
- 通線ワイヤーを引っ張ることで電線を電線管に通す
SOREIINA 通線ワイヤー12m CD管・PF管専用
Amazonの電設用ケーブルリール・CD管リール・ロープリールカテゴリでベストセラー1位の人気アイテムです。ヘッド部分が小さいため通しやすく、形状も丸みを帯びていて他のケーブルを傷つけません。ワイヤー部分はスチール製で、厚手のビニールでしっかり被膜されているため長持ちします。ほどよい柔らかさでよくしなり、使いやすい通線ワイヤーです。
「曲がりくねっていて入線困難と思われたPF管にも、この通線ワイヤーにシリコンスプレーをかけて使ったら驚くほどスムーズに入っていき、あっという間に工事が完了しました。プロの現場でも大活躍です。」
「ワイヤーの被膜のビニール自体がよく滑り、通しやすいです。コスパの高い商品です。」
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SPEED STEEL 速攻通線™ 15m
屋内の通信工事・電気工事に程よい使いやすさの15mタイプです。30mや50mの通線ワイヤーも市販されていますが、取り回しを考えると、この15mがあれば大抵のことはカバーでき、サイズ的にもかさばりすぎず手軽です。収納ケース付きで保管や持ち運びにも便利です。より戻し機能が付いていて、ねじれがちなLANケーブルなどをよりを戻しながら引けるのも嬉しいですね。
「30mのものより2回りほど小さく、移動時の車内スペースも少なく済んで助かります。簡単な作業のときには重宝しています。」
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デンサン ブラックスリムライン30m
ヘッド部の直径は5mmと非常にスリムで、作業性が高くなっています。壁裏などでの軽索引作業に最適です。長さも30mとたっぷりあるので、15mでは不安な場合にもおすすめです。無線LANが普及した現在でも有線LANケーブルを配線したいというニーズは根強く、こういった専用工具が活躍する場面もまだまだ多いようです。
「これがあれば作業時間が半分以下になります。1個あるとやはり便利です。」
「今までは何だったのかというくらいスムーズに通り、さすが専用工具と感じました。」
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デンサン スーパーレッドライン 30m
上で紹介したブラックスリムラインと同じ、デンサン製の30m通線ワイヤーですが、こちらはロッド線径が5.8mmとかなり太径で押しに強いのが特徴です。くるくるヘッドとスネークヘッドのダブルヘッド式で、電線に合わせて結線を選択可能になっています。
「赤色が目立つので、屋根裏などでの配線の際も作業しやすいです。」
「太さ、長さ、色とどれをとってもちょうどよいです。先端もしっかりしていて長く使えそうです。」
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マーベル スネークライン S
線径の細いグリーンの線で案内し、線径の太いオレンジの線で押し込むダブル構造です。リードヘッドはグリーン側が直径4.5mm、オレンジ側が直径6mmです。狭い隙間や追加配線では特に威力を発揮します。
「今まで使っていたものよりもずっと使いやすく、もっと早く購入すればよかったです。」
「スリムで通しやすく、便利です。」
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通線ワイヤーと一緒に使いたいアイテム
収納ケース
ケースが付属している通線ワイヤーもありますが、そうでない場合は別途用意する必要があります。こちらは上で紹介したスネークラインSに適合する収納ケースです。CD管で代用する方もいるようですが、やはり専用ケースのほうが使いやすく安心です。
「通線ケーブルの収納には必須です。硬さがあって曲がらない点が気に入っています。」
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通線用潤滑剤
通線ワイヤーだけではスムーズに通せない場合は、潤滑剤の力を借りましょう。こちらは日本で最も多く使われている通線用潤滑剤で、乾いてからも滑りの良さが続きます。
「通りが非常に渋かった通線ワイヤーが、これを使ったら嘘のようにスルスルと通りました。」
出典:Amazon
ケーブル索引具
ケーブル配線時、あと少しの距離を引き寄せるのに便利な軽量索引用アイテムです。迎え側がこれを持っていると、送り側が試行錯誤するよりもスムーズに作業が進みます。
「スケールなどで引っ掛けるより確実で、ちょっとした時に便利です。」
「携帯もしやすく、ケーブル配線の必須アイテムです。」
出典:Amazon
人気の通線ワイヤーブランド
デンサン
電設作業工具ならココ!と言えるブランドのひとつが「デンサン」です。今回の記事でご紹介した通線ワイヤーや潤滑剤、索引具のほかにも、電動入線機やケーブルローラーなど多彩な電設作業工具を扱います。
デンサンを展開するジェフコム株式会社は、大阪に本社を置き、全国17箇所に営業拠点を置いています。ホームセンター等での取り扱いも多く、身近で知名度の高いブランドのひとつです。
ジェフコム株式会社
https://www.jefcom.co.jp/index.html
マーベル
株式会社マーベル/
1943年の創業以来、70年以上の歴史を持つ電設工具メーカーです。圧着工具やケーブル・ワイヤーカッターを始めとして、今回ご紹介したような通線・入線工具などラインナップ豊富です。
デンサンと同じく本社は大阪で、取扱店も全国各地の電機店やホームセンターなど多数あります。全国に数万人規模で広がる「道楽会」というモニター会員組織があり、その声を製品づくりに活かしています。
株式会社マーベル
http://www.marvelcorp.co.jp
通線ワイヤーの選び方
通線ワイヤーは、電線を通したい場所よりも少し余裕を持った長さが必要です。一般的な屋内工事であれば15m程度あれば概ね事足りますが、特に広い部屋や複数の部屋を超えて通すような場合では30m、40mという長さが必要になる場合もあります。
「大は小を兼ねる」という言葉の通り、40mのものがあれば15mの工事にも対応できますが、長くなればなるだけ通線ワイヤー自体がかなりかさばり、重たくなります。持ち運びや取り回し、保管場所のスペースなどを考えると、用途にあった程よい長さのものを選択したいですね。
通線工事の強い味方
通線ワイヤーは電気工事などのプロに多く使われている道具ですが、自宅にLANケーブルを引く場合など一般の方が購入されることも少なくありません。線を通すという単純な作業でも、通線ワイヤーがあるかないかで作業効率は段違い。こんなアイテムがあると知っておくと、いざという時に役に立ちそうです
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。