腰袋|大工や電工の必須アイテム。革製のものはお手入れも大切!
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仕事中、必須の工具一式を常に持ち歩くための腰袋。毎日の仕事に欠かせない大切なアイテムです。軽くて水に強い化繊製、丈夫で独特の風合いが魅力的な革製などさまざまなタイプがあります。
腰袋とは
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腰袋は、工具を収納するためのたくさんのポケットやホルダーを備え、ベルトに通して腰に装着します。各種の工具を安定して保持し、スムーズに出し入れできるよう形状などが工夫されています。
仕事中、常に身につけるアイテムなので、やはり汚れは避けられません。使用頻度の高い工具を入れている箇所、特に出し入れ口や重量のかかる底の部分に汚れや傷みが多く見られます。
汚れの落とし方
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まずは、収納している工具類を全て取り出します。全体を逆さまにして、ポケットの底に溜まったゴミやホコリなどを払いましょう。
布製のものであれば、普通の洗濯洗剤などを使って丸洗いして大丈夫です。汚れが激しいときは、固形石鹸やブラシを使ってこすり洗いを試してみましょう。干すときは、クセがつかないよう全体的に軽く形を整えて干してください。
革製の腰袋の場合、手入れには注意が必要です。布製品と同じように洗剤を使って水洗いをすると、元々革に含まれている油脂分が落ちて硬くなってしまいます。汚れが気になるときは、革製品専用の汚れ落とし材を使ったほうが安心です。
水で丸洗いする場合、まずは乾いた布で表面の油分を拭き取ってから、洗剤を溶かしたぬるま湯で洗います。あまり長時間漬けず、手早くさっと洗いましょう。洗ったあとはしっかり乾かし、クリームなどで油分を補います。
布製・革製を問わず、できれば使うたびによく絞ったタオルでさっと拭いて、こまめに汚れを落とすのがおすすめです。
修理の仕方
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腰袋の縫い目がほつれてきた場合は、自分で縫い直すことも可能です。布製の腰袋の場合、しっかりした厚手のものが使われているので、針は厚手用のものを選びましょう。糸も太口のものがおすすめです。革製のものは、一般的な布用の針や糸ではなく、革専用の縫い針や蝋引き糸を使って修理しましょう。
できれば日頃から、大きさの合わない工具を無理に押し込んだりせず、出し入れを丁寧に行ったほうが腰袋の寿命は長くなります。工具を必要最低限に絞り、全体の重量をなるべく減らすことも有効です。
長く愛用した腰袋も、使う仕事道具が変わったりして新しいものに買い換えることもあります。不要になった古い腰袋は捨てずに、買取に出してみてはいかがでしょうか。自分で修理した腰袋でも、工具男子なら買取可能です。ぜひ一度お問い合わせください!
汚れ落しや修理に必要なアイテム
革製の腰袋の修理には、ぜひ革用の縫い針を使用しましょう。こちらはレザークラフト用品で有名なクラフト社の手縫い針です。直接革に刺すのではなく、すでにある縫い穴を通して縫ってください。元々の縫い穴が裂けたりして使えなくなっている場合、目打ちなどを使って縫い穴を開けてから縫いましょう。
革用の蝋引き糸の12色セットです。革に近い色を選ぶのが基本ですが、あえて赤などの目立つ色をステッチとして効かせるのもオシャレです。
革製品用の汚れ落とし材です。防カビ剤配合でカビ予防にも効果があります。
汚れを落としたあとは、専用の保革クリームで油脂分を補いましょう。
まとめ
長年使用してクタクタになった腰袋もそれはそれで味わいを感じさせますが、丁寧に手入れしながら大切に愛用するのも素晴らしいことです。特に、革製のものは手入れ具合によって風合いが全く違ってきます。今回の記事を参考に、一度腰袋のお手入れをしてみてはいかがでしょうか。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。