自宅で農家を行っている方に必見の農機具の種類をご紹介します!
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これから農業を始める方や、農家になりたいと思っている方で、どんな農機具を集めたらいいのか分からないとお困りの方はいませんか?そこで、農業を行う際に作業の効率をよくしてくれる「農機具の種類」についてご紹介していきたいと思います。
農業用の機械は実に多種多様であり、シーズンやスタイルによっても使用する農業機械が異なるので、使用する機械も多々あります。そこで、まずは代表的なものをご紹介します。
農産業で最も用いられる「トラクター」の種類
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農業用の機具で最も代表的なのは、トラクターです。中でも、水田や稲作などで使用されるのが、コンバインや田植え機、バインダーや精米機などです。順にみていきましょう。
①コンバイン
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コンバインは、麦やイネなどを収穫する際に用いる機械です。水田でイネを刈ったり、畑で農作物を刈り取る際に使ったり、脱穀などでも使用されることが大変多いようです。
コンバインには、自脱型コンバインと普通型コンバインがあります。クボタのコンバインは高性能・高作業力・高湿田性能において定評があり、過酷な農作業にも対応可能なヤンマーは、素早く丁寧かつ力強い作業が出来ることにおいて評判が高く、どちらも人気の高いメーカーです。
②田植え機
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田植え機は、苗やイネなどを畑に植える際に使用する農機具です。田植え機には、乗るタイプの乗用型と、歩いて植える歩行型の田植え機があります。乗用型には、ロータリー式と、軽量クランク式があります。どのメーカーでも効率的な作業が可能な製品を数多く取り揃えています。
③バインダー
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バインダーは、農作物を刈り取り、束ねたりする際に使用されます。構造は、デバイダー(引き起こし部)と走行部、結束部、刈り取り部で成り立っています。
④精米機
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精米機は、収穫されたお米の糠や玄米などを除去して精米するための農機具です。最近では、スーパー等でも精米機を設置しているお店が増えてきました。スーパー等で購入した玄米や、自宅で作ったお米を精米する際に用いられることが多いようです。
収穫の際に活躍する機会の多い「農機具」の種類
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収穫時にはコンバインやバインダーが多く用いられますが、その他にも、野菜収穫機やロールべーラー、脱穀機やトウモロコシ収穫機などが用いられます。
①野菜収穫機
野菜収穫機は、出来上がった野菜を収穫する際に用いる機械です。特に農作業の機械製造において高度な技術を提供するヤンマーは、野菜の種類によって専用の機械があるのが特徴で、ネギ、きゃべつ、人参、たまねぎ、大根、じゃがいも、枝豆など多くの専用機があります。
②ロールべーラー
ロールベーラーは、藁や干し草などの作物を圧縮させて円柱状に成型する、梱包専用の農機具です。藁や干し草をベーラー内部で巻き上げ、「トワイン」と呼ばれる牧草用結束紐で束ねて、円柱状に成型します。
③脱穀機
脱穀機は、米などの収穫に用いられる機械で、江戸時代では千歯扱き(せんばこき)などで活躍しました。脱穀機には、自動脱穀機、自走自脱型脱穀機、足踏み式脱穀機の3種類がありますが、一般的に使用されていることが多いのは、自動脱穀機です。
酪農専用の農機具の種類
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酪農に用いられる機械としては、自動給餌機、搾乳機械、牛乳冷却機、給水機などが挙げられます。
①自動給餌機
家畜の豚や牛などに機械を使って餌を与えることを目的とした機械です。大豆やトウモロコシなどの飼料を入れると機械が自動で切断し、それらを混ぜ合わせてから、小屋の中を移動して餌をまきます。
②搾乳機械
牛やヤギなどの乳を搾乳する為の機械のことをいいます。酪農業で働く際には、なくてはならない存在です。搾乳機器を取り扱っている業者は、協同インターナショナルや、中央ミリオン株式会社、本多製作所などがあります。
③牛乳冷却機
牛乳冷却機は、バルククーラーとも呼ばれる機械で、牛やヤギから搾乳した生乳の熱を温度を下げるための機械です。牛やヤギの体温は以外に高いので、細菌などが増殖しないよう、急速に冷やすために用います。
④給水機
家畜の牛やヤギなどが、お水を飲むための機械です。一定の量で水があり、耐久性に優れているのが、協同インターナショナルの給水機です。
日本で代表的な農機具メーカ7選!
1.井関農機株式会社(イセキ)
井関農機(イセキ)は、農業機械業界にて、トップクラスを誇る農機具メーカーであり、新しい技術産業において、走力を挙げています。創立は、1926年8月で、愛媛県松山市にて、井関農具紹介が創立し、1936年4月には、井関農機株式会社が正式に設立します。
取り扱っている製品としては、トラクターを始め、田植え機、コンバイン、乾燥調製器、野菜作機械、トラクタ作業機、乗用管理機、管理機、耕うん機などの製造・販売を行っており、その他にも、農業用施設や先端技術などを取り入れています。
2.クボタ
クボタは、農業機械業界でトップクラスに位置する農機具メーカーです。本社は、大阪府大阪市にあり、農機メーカーは、世界で3位にランクインしています。1890年に創業し、1930年に設立され、2010年には創業120周年を迎えました。
取り扱っている製品としては、トラクターや田植え機、コンバイン(ハーベスタ・バインダー)、管理機、耕うん機、乗用モーア等があります。その他には、草刈り機、乾燥調整器、アタッチメント、インプルメントなどを取り扱っています。
また、KSAS(クボタ スマートアグリシステム)や菜園倶楽部、テーラーも展開しています。
3.IHIシバウラ
株式会社IHIシバウラは、昭和25年4月10日に設立した会社で、本社は長野県松本市にあります。取り扱っている製品は、トラクターやエンジン、芝草や芝草管理機器などをはじめ、環境機器、ドライブトレイン、その他、工業部品の製造などを行っています。
4.本田技研工業
本田技研工業は、1948年9月24日に設立した会社で、自動車業界では売り上げ台数の多さにおいて、世界で第7位を誇る会社です。本田技研工業が取り扱っている農機具としては、耕うん機や管理機をメインに取り扱っており、田畑を耕し、畝つくりや培土、除草や田畑を整えることを目的とした農機具の製造・販売も行っています。
5.ヤンマー
農機具メーカーとして、ランキングされているメーカーとしては、何と言っても農機具メーカーとして歴史の古い「ヤンマー」でしょう。ヤンマーは、1912年3月に、「山岡発動機工作所」として創業したのをきっかけに、1931年には、株式会社山岡発動機工作所を設立させました。
農業器具としては、トラクターやディーゼルエンジンの製造・販売を得意分野とします。
トラクターや田植え機、野菜機器や大豆機器、コンバインやバインダーなどを製造販売しています。その他にも、管理機やミニの耕うん機、資材や運搬車、除雪機やコイン精米機などを取り扱っています。
6.スチール・ジャパン
スチール・ジャパンは、昭和57年11月に設立した歴史の長い会社です。スチール・ジャパン農機具としては、刈払機、チェーンソー、バッテリーツール、コンビシステム、ヘッジトリマー、コンクリートカッター、クリアリングソー、高枝カッターなどを取り扱っています。
7.小松製作所(コマツ)
コマツは、1921年5月13日に設立した会社で、東京都港区に本社がある会社です。建設機械においては、日本で1位のシェアを誇り、世界でも第2位を誇ります。
林業機械としては、フォワーダー、ハーベスター、フェラーバンチャーなどをはじめ、ディーゼルエンジンやアスクル、油圧機器や鋳造品などが挙げられます。
農業男子も増えている!
家庭菜園の人気が近年高まっていますが、実は本格的に農業を始める若い男性も増えてきています。
後継者に悩む地方の農家では、職業訓練や体験実習なども行っています。既に農機具を利用されている方は、ぜひ若い農業男子に、ご自慢の農機具の使い方等をご指導し、農業の楽しさを共有してみてはいかがでしょうか。(弊社ではトラクターの買取を行なっております。)
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。