缶切りがない時に代用できるアイテム＆使い方6選！道具がなくても開けられる裏技も
キャンプやBBQで缶切りを忘れて困ったことはありませんか?簡単に開けられるプルトップ型の缶詰が多いですが、完全密封の缶詰もまだまだ多く存在します。ここではそんな缶切りがない時に便利な、代用になるアイテムと使い方をご紹介します。また、道具がなくても缶詰が開けられる裏技も伝授するので、覚えておくときっと役に立つでしょう。
缶切りがなくて困るときはある？
『缶切り』とは、缶詰の蓋を切断しながら開封するために用いる道具です。現在売られている缶詰のほとんどが、缶切りを使わずに缶の上面にある”プルタブ”を手で引っ張ってフタを開ける、「プルトップ型」です。
道具がなくても簡単に開けられる缶詰が増えた今、缶切りがなくて困るときはあるのでしょうか?以下に缶切りが必要になる場面をまとめました。
家に缶切りがない
ひと昔前まではどの家庭にも必ずあった『缶切り』ですが、缶切り要らずのプルトップ型缶詰がほとんどの今、出番も少なくなり持っていない家庭も多いでしょう。若い世代においては、缶切り自体は知っているものの、その使い方を知らない人もいるほどです。
しかし業務用や輸入品、長期保存用の缶詰は完全密封のものが多く、缶切りが必要になります。自分では購入しなくても、頂き物などで缶切りが必要になることも出てくるでしょう。
また、プルトップ型の指を掛けるプルタブが外れ、缶詰が開けられず困った経験をしたことはありませんか?そんな場合でも、缶切りがあれば簡単に蓋を開けることができます。
キャンプや災害時など
缶詰はアレンジ次第で料理の幅が広がるアレンジ食材です。密封性が高く、液漏れや型崩れの心配もないので、キャンプに持参する方も多いでしょう。いざ、キャンプ飯に取り掛かろうとした時、うっかり缶切りを忘れて困ってしまうことも…。
そして、災害時の備えに常備しておく非常食。缶詰はプルトップ型よりも、缶切りが必要な完全密封型の方が長期保存できるため、備蓄用の缶詰は完全密封型がほとんどです。しかし、缶切りを準備していなくて、いざと言う時に開けられないのでは意味がありません。避難用品には忘れずに缶切りも追加しておきましょう。
缶切りがない時に代用できるアイテム＆使い方6選
必要な時に缶切りがないと、本当に困ってしまいます。しかしあるものを使うことで、缶切りの代わりになり解決することが可能です。
以下に缶切りの代用なるアイテムとその使い方をご紹介します。豆知識として是非覚えておいてください。代用品を使うときは、滑り止め付きの軍手をはめて行うと缶詰をしっかり固定することができ、やりやすいです。
缶切りの代用アイテム①スプーン
缶切りはどの家庭にもあるスプーンで代用可能です。ただし、どんなスプーンでも良いというわけではありません。缶切りとして使っても曲がらないステンレス素材のもので、大きめのカレースプーンがベストです。
【使い方】
- スプーンの柄とツボの間をしっかりと握る
- 缶詰のフチにスプーンの先を押し当て、一箇所をゴシゴシと強くこする
- こすったところに穴が開いたら、スプーンの先端を入れる
- 缶切りと同じ要領でスプーンを動かし、穴を広げていく
- ある程度開けられたら、隙間にスプーンを差し込み、フタを持ち上げて開ける
缶切りの代用アイテム②ハサミ
身近にあるハサミでも缶詰を開けることは可能です。特にキッチンバサミは刃の先端が鋭いので缶切りの代用品として◎。刃の部分を持つ必要があるので、必ず軍手をするかタオルを巻くなどして、くれぐれもケガには気を付けて行いましょう。
【使い方】
- ハサミを開いた状態で、片方の刃を缶詰のフチにあてる
- そのままガリガリとこすりながら穴を開ける
- 穴が開いたらノコギリのように上下に動かしながら、ぐるりとフチを切っていく
- ある程度開けられたら、ハサミをテコのように使ってフタを持ち上げて開ける
缶切りの代用アイテム③ドライバー
缶切りの代用アイテム、続いてはドライバーです。ドライバーの中でも、マイナスドライバーが缶詰の代用に向いています。持ち手は長い方が使いやすいでしょう。
【使い方】
- マイナスドライバーの先端を缶詰のフチにあてる
- 持ち手の上の部分を硬い石やトンカチなどで叩いて穴を開ける
- 穴が開いたら少し横にずらし、同じ作業を繰り返す
- ある程度開けられたらマイナスドライバーを差し込み、テコの原理でフタを押し開ける
缶切りの代用アイテム④硬貨
硬貨を使っても缶詰を開けることが可能です。代用品になるようなものを何も持っていなくても、硬貨なら手元にあるのではないでしょうか。硬貨といっても1円玉や50円玉では小さすぎて力が入らず、500円玉では大きすぎます。使用する硬貨は、持ちやすい10円玉or100円玉がおすすめです。
【使い方】
- 硬貨をフチに押し当て、強くゴシゴシとこする
- こすって薄くなった部分、また穴が開いた部分を硬貨の上から硬い石などで叩く
- 穴が広がったら、隙間に硬貨を入れて横に動かしながら、ぐるりと開けていく
- ある程度まで開けられたら、硬貨をテコのように使ってフタを持ち上げて開ける
缶切りの代用アイテム⑤ナイフ
ナイフもハサミと同様に先が鋭く尖っているので、缶切りの代用に向いています。こちらも作業中はくれぐれも怪我をしないよう、十分に気を付けてください。
【使い方】
- ナイフの先端を缶詰のフチにあてて、そのまま刃の裏側を押す
- 一度刃を抜き、再度穴に入れて刃の裏側を押す
- 同様の作業を繰り返し、フチをカットしていく
- ある程度開けられたら、ナイフを差し込んでフタを持ち上げて開ける
缶切りの代用アイテム⑥アイスピック
アイスピックやキリなども、先端が尖っているので缶切りの代用になります。ただし、あまり細い形状のものだと缶の硬さに負けて、折れたり曲がったりしてしまうので、なるべく太いものを使用しましょう。女性や力に自信がない方は、石やトンカチなど、上から叩けるものを用意しておくと安心です。
【使い方】
- アイスピックの先端を缶詰のフチにあてる
- アイスピックの先端をを刺して、小さな穴を開ける
- 横に少しズラして同じ作業を繰り返し、切り取り線のように沢山開ける
- フタの真ん中を力を入れて押して、缶の中にフタを落とす
- フタと中身の隙間にアイスピックの先端を入れ、フタを持ち上げる
道具がなくても開けられる裏技
ここまで、缶切りの代わりになるアイテムをご紹介してきました。しかし、これらの代用品すらない場合、どうしたら良いのでしょうか。そんな方のために、一切道具がなくても缶詰が開けられる裏技をご紹介します。これさえ覚えておけは、キャンプやアウトドア、災害時など、屋外でも安心です!
その方法は、何とコンクリートで缶詰のフチを削るだけ!!実は缶詰は、フチ部分を削るとフタが開くような構造になっているのです。
屋外で缶切りや、その代用品がない場合、コンクリートやアスファルト、岩があれば缶詰を開けることができます。岩の場合は、なるべく平らな箇所を見つけて行いましょう。
【やり方】
- フチの部分があたるよう、缶詰を逆さまにして置く
- 缶詰を押さえつけて円を描くようにゴシゴシと擦り、フチの部分を削っていく
- 缶詰のフチが削れて隙間ができるまで、ひたすら削る
- フチが削れて隙間ができたら、缶の側面を押してフタを外す
缶切りの代用品を使うときはケガに注意
缶切りの代用品には、鋭い刃や先端のハサミやナイフ、アイスピックなどを使用します。缶切りとして使い慣れていないため、手が滑ったり、手元が狂ったりなどしてケガに繋がりやすいです。軍手やタオルを使用して、ケガをしないよう十分に注意しましょう。
代用品に挙げたスプーンは刃こそありませんが、他の代用品よりも切り口部分のギザギザが鋭くなるので、手が触れてケガをしないように気を付けてください。周囲に小さなお子様やペットがいないか、安全確認も忘れずに行いましょう。
缶切りの代用アイテムを使えば簡単に開けられる！
缶切りがなくても身近にある代用品で缶詰を開ける方法と、何も道具がなくても缶詰を開けられる裏技をご紹介しました。プルトップ缶がほとんどの現代、缶切りを持っていなかったり、持参するのを忘れてしまうこともあるでしょう。
缶詰を開けようと思ったら、それがブルタブのない完全密封の缶詰だった…。そんな時は是非ご紹介した方法を思い出してみてください。また、非常食用缶詰も缶切りが必要なタイプがほとんどです。もしもの時の活用述として、覚えておいても損はないでしょう。
しかし、缶詰はやはり缶切りを使ってあけた方が、安全で早いです。缶切りがないのであれば、これを機に1つ購入しておきましょう。缶詰を持っての外出は、忘れずに缶切りもチェック。そして避難セットの中にも入れておいてください。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。
