下げ振り人気5選

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下げ振り人気5選|レーザーでは無いタイプの使い方とおすすめ比較

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小屋作りや家具の修繕の際にも活躍する下げ降り。DIYでは扱いやすく、安価なレーザーでは無いタイプがおススメです。原理が明快で応用も効きますので、使い方を覚えておくと便利です。ちょっとしたものを作る際でも垂直をきちんととれるのとそうでないのとでは仕上がりが全く別物となります。昔ながらの大工道具である下げ降りの使い方とおススメ商品をまとめました。

下げ降りとは?どうやって使う?

下げ振りとは、柱・壁などの垂直を見るための道具です。柱などに取り付けるための下げ降り保持器とそこから糸が伸びていて、その先に円錐状の下げ降りと呼ばれる重りが付いています。高い場所にとりつけて重りを垂らすことにより重力が働いて糸は必ず垂直になります。重りの先の糸離れ長さを計測し、正しい長さであれば垂直。そうでなければ傾いていると言えます。

保持器にはT字の取っ手のようなものが付いており、押すと針が出ます。これによって、対象物が木の場合には突き刺して取り付けます。マグネットがついているタイプは、取り付けるのが金属の柱であればそのまま貼り付けて使用します。

メーカーによって、下げ降りの剣先に保護用のキャップが付いているものや、測定物を傷付けないよう下げ降りの外周にゴムリングを配置しているもの、また保持器を開けずに糸を交換できるものなどもあります。糸や下げ降りは交換用に単体でも販売されています。

シンワ測定 ハンディ下げ振り Jr. 自動巻 スイピタ200g付

シンワ測定 ハンディ下げ振り Jr. 自動巻 スイピタ200g付引用:Amazon

シンワ測定 ハンディ下げ振り Jr. 自動巻 スイピタ200g付
シンワ測定 ハンディ下げ振り Jr. 自動巻 スイピタ200g付

本体:ABS樹脂・エラストマー樹脂
針:バネ鋼
マグネット:ネオジム磁石
糸:ナイロン
糸の長さ:3.5m
使用可能錘:100~400g

小型で軽量なコンパクトタイプの下げ降り器です。糸の長さは3.5mとDIYには充分な長さがあります。針はハンマーで叩いて固定が可能で、水滴侵入防止壁をケースに施しているため水に強い作りとなっています。また、エラストマー樹脂で保護されており衝撃に強い設計です。工具なしで針交換可能な点が非常に便利です。強力ネオジム磁石で鉄部にもしっかりと固定出来ます。これ一つ持っていると作業の範囲が広がるのでおススメです。

タジマ パーフェクトキャッチG3-300Wクイックブラ付 振下げ高さ3m

タジマ パーフェクトキャッチG3-300Wクイックブラ付 振下げ高さ3m引用:Amazon

タジマ パーフェクトキャッチG3-300Wクイックブラ付 振下げ高さ3m
タジマ パーフェクトキャッチG3-300Wクイックブラ付 振下げ高さ3m

セット内容:本体、クイックブラ(300g)
対応重量:100g~400g

自動巻取式です。糸の長さは3mあり、扉の傾きや柱の傾きなど、自宅のチェックにもあると便利です。木部、鉄部、アルミサッシ、コンクリートに取り付けが可能です。不用意な針の飛び出しを防止する針ロック機構を搭載しており、本体を5kg程度の力で叩くと針が出るように設計されています。本体を開けずに簡単に糸交換ができるガイド糸構造を採用しています。重さ100g~400gの下げ振りに対応し、自動でバランスを調整します。

シンワ測定 ハンディ下げ振り Pro 3倍速手巻

シンワ測定 ハンディ下げ振り Pro 3倍速手巻引用:Amazon

シンワ測定 ハンディ下げ振り Pro 3倍速手巻
シンワ測定 ハンディ下げ振り Pro 3倍速手巻

サイズ:125×100×45mm
糸の長さ:10m
使用可能錘:100g~1kg

糸の長さが10mと本格的な長さの手巻式下げ降り器です。折りたたみ式の巻取りハンドルで糸を巻き取ります。針はハンマーで叩くことが出来ます。鉄部には強力マグネットで固定、木部には針で固定、その他コンクリートやサッシにも固定が可能です。ドラムストッパーが付いていて、糸を伸ばしたところ止めることで錘の固定力をアップします。サビにつよいステンレスバネをゼンマイドラムに採用しているほか、本体はエラストマー樹脂で保護されており、衝撃につよい設計となっています。

タジマ ピーキャッチ300 振下げ高さ3m P-300

タジマ ピーキャッチ300 振下げ高さ3m P-300引用:Amazon

タジマ ピーキャッチ300 振下げ高さ3m P-300
タジマ ピーキャッチ300 振下げ高さ3m P-300

商品サイズ(約):縦84×横59×奥行22mm 。
商品重量(約):95 g。
付属糸:ピーキャッチ700・1500用糸。
適応下げ振り重量(約):100g~400g。

こちらは降下げ保持器のみで、重りを別に用意するタイプのものです。非常に小型で扱いやすい商品です。糸の長さは3mと手頃な長さで、自動巻取機能が付いています。重さ100g~400gの下げ振りに自在に対応、バランス調整が不要なオートバランス機構付なので、既にお持ちの重りにも対応します。現場の状況に合わせ、取り付け面からの糸離れを2段階(面一、30mm)に設定できる柔軟さが人気の商品です。

シンワ測定 風防下げ振り ピタット2 磁気制動式

シンワ測定 風防下げ振り ピタット2 磁気制動式引用:Amazon

シンワ測定 風防下げ振り ピタット2 磁気制動式
シンワ測定 風防下げ振り ピタット2 磁気制動式

本体サイズ:64×112×1512~3333mm
製品質量:3120g
精度:±1mm
材質:竿・突き当て部/アルミ、ドラムカバー/ABS樹脂、錘/真ちゅう・りん青銅、透明窓/ポリカーボネート樹脂

こちらは、風に影響されない構造の下げ振り器です。1515mm~3333mmまで自在に伸縮でき、伸ばせば屋起こしに十分な長さに、縮めれば運搬に便利な長さに調節が可能です。突き当てが付いているので、ササっと柱などにあてて、簡単に測定出来ます。長めの突き当てで仮筋交いを入れた柱にも使用が可能。取付け用ゴムバンド付なので固定しやすいです。他のタイプに比べると場所は取りますが、手軽にサクッと使用したい方に向いています。

下げ降りと一緒に使う水平器や差し金のおすすめ

下げ降りと一緒に使う水平器や差し金のおすすめ引用:pixabay

シンワ測定 ブルーレベル マグネット付 300mm

シンワ測定 ブルーレベル マグネット付 300mm
シンワ測定 ブルーレベル マグネット付 300mm

商品サイズ(約):縦300×横55×奥行25mm。
商品重量(約):360g。
気泡管感度:0.5mm/m。
気泡管精度:±2.5mm/m。

水平・垂直45°の確認に便利な幅広いユーザー向けの水平器です。45°気泡管付。測定面にV字型溝付でパイプ測定も可能です。大型サイドキャップで材料とレベルを保護します。

シンワ測定 サンデーカーペンター 15×30

シンワ測定 サンデーカーペンター 15×30
シンワ測定 サンデーカーペンター 15×30

カラー:(本体)黒 (目盛)白
本体サイズ(約):長枝330×短枝163×巾15×厚さ1.3㎜
重量・容量(約):67g

直角の確認や、直角の線を引くのに使用する金属製の物差しです。差し金とも言いますね。降り下げ器使用時の対象物と重りの糸離れ長さを測る際に使用すると便利です。

下げ振り測定器などの測量に関する製品で有名なシンワ

下げ振り測定器などの測量に関する製品で有名なシンワ引用:シンワ測定株式会社HP

曲尺、直尺、各種定規など、「はかるもの」をはじめとした確かな道具を提供します。引用:シンワ測定株式会社HP

というシンワは、新潟県三条・燕地域という職人の町で生まれたメーカーです。金属製物差しの製造からスタートしました。常に「はかるもの」のことを考え続け、商品開発を行っています。その製品の種類は、巻き尺から秤、温度計など「はかるもの」を網羅しています。常に現場で仕事をする人のことを考えて、情報収集から製品化、物流まで一貫して行う徹底したものづくりを行っています。

『直尺・巻尺の校正事業者』『ノギス・マイクロメーター』として、国に登録されているので、JCSS校正証明書の発行を依頼することが出来ます。ISO9000シリーズの品質システム審査登録制度に必要な書類の一部に利用が可能です。使用する軽量基準が国家基準に則っているということが対外的に信頼度を向上します。

とにかく「はかる」ことに関して真剣で、右に出るものはいない熱い開発精神を持ったメーカーです。

下げ振り測定器の選び方

下げ降り、降り下げどちらの呼ばれ方もあるようですが、下げ降りは、糸の一端に逆円錐形で重さ 0.2~1kgのおもりをつけた部分のことを差します。手で持つと正しく測量できないので、これに保持器を呼ばれる部分を付けて計測するのが一般的です。

家のドアの建付けなどを確認したり、日曜大工で使用するのであれば、糸の長さは3mもあれば十分です。コンパクトで持ち運びに便利。そして安価な製品が各種ありますので、一つ持っておくと便利です。特に、庭作りや大き目の箱もの、小屋などを作成する際は必要になります。

ホームセンターなどで入手が可能で、比較的安価なものですが、自作を行う人もいるようです。地球の重力を利用したシンプルな原理の道具なので、理屈がわかれば自作も難しくないかも知れませんね。急に使いたくなったとか、一回くらいしか使わなさそうということであれば良いですが、やはり販売されているものを使うのが便利です。

下げ振り保持器が身近になりましたか?

普段はあまり使うことの無い道具ですが、ちゃんと使えるとプロっぽさが増しますし、やはり制作物に違いが出て来ます。また、家庭でもドアの建付けなんかが気になった時に、サッと下げ降りを取り出して鉛直を測るなんてちょっとカッコイイですよね。物件のチェックにも使えますよ!試しに一度簡単なものを自作して、あちこち測ってみるのも面白いですね。ぜひ、DIY道具の一つに加えてみてはいかがでしょうか。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。