水平器おすすめ10選|シンワ測定や新潟精機など人気の水平器や使い方をご紹介!
水平器は建築関係や土木関係の方であれば、配管工事や建築物の柱を立てる際などに水平、垂直を確認するために使用しますので必需品となり、思った以上に使用頻度の多い検査器具でもあります。最も目にする機会が多いのが気泡管水平器ですが、最近はレーザーポインターを搭載したタイプやデジタルタイプなど、さまざまな種類がリリースされています。今回は、水平器のおすすめ10選と使い方や種類などをご紹介します。
目次
水平器の種類や使い方についてご紹介
水平器は建築や土木工事をはじめ、ご自宅でのDIYなどで水平や垂直を計測する際に使用しますが、最近の水平器にはレーザーポインターなど便利な機能を搭載している物も数多くあります。簡単に水平器の種類や使い方についてご紹介します。
水平器の種類
1:気泡管水平器
アクリル管やガラス管などに液体と一緒に1つの気泡が封入されているタイプで、最も使用されている水平器が、この気泡管水平器です。気泡管に2本~6本の基準線が記載されており、気泡の位置によって傾きを確認するようになっています。気泡管水平器の読み方については、後程の使い方でご説明します。
2:デジタル水平器
対象物の傾きが数値としてデジタル表示されるタイプで、多機能なものが多いのが特徴です。
3:丸形水平器
水平、垂直の確認ではなく、360度の傾きを確認出来る水平器で、カメラの三脚などで利用されています。
4:角度測定水平器
対象物の傾きの角度を計測する水平器で、逆にこの角度測定水平器で、角度調整を行った後に対象物を合わせるという使い方も出来ます。
5:レーザーポインター付き水平器
水平器の機能以外に、レーザーポインター機能を搭載したモデルで、離れた場所にある対象物の水平、垂直を調整することが出来ます。
水平器の使い方
一般的な気泡管水平器の使い方についてご紹介します。使い方は非常に簡単で、水平や垂直、角度を確認したい対象物に、水平器を押し当てて気泡管内の気泡の位置を確認するだけとなります。
気泡管水平器の目盛りの読み方
気泡管水平器には、機種やメーカーによって若干異なりますが、2本から6本の目盛り線が記載されており、線の勾配詳細については、機種やメーカーごとに異なりますので、必ず取り扱い説明書を確認する必要があります。線ごとに読み方を簡単にご紹介します。
1:2本線の場合
左右にある2本線の中心に気泡があれば、水平、垂直が出ていることになります。
2:4本線の場合
内側の2本線の間に気泡が入っていれば、水平、垂直が出ており、外側の線のいずれかに気泡が接している場合には、気泡が寄っている方が1/100勾配高く傾いていることを示します。
3:6本線の場合
2本線、4本線同様に内側の2本線の間に気泡が入っていれば、水平、垂直が出ていることを示し、次の外側の線に気泡が触れていれば、気泡が寄っている方向に1/100勾配高く傾いています。最も外側の線に触れていれば、気泡が寄っている方向に2/100勾配、もしくは1/50勾配、高く傾いていることを示します。この外側の線の傾きについては、機種やメーカーによって異なりますので、取り扱い説明書を熟読されることをおすすめします。
ご紹介した以外にも5本線といった物もありますが、メーカーごとに表記が異なりますので、今回は割愛します。
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。