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トヨタ大辞典|国内シェアナンバーワン!王道の自動車メーカー

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トヨタと言えば、もはや知らない人はいない国内ナンバーワンの自動車メーカーです。世界シェアでも1、2位を争う存在で、2016年は独フォルクスワーゲンに首位を明け渡したものの、まだまだ勢いを感じさせます。自動車業界以外を含めても、単一メーカーとして日本で最も大きな企業のひとつです。トヨタについて、基本的なことからちょっとしたトリビアまで、多彩な情報をお届けします。

歴史と成り立ち

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トヨタの歴史は、創業者豊田佐吉が豊田自動織機製作所に自動車部を開設した1933年に遡ります。織機で培った技術を活かし、1935年にはG1型トラックを発表。翌年には同社初の量産乗用車であるAA型乗用車を発表しました。1937年には自動車部門は独立し、「トヨタ自動車工業株式会社」となりました。

1950年代後半から60年代には、クラウン、コロナ、カローラ、ハイエース、2000GTといったロングセラーを続々開発しました。その当時まだ生まれていなかったという方も、こういった車名は耳にしたことがあるのではないでしょうか。さらに1970年代には、公害問題や排ガス規制などに対処するなど日本の社会・経済の発展とともに歩んできました。

1989年には上級ブランド「レクサス」を立ち上げました。それまでも日本の大衆車は世界市場で大きな存在感がありましたが、レクサス・LS(日本名はセルシオ)の成功によって高級車の分野でも通用することを示しました。

1997年 には世界初の量産ハイブリッドカー「プリウス」の販売を開始しました。2017年現在はハイブリッドカーの普及が進み、かなり一般的なものとなりましたが、当時としては画期的なクルマでした。人々の環境意識の高まりに応えたプリウスのヒットにより、トヨタは環境先進企業としてのイメージを確立しました。

近年は、2008年のリーマン・ショック、2009年から2010年にかけての大規模リコール、2011年の東日本大震災とタイ大洪水と、逆風が続くこともありましたが、2012年には過去最多となる世界販売台数約975万台を達成し、世界販売台数1位を奪還。2015年3月期では日本企業で初の純利益2兆円越えを達成し、ますます大きな存在感を示しています。

定番車種

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現在、トヨタには全45車種ものラインナップがあります。コンパクトカー、ミニバン、セダン、ワゴン、SUVといったボディタイプそれぞれに「トヨタといえばこれ」という代表的な車種がありますが、そのなかでもさらに定番の車種を選ぶとすれば、プリウス・カローラ・クラウン・ランドクルーザーといったものが挙げられます。

プリウスは、ハイブリッドカーというものを世に知らしめた代表的な車種です。現行のZVW5#はプリウスの4代目のモデルです。燃費の良さと環境負荷の低さが評価され、発売から20年経った今では街中でも非常に多く見かける車種となりました。

カローラは、1966年から販売されているロングセラーです。マツダのファミリアに次ぐ2番めの長寿ブランドとなっています。時代ごとの標準を抑えた手堅くベーシックな設計で、良い意味で「普通」、安心して選べるクルマといえます。

クラウンは、カローラよりもさらに歴史は古く1955年から販売されています。「いつかはクラウン」というキャッチコピーに示されるように、長らくトヨタの最上級モデルであり、憧れの存在でありました。官公庁などの公用車、企業の社用車、タクシー、ハイヤー、教習車、パトカーなどに用いられることからも信頼性の高さが伺えます。

ランドクルーザーは「ランクル」と略され、世界的に見ても知名度の高いSUVです。先進的かつ高級感のあるステーションワゴン、主に業務用の70ヘビー系に加え、70ライト系から派生したランドクルーザー プラドと、3系列に大別されます。

忘れてはならないのがタウンエースです。ワンボックス商用車、派生車種の乗用車、トラックの三種にタウンエースの名前が使われています。トヨタのクルマと言われてまず商用車やトラックをイメージする人はあまり多くないかも知れませんが、長年に渡って人々の仕事や暮らしを支えている重要な存在です。

トヨタ車に乗っている有名人

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日本ナンバーワンのシェアを誇るトヨタですから、芸能人やスポーツ選手・政治家などの有名人でトヨタ車を愛車として選ぶ人もとても多くいます。

例えば、アルファードに乗っていると言われている人物には、タモリさん、内野聖陽さん、藤原紀香さん、佐藤浩市さんなどが挙げられます。ロンドンブーツ1号2号の田村淳さん、ジュディ・オングさんはヴェルファイア。市原隼人さん、元AKB48の前田敦子さん、石原伸晃さんはクラウンに乗っているそうです。

また、ランドクルーザーに乗っているのは、オードリーの若林さん、三浦知良選手、石川遼選手、和泉元彌さんといった面々がいます。なんと蒼井優さんもランドクルーザーに乗っているそうで、わざわざランクルに乗るためにMT免許を取りに行ったんだとか。ちょっと意外ですよね。

なお、クルマはやはりある程度の期間で乗り換えることが多く、ここに名前の挙がったみなさんが現在でも上記の車種に乗っているかは残念ながら分かりません。でも、例え一時期でも好きな有名人が乗っていたと分かれば、同じ車種に乗ってみたくなる方もきっと多いでしょうね。

最新動向リサーチ

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トヨタの最新情報は、公式サイトのニュース一覧のページでチェックできます。新型車の発売や各車種のモデルチェンジ・マイナーチェンジ、特別仕様車の発売などが時系列で掲載されています。近々クルマの買い替えを考えている人は、こちらのページで最新動向をチェックするのがおすすめです。
★http://toyota.jp/information/news-list.html

品質

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デザインや機能性のほか、品質面での安心感からトヨタ車を選ぶというファンも国内外問わず多いです。

トヨタの品質改善のための取り組みは、ジャスト・イン・タイム、かんばん、自働化などさまざまなキーワードが広く知られています。作り過ぎのムダ・手待ちのムダ・運搬のムダ・加工そのもののムダ・在庫のムダ・動作のムダ・不良をつくるムダという7つのムダを無くすことを重視します。当たり前のことのようにも思えますが、徹底的に実践するのは難しいもの。それを実践し、大きな発展につなげたのがトヨタの素晴らしいところです。創業者豊田佐吉が「自働化とは止めることなり」と言ったのは既に100年近く前のことですが、今でも書店にはトヨタに学ぼうというさまざまな書籍が並んでいます。

トヨタ 仕事の基本大全
トヨタ 仕事の基本大全

著:(株)OJTソリューションズ
出版社: KADOKAWA/中経出版
トヨタ生産方式――脱規模の経営をめざして
トヨタ生産方式――脱規模の経営をめざして

著:大野 耐一
出版社: ダイヤモンド社

男性に人気の車種

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現在、男性からの注目度が高い車種といえば、クロスオーバーSUVのC-HRです。2017年上半期のSUV販売台数ナンバーワンとなっています。2014年にパリ・モーターショーでコンセプトカーが公開されたときから、かっこいいデザインに一目惚れしたという人も少なくないようです。外観もさることながら、未来感のあるインテリアも魅力的。特に若い男性は、次はC-HRがいいなと狙っている人も多そうですね。

コンパクトカーのアクアも人気です。燃費の良さはもちろん、他のエコカーにはないスポーティーなデザインとカラーバリエーションの多さが特徴です。カラーによってかなり印象が変わるので、さまざまな年代の人にとってしっくりくる一台が見つけやすい車種ではないかと思います。そのため、街中で色違いのアクアに遭遇してもあまり「被った」という感じがしないのも良いですね。

女性に人気の車種

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若い女性には、パッソ、ヴィッツ、ポルテといった小さめで運転しやすい車種が人気です。特にクルマは一人一台というような地域では、見た目が可愛くて小回りが効き、価格的にもリーズナブルな車種を選ぶ女性が多いようです。

子育て中の女性ですと、スライドドアで赤ちゃんや子どもさんの乗せ降ろしがしやすく、ベビーカーなどのかさばる荷物も積込みやすい広さのあるもの…ということで、やはりミニバンの支持が高くなっています。ヴォクシーやノアが人気な一方、ちょっと大きくて運転が不安…という方もなかにはいるようで、ミニバンのなかでもコンパクトなシエンタもママさんたちから一定の支持を集めています。

車内空間のコーディネート

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自分のクルマを買ったら、インテリアにもこだわりたいもの。トヨタでは、特に若い女性に向けて車内空間コーディネートを提案するページを公開しています。
★http://toyota.jp/lifestyle/topics/interior/

シートカバーやハンドルカバーといったアクセサリーで、車内の雰囲気をガラリと変えることができます。標準ではごくごくシンプルな車内を、カラフルでポップにしてみたり、ナチュラルで優しい雰囲気にしてみたり、はたまたエレガントでゴージャスなムードにしてみたりと、好みのイメージに演出してみてはいかがでしょうか。クッションやブランケット、LEDライトといった小物を活用するのも面白いですね。目には見えないBGMやアロマなども、お気に入りの車内空間づくりに活用できそうです。

創業者一族

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トヨタの創業者である豊田佐吉を始めとする豊田家は、長きにわたってこの巨大グループを安定的にまとめてきました。

現在、トヨタ自動車と関連企業の役員となっている豊田家の顔ぶれは下記のようになっています。

トヨタ自動車名誉会長:豊田章一郎
トヨタ自動車相談役:豊田達郎
トヨタ自動車代表取締役社長:豊田章男
豊田自動織機取締役会長: 豊田鐵郎
アイシン精機取締役会長:豊田幹司郎
トヨタ紡織取締役社長:豊田周平
新明工業取締役:豊田彬子
東和不動産監査役:豊田大吉郎

ちなみに、企業名は「トヨタ」ですが、創業者一族の姓である「豊田」は「とよだ」と読みます。デザイン的な点や画数の縁起などを考慮して「トヨタ」をブランド名・社名として採用したと言われています。

トヨタグループ

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トヨタグループは、トヨタ自動車とその源流である豊田自動織機を中核とするグループです。

トヨタといえばトヨタ自動車をまず連想しますが、創業者の豊田佐吉が最初に作ったのは株式会社豊田自動織機製作所(現株式会社豊田自動織機)でした。ここで培われたノウハウを活かしてトラックや乗用車の開発に取り組み、自動車部門を独立させる形でトヨタ自動車が誕生したのです。

現在、豊田自動織機は自動車部門・繊維機械部門・産業車両部門の3部門に分かれて各種の製品を製造しています。産業車両部門におけるトヨタL&Fブランドの産業車両や機器・システムは、製造業の現場を支える重要な存在です。なかでもフォークリフトは国内販売数ナンバーワンを誇り、定格荷重1t以下のコンパクトなものから数十トンクラスの大型のものまで幅広いタイプを取り揃えています。

その豊田自動織機やトヨタ自動車が出資・設立した企業によって構成されるのがトヨタグループです。

トヨタグループ13社と言われるのが以下の各社です。
株式会社豊田自動織機
トヨタ自動車株式会社
株式会社ジェイテクト
愛知製鋼株式会社
トヨタ車体株式会社
トヨタ自動車東日本株式会社
豊田通商株式会社
アイシン精機株式会社
豊田合成株式会社
株式会社デンソー
トヨタ紡織株式会社
東和不動産株式会社
株式会社豊田中央研究所

上記の13社に、ダイハツ工業株式会社・日野自動車株式会社・トヨタホーム株式会社を加えたものをトヨタグループ16社と言います。

16社にトヨタ自動車九州株式会社を加えたものがトヨタグループ17社、17社にトヨタ自動車北海道株式会社を加えたものがトヨタグループ18社となります。

豊田市

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トヨタ自動車が本社を置く愛知県豊田市は、県北部に位置し、名古屋市に次いで愛知県内2位の人口を抱える中核都市です。

1951年に市制が敷かれた当初は「挙母(ころも)市」という名前でした。その後トヨタの工場が建設され、自動車産業が軌道に乗った1959年、「豊田市」に名称変更されました。「挙母」は読みにくい、長野県の小諸(こもろ)市と混同されるという声がある一方、歴史ある「挙母」の名に愛着のある市民も多く、名称変更にあたってはかなりの議論があったようです。結局、市名は「豊田市」となりましたが、今でも市内町名や駅名、学校名などに「挙母」の名は残されています。

現在、トヨタ本社の住所は、愛知県豊田市トヨタ町1番地となっています。豊田市の存在は知っていても、トヨタ町という町名まであることはご存じない方も多いのではないでしょうか?

なお、会社名は「トヨタ」、創業者一族の姓は「豊田(とよだ)」ですが、市名は「とよた」と会社名と同様の音で読みます。

カイゼンとカンバン方式

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ビジネスマンの方でしたら、トヨタといえば「カイゼン」「カンバン方式」といった用語を連想するのではないでしょうか。

「カイゼン」はトヨタ生産方式の主要な考え方のひとつです。作業効率の向上などについて、全員参加で知恵を出し合います。なるべく費用をかけず、スピーディーに無駄をなくしていくこの活動は、海外でも「kaizen」という名前で知られ、実践されています。

「カンバン方式」は、スーパーマーケットで用いられる商品管理用の情報カードを参考に、前工程と後工程の間での正確な情報伝達のために「かんばん」という札を使用するものです。かつては前工程が部品を多く作り過ぎ、後工程に貯めてしまう無駄がしばしば生じていましたが、「かんばん」によってこの非効率を改善することができました。現在では「かんばん」はIT化され、「eかんばん」へと進化しています。

カイゼンやカンバン方式を含むジャスト・イン・タイムや、自働化といった考え方による無駄の排除・高品質化は、トヨタの発展に大きく寄与するばかりではなく、製造業全体やその他の産業にも大きな影響を今なお与え続けています。

ハイブリッド技術

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トヨタのハイブリッド技術は、世界初の量産型ハイブリッドカー「プリウス」を誕生させて以来、今なお革新を続けています。

発進時、低速走行時、通常走行時、全開加速時、減速時と、運転中のそれぞれの局面でバッテリーの電力とエンジンの動力を使い分けもしくは併用し、生じた余剰エネルギーは蓄積して再利用します。停車時は動力系を全て停止し、アイドリングによる無駄なエネルギー消費がないのも特徴です。

2017年9月現在、ハイブリッド技術を搭載したトヨタの車種は下記の23種に上っています。この中に愛車が含まれているという方もきっと多いのではないでしょうか。ハイブリッドカーとしてプリウスやアクアは知っていても、ダイナカーゴやトヨエースカーゴといったトラックにまでハイブリッド技術が乗っているとは知らなかった、という方もいらっしゃるかも知れませんね。

ヴィッツ、C-HR、、オーリス、プリウス、シエンタ、アクア、アルファード、ヴェルファイア、ヴォクシー、エスクァイア、エスティマハイブリッド、カムリ、カローラ アクシオ、カローラ フィールダー、クラウン アスリート、クラウン マジェスタ、クラウン ロイヤル、SAI、ノア、ハリアー、プリウスα、ダイナ カーゴ、トヨエース カーゴ

安全技術

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「交通死傷者ゼロ」は、誰もが願う究極の交通安全の願いです。トヨタが行っている交通安全対策の代表的なものとして、レーダーとカメラの2種類のセンサーを用いた衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」があります。

衝突の危険回避をサポートするプリクラッシュセーフティシステム、車線逸脱の危険を知らせるレーンディパーチャーアラート、夜間運転時の視界を確保するオートマチックハイビーム、車間距離を適正に保つレーダークルーズコントロールをパッケージ化したパッケージ「P」、レーダークルーズコントロールの代わりに先行車発信告知機能を付帯機能としたパッケージ「C」の2種があり、現行の多くの車種にこのいずれかが搭載されています。

実際に起こった交通事故の分析データを踏まえ、事故の多いシーンでドライバーを助ける機能をパッケージ化したものなので、事故の回避や被害軽減が期待できそうです。

とはいえ、これらはあくまでサポート機能です。ハンドルを握る際は、機能を過信せず充分注意しながら安全運転を心がけましょう。

店舗の駐車場などでの、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故のニュースが後を絶ちません。いつか自分もこういった事故に遭うのではないだろうかという不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。トヨタでは、踏み間違えたときも衝突しないようフォローする機能を数多くの車種に搭載しています。

前後計8個のセンサーで障害物を検知し、障害物があるにもかかわらずアクセルを踏んだ際には、ブザーやディスプレイでの警告・エンジンの制御・自動ブレーキを段階的に行う「踏み間違い時サポートブレーキ」は、下記の車種の一部グレードに標準装備、またはメーカーオプション設定となっています。

●カムリ・プリウス・プリウスPHV・アリオン・クラウンアスリート・クラウンマジェスタ・クラウンロイヤル・プレミオ・アルファード・ヴェルファイア・ハリアー

また、障害物を検知した際にブザーと表示で警告する「障害物お知らせ機能」は、下記の通りさらに多くの車種の一部グレードに標準装備、またはメーカーオプション設定となっています。

●エスティマハイブリッド・SAI・プリウス・プリウスPHV・MIRAI・アリオン・クラウンアスリート・クラウンマジェスタ・クラウンロイヤル・プレミオ・マークX・アルファード・ヴェルファイア・エスティマ・FJクルーザー・ハリアー・ランドクルーザー・ランドクルーザー
プラド・C-HR

シフト操作ミスによる急発進・急加速を抑制する「ドライブスタートコントロール」は、下記の車種に搭載されています(カローラアクシオ・カローラフィールダーは一部グレードに標準装備)。

●アクア・カムリ・プリウス・プリウスPHV・MIRAI・アリオン・カローラアクシオ・クラウンアスリート・クラウンマジェスタ・クラウンロイヤル・プレミオ・マークX・カローラフィールダー・アルファード・ヴェルファイア・ヴォクシー・エスクァイア・シエンタ・ノア・ヴィッツ
・スペイド・ポルテ・ハリアー

こういった機能によって、実際に踏み間違いによる事故は約7割、後退時の事故は約4割と大幅に減少しているそうです。機能の過信は禁物ですが、不幸な事故を少しでも減らすため、積極的にこうした安全機能を搭載した車種を選んでいきたいですね。

ブレーキ・アクセルの踏み間違いやバック時の衝突のほか、日頃の運転のなかで不安を感じやすい場面のひとつに駐車も挙げられます。

アルファードとヴェルファイアには、切り返しを伴う駐車や縦列駐車・縦列出庫を支援するインテリジェントパーキングアシスト2が搭載されています。センサーとカメラが駐車スペースを検知し、停車やシフト操作のタイミングを案内してくれます。従来の駐車支援システムですと、一度の後退で駐車できる位置への支援のみだったため、最初にどの位置に停車すれば一発で入れるのかはドライバーが判断しなければなりませんでした。しかし、むしろ初心者にとって分かりにくいのは、最初どこに停めればスッと入れるのか、というアプローチ感覚ではないでしょうか。インテリジェントパーキングアシスト2ならば、区画線のある駐車場の止めたいスペースの前でボタンを押せば、前進誘導から行ってくれます。

また、巻き込みの危険を知らせる機能もあり、前進出庫時に側面後部が隣の車両にぶつかりそうになった際などに表示と音で告知してくれます。

運転免許を取得したばかりで運転にまだ不慣れな方、今までコンパクトカーに乗っていて大きなミニバンは初めてという方などは、特にありがたい機能ではないかと思います。

自動運転

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現在、クルマ関連のトピックで注目度が高いもののひとつとして「自動運転」は外せません。最近ですと、2016年にフルモデルチェンジした日産セレナが「プロパイロット」という自動運転技術を搭載し話題となっています。

一方トヨタは、「自動運転」という言葉の使用にはやや慎重なようです。レクサスのフラッグシップモデル「LS」の新型には、衝突の危険がある場合に自動でハンドルを切る「アクティブ操舵回避支援技術」を採用し、先行車を折って走行する機能、高速道路などで速度や車線維持・車線変更を行う機能もあり、いわゆる自動運転の「レベル2」に相当するものと考えてよいのですが、あえて「自動運転につながる高度運転支援技術」という抑えた表現をしています。

トヨタは自動運転技術の開発にあたって「交通死傷者ゼロ」を目標としており、安全最優先の姿勢を強く示しています。そんな中、レクサスの運転支援システムを過信したがための事故が起きることは望ましくありません。そういった意味で、注目を集めやすい「自動運転」という表現をあえて回避しているように思われます。

高齢ドライバーによる交通事故の痛ましいニュースを目にすると、早く安全な自動運転のクルマが実現し、どんな方でも安心して自由に移動できる時代が来てほしいなと思わされますね。安全を第一に掲げながら自動運転の技術開発を進めるトヨタには、ぜひ期待したいです。

電気自動車

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これからの時代に注目されているクルマのひとつが、電気自動車です。ガソリンを全く使わず充電した電気で走るため、CO2を出さないエコなクルマです。

トヨタが開発中の電気自動車「eQ」は、従来のクルマの約半分のサイズながら、大人4人が乗車可能です。ガソリンエンジンが不要なこと、電気のバッテリーを小型化したことによってこういった画期的なサイズが実現しました。道路が狭く混雑している街中などではとても便利そうです。また、地価が高い都市部などでは、自宅の駐車スペースが少なくて済むのも大きなメリットになりそうですね。実用化がとても楽しみです。

また、「i-ROAD」という新しいモビリティも要注目です。一見バイクのようにも見えますが、ヘルメットは不要。雨の日に濡れる心配もなく、バイクよりも安定して快適な乗り心地の一人乗り自動車です。駐車スペースは従来のクルマの1/2~1/4で済みますし、従来のクルマやバイクにはない、思いがけない用途が生まれてきそうなモビリティです。もしかすると、未来の都市はこういった乗り物が主流になるかも知れないなとワクワクしますね。

レクサス

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レクサス(LEXUS)は、トヨタが1989年からアメリカで展開を開始し、日本国内でも2005年から展開している高級車ブランドです。

キャデラックやリンカーンといった伝統的ブランドが寡占し、選択肢が限られていたかつての北米の高級車市場に投入された機能的で高品質なレクサスは、1989年の発売初年度だけで約16,300台のヒットとなりました。当時の北米では、日本車というとあくまで大衆車という位置づけでしたが、これにより高級車マーケットにおいても一定の地位を築く形となりました。

北米での高い支持に対し、メルセデス・ベンツやBMWなどが強いヨーロッパなどでは苦戦を強いられました。日本国内でも同様で、高級車に関しては外国車が圧倒的に支持されている状況でした。この状況にテコ入れするため、2003年に新生「レクサス」が日本でも展開されることとなりました。開業後1年でアウディやボルボの日本国内販売実績を上回り、2015年には国内販売台数約48,000台となっています。あくまでトヨタとは別ブランドとしており、トヨタ店・トヨペット店・トヨタカローラ店・ネッツ店のいずれでもレクサスの新車は販売せず、全国47都道府県全てに設置されたレクサス販売店のみでの取り扱いとなっています。

クルマの品質もさることながら、接客のマナーについても徹底しており、小笠原流礼法を基礎にした独自の接客マナーをベースに、高級ホテルや百貨店のコンシエルジュによる研修を行うなどしています。また、24時間365日対応可能な電話サポートによるコンシエルジュサービスなどによっても付加価値を高めています。本体価格からの値引きは原則として行わない「ワンプライス販売」も、レクサスの独自性のひとつとなっています。

ダイハツと日野自動車

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クルマにあまり詳しくない方は、トヨタとダイハツは全く別の自動車メーカーと思われているかも知れません。

実は、ダイハツは1967年からトヨタと業務提携しており、両社の関係はかなり古いものになります。1998年にはトヨタがダイハツの株の過半数を取得して連結子会社とし、2011年にトヨタが軽自動車事業に参入した際はムーヴコンテなど4車種をOEM供給しました。2016年はトヨタの完全子会社となっています。完全子会社となってからはトヨタと合同で「新興国小型車カンパニー」という仮想カンパニーを設立し、トヨタグループの小型車部門という立ち位置を明確にしています。

トヨタ同様にベーシックで高品質なクセのないクルマが多く、タント・ムーヴなどを始めとして幅広い支持を得ています。また、軽トラック市場においてもスズキとシェアトップを争う状況です。

また、人気芸能人が出演するテレビCMが多いこともトヨタとの共通点のひとつかも知れません。最近ですと、石原さとみさんが出演するトヨタ・プリウスPHVのCM、高畑充希さんが出演するダイハツ・ムーヴキャンバスのCMが印象的です。

ちなみに、トヨタ本社の所在地は愛知県豊田市トヨタ町1番地、ダイハツ本社の所在地は大阪府池田市ダイハツ町1−1です。

主にトラックやバスといった商用車を製造する日野自動車も、トヨタの連結子会社であり、トヨタグループ16社のひとつに数えられています。

最近は「トントントントン日野の2トン」というリズミカルなフレーズが印象的なCMで大型トラックの会社というイメージを強くしていますが、トヨタブランドの小型車・トラック・SUVなどの生産も行っています。

トヨタと業務提携したのは1966年、子会社化されたのは2001年と、ほぼダイハツとトヨタの関係に近い流れを辿っています。

トヨタの学校

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トヨタが設立した大学・学校があることをご存知ですか?現在、下記の通り7つものトヨタ関連の学校法人等が存在します。

(学)トヨタ学園 豊田工業大学
学校法人海陽学園 海陽中等教育学校
(学)トヨタ神戸整備学園 専門学校トヨタ神戸自動車大学校
(学)トヨタ東京整備学園 専門学校トヨタ東京自動車大学校
(学)トヨタ名古屋整備学園 専門学校トヨタ名古屋自動車大学校
(株)トヨタ東京教育センター トヨタドライビングスクール東京
(株)トヨタ名古屋教育センター 中部日本自動車学校

豊田工業大学は1981年にトヨタ自動車の社会貢献活動の一環として設立されました。学部は工学部、大学院は工学研究科のみとなっています。学べる分野は学部だと機械システム・電子情報・物質工学、大学院で専攻できるのは先端工学・情報援用工学・極限材料工学です。意外かも知れませんが、自動車に関する講義はほとんどないようです。私立大学にも関わらず学費が国立大学と変わらないこともあり、工学を志す学生にとっては非常に魅力的な存在です。

海陽中等教育学校は、トヨタ自動車・JR東海・中部電力という中部圏の有力企業が賛同企業として名前を連ねています。中等教育学校という名称はあまり馴染みがありませんが、中高一貫の6年制・全寮制の男子校となっています。設立は2006年で歴史はまだ浅いにも関わらず、一期生は13名が東大合格するなどエリート育成校として注目を集めています。

神戸・東京・名古屋の3箇所にあるトヨタの自動車大学校は、自動車のエンジニアを育成するトヨタ直営の4年制の学校です。日本全国のトヨタ販売店各社を始めとして、トヨタの海外現地法人、他の自動車メーカーの販売店各社などへの就職実績は目を見張るものがあります。

トヨタドライビングスクール東京は、東京都立川市にある自動車学校です。教習が丁寧なことに加え、自習室や託児サービスなどが充実しており、施設がきれいなことでも好評です。

中部日本自動車学校は、名古屋市昭和区八事にある自動車学校です。名古屋一円の全15大学からバスでアクセスできるため、学生さんの利用が多いことが特徴のひとつとなっています。英語での教習にも対応しています。

名古屋グランパス

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Jリーグの名古屋グランパスは、トヨタ自動車工業サッカー部を母体とするチームです。1991年のJリーグ発足当時に加盟したチームのひとつであり、1999年にJリーグがJ1・J2の2部制になってから2016年までずっと1部リーグであるJ1リーグに属していました。2017年はチーム発足以来初めてJ2で戦っていますが、第31節時点で3位とJ1昇格が充分狙える位置につけています。

実は、当初Jリーグへの参加の話を持ちかけられた際、トヨタは難色を示し、一度は不参加を決定していました。しかし、地域密着型のプロリーグを作るという方針のもと、名古屋にチームがなければ盛り上がらないということで設立委員会が説得を続け、一度決まった不参加の方針を覆す形でJリーグへの参加を決定しました。

Jリーグには、チーム名に企業名をつけない方針があります。プロ野球がロッテ・日本ハム・ヤクルトなど企業名や商品名をチーム名としているのとは対照的ですね。そのため、名古屋グランパスのチーム名に「トヨタ」の文字は含まれていません。さらに、現在のユニフォームには胸に大きく「TOYOTA」の文字が入っていますが、2000年まではトヨタの文字は袖に小さく入るのみでした。このため、あまりサッカーやJリーグを見ない方ですと、同じ愛知県を本拠とするトヨタとグランパスの関連性をよく知らなかったという方も多いかもしれません。

現在のユニフォームスポンサーは、トヨタ自動車を始めとして、アイシン精機・豊田通商・トヨタファイナンス・トヨタメディアサービスと、トヨタグループ各社の名前が並んでいます。

ちなみに、Jリーグ発足当初のチーム名は「名古屋グランパスエイト」でしたが、現在は「エイト」を外して「名古屋グランパス」としています。「エイト」には、名古屋市の市章である「丸に八」や末広がりの意味、「トヨタ」のカタカナの総画数が8であることなどの理由があったようですが、サッカーは11名で戦うスポーツであるにも関わらず8ということに違和感があったり、リーグ戦で8位前後という印象を払拭する狙いで2008年より「エイト」を付けない形となりました。8の数がつく2008年から「エイト」を外した、というのもなんだか逆説的で面白いですね。

グランパスの前身であるトヨタ自動車工業サッカー部は、1939年の創部から1992年の解散まで、途中戦争の影響による一時休部を挟みながら半世紀以上に渡って活動しました。日本サッカーリーグ(JSL)時代などに呼ばれていた「トヨタ」の名がJリーグ参加によってチーム名から消える形となり、当時の関係者やファンは寂しい思いをした部分もあったかも知れません。そういったオールドファンを含む多くのファンの期待に応えるためにも、グランパスにはJ1復帰を目指して頑張ってほしいものです。

スポーツスポンサー

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トヨタは、さまざまなスポーツ大会に協賛しています。

サッカーではヨーロッパと南米のナンバーワンクラブチーム同士が戦うインターコンチネンタルカップ、通称トヨタカップに1980年の日本開催時から協賛し、2004年に各大陸王者が参加するFIFAクラブワールドカップとなってからも協賛を続けました。2014年12月大会をもってトヨタは協賛を終了しましたが、世界のサッカーファンにとってトヨタの名は非常に印象深いものとなりました。他にも、FIFAワールドカップ・アジア最終予選、AFCアジアカップ、AFC女子アジアカップ、AFC U-23選手権、、AFCフットサル選手権などアジアを中心とした多数のサッカー大会に協賛しています。

サッカー以外にも、トヨタジュニアゴルフワールドカップ、箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)、IAAF世界陸上競技選手権大会にも協賛しています。

他にも、一般社団法人 日本ボッチャ協会、一般社団法人 日本車椅子バスケットボール連盟にも協賛し、障がい者スポーツの発展にも寄与しています。ボッチャとは、ボールを使った競技で、脳性麻痺などの重度障がい者も参加できるよう工夫されています。パラリンピック競技のひとつにもなっています。近年はパラリンピックなど障がい者スポーツにテレビなどを通じて触れる機会も多くなり、興味を持っている方も多いかと思います。障がい者・健常者の枠を超えて、スポーツの楽しさや感動を分かち合える機会が今後も増えていくことを期待したいです。

採用情報

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トヨタ自動車株式会社の人事採用は、新卒・キャリア・期間従業員の3つに大別されています。

新卒採用は、さらに事務系コース・技術系コース・業務職コースの3コースに分けられています。トヨタという大企業で働きたいという単なる憧れだけでなく、自身の適性や会社の中で担っていきたい役割などを具体的にイメージして選択するとよいのではと思います。

キャリア採用は、技術系・事務系に大別して募集しているほか、自動運転コネクティッド採用、女性積極キャリア採用も行っています。これからの未来を作る自動運転に関わる仕事をしたいと考える方は要注目ですね。

期間従業員は、トヨタ自動車の工場の生産ラインで初回契約から最長2年11ヶ月の期間で働くお仕事です。愛知県下の主要11工場が勤務地となりますが、寮などが整備されているので、遠方から来られる方も少なくないようです。

海外現地法人での採用は、トヨタ本体とは別に各現地法人で行っています。現在は中国の現地法人で募集を行っているようです。

また、トヨタ店・トヨペット店・カローラ店・ネッツ店といった販売会社での採用も、各販売会社単位での採用となっています。「埼玉トヨタ自動車株式会社」など都道府県ごとに会社が設置されていますので、地元で働くワークスタイルを希望される方にとっては非常に魅力的な選択肢ではないでしょうか。

トヨタでは、エンジニア志望の理系学生やデザイナー志望者を対象に、インターンシップを実施しています。クルマの開発やデザインの仕事が子どもの頃からの憧れだった、という人も多いですよね。実際にトヨタの社内でそれらの仕事を体験することは、とても有益な経験となることでしょう。

ラインナップ

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現在、トヨタの乗用車のラインナップは全45車種となっています。

コンパクトカーは、下記の8車種です。このなかで注目度が高いのは、やはりハイブリッドカーのアクアでしょうか。2011年の発売以降、常に売り上げランキングのトップクラスとなっています。ガソリン車からの派生ではなく、生粋のハイブリッドカーとして開発されただけあり、燃費性能が非常に優れているのが魅力です。

【トヨタのコンパクトカー】
アクア、ヴィッツ、オーリス、スペイド、タンク、パッソ、ポルテ、ルーミー

ミニバンは、下記の11車種です。ミニバンといえばトヨタというイメージを持つ方も多いですね。高級感のあるヴェルファイア、ファミリー層に人気のヴォクシーが安定した人気を誇る一方、2015年7月にフルモデルチェンジしたコンパクトミニバンのシエンタも、2017年1月~4月には約38,000台を売り上げ、ヴォクシー・ヴェルファイアを抑えてトヨタのミニバンのなかでは1位となっています。

【トヨタのミニバン】
アイシス、アルファード、WISH、ヴェルファイア、ヴォクシー、エスクァイア、エスティマ、エスティマハイブリッド、シエンタ、ノア、ハイエース ワゴン

セダンは、下記の12車種です。現状ですと、この中ではやはり知名度・人気ともにプリウスが群を抜いていると言えるでしょう。水素カーのMIRAIも気になる存在です。メーカー希望小売価格が700万円を超えるうえ、まだまだ水素ステーションの数も少ない現状では、現実的に購入の選択肢に入れるのは難しい面もありますが、これからが非常に楽しみなクルマです。

【トヨタのセダン】
アリオン、カムリ、カローラ アクシオ、クラウン アスリート、クラウン マジェスタ、クラウン ロイヤル、SAI、プリウス、プリウスPHV、プレミオ、マークX、MIRAI

ワゴンは、下記の3車種です。ミニバンがファミリーカーの主流として大きなポジションを占めるようになってから久しいですが、依然としてステーションワゴンも一定の支持を集めています。カローラの派生車種であるカローラフィールダーは、商用車として活躍する場面も多いようです。

【トヨタのワゴン】
アペンシス、カローラ フィールダー、プリウスα

SUVは、下記の5車種です。高級クロスオーバーというジャンルの先駆的存在となったハリアーを抑えて、2016年12月に発売したC-HRが2017年1月~4月に約52,000台を売り上げ、SUVのダントツ1位となりました。現在、納車は3ヶ月待ちとも言われ、この勢いはまだ当分続きそうです。

【トヨタのSUV】
FJクルーザー、C-HR、ハリアー、ランドクルーザー、ランドクルーザー プラド

スポーツカーは、現在86(ハチロク)のみとなっています。トヨタがSUBARUと共同開発したクルマで、SUBARUのBRZは姉妹車にあたります。なお、2017年9月にトヨタから新たなスポーツカー・シリーズを発表するとの噂もありますが、なかなか確かな情報がありません。スポーツカーの選択肢が増えるのであれば嬉しいですね。

軽自動車は、下記の5車種です。ジワジワと人気が高まりつつあるトヨタの軽自動車。なかでも2016年に発売された新型ピクシス ジョイは、可愛らしい外観と豊富なボディカラーで街中でもちょっと目を引く存在となっています。ダイハツ・キャストのOEM車で性能面や価格はほぼ同等ですが、外装・内装は若干異なっています。

【トヨタの軽自動車】
ピクシス エポック、ピクシス ジョイ、ピクシス トラック、ピクシス バン、ピクシス メガ

トヨタのビジネスカーは、現在全18車種がラインナップされています。

トラックは、下記の6車種です。現在、トヨタといえばトラックよりも乗用車のイメージが強いですが、実は歴史を振り返ってみると、トヨタの前身である豊田自動織機製作所は、乗用車よりも1年早くG1型トラックを発表しています。トヨタは、長い歴史を持つトラックメーカーでもあるのです。現在、ライトエースとタウンエースは販売チャネルによって名称が分かれており、トラックとしての性能・装備・価格は同じです。ライトエースはネッツ店、タウンエースはカローラ店での取り扱いです。

【トヨタのトラック】
ダイナ カーゴ、ダイナ ダンプ、タウンエース トラック、トヨエース カーゴ、トヨエース ダンプ、ライトエース トラック

トラック以外のビジネスカーは、1BOXが6車種、ワゴン・ライトバンが2車種、軽自動車が2車種(ピクシス トラックを含む)、バスが2車種となっています。

ピクシス トラックは、通称「ピクトラ」として親しまれています。ダイハツ・ハイゼットトラックのOEM版です。2011年発売でまだ歴史は浅く、50年を超えるロングセラーも多い軽トラックのなかでは珍しい存在です。

トヨタの建機

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トヨタグループにおいて建機を扱っているのは、株式会社豊田自動織機です。その名の通り自動織機を始めとした繊維機械が同社の原点ですが、「トヨタL&F」ブランドの産業車両も主要な製品分野のひとつです。フォークリフト、ショベル、高所作業車といった建機もここに含まれます。

なかでも、フォークリフトは国内販売数ナンバーワンを誇ります。エンジン式のものと電動式のものに大別され、小型のものから大型のものまで多彩なラインナップを取り揃えています。「GENEO(ジェネオ)」シリーズを始めとした主要な機種には、トヨタ独自の安全・作業効率向上システムSASやオペレーターの離席時の事故防止システムOPSを搭載しています。また、扱う資材や業種ごとに特徴的な作業に対応できるよう、さまざまなアタッチメントが用意されています。

ショベルは3タイプ取り扱っています。「ジョブサン」はコンパクトな4輪駆動タイプで、小回りの良さが特徴的な機種です。農畜産作業や除雪など幅広い作業に活用できるショベルです。「新型ショベルローダー」は、環境や利用者への優しさをテーマに開発されました。ショベルといえばパワーが求められハードな作業現場で用いられる建機ですが、だからこそ”優しさ”を追求するという視点はトヨタ独特のものを感じます。「ジョブファイター」は、オフロード法適合のクリーンエンジンを搭載した4輪駆動ショベルです。旋回半径が小さくなっており、狭い建設現場でもスムーズで効率的な作業が可能です。

また、高所作業車もさまざまな業種で活躍しています。取り回しの良いコンパクトタイプで、揚高9m~25mまでに対応する5機種が用意されています。ウレタン防錆塗装が標準となっているため、造船業などでも多く採用されています。

オンライン購入方法

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トヨタの公式サイトには充実した購入サポートページが用意されています。見積のシミュレーションができるほか、トヨタ車と国内外の他社のクルマとの比較シミュレーションができるページもあります。新車購入にあたって、こういった機能を活用しながらあれこれ思い悩むのもまた楽しいものです。スペック表を見比べてもあまりピンとこない、という方は、オーナーズボイスというページで実際にトヨタ車に乗っている方からの声を見てみると参考になると思います。
★購入サポートページ:http://toyota.jp/request/

今のところ、クルマ本体はオンラインでワンクリックで買えるようにはなっていませんが、カー用品は公式カー用品通販モール「ハピカラ」で購入可能です。シートカバーやハンドルカバー、ドリンクホルダーなどのアクセサリー類、ナビやドライブレコーダーなどのエレクトロニクス機器、メンテナンス用品など、幅広く取り揃えられています。
★「ハピカラ」:https://hapikara.jp/shop/

クルマ好きのお子さんがいらっしゃる方は、ぜひ子ども・育児グッズをハピカラで検索してみてください。トヨタの人気車種のキッズソックス、バッグ、リフレクターなどのかわいいグッズが揃っています。憧れのクルマや我が家の愛車のグッズはきっとお子様も大喜びではないでしょうか。

また、愛犬と一緒にクルマに乗られる方のためのドッグ用品も充実しています。カーシートカバーやドライブシート、犬用シートベルトなどがあれば、より安心して愛車に乗せてあげられますね。

SNSやWEB情報

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2017年9月現在、トヨタ自動車が運営するWebサイトやSNSアカウントは、下記の通り非常に多数存在します。トヨタやレクサスのクルマの情報や企業情報のほか、レース関連の情報、買取サイトなどのほか、プレジャーボートやパートナーロボットのサイトなどは「トヨタってこういうのもやってるんだ」と驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんね。自動車はやはり動く乗り物ですので、YouTubeなどで見られる動画も要注目です。

■ Webサイト
トヨタグローバルサイト(英語) →http://www.toyota-global.com/
レクサスグローバルサイト→https://lexus.jp/
toyota.jp→ https://toyota.jp/
LEXUS.jp→ http://lexus.jp/
GAZOO.com→ http://gazoo.com/
gazooracing.com→ http://toyotagazooracing.com/jp/
G-BOOK.com→ http://g-book.com/pc/default.asp
車買取 T-UP→ http://www.toyota.co.jp/t-up/
トヨタレンタ楽ティブ→https://rent.toyota.co.jp/index.aspx
プレジャーボート→http://www.toyota.co.jp/marine/
トヨタ工業学園→ http://www.toyota.co.jp/company/gakuen/index.html
トヨタグローバル安全衛生教育センター→
http://www.toyota.co.jp/jpn/company/links/global\_center.html
パートナーロボット→
http://www.toyota.co.jp/robotics/confirm/index.html?url=/robotics/welwalk/

■ Twitterアカウント
トヨタ広報 公式アカウント→http://twitter.com/Toyota\_PR
GAZOO 自動車関連ニュース→ https://twitter.com/#!/gazoo\_news
TOYOTA GAZOO→ Racing https://twitter.com/toyota\_gr

■ Facebookページ
TOYOTA / トヨタ自動車株式会社→ http://www.facebook.com/toyotamotorcorporation
トヨタ グローバル (Toyota Global) →https://www.facebook.com/ToyotaSpecialShowroom/
GAZOO→ https://www.facebook.com/GAZOOcom/
TOYOTA GAZOO Racing→ https://www.facebook.com/TOYOTAGAZOORacing
トヨタ博物館 / TOYOTA AUTOMOBILE MUSEUM→
https://www.facebook.com/ToyotaAutomobileMuseum

■ YouTube
GAZOO TV→ http://www.youtube.com/user/gazoo
トヨタ公式チャンネル→ http://www.youtube.com/user/toyotajpchannel/
TOYOTA GAZOO Racing→ https://www.youtube.com/c/TOYOTAGAZOORacingJPchannel

修理方法やその予算

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トヨタ車の傷や凹み・故障などの際は、トヨタの販売店に相談しましょう。すべてのトヨタの店舗でメンテナンス情報をネットワーク共有するシステムになっているため、全国どこでも安心して修理を依頼することができます。

定期点検と基本メンテナンスをおトクな料金でパッケージした「メンテナンスパック」というサービスがありますので、クルマの購入時などに加入しておくといっそう安心です。わずかな費用でメーカー保証を延長する「保証がつくしプラン」も合わせて加入される方が多いようです。

また、トヨタの簡易板金サービス「キズナックス」なら、小さな傷や凹みを低価格で目立たなくしてくれます。修理跡やゆがみが多少残っても構わないのであまり費用をかけずに直したい、というケースではとてもありがたいですね。

実際の修理価格は、車種やカラー・傷や故障の程度によってさまざまです。修理方法を相談しながら見積をとり、納得のいく方法・価格で依頼しましょう。

お得な購入方法

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クルマのお得な購入方法として言われる方法のひとつに、決算期やモデルチェンジのタイミングを狙う方法があります。購入時期に関して「○月までに」というような制約が特にないのであれば、販売店が多少値下げしてでもなるべく多くの販売実績を上げたい決算期、旧モデルが値下がりしやすいモデルチェンジのタイミングを狙うのは良い方法です。

また、ライバル社や別店舗の見積を取って交渉材料とすることもしばしば行われています。買うことが確実に決まっているお客さんならぜひ自分のところで買って欲しい、というのが販売側の心理ですから、話の進め方次第では有効な材料になりそうです。

エコカー減税対象車を選ぶというのも、クルマの購入・維持費用の総額を抑えるという意味ではとてもよい選択です。エコカー減税以外にもグリーン化特例やCEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金)というのもあり、これら3つの制度のうち複数に当てはまる車種ならいっそうお得です。現在、エコカー減税・グリーン化特例・CEV補助金の全てを受けられるトヨタの車種は、プリウスPHV・MIRAI・ランドクルーザー プラドの3車種です。このほか、エコカー減税とグリーン化特例が受けられるのは26車種、エコカー減税のみ受けられるのは20車種となっています。

月々のローン支払い額を抑えたいのであれば、残価設定型プランも検討して見る価値がありそうです。残価設定型プランとは、車両価格の一部を予め残価(3年後の下取り価格)として据え置き、残りを分割払いする方式です。3年後には、(1) 新しいクルマへ乗り換え (2) クルマを返却 (3) 当該のクルマを一括精算または再クレジットで購入、という3つのプランから最終回の支払い方法を選ぶことができます。

お手入れ、長持ちする方法

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クルマを長持ちさせる方法は、一言でいってしまえば「大切に乗る」ということに尽きます。

まずは日常点検を月1回程度のペースできちんと行い、少しでも気になる点があったらすぐに販売店などに相談しましょう。日常点検は、エンジンルーム・クルマのまわり・運転席での点検の3種類に大別されます。
JAFによる下記のチェックシートを参考にしてください。

エンジンルームをのぞいての点検

1 ウインドウォッシャー液の量
2 ブレーキ液の量
3 バッテリー液の量
4 冷却水の量
5 エンジンオイルの量

クルマのまわりを回っての点検

6 タイヤの空気圧(含むスペア・タイヤ)
7 タイヤの亀裂、損傷および異常な摩耗
8 タイヤの溝の深さ
9 ランプ類の点灯、点滅およびレンズの汚れ、損傷

運転席に座っての点検

10 ブレーキペダルの踏みしろおよびブレーキの効き
11 パーキングブレーキレバーの引きしろ
12 ウインドウォッシャーの噴射状態
13 ワイパーの拭き取りの状態
14 エンジンのかかり具合および異音
15 エンジンの低速および加速の状態

また、日頃から丁寧に運転することが大切なのは言うまでもありません。急ブレーキ、急ハンドル、急発進、急加速は、本来ならば緊急の危険回避時以外必要ありません。こういった運転は危険なだけでなく、クルマの寿命を縮めることにもなりますので、避けてください。

クルマのメンテナンスは、ディーラーに依頼するのが最も安心です。民間の修理工場に比べて費用が高いイメージもありますが、その車種を熟知し、修理経験も豊富で、純正部品なども揃っているという強みがあります。ディーラーでは故障箇所以外のチェックもしてくれて、思いがけない箇所に見つかった不具合に合わせて対処してくれた、ということも多いようです。

クルマを大切に思う気持ちから、車内を飲食禁止や土足禁止にするユーザーもいます。もちろん、こぼした飲み物・食べ物や靴から落ちた砂・泥・雪などがクルマの不具合につながる可能性もゼロではありませんが、それよりも、綺麗で気持ちのよい車内空間を保つ、という意味合いのほうが大きいですね。なお、靴を履かずに裸足や靴下で運転するのは、明確に違反というわけではありませんが、本来靴を履いて運転するという想定でクルマは作られているということを考えると、あまり推奨できません。どうしても運転席を土足禁止にするのであれば、運転席用の専用のシューズを置くのが良さそうです。

偽物・コピー品

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中国においては日本車、とりわけトヨタ車は高級なイメージで人気があります。このせいもあってかコピー車も氾濫しているのが実情です。トヨタ車のなかでも、ランドクルーザー、ハイラックス、ハイエース、コースターといった車種は特に多くコピーされているようです。知的財産権への意識が世界的に高まるなか、日本の感覚ではなかなか信じがたいですが、これもひとつの日本車・トヨタ車の人気やレベルの高さの証左なのでしょうか。

世界に誇る日本の技術と信頼の証

トヨタは誰にとっても身近な自動車メーカーである一方、超巨大企業であるためにその全体像を知る人は意外と少ないかもしれません。トヨタ車に乗っておられる方でも、この大辞典のなかには初めて知る情報もあったのではないでしょうか?少しでもトヨタへの興味・関心を深めるきっかけとなったなら幸いです。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。