モンキーレンチの特徴や使い方を徹底解説!

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仕事道具のひとつとして、工具箱にモンキーレンチが入っているという方は多いと思います。一般のご家庭でも、ちょっとした修繕などにあると何かと役立つアイテムですし、車載工具としてクルマに常備されていることも多いです。今回は、基本的なハンドツールのひとつであるモンキーレンチについて解説します!

モンキーレンチとは

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モンキーレンチとは、締付工具の一種です。アジャスタブルレンチとも呼ばれ、幅広いサイズのボルトやナットに対応できる点が最大の特色です。

英語では「adjustable wrench」という呼び方が最も一般的ですが、他にも「adjustable spanner」「shifting spanner」とも呼ばれます。どれも、調節可能な工具であることを表しています。

では、モンキーレンチのmonkey=猿という語はどこから来ているのでしょうか?一説には、この工具を愛用する若い配管工が天井付近を猿のように身軽に飛び回る姿からそう呼ばれるようになったと言われます。面白いですね。他にも、チャールズ・モンキという発明者の名前から来ているという説、開口部が猿の頭に似ているからという説、あるいは工具全体が尻尾を掴まれた猿のように見えるから、という説など、さまざまな説があるようです。

どんな時に使う?

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ボルトやナットを締め付けたり、緩めたりするのに使います。自動車やバイク・自転車のメンテナンス、水道工事、配管工事、電気工事、その他各種の設備工事、DIYなど、モンキーレンチが活用される場面は実に多彩です。

本体の操作箇所

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モンキーレンチの部位は、持ち手の部分とボルトなどを挟む頭の部分に大きく分かれます。

持ち手の部分は「グリップ」と呼ばれます。この部分の太さや長さは、モンキーレンチの使い勝手を左右する要素のひとつです。

頭の部分には、固定されている「上あご」、調節可能な「下あご」、下あごを調節するねじがあります。上あご部分は「固定ジョー」、下あご部分は「調節ジョー」、調節ネジは「ウォーム」とも呼ばれます。

類似する工具との比較

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モンキーレンチに似た工具として、スパナやメガネレンチが挙げられます。

スパナ

スパナも、ボルトやナットの締め付けや取り外しに使う工具です。口が開いているため、横方向から挿入できる点はモンキーレンチと同様です。

モンキーレンチとの最も大きな違いは、スパナは決まった大きさのボルトにしか対応できないという点です。さまざまなサイズのボルトを扱う場合にはそれに合わせてたくさんのスパナを用意する必要があります。

一方で、モンキーレンチの調節ジョー(下あご部分)のような可動箇所がない分、調節する手間も必要なく、ずれたりせずに安定して回せるというメリットがあります。

メガネレンチ

メガネレンチは、先端部が輪型になっており、ボルトの上方向から挿入する点がモンキーレンチやスパナと異なります。

モンキーレンチやスパナはボルトを二面で挟みますが、メガネレンチの場合は6箇所の角の全てに力がかかるので、ボルトの頭を傷める恐れが少なく強い力で締められるが大きなメリットです。

スパナと同様、ひとつのサイズにしか対応できないため、扱うボルトのサイズに合わせて複数のメガネレンチを用意する必要があります。

モンキーレンチの使い方

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まず指で調節ネジを回し、ボルトのサイズよりも広くなるよう大まかに口径部を調節します。続いて、可能な限りきつく調節ネジを締め込み、きっちりと下あご部分をボルトに合わせます。合わせたら、下あご方向に向かって回るよう、グリップを動かします。間違って上あご方向に回すと、下あごを痛める原因となりますので注意が必要です。

ボルトから一旦モンキーレンチを離し、再度同じボルトを締める(または緩める)際は、必ず調節ネジをもう一度締め直しましょう。これをしないと、ボルトを傷めたり、モンキーレンチが滑って外れたりする原因になります。

モンキーレンチの選び方

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モンキーレンチを選ぶときにチェックしたいポイントをご紹介します。

口開き

「口開寸法」「最大口開き」などの表記で記載されているサイズです。どのくらいのサイズのボルトに対応できるかということを示します。よく使うサイズに対応しているもの、または幅広いサイズに対応できるものを選ぶとよいでしょう。

全長

グリップ部分を含む全体の長さです。長いもののほうが力をかけやすいですが、反面、かさばるというデメリットもあります。収納性を重視し、あえて短いものを選ぶユーザーも少なくないようです。

重量

ある程度の重さがあったほうが操作する際の安定感がありますが、最近は素材や構造を工夫した軽量タイプのものも増えてきています。持ち運びを重視した場合、軽量のものも有力な候補となります。

初心者向けのモンキーレンチ

Amazonのモンキーレンチカテゴリーでベストセラー1位と、非常に人気の高いアイテムです。ベーシックな造りで、初心者にも手に取りやすい価格なので、初めてのモンキーレンチとしておすすめです。

KENOH モンキーレンチ 300mm
KENOH モンキーレンチ 300mm

呼び寸法:全長300mm(12″)
最大口開き:34mm

こちらも、多くのユーザーから高い評価を得ている1本です。有名ブランドの工具を愛用しているユーザーからも「思った以上に使いやすく、満足」という声があり、コスパの高い1本です。

TRUSCO ワイドモンキーレンチ 36mm
TRUSCO ワイドモンキーレンチ 36mm

全長:244mm
最大口開き:36mm

標準的な形状で、初心者でも使いやすいモンキーレンチです。KTCといえば高級工具の代名詞でもありますが、あえて初心者のうちからこういったよいものを選び、大切に使い続けるのも良い選択ではないでしょうか。

KTC(ケーテーシー) モンキレンチ WMA-150-F
KTC(ケーテーシー) モンキレンチ WMA-150-F

呼び寸法:150
最大開口:24

プロ向けのモンキーレンチ

プロから定評のあるスナップオンのアイテムです。アメリカのブランドのため、日本で一般的な「モンキーレンチ」ではなく、「アジャスタブルレンチ」という名称になっていますね。精度の高さ・作りの良さは圧倒的で、工具の最高峰と言われる存在です。

スナップオン アジャスタブルレンチ AD10B
スナップオン アジャスタブルレンチ AD10B

全長:約10インチ(254mm)

ロブテックスのプロ仕様モンキーレンチです。仕事で使っているユーザーからも、持ちやすく使いやすいと好評です。ロブテックスは国内で初めて鍛造製のモンキーレンチを作ったメーカーで、多くの信頼を集める国内工具ブランドのひとつです。

ロブテックス(エビ) ハイブリッドモンキX 250mm
ロブテックス(エビ) ハイブリッドモンキX 250mm

全長:250mm
口開き:8〜36mm

トップもプロから人気の高いブランドのひとつです。こちらのHY-38Sは、コンパクトなサイズに対し開口幅が大きいのが特徴です。さまざまな作業に幅広く対応できるほか、道具入れの中でもかさばらず、収まりやすいのも大きなメリットです。

トップ(TOP) ワイドモンキレンチ HY-38S
トップ(TOP) ワイドモンキレンチ HY-38S

全長:157mm
口開寸法:8~38mm

モンキーレンチといえばバーコ、という声も多いスウェーデンのメーカーです。精度が高く、なめにくいのが特徴です。普段は国産のハンドツールを選ぶことが多いがモンキーレンチだけはバーコにしている、という声もありました。

バーコ モンキーレンチ 155mm
バーコ モンキーレンチ 155mm

全長:155mm
最大口開き:20mm

女性向けのモンキーレンチ

コンパクトで見た目にも可愛らしく、女性の手に馴染みやすいタイプです。価格的にも手に取りやすく、ぜひひとつ工具箱に入れておきたいアイテムです。

高儀 GISUKE ショートワイドモンキー 24mm SWM-24
高儀 GISUKE ショートワイドモンキー 24mm SWM-24

サイズ:24mm

こちらもコンパクトタイプのモンキーレンチです。軽量で持ち運びしやすいのが大きなメリットです。独自のG-LESS(ガタレス)機構により、縦方向のガタが従来のものより少なくなっています。

ロブテックス(エビ) UM24XDS ポケットモンキXグリップ
ロブテックス(エビ) UM24XDS ポケットモンキXグリップ

口開き:6~24mm

薄型・軽量タイプのモンキーレンチです。取り回しがしやすく、女性にとっても扱いやすい一本です。ガタツキが少なく、作りの良さでも好評です。

フジ矢 ライトモンキー FLA-28-F
フジ矢 ライトモンキー FLA-28-F

全長:155mm
最大開口:0~28mm

モンキーレンチを正しく活用しよう

モンキーレンチはその仕組み上、どうしてもネジの角を傷めやすい側面があります。メガネレンチ等にサイズの合うものがあればそれを使い、どうしても合うものがない場合のみ緊急的にモンキーレンチを使う、というのが本来の考え方です。あれば何かと便利なアイテムですが、正しい使い方を心がけ、安全に活用したいですね。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。

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