道具箱のメンテナンス | 木製やプラスチック製などおすすめのメンテナンス方法!
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時代劇に出てくる大工や庭師などの職人さんは木製の道具箱を持っていますね。落語にも大工と道具箱はよく登場します。職人と道具箱は切っても切れない関係です。今回はそんな道具箱に迫ってみましょう。
目次
道具箱とは
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大工道具を入れておくための箱です。その特徴や種類を簡単にご説明します。
道具箱の特徴
道具箱は工具箱と呼ばれることもあり、材質も木製やプラスチック、金属などさまざまです。用途は主に手動の工具や関連製品の保管、運搬です。木製の道具箱は趣があり、プラスチックは安価で軽量、金属製の道具箱は頑丈とそれぞれに特徴があります。
汚れやすい箇所
屋外で使うことも多い道具箱は外装全体が汚れます。また、使用した道具をそのまま放りこむと中も汚れます。中はコーナー部分に砂などが溜まりやすく、持ち手部分も手汗や土などが付着しやすい箇所です。
壊れやすい箇所
プラスチック製品は日光に弱く、長時間日光にさらされると劣化しやすくなり、割れや欠けが生じます。木製は水濡れに弱く、濡れたままにしておくと腐食したり変形したりします。金属も水に弱く、サビが発生しますので、それぞれ保管場所には注意が必要です。
汚れの落とし方
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大切な道具(工具類)を保管する道具箱は、定期的に掃除したり、中身を整理すると長く使え、作業効率もアップします。汚れを落とすにはどのような方法があるかご紹介します!
汚れやすい箇所の汚れの落とし方
木製であれ、プラスチック製であれ、使用するうちに中が埃や砂などで汚れてきます。まずは、中身を全て取り出し、できれば水洗いをしましょう。その後よく乾燥させ、無塗装の木製であればオリーブオイルを薄く塗布するなどして乾燥を防ぎます。コーナーは汚れが溜まりやすいので、中性洗剤とスポンジで軽くこすって汚れを落とします。
持ち手部分は洗うのが難しい場合は、ウェットティッシュで拭いて清潔を保つとよいでしょう。
日々のメンテナンス方法
できるだけ汚れないように保つには、使用した工具をウエスで拭くなどしてから道具箱に収納する習慣を付けるとよいです。また保管場所も雨風に当たりにくい場所を選びましょう。
修理の仕方
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大切に使っていても壊れてしまう場合もあります。経年劣化やふいに落下してしまうなど不測の事態も起こり得ます。軽微なキズや割れなどはホームセンターで売られている補修キットで修理できるものもありますよ。木製の道具箱はヤスリで表面を削り、ニスやオイルフィニッシュで仕上げる方法もあります。
壊れやすい箇所の修理の方法
プラスチック製の場合、割れや欠けは多くの人が体験済みではないでしょうか。持ち手の根元がポコンと取れたり、フタの角が浮いてしまったり、本体の角が欠けてしまうなどはよくあることです。割れや欠けが生じた際、部品の紛失がなければプラスチック用の接着剤で補修できる場合があります。その際は同じくプラスチック用の補修テープも併用することをおすすめします。
長く使い続けられる使い方
長く使い続けるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。しかし、忙しい日常でなかなか道具箱までメンテナンスできないという人も多いと思います。また、工具の種類が増えすぎたり、逆に道具箱が大きすぎて不要になった場合は思い切って買取業者に売ってしまうという方法もあります。買取業者の中には壊れていても、修理跡があっても買取りOKの業者もありますので検討してみるのもおすすめです。
汚れ落しや修理に必要なアイテム
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メンテナンスにあると便利なアイテムをご紹介します。
ソフト99 プラスチッククリーナー
プラスチック製品でよくある表面のキズを除去し、光沢を出してくれるアイテムです。帯電防止効果もあるので普段のメンテナンスで使用すれば埃などの汚れからも守ってくれます。
KOYO ポリマール プラスチック磨きクロス
プラスチック以外にも、銅や真ちゅう製品などの汚れ落としやツヤ出しに使えます。クロスに超微粒子の研磨剤とワックスが含まれているので、これひとつで小さなキズや汚れなどを除去し、ツヤを出すことができます。
ピカールケアー 150G
金属磨きにおいて有名なピカールは、youtubeの中でもよく登場します。そのせいか業務用研磨剤のカテゴリでベストセラー1位を獲得しています。金属製の道具箱ならこれで磨くとピカピカになりますね。
MUTOSYOUJI (武藤商事) プラリペア
割れや欠けが生じたプラスチック製品で、買い替えるほどではないという場合はこちらを試してみましょう。2種混合剤で、接着効果以外にも溶着(溶かして固める)して補修してくれます。
ないと困る道具箱
工具もバラバラに放り出しておくより、きちんと道具箱に保管した方が長く愛用できます。大きさも色も材質も色々と豊富にある道具箱の中から、気に入る道具箱を見つけてくださいね!
★★職人さんにおすすめの工具箱ありますよ~★★
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。