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融雪剤・凍結防止剤おすすめ8選!使い方や解氷スプレーの作り方をご紹介!

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気温が氷点下まで下がると、道路が凍結したり、雪が積もりやすくなります。そのため、ドライバーがハンドルを取られ、スリップするなどの自動車事故が発生する危険性が高まります。豪雪地帯では、道路に融雪剤を塗布するなどの安全対策を行い、事故を未然に防ぐことが必要です。本記事では、融雪剤とは何か、その効果や使用時の注意点などを解説します。また、おすすめの製品も紹介しますので、参考にしてください。

融雪剤・凍結防止剤の違いを解説

どちらも凍結・積雪した道路に使用する薬ですが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。まず、その原料となるものを考えてみましょう。

まず、融雪剤には主に塩化カルシウムが、凍結防止剤には塩化ナトリウムが使用されています。塩化カルシウムの特徴は、氷点を約-50度まで下げることができることです。そのため、雪が積もりやすい地域で大量の雪を溶かすのに向いています。

また、塩化カルシウムの融雪効果は数分~十数分で現れるのも特徴です。一方、塩化ナトリウムの凝固点は約-20℃と、塩化カルシウムより高い数値となっています。

塩化ナトリウムは効果が長持ちすることから、降雪の準備に適しています。つまり、融雪剤と凍結防止剤は雪の状況によって使い分けるものだということです。

融雪剤・凍結防止剤の効果的な使い方

融雪剤や凍結防止剤を使うとき、「とりあえず巻いておけば大丈夫」と思いがちですが、効果的な使い方があります。ここでは、その正しい使い方を解説します。

融雪剤・凍結防止剤の使い方①撒くタイミング

凍結防止剤の塗布は、雪が降り始める前が最適です。即効性はありませんが、持続性があり、雪が積もる前に散布することで、凍結や積雪を効果的に防止することができます。

一方、融雪剤は雪が積もってから散布してください。融雪剤は塩化カルシウムが主成分なので、即効性のある融雪効果が期待できます。

ただし、積雪量が多いところでは融雪剤が流れ出てしまい、効果が半減してしまうので、圧雪された雪に使用することをお勧めします。

融雪剤・凍結防止剤の使い方②適切な使用量

散布量は、1平方メートルあたり30~100g程度が目安です。これは成人男性で手のひら1杯分くらいです。薄い雪や氷の場合、1平方メートルあたり50~80gが使用量の目安です。

ある程度厚みのある雪(5cm程度)には、100~150gを散布してください。これより少ないと効果が薄れます。過剰散布については、塩害の危険性があります。

塩化カルシウムや塩化マグネシウムには塩分が含まれており、撒きすぎるとコンクリートや鉄が腐食する可能性があります。

融雪剤・凍結防止剤の使い方③注意ポイント

塩化カルシウムを素手で触ると、皮膚炎を起こすことがあります。特に濡れた手に塩化カルシウムが付着すると化学反応を起こすので、融雪剤を扱うときは必ずゴム手袋をして皮膚を保護してください。

また、融雪剤が撒かれた道路を走ると、車が錆びることがあります。鉄は水分に触れると酸化してさびやすくなり、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウムを含む水分は、金属の腐食をさらに促進させてしまいます。

そのため、融雪剤を散布した道路を走行すると、融雪剤に含まれる塩化ナトリウムなどが車のボディに付着し、錆びやすくなるのです。特に、車の足回りの錆には注意が必要です。

また、植栽された樹木や花壇に融雪剤を塗布した場合、塩害により植物の生育にも影響が出る可能性があります。パーキングスペースと庭が近い家もありますので、使用する際には車だけでなく周囲の環境にも配慮するようにしましょう。

融雪剤・凍結防止剤の選び方

融雪剤・凍結防止剤を成分で選ぶ場合は、食塩タイプか食塩不使用タイプかを必ず確認してください。道路の凍結対策には、塩化カルシウム、塩化ナトリウム、塩化マグネシウムなどの成分を含むものがおすすめです。

凍結点を下げる作用があるため、凍結防止に高い効果を発揮します。一方、金属の腐食や植物の枯死などの塩害が発生することがあります。塩害が懸念される場合は、無塩タイプの製品を使用するようにしてください。

庭や駐車場で融雪剤や凍結防止剤を使用する場合は、カルボン酸や尿素など塩分を含まない製品がおすすめです。塩タイプに比べると効果は落ちますが、塩害を気にせず使うことができます。

また、使いやすい形状の製品かどうかも確認しましょう。顆粒タイプの融雪剤・凍結防止剤は、価格も手ごろで、たくさん使うことができます。

保管の際には日光や高温多湿の環境を避ける必要がありますが、道路や庭など広範囲に積もった雪を一気に処理することが可能です。年に数回雪が積もる地域にお住まいの方や、家の敷地が広い方にオススメのタイプです。

一方、液体タイプの融雪剤・凍結防止剤は、ボトル全体を傾けることで簡単に噴霧することができます。液状で販売されているため、粒状剤のようにスコップなどの道具を必要とせず手軽に使えるのが魅力です。

価格はやや高めですが、長期的に補助的に使用できる製品が多く、年に数回しか降雪がない温暖な地域にお住まいの方にもおすすめです。

融雪剤・凍結防止剤おすすめ8選

ここからは、人気の商品を8点紹介していきます。どんな製品が売れ筋なのかチェックして、地域の気候や生活環境に合った製品を選びましょう。

おすすめ①コンパル 無塩 凍結防止剤 融雪くん

コンパル 無塩 凍結防止剤 融雪くん
コンパル 無塩 凍結防止剤 融雪くん

内容量:5kg
成分:尿素、金属防錆剤

尿素を主成分とした凍結防止・融雪剤で、塩分を含まないため、金属の腐食やコンクリートの侵食を心配することなく散布することができます。雪を溶かすのではなく、シャーベット状にして除雪を楽にする製品です。

おすすめ②フジオックス 雪当番

フジオックス 雪当番
フジオックス 雪当番

使用量の目安:これ1本(2kg)で約20㎡散布いただけます。
成分:塩化カルシウム(国内製造)

「フジオックス 雪当番」は保管や持ち運びに便利です。氷点下の低下と融解熱により、氷の表面がシャーベット状に変化して雪をとかしてくれます。また、積雪や凍結の前に噴霧する使い方も効果的です。

おすすめ③トクヤマ 粒状 塩化カルシウム

トクヤマ 粒状 塩化カルシウム
トクヤマ 粒状 塩化カルシウム

内容量:25kg

大容量タイプの融雪・凍結防止剤で、容量は25kg入っています。雪の多い地域にお住まいの方におすすめの商品です。グラウンドや未舗装路など幅広い範囲の防塵対策としても使用できます。

おすすめ④紀陽除虫菊 アイスバイ

紀陽除虫菊 アイスバイ
紀陽除虫菊 アイスバイ

内容量:約680g

塩化カルシウムの融解熱で氷の表面を素早くシャーベット状にするため、雪かきの負担を軽減できるだけでなく、撒くだけで転倒防止にもなります。また、土壌の安定化、粉塵抑制剤としても使用でき、オールシーズン活躍します。

おすすめ⑤古河薬品工業 凍結防止剤 コオランブルー

古河薬品工業 凍結防止剤 コオランブルー
古河薬品工業 凍結防止剤 コオランブルー

1L

コオランブルーは化粧品にも使用される毒性の低いグリセリンとエタノールを主成分としているため、様々な用途に安心して使用することができます。

優れた凍結防止効果もあり、希釈次第で-10~-55℃の幅広い温度帯で使用可能です。金属の防錆効果もあり、ゴムやプラスチックへの悪影響はありません。

おすすめ⑥讃岐化成 ロードクリーン粒状

讃岐化成 ロードクリーン粒状
讃岐化成 ロードクリーン粒状

容量(kg):10
塩化カルシウム

塩化カルシウムタイプの本製品は吸湿性、潮解性が高いのが特徴です。開封後はなるべく早く使い切る必要がありますが、未開封であれば1年半の保存が可能です。

冬は融雪剤として、夏は防塵・除湿剤として一年中使用できます。まとめ買いして、1年分ストックして使いたい方におすすめです。夏場や梅雨時のじめじめを抑えたいときにも便利です。

おすすめ⑦科研 一般家庭用 凍結防止剤 -60℃

科研 一般家庭用 凍結防止剤 -60℃
科研 一般家庭用 凍結防止剤 -60℃

容量:1.4L
-15℃~-60℃まで対応

サトウキビを100%原料とし、天然由来の発酵アルコールを主成分とした凍結防止剤です。ボトル入りの液体タイプなので、手軽に撒くことができます。

また、-60℃の低温でも雪を溶かすことができるのが特徴で、冬になると氷点下になる寒冷地での除雪作業にも適しています。また、天然素材由来で、散布しても金属が錆びないことも魅力の一つです。

おすすめ⑧みやちゅう 凍結してもササっと安心

みやちゅう 凍結してもササっと安心
みやちゅう 凍結してもササっと安心

2L

使い勝手のよい凍結防止剤です。ペットボトル入りなので片手で持ちやすく、スコップがなくても地面に直接噴霧できます。車が通る道路や歩行者通路、家の玄関周りなど、滑りやすい場所の凍結防止におすすめです。

簡単!解氷スプレーの作り方と使い方

なんと、凍ったフロントガラスにはアルコールが効果的なのです。アルコールスプレーの作り方・使い方ですが、アルコールランプに使われる燃料用アルコールと水を燃料用アルコール3:水1の割合で混ぜ、洗剤を少々加えるだけです。

これを霧吹きなどの噴霧器に入れて氷に吹き付けるだけで、あっという間に氷が溶けてしまいます。このアルコールスプレーを車に常備しておけば、冬に突然フロントガラスが凍りつく心配はありません。

融雪剤・凍結防止剤があれば冬も安心!

降雪や路面凍結はいつ起こるかわからないものです。事故が起きてからでは遅いので、日頃から備えておくことが必要です。融雪剤は開封しない限り長期保存が可能で、開封しても少なくとも一冬は使用できます。

雪が降る地域、降らない地域にかかわらず、いざという時のために備えておくようにしましょう。当記事の情報が皆さんのお役に立つことを願っています。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。