プラモデルの穴あけに便利!ピンバイスおすすめ10選をご紹介!
DIY作業やプラモデル、模型作りで小さな穴をあけるときに使うピンバイス、いまでは100均でも手軽に入手することが可能です。しかしピンバイスは基本的に小さな穴をあけるための工具なので、ちょっとの位置ズレでも失敗に繋がるため、ミスをしないためにも適したものを選ぶ必要があります。こちらの記事ではおすすめのピンバイスや選び方をまとめました。
ピンバイスとは?
ピンバイスとは一般的に薄いプラスチック素材に小さな穴をあける工具で、木材や金属、樹脂素材などの穴あけにも利用されます。通常の電動ドリルを用いた場合、薄い素材は穴をあける前に割れてしまうので、ピンバイスのような先端の細い工具を使います。
近年DIYで様々なアイテムを自作する方が増え、レジンを使ったアクセサリー加工で使う方も増えています。他にもプラモデルや模型のパーツにも使われます。
ピンバイスであく穴のサイズは1mm以下のものもあり、手動がメインのため電源のない場所でも手軽に利用可能、複数のサイズがセットになったものから狭い箇所に使えるタイプなど色々あります。
プラモや模型の穴あけに便利なピンバイスの選び方
ピンバイスには用途に合わせて選び方が異なります。あけたい穴サイズのドリル刃を選ぶことはもちろん、柄の長さや太さなど使いやすさによっても選択肢が変わってきます。ピンバイスの選び方のポイントをチェックしてみましょう。
選び方①交換式か固定式か
汎用性が高く、穴の大きさを使い分けることができるのが交換式です。柄の部分とドリル刃が分解でき、色々な大きさの穴をあける場合に便利です。交換式はセットになっているタイプもありますが、サイズが適していればバラで揃えても良いでしょう。
通常同メーカーであればサイズが合うことが多くなっています。逆に固定式はドリル刃が取れないので使うときに安定感があり、全体的にコンパクトなので収納もしやすいでしょう。特に2mm以上の穴をあける場合には刃のぐらつきが少ない固定式がおすすめです。
選び方②両頭式か片頭式か
形状で選ぶなら本体の両端に刃がセットできる両頭式か、刃が収納できる片頭式の2種類があります。両頭式は1本のピンバイスで、サイズが違う2つのドリル刃がセットできるので、付け替えの手間が省けて作業効率アップにつながります。
両頭式にはそれぞれチャックサイズが異なるものが1つ、または2つセットになっている商品もあり、2つセットになったものは合計で4サイズのチャックサイズをはめ込むことができるため、使用するドリル刃の種類も多くなります。
片頭式はシャーペンの芯のようにドリル刃を本体に収納できるので、細い刃が収納時や持ち運びで折れる心配がありません。
選び方③滑り止めがあるか
ピンバイスを使うときは細かな作業になるため、滑り止めがあると便利です。手動タイプが多いので、長時間の作業や繊細な作業では汗などで手が滑って失敗したりケガにつながることもあります。
本体に凹凸やグリップがあれば作業中に手が滑らないだけでなく、疲れにくくなります。特に細かいパーツに穴をあけるときや長時間の使用では、滑り止めの有無で作業効率が変わってきます。
選び方④価格が適切か
100均でも手軽に購入できるピンバイスですが、使用頻度が高い場合にはあまり安いものだとすぐに破損してしまいます。1~2回使うだけであれば100均のものでも良いですが、何度も繰り返し使用するのであれば100均のものは避けましょう。
一般的なものでも1000円前後なので、何回も買い換えることを考えたらある程度耐久性の高い商品を選ぶほうが良いでしょう。ピンバイスの多くは手動がメインとなっていますが電動タイプもあり、作業効率アップや大量の穴あけには電動が便利です。
電動タイプでも価格はあまり高くなく、ズレやブレなく正確な穴あけが必要な場合には手動より少し高めでも電動タイプを選ぶのもおすすめです。
ピンバイスのおすすめ10選
ピンバイスと言っても価格や形状など、様々なタイプがあります。ほとんど使わず、安価で入手するのであれば100均でもOKですが、もう少ししっかりしたピンバイスの購入を考えているなら、こちらのおすすめ商品を参考にしてみてください。
おすすめ①ピーツール 精密プッシュドリル
2.0・2.5・3.2mmのマイクロドリル3本がセットになった交換式のピンバイスで、精密機器やプリント基板、真珠、貴金属、木工作業など、様々な場面で使用できます。
コレットチャックの使用範囲は0.1~3.2mmと幅広く、手回しではなくハンドを上下することで穴あけできるので、スピーディーな作業が可能になります。
おすすめ②ピーツール 精密ピンバイス コレット式
基板製作やプラモデル、模型、ビーズなどに使える収納式ピンバイスで両頭式、コレットチャック使用範囲は0.1~3.2mmと幅広く、使い勝手の良いタイプです。グリップエンドが回転するので、軸を持った状態でもドリル刃を回せるようになっています。
おすすめ③レーベンウッド ピンバイス ブラック ドリル
0.5~3.0mmまでのドリル刃9種25本がセットなって、プラモデルや模型、手芸、アクセサリー、DIYなど様々な用途に使える交換式のピンバイスです。
0.5mmと0.6mmの折れやすい細いドリル刃は5本、1.0mmは3本、1.2・1.5・1.8・2.0・2.35・3.0mmの刃はそれぞれ2本ずつとなっています。柄の部分は回転式で手のひらを当てた状態でも回しやすい構造、グリップ部には凹凸があり滑り止めの役割も果たしています。
おすすめ④ピーツール 精密チャック式ピンバイスセット
チャック使用範囲0.3~3.2mm、ドリル刃が0.8~1.5mmの8本セットになった交換式で、精密機器や基板、貴金属、装飾品、プラモデルなどの加工や修理に最適です。太めの軸で持ちやすく、三ツ爪チャック式のドリル刃であれば幅広く対応できます。
おすすめ⑤イチネンMTM ストロングツール ピンバイス
精密機器や貴金属、真珠など細かい箇所の穴あけや小径線保持等加工修理に適したピンバイスで、チャック使用範囲は3.0~5.0mm、電動ドライバーやラジエットドライバーにもセットできる六角軸になっています。締め付け用のレンチも付属、ドリルのグラつきを軽減できます。
おすすめ⑥アネックス ラバーグリップ ピンバイス収納式
2.0~2.5mm/0.1~1.1mmと1.2~2.0mm/2.5~3.2mmの両頭チャックが収納された収納式で、最大チャックサイズは3.2mm、微細な穴あけやバリ取りにも便利です。ラバーグリップ付きで滑りにくく長時間の作業にも適しています。回転キャップがスムーズなので細いドリル刃でも折れにくくなっています。
おすすめ⑦ピーツール 精密ピンドリル
1.0mmのドリル刃がついた固定式で、模型やプラモデル、ラジコン、ミニ4DWなどの組み立てや補修に適したプラスチック素材専用のピンバイスです。固定式なのでドリル刃のグラつきがなく、スリムな本体で収納しやすくなっています。ピンバイス初心者にも扱いやすいタイプで、汎用性の高い1.0mmはちょっとした作業にもおすすめです。
おすすめ⑧タミヤ 電動ハンディドリル プラモデル用工具
1~3mmまでのドリル刃がセットできる交換式電動タイプで、模型やプラモデルなどでおなじみのタミヤ製のため扱いやすくなっています。トリガーを引くと自動で回転、作業効率アップにもおすすめです。電池式なのでコンセントのない場所でも使用可能、軽量なので疲れにくく、比較的安価で購入できるため初心者にも適しています。
おすすめ⑨エンジニア ピンバイス 両頭タイプ
0~1.1mm/1.9~2.6mmと1.1mm~1.9mm/2.6~3.2mmの両口コレットのついた両頭式で幅広いドリル刃に対応するため、様々なサイズの穴あけに適しています。精密機器やプラモデル、プリント基板、木材などのドリル・タップ保持などにおすすめです。
真鍮素材なので耐食性に優れ、クロムメッキ仕上げされた表面は比較的強度があるので耐久性もあります。真鍮素材は非絶縁性のため、電源を使用しない場所で作業を行うようにしてください。別売りの収納ケースを利用すれば本体とコレット、ドリル刃をまとめて収納できます。
おすすめ⑩タミヤ 精密ピンバイス プラモデル用工具
模型やプラモデルなどのメーカーとして知られるタミヤ製のクラフトツールシリーズのひとつ、プラモデル用のピンバイスです。使用可能ドリル刃は0.1~1.0mm、微細で精密な穴あけにも最適、ストレートな軸は持ちやすく、グリップ部には滑り止め加工されているので長時間の作業でも疲れにくくなっています。
グリップエンドにはベアリング球が内蔵され、スムーズな回転となっています。同メーカーの0.3~0.8mmサイズのドリル刃もセット可能ですが、別売りのベーシックドリル刃セット・1.0~3.0mmは使用不可となっているので注意してください。
自分の用途に合ったピンバイスを選ぼう
DIYやアクセサリー加工、模型プラモデルなど様々な用途で便利なピンバイスは、小さく精密な穴あけに適した工具です。ドリル刃のサイズは0.1~3.0mmと幅広く、自分の用途に合ったピンバイスを選ぶ必要があります。適正サイズを選ぶだけでなく、持ちやすさや汎用性の高さなども考慮して使ってください。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。