【まとめ】コンクリートカッターの選び方とおすすめ6選
コンクリートのような頑丈なものを切断したいときがあります。そんな場合におすすめなのがコンクリートカッター。コンクリートやアスファルトをシャープに切断します。この記事では、コンクリートカッターの選び方やおすすめを紹介します。
コンクリートカッターとは
コンクリートカッターとは、コンクリートやアスファルトを切断するための工具です。ビルや橋梁といった鉄筋コンクリートの切断やアスファルトの舗装路、雨水の排水用溝入れ作業が主な用途。ブレード(刃物)は、ダイヤモンドカッターを使うのが一般的です。
コンクリートカッターの種類
ポータブルコンクリートカッター
携帯式のコンクリートカッターです。コンクリートやアスファルト、タイルや瓦といった切断に用いる乾式工具です。
コンクリートカッター・ウォールソー
主にビルの改修や建設で使用するカッターです。コンクリート構造物の壁を切断するのに使います。
コンクリートカッター・ドラム
アスファルトあるいはコンクリートの舗装路を切断します。その他にもビルや橋脚といった鉄筋コンクリートの切断作業にも対応。雪解け水の排水溝入れ作業、道路のスリップ防止作業にも使われます。
コンクリートカッターの選び方
コンクリートカッターの選び方ですが、切断対象に適した工具を手に入れるためにも、以下に述べるポイントを意識してコンクリートカッターを選びましょう。
- 使用ブレードの寸法
- 切断する壁の深さで選ぶ
- 電源の種類で選ぶ
- 用途に合わせて選ぶ
それぞれ順番にくわしくみていきます。
中古・レンタルで選ぶ
コンクリートカッターは、ポータルブルタイプにしても、それなりのコストがかかります。そのためリーズナブルな中古製品を購入する方法があります。
また利用する機会が少ない場合は、レンタルという方法も。レンタルであれば、工具の手入れをする必要がないので、おすすめです。
マキタなどコンクリートカッターのおすすめ6選
有名メーカーからおすすめのコンクリートカッターを厳選しました。コンクリートカッター選びの参考にしてください。
マキタ(Makita) 25ミリ防じんカッタ 4100KB
マキタ25ミリ防じんカッターは、直角切断専用のカッターです。自己集じん率は8割を実現しています。従来の製品より作業効率が35パーセント上昇。刃先が見やすい逆勝手仕様になっています。ダイヤモンドホイール付とついていないものがあります。
刃物寸法:125mm/最大切込み深さ:40mm ダイヤモンドホイール別売、AC 100V、回転数:12,200[回転/分]/消費電力:1,300W 質量:3.0kg
エスコ 305mmコンクリートカッター EA852BB
エスコ 305mmコンクリートカッターは、AC電源で動作する高速切断タイプ。ダイヤモンドカッターは311ミリメートルサイズも取り付けられます。集塵ノズルとスパナは付属していますが、ダイヤモンドカッターは付属していません。
消費電力:1430W 電流:15.0A 回転数:3900rpm 最大切断深さ:100mm
適合カッターサイズ:直径305×25.4mm
HiKOKI(ハイコーキ) 旧日立工機 カッター 石材用 ダイヤモンドカッター
ハイコーキ(旧日立工機)のダイヤモンドカッターです。ダイヤモンドカッターの外径は205ミリメートル。乾湿両用タイプなので、幅広い用途に使えます。
取付穴径(mm):25.4 電流(A):12.0 回転数(min-1):4,500
コード:3心・5m 標準付属品:両口スパナ(17×19mm)・片口スパナ(口幅23mm)・ゴム手袋・注水ホース・ガイド
エスコ 125mmコンクリートカッター EA852A-4
エスコ 125mmコンクリートカッターは、家庭用のAC電源で動作します。重量は1.9キログラムと軽量タイプ。ダイヤモンドカッターや集塵アダプターが付属品に含まれています。
回転数:9000rpm 適合カッター外径:125mm 最大切断深さ:33mm 穴径:22mm サイドハンドル:あり 全長:258mm
Huanyu 1100W コンクリート切断機
Huanyu 1100W コンクリート切断機はコンクリートをはじめ、砂のレンガや赤レンガ、壁などの切断が容易です。直径25ミリメートルと35ミリメートルの2種類のブレードタイプがあります。
コンクリート・赤レンガ・砂の煉瓦・セメントの壁などを効率よく、クリーンに切断できます。作業中は防塵ガラスとフェイスマスクを着用してください。人体の損傷を減らすために掃除機を設置するのが最善です。
コンクリートカッター Honda GX390内蔵 ccuttercc18db300
ccuttercc18db300は、 Honda GX390を内蔵したエンジン式のコンクリートカッターです。ブレードは300ミリメートルから450ミリメートルに対応。湿式のコンクリートカッターで、46リットル入る水タンクが付属しています。
本体寸法 全体:W約53xD約200xH約103(cm)梱包サイズ:W約114xD約60xH約109(cm)材質: スチール(本体)、ラバー(ハンドルカバー)、プラスチック(タンク)、スチールとダイヤモンド(ブレード)、ラバー(タイヤ)
コンクリートカッターの使い方
コンクリートカッターの使い方を手順に沿ってご紹介します。
コンクリートカッターの基本的な使い方
手順1:工具の点検
使用前に工具の点検を行います。点検前にエンジンや電源が確実に止まっているかを確認してください。傷や損傷、亀裂、破損が無いかチェックします。
手順2:カットする対象に線を引く
エンジンを始動させる前に、カットする対象に線を引きます。線を引くことにより、切断する製品が正確に切断できます。
手順 3:エンジン・電源の始動
ブレードなどのゆるみが無いか最終的にチェックしたら始動します。安全のため、電源・エンジンを始動する際には、平らな場所で工具を安定させてから行います。
手順 4:回転数が安定するまで待つ
30秒ほどフルスロットルして、回転数が安定するのを待ちます。ブレードは正しい設定になっていれば、アイドリング状態で回転しませんが、もし回転している場合は、一旦エンジンを止めて調整します。
手順 5:稼働後の基本姿勢
工具を体に密着させながら安定した状態で使用します。目線は切断物に引いている線を確認。工具は肩までの高さで使います。
手順 6:実際の切断
実際の切断は、エンジン全開で工具の重みを利用して切断します。対象物に対して、そっとあてるようなイメージで切断開始。手前から奥に向かって切りすすめます。
手順 7:終ったらすぐにエンジン・電源を止める
切断が終了したら、エンジン・電源をすぐに止めます。確実に止まるまでストップボタンを押し続けます。
コンクリートカッタ-の安全対策
コンクリートカッターを使用する際には、周りに障害物がないかどうか、確認してから作業しましょう。また保護メガネ、手袋、防塵マスク、イヤーマフ(耳栓)は作業者必須の保護具です。
コンクリートカッターの選び方とおすすめのまとめ
コンクリートやアスファルトを切断するのに便利なコンクリートカッター。用途によって種類も多いので、切断物に最適なものを選びます。また使い方を誤ると大変危険なので正しく使いましょう。
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。