シュラフカバーおすすめ17選!キャンプでの必要性と選び方は?
シュラフカバーは、ビギナーキャンパーにおすすめしたいアイテムのひとつです。日本のフィールドの特徴として、一年を通して気温の変化が激しく、雨量も多いことが挙げられます。つまり、寝袋は常に結露や雨のリスクにさらされているのです。シュラフカバーは、このような日本の気候に適したアイテムです。今回は、寝袋カバーの使い方と、おすすめの商品をご紹介します。
シュラフカバーの必要性
シュラフカバーは、キャンプに「必須」なアイテムではありませんが、寒冷地でのキャンプ、連泊のキャンプ、悪天候でのキャンプなどでは、持っておきたい道具のひとつです。自然の中でのキャンプは魅力的ですが、 高地では夜も寒くて眠れないということがあります。
そんなとき、シュラフカバーが「空気の層」を作ってくれるので、暖かく過ごすことができます。また、結露した場合は、レインコートのような役割を果たし、寝袋が濡れるのを防いでくれます。
ある程度の保温性があるため、温かい時期にはこのシュラフカバーだけでも十分なほどです。また、寝袋本体が汚れるのを防止する役割もあり、もし汚れたときは、カバーだけを洗えば済みます。
このように、冬に使う印象が強いシュラフカバーには、実はいろいろな使い道があります。アウトドアが好きな方は、ぜひチェックしてみてください。
シュラフカバーの選び方
どの商品が良いかを選ぶときの基準ですが、素材やサイズ、防水性能など、気をつけるべきいくつかポイントがあります。シュラフカバーはアウトドアグッズの中でもマニアックなアイテムなので、それほど多くの種類があるわけではありませんが、それでも、それぞれの商品がどう違うのか、どれが自分に合っているのか判断するのは難しいものです。ここでは、選ぶ際に押さえておきたいポイントをご紹介します。
選び方①アウトドアメーカーのもの
ネット通販で検索する際、聞いたことのないメーカーの安価なモデルには要注意です。防水性や透湿性に不安があり、シュラフカバー本来の機能が発揮されない可能性があります。多少値段が高くても、アウトドアメーカーが販売しているものを選びましょう。
選び方②防水性の高い素材
シュラフカバーの多くは、防水・透湿性に優れた素材でできています。代表的な素材であるゴアテックスは高価ですが、防水性・透湿性に優れています。
しかし、平地でのキャンプで、ゴアテックスほどの機能性を必要としない場合は、比較的安価なメーカー純正の防水透湿素材を選択することをおすすめします。
タイベック(丈夫で耐久性のある不織布)を使用したものや、素材の内側に熱反射性のあるアルミ蒸着を施し、保温効果の高いものなどがあります。キャンプ場の状況や用途に合わせて選びましょう。
選び方③サイズ
シュラフカバーのサイズは、シュラフより大きめのサイズとなっているか確認するようにしてください。ダウンシュラフは、中の羽毛を十分に膨らませないと保温性が損なわれます。そのような訳で、サイズは必ずシュラフ本体より大きなものを選べるようにしっかりチェックしましょう。
ダウンシュラフを膨らませたときのサイズがわからない場合は、使用しているシュラフのメーカーとサイズを確認し、店員さんに適切なシュラフカバーを探してもらってください。
選び方④レイヤー数
シュラフカバーには、2層式と3層式の2種類があります。それぞれ特徴が大きく異なりますので、用途に合わせてお選びください。動きやすさを重視される方には「2層式」がおすすめです。
表地と透湿防水膜の2層構造により、裏地がなくても薄く、軽く、かさばらないのが特徴です。そのため、バックパックが重くなりすぎず、徒歩での移動も疲れにくくなります。
また、二層式なら寝返りも打ちやすくなります。保温性能は中程度ですが、寝汗をかきにくく、蒸れにくいので、暖かいものが好きな方におすすめです。
とはいえ、オールシーズン使える商品を探している方は、3層式を選びましょう。表地と透湿防水膜、裏地の3層構造で、保温性に優れています。厚みがある分、重くてかさばりますが、1枚で3層構造になっているのはとても便利です。
選び方⑤使い勝手
快適に使うために「伸縮性」と「ファスナー位置」を確認するようにしましょう。伸縮性のないシュラフカバーも多いですが、伸縮性がある方が寝返りがしやすく、快適に使えることは間違いありません。
ただし、これはシュラフにも伸縮性がある場合のみ有効といえます。また、伸縮性のないシュラフカバーでも、ワイドサイズを選ぶことで動きやすさを向上させることができます。スムーズな出入りのためには、ファスナーの位置も重要です。
「サイドファスナー」や、内側から開けられる「ダブルファスナー」などが付いていると便利です。伸縮性やファスナーの構造については、実際の使用感としてクチコミを参考にしてください。
おすすめのシュラフカバー17選!
それでは、ここからは人気のシュラフカバーを17点ご紹介します。上述した選び方のポイントを参考に、ぜひご自分の好みやニーズにぴったりの商品を見つけてください。
おすすめ①イスカ ゴアテックス インフィニアム シュラフカバー ウルトラライト
30デニールナイロンをベースに、ゴアテックス素材を組み合わせた3層構造のモデルです。高い透湿性と防水性を持ち、睡眠中に体から蒸発する水分を最小限に抑えます。また、使用時の圧迫感を軽減する立体的なフードも魅力です。
おすすめ②オクトス 高透湿防水 シュラフカバー ワイドロング
耐水性・透湿性に優れた素材「SOFANDE」を使用した2レイヤーカバーです。耐水圧は20,000mm以上で、非常時のビバークにも対応できる高い機能性を備えています。ファスナー開口部は148cm幅で、上下どちらからでも開閉でき、スムーズな着脱が可能です。
おすすめ③スナグパック ソフティー エリート5
スタンダードなUKモデルの寝袋と同じスペックを使用しながら、生産工場を中国に置き、PARATEXとSoftieを使用したコストパフォーマンスの高いカバーです。
Softieの詰め物はナチュラルダウンに近い性能を持っているため非常に軽量で、再膨張率に優れ、お手入れも簡単です。生地はパラテックスマイクロで、破れにくく、靴としても使用できます。
中綿には、宇宙服にも使用されている保温素材「リフレクターサーム」を使用しているため保温効果が高く、寝袋の機能性を高めてくれます。足元部分は折り返してフックで固定できるため、小柄な方でも足元にスペースを作らずに保温することが可能です。
おすすめ④SOL エスケープヴィヴィ
「SOLエスケープ」シリーズのハイエンドモデルで、独自素材「シンパテックス」とシーム処理による完全防水仕様です。伸縮性、柔軟性もあり、快適な使い心地が特徴です。内側には、体温の90%を反射して保温するリフレクター加工が施されています。単独での使用はもちろん、寒い季節のシュラフカバーとしてもおすすめです。
おすすめ⑤Survivor IIエスケープ ビヴィ
防寒性、撥水性、防風性に優れ、風や雨を遮断し、体温の低下を防ぐシュラフカバーです。内部に蒸れがないため、オールシーズン快適に過ごせます。
不織布とポリエチレンフィルムを使用した軽量な素材で、背中にアルミ蒸着を施し、体温を逃がさず、体温維持に役立ちます。
また、自然災害の際にも役立つ非常用アイテムです。主に緊急用ですが、丈夫なので繰り返し使用できます。内部に溜まった水分は外部に排出され、外部からの水分は内部には通しません。
リュックサックに収納しやすいコンパクトなサイズですが、広げると全長213cmのゆとりのあるサイズになります。アウトドアで寝袋を使用する際、寝袋と一緒に使用することができます。
おすすめ⑥オクトス 透湿防水シュラフカバー
表生地 / 40dnリップストップナイロン / 2層防水(透湿)コーティング 背面生地 / 40dnリップストップナイロン / 2.5層防水(透湿)コーティング
oxtosの日本製シュラフカバーです。表地には、オリジナルシュラフに使用されている防水・透湿性に優れた生地を使用しています。山小屋泊の際のシーツとして、また非常時のビバークカバーとして使用できます。
各層に防水透湿コーティングを施し、水分をシャットアウトします。ファスナーは頭側、足側のどちらからでも開けられるので、ストレスなく出入りできます。
おすすめ⑦ムラコ Tyvek Sleeping Bag Protector SL001
Tyvek(タイベック)製のスリーピングバッグカバーです。スリーピングバッグに被せて使用することで、テント内に充満した結露からスリーピングバッグを保護し、保温力を高めることもできます。
透湿性に優れたタイベック素材の内側にはアルミニウムがコーティングされており、体温を最大80%反射して保温することが可能です。優れた防水・透湿性により、結露を防ぎ、快適な着心地を保ってくれます。
ファスナーは中央に設定しているため、着脱も簡単です。本格的なアウトドアシーンはもちろん、夏の低山トレッキングなどにも単体で使用できます。
おすすめ⑧MIL-TEC スリーピングバッグ カバー
「ミルテック」は、世界各国の軍用装備・物資の販売と、それらをベースに民生用として新たに製造したオリジナルアパレルや装備品をメインに取り扱うブランドです。
ナイロン100%、防水・透湿メンブレン、ポリエステル100%の3層構造で、サイドにはツーウェイジッパーを採用し、どこからでも開閉が可能です。
頭部はベルクロで開閉し、ゴムバンドで風を防ぐことができます。シュラフをさらに防水・防風仕様にしたい方は、試してみる価値ありです。
おすすめ⑨Yundxi シュラフカバー
この防風・防水シュラフカバーは、キャンプやハイキング、旅行などのアウトドアに適しています。本製品で最も知っておいていただきたいのは、その軽さです。寝袋、スリーピングバッグ、エマージェンシーシートなどの中で最も軽量です。
また、付属の収納ポーチを使えば、かなりコンパクトに収納することができます。登山やキャンプなどのアウトドアでは、当然ながらバックパックに収まる程度の荷物しか持っていけません。
そうなると寝袋に限らず、「軽さ」「コンパクトさ」は重要なポイントになります。小さくて軽ければ、他の必要なアイテムも多く持っていけますし、なによりも持ち運びや荷造りの負担が大幅に軽減されることが最大のメリットです。
おすすめ⑩スナグパック 寝袋 蚊帳付き ジャングルバッグ
ベースキャンプアドベンチャーシステムは、スナグパックとコラボしたナチュラムだけのオリジナル商品です。
ソロキャンパーにも人気のスナグパックですが、その人気の秘密は、1万円以下からと非常に安価でありながら、熱源がなくても洗える頑丈さを備えたコストパフォーマンスの高さにあります。
ミリタリーものが好きな方、幅広い季節でキャンプを楽しみたい方はぜひチェックして見てはいかがでしょうか。
おすすめ⑪スナグパック 寝袋 スリーパーエクスペディション スクエア
スナグパックは、実用的な品質にこだわり、今もヨーロッパ内で寝袋やアウトドアウェアの生産を続けるオンリーワンのブランドです。
イギリス製の寝袋は、工場で職人がひとつひとつ丁寧に作っており、中綿の品質だけでなく、軽量でコンパクトなことから、実際に軍で採用されているものもあるそうです。
本製品は、秋冬シーズンの日本限定モデルで、足元にフルジッパーを採用し、下から足を出すことができるため、キャンプや車中泊にとても便利で使い勝手の良い寝袋になっています。
また、全開にして布団として使用することもでき、乾きやすいのも特徴です。内側の繊維は合成繊維を使用しているので、洗濯機で洗うことができます。ファスナーは生地に食い込みにくい構造で、細部にまでこだわって作られています。
おすすめ⑫normani 完全防水・防風・防汚・防湿・防塵 シュラフカバー
破れにくく、耐久性に優れた生地は、縫い目に一つ一つ手作業で防水加工を施しています。そのため、降り続く長雨でも内部は濡れることがありません。熱の蓄積や寒さによる結露を防ぐため、カバーの表地には透湿性の高い素材を使用し、内側と外側の湿気を逃がしています。
ドローコードを引っ張れば、シュラフに合わせた幅の調節もできるようになっています。また、収納袋と合わせても397gと軽量で、リュックサックに入れて簡単に持ち運ぶことができます。
おすすめ⑬ファイントラック エバーブレス®スリーピングバッグカバー
「ファイントラック エバーブレス®スリーピングバッグカバー」は、ファイントラックが独自に開発した防水・透湿素材Everbreath3Dを使用したスリーピングシェルです。外部からの濡れを防ぎ、内部で発生した蒸気を効率よく排出することができます。
Everbreath 3Dは2.5層構造で、コーティングの裏面に特別に配合された3Dドットを使用しているため、3層構造よりも軽量かつコンパクトでありながら、十分な耐久性を備えています。ファスナーのないシンプルなデザインが特徴です。
おすすめ⑭CANWAY 寝袋 2人用 防水シュラフ スリーピングバッグ
裏地と中綿には肌に優しいコットンを使用しているので、敏感肌の方にも安心してお使いいただけます。表地には防水性に優れた210Tポリエステルを使用し、防水性だけでなく防汚性にも優れていますので、アウトドアでの使用にも最適です。
U字型のキルト縫製で、中綿がずれたり膨らんだりするのを防いでくれますし、分離可能なファスナー仕様で、暑いときはファスナーを開けることもできます。
車中泊、キャンプ、登山、お花見、アウトドア、天体観測、防災はもちろん、自宅での仮眠用としても使い回せます。
おすすめ⑮MT ミリタリー スリーピングバッグ
肌触りがよく、保湿性、吸水性、通気性に優れたシュラフカバーです。綿毛は空気を含んでいるため、やわらかく、あたたかいのが特徴です。使用前に日光に当てると水分が蒸発し、熱が上昇し、寝袋が暖かくなります。
衛生的で丸洗いもできるので、防災グッズにもおすすめです。キャンプ、バーベキュー、車、登山、アウトドア、天体観測、観光、お花見など、さまざまな用途に使いたい方におすすめです。
おすすめ⑯イスカ ウェザーテック シュラフカバー スーパーライト
結露防止性能のある3層素材を使用しています。頭部への圧迫感を軽減する立体的なフードは、ドローコードでフィット感の調節が可能です。サイドには60cmのジッパーを採用し、スムーズに出入りできるのが特徴です。頭部に圧迫感を感じず、快適に眠りたい方に最適です。
おすすめ⑰Naturehike シュラフカバー
裏地には240Tポリエステルを使用し、柔らかく肌触りが良いだけでなく、保温性・速乾性にも優れている寝袋です。寝袋に入ると、すぐに暖かさを感じることができます。
コンパクトなので、アウトドアキャンプ、室内登山、山登り、ドライブ、バーベキュー、ツーリング、お花見、自宅でのマットレス、残業、防災などにも使えます。
この寝袋は、サイドのダブルファスナーで広げやすく、足元のファスナーを開ければ通気性も抜群です。同サイズで連結可能なアウトドアシュラフです。2人で使用する場合は、同じサイズの寝袋を左開きと右開きでセットで購入するのがおすすめです。
シュラフカバーがあればキャンプでも適温で寝れる
シュラフカバーの選び方とおすすめの人気商品をご紹介しましたが、いかがでしたか?シュラフカバーがあったおかげでシュラフが濡れずに済んだという経験をしたキャンパーも多いので、テント泊の際は必ず持参することをおすすめします。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。