【防音シートとは?】騒音対策の効果、使い方、おすすめ紹介
みなさん「防音シート」という便利なアイテムについてご存知でしょうか。騒音対策に役立つのが、この防音シートというアイテム。
機能性が高く、価格帯も様々なことがあることから、注目を集めているアイテムの一つなんです。
- 防音シートの基礎知識や種類、価格の相場が知りたい
- 防音シートの使い方はどうすればいい?
- おすすめの防音シートを教えて欲しい
防音シートについて調べている方は、上記のような疑問を持たれている方もいらっしゃるでしょう。
そこで本記事では、防音シートとはどういったアイテムなのか、機能や特徴、使用方法などについてご紹介していきます。
また似た製品でもある「遮音シート」に関しても本記事ではご紹介していきますので、製品の違いについてもしっかりと理解して生活の中で活用してみてくださいね。
おすすめの商品についてもお伝えしていきますので、防音シートの購入を検討されている方はもちろん、防音対策を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
防音シートとは?機能や効果・価格の相場についてご紹介!
まず防音シートってなに?と思う方もいらっしゃるかもしれません。名前のとおり、防音性のあるシートを指します。
しかし防音には遮音と吸音があり、実は効果も商品によって差があるのです。
この項目では、機能や効果・種類と価格の相場について解説していきます。
防音シートの機能や効果
防音シートとは、その名の通り音が過剰に外へ漏れるのを防ぎ、外から音が過剰に入るのを防ぐためのアイテムです。特にマンションやアパート住まいの方にとっては、騒音による苦情やトラブルは避けたいところですよね。
小さなお子さんのいる家庭であれば、隣人の方に迷惑をかけないよう出来る限り防音対策をしたいと思う方も多いでしょう。そんな時におすすめなのが、今回ご紹介する防音シートです。
防音シートは跳ね返った音を吸収する「吸音」と、音を中から外へ、外から中へ入ることを遮る「遮音」の機能や効果を持っています。
一言で防音と言っても、目的に合った機能や効果を持つものじゃなければ、狙い通りの役割を果たしてくれません。慎重に商品については選ぶ必要があります。
防音シートの種類
防音シートも様々なサイズ、大きさのものが販売中です。
素材としては主に、グラスウールという素材が使用されています。このグラスウールは吸音材で、吸音する性質が高い素材です。ガラスの細かい繊維のようなものでできており、特に高音の吸音に優れています。
グラスウールを使用している防音シートは、より吸音機能と高音向けの防音性能が高いものとなるでしょう。
防音シートの価格
防音シートの価格は大きさや枚数、厚さによって価格が異なってきます。
比較的リーズナブルなものもありますが、部屋の一部に貼るわけではありません。比較的広範囲にわたって貼るものなので、平均購入価格として〜3万円程度の価格帯になるケースが多いようです。
また壁にシートをつける専用器具も必要となり、諸費用でプラスになってしまうことも。
ただし業者の方に頼むとかなり費用はかかります。ご自身で施工できるのであれば、費用に関しては抑えられるでしょう。
防音シートに似た遮音シートとは?実は細かい部分で違いが見られる!
防音シートと似たような機能を持つ「遮音シート」というアイテムをご存知でしょうか。
似たような機能や効果はありますが、異なる点も多数あります。
違いについて理解した上で、商品を選びましょう。
遮音シートは音を「反響」させる
遮音シートとはどんな働きがあるかご存知でしょうか。
この遮音シートには、下記2つの働きがあります。
- 音が外に漏れることを防ぐ
- 外からの音が室内に入ってこないようにする
音が外に漏れないメカニズムは、室内で音を跳ね返し、反響させることで音が外に漏れるのを防ぐ仕組みです。
したがって遮音シートを利用すると、音を反響させて音漏れ防止につながるわけです。
防音シートは音を「吸音」する効果もある
遮音シートの場合は、室内の音が外に漏れないよう反響させる働きがあります。では防音シートにはどのような働きがあるのでしょうか。
防音シートの場合、反響した音を吸音する働きがあります。遮音するだけでは音が反響した状態なので、防音効果はあまり高くありません。そこで吸音機能を持つ防音シートをうまく活用することで、反響した音を効果的に打ち消せるのです。
- 外部からの音が気になる
- 自分の家から騒音がしないか気になる
上記のような生活音トラブルを防ぐ目的であれば、遮音シートよりも防音シートを使用した方がより効果が高いです。
防音シートの使い方について!使い方を間違えると効果が半減するので注意が必要
引用:Amazon
ここからは防音シートの使い方について詳しく確認していきます。
どんなに機能性が高い製品でも、使い方を間違えば効果が低くなってしまうでしょう。
事前に使用方法もしっかりと把握しておくようにしてください。
防音シートの貼り方
防音シートは床に貼る場合と、壁に貼る場合があります。床に貼る場合は保護用シートを貼り付け、その上に防音シート(またはマット)を貼り付ける流れです。
強力両面テープを使用して固定し、あとは床のサイズに合わせてカットしましょう。もし遮音シートもあわせて使用する場合は、防音シートの下に貼ります。
壁に貼る場合、防音シート自体にテープが付いており、そのまま貼れる製品も販売中です。
ご自身でテープをつけて貼り付けていくのは、なかなか大変な作業となるでしょう。そういった便利な商品を利用するのもよいかもしれません。
防音シートを貼る際の注意点
両面テープを利用して防音シートを貼り付ける場合、テープの質によって剥がれてしまうケースもあります。また強力なものを使用したくても、価格が少し高くなるデメリットは痛いところです。
ただし業者に頼むよりは安いです。長い期間利用する面も踏まえ、両面テープに関してはしっかりと機能性を高いものを購入しましょう。
防音シートのおすすめアイテムが知りたい!編集部おすすめの10選をご紹介
では実際に防音シートを購入しようと思った際、何がおすすめなのか分からない…という場合がありますよね。
そこで当編集部が見て厳選した、おすすめ防音シートをご紹介します。
購入する際の参考にお役立てください。
①日本特殊塗料 防音一番オトナシート
振動に効果を発揮する防音シートです。ビビリ音や音の発生源に直接貼り、不快な音を抑えます。
例えば流し台の防音にも使えますし、クーラーの室外機に当てることも可能です。洗濯機やキャビネット、シャッターと活用範囲が広いのも嬉しいポイント。
裏紙を剥がすだけで、ワンタッチで貼れるお手軽な薄手のシートです。
②東京防音 吸音・防音材 ホワイトキューオン
白く弾力性のある吸音材で、大きく広い面積に対応しています。材質は再生ポリエステル製で、ペットボトルから作った素材です。
吸音材のほか、断熱材として節電対策にも活用できます。壁に立てかけて利用したり、音楽ルームといった室内の広い範囲で使われることを想定。
③デッドニング 防音シート
粘着タイプで、厚みが10cmほどのシートです。裏紙を剥がして接着できるため、施工がラクに行えます。
スピーカーの効果を発揮させるデッドニング用として販売されていますが、吸音材として幅広い範囲で使用可能です。
④デッドニング 吸音 防音シート
③で紹介したデッドニングシートよりも薄く、3mmほどの厚みです。貼り付けるだけのかんたん施工仕様で、ロードノイズや振動を抑える効果が期待できます。
また薄手なのでハサミでカットし、手軽に作業できるのも特徴です。
⑤VeroMan 貼るだけ 防音シート
シール状になっており、シートを剥がして貼るタイプの防音マットです。吸音性の高いニードルフェルトで出来ており、非常にお手軽な施工が特徴。
ハサミでカットが可能なので、部屋に敷き詰めるのも作業しやすいです。
⑥防音マット 防音シート
こちらの商品は主に床への衝撃音を大幅に減少させるシートです。
コンプレッサーや洗濯機、ピアノといった階下への防音対策にも使われています。
⑦軽量防音シート 0.5mm厚 足場シート
軽量で扱いやすいシートタイプです。シートなので薄く、囲うだけでも効果を感じられます。
防音用の壁紙と一緒に併用すれば、効果が高まりやすいです。
⑧エーモン 静音計画 ロードノイズ低減マット(L)
車でラゲッジマットや、フロアマットの下に敷くだけでロードノイズを軽減できるシートです。
非常にお手軽な使い勝手から、車用フロアマットではベストセラーを獲得しています。
⑨音なし減さん(2mm)
生活音に注力した防音シートです。マットの下に敷くだけで、ズレを防いだり階下への音を防いだりします。
また床暖房にも対応しているため、床へ敷くマットとして活用すると効果的です。
⑩吸音材 斷熱用 吸音ボード
9色のカラー展開がある吸音ボードです。硬めのボードですが、カッターナイフでもカットが可能となっています。
お部屋の防音対策に使うと非常に効果的です。
まとめ:防音シートは複数併用して吸音と遮音に注力しよう
防音シートは吸音と遮音があり、どちらも片方だけでは効果が少ないです。
そのためできれば防音シート類は併用し、効果があるものを併用するのが良いでしょう。
効果を最大限にするためにも、しっかりと使用方法については確認した上で使用することをおすすめします。
様々な種類や価格帯の製品があり、機能性も高い防音シート。うまく活用することで、騒音を気にせずにすむ快適な環境作りに役立つアイテムです。
騒音対策を検討されている方は、本記事を参考に商品をチェックしてみてくださいね。
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。