タイヤ交換でジャッキを使う時のコツや注意点!おすすめ品も知りたい!
タイヤ交換でジャッキを使う際、ちょっとしたアイテムを使うだけで面倒なジャッキアップがとても楽になります。
- ジャッキアップでいちいち車を上げ下げするのが面倒
- 車載工具を使ってるけど、何を使えば楽になるの?
と、タイヤ交換のジャッキアップ作業が面倒に感じている方。煩わしさを解決したいと思う方がいらっしゃるでしょう。
そこでこの記事では、タイヤ交換時のジャッキアップのコツとおすすめの工具をまとめました。
- タイヤ交換時のコツと便利なアイテム
- ジャッキアップの注意点
- おすすめの社外ジャッキと選び方
それぞれ順にポイントをご紹介します。5分くらいで読めますので、最後まで記事をご覧くださいね。
目次
タイヤ交換でジャッキを使う際のコツ!あるアイテムがあれば段違い?
自宅でタイヤ交換をするとき、車に積んである車載工具で作業をする方は多くいらっしゃると思います。
車載工具は車に積めるようコンパクト重視になっており、あまり作業性は高くありません。下記のアイテムを買い足すだけで、楽に作業ができます。
- クロスレンチ
- マグネットトレー
- インパクトレンチ
手作業でタイヤ交換をする方は、クロスレンチがあると便利。形状が十字になっており、回しやすく力も入れやすいです。
分割式のクロスレンチもあり、こちらは収納場所に困りません。
パッケージサイズ : 約127 (W) ×420 (H) ×40 (D) mm
折りたためるから車載に自宅にらくらく収納。薄型ソケット仕様なので、すべてのホイールに対応。
ソケットサイズ : 薄型17・19・21・23mm
マグネットトレーは磁石付きのトレーなので、部品がくっつきます。取り外した部品はマグネットトレーに入れておくと、紛失せず便利です。
インパクトレンチは手作業よりも早く締め付けが可能なため、揃えておきたい一台。
「インパクトレンチってどう選んだらいいの?」「タイヤ交換に使える?」と気になった方は、下記の記事を参考にしてくださいね。
便利なアイテムの有無で、作業時の効率が全く違います。
下記では安全面と効率が上がる便利なアイテムをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
車載ジャッキを使うならこのアイテムがあればとても便利!
車載ジャッキは、その名の通り車に積んであるジャッキです。ハンドルを取り付け、手動で車を持ち上げます。
最初は簡単に回せますが、徐々に重くなるので力が必要です。一輪ずつしか上げられない車載ジャッキで、車一台分のタイヤ交換をするのは一苦労。
車載ジャッキを使う場合、「ジャッキヘルパー」を使うと面倒なジャッキアップ作業がとても楽になるためおすすめです。
対応可能パンタジャッキ:【1枚/丸タイプ】口金の厚さ:8.5mmまで 穴の大きさ:10mm以上
【2枚/角タイプ】口金の間隔:16.5mm以上 穴の大きさ:10mm以上
DC12V電源のインパクトレンチは使用できません。
ジャッキヘルパーを車載ジャッキのハンドル部分に取り付けると、インパクトレンチで回せます。
車載ジャッキでは力がいる作業でも、ジャッキヘルパーを使えば動画のようにスムーズで力いらずです。
インパクトレンチはナットの取り外しにも使える工具なので、ジャッキヘルパー以外の用途にも使用可能。
この2つのアイテムを使うと力が必要な作業を楽にできて、時間短縮にもつながります。タイヤ交換をするときは、一緒に揃えておきたいアイテムです。
締め付けすぎや締めなさすぎを防止!トルクレンチの便利さ
自宅でタイヤ交換をすると、ナットがきちんと締め付けられているか見た目で判断するのは難しいです。
心配になって、つい締め付けすぎることもあるでしょう。
しかし締めなさすぎや締め付けすぎは、いずれも部品を傷めるだけではなく事故の原因にもなるのです。
そのためホイールナットには、車種ごとに規定のトルク(締め付ける力加減)が決まっています。
設定した規定値で締め付けるために使用するのが、トルクレンチ。自宅でタイヤ交換をする場合は、ぜひ揃えておきたい工具です。
ソケット5個付き+ハードケース入り
付属品:14/17/19/24mmソケット
差込角:12.7mm 21mm薄口ロングソケット/エクステンションバー
- 設定したトルクまで締め付けるとカチっと音がするもの
- ダイヤルの目盛りを読み取りながら締め付けるもの
他にもいくつか種類があります。目盛りを読むのが苦手な方は、デジタル表示のトルクレンチがおすすめです。
「もっとトルクレンチのおすすめを知りたい!」という方は、下記記事を参考にしてくださいね。
空気圧の測定や空気入れがあるとより安全
タイヤは時間が経つと、中の空気がゆっくり抜けていきます。外から見ただけでは、タイヤにどれだけの空気が入っているのか判りません。
タイヤの空気圧が規定値よりも低かったり、高すぎたりする状態での走行は危険です。タイヤがバースト(破裂)する原因になることも。
空気圧を正確に測るため「エアゲージ」を活用しましょう。エアゲージがあると、空気圧を適正値に保てるため安全です。
- コンプレッサーに繋いで使用するもの
- 測定のみできる小さいもの
エアゲージには、さまざまな種類があります。中でも携帯用のエアゲージや空気入れもあるので、車に載せておけばいざというときに安心です。
安全と楽を追求!社外ジャッキの利用
安全性と楽な作業を両立させるなら、油圧ジャッキがおすすめです。
車載ジャッキと比べて、この油圧ジャッキはしっかりと車を支えてくれます。
油圧ジャッキはレバーを上下に動かしてジャッキアップを行うもので、扱い方も難しくありません。
車が持ちあがるときに少し力が必要ですが、車載ジャッキよりもかんたんかつ安全にジャッキアップできる利点が強みです。
車のクロスメンバーにジャッキをかけて、前後二輪ずつ持ち上げることも可能。
※クロスメンバーとは、車体の強度を補強する部材です。下記画像を参照してください。
二輪ずつジャッキアップできるため、作業時間の短縮へつながります。
タイヤ交換でジャッキを使う際の注意点!作業時はどこに気をつける?
タイヤ交換でジャッキを使う際には、ジャッキから車が落下しないように注意してください。
ジャッキがしっかりと車に固定されていれば、問題はありません。
とはいえ、事故の可能性はゼロではないので、「リッジトラック」や「タイヤ止め」は準備しておくと安心です。
ジャッキスタンド、ウマとも呼ばれているリジットラック。車にリジットラックをかけることで、ジャッキが外れて車が落下する事態を防ぎます。
タイヤ止めは、ジャッキアップした車を安定させるために必要なアイテムです。不安定なジャッキアップ中の車を、しっかりと安定させられます。
また車載ジャッキや初めて使う工具は、タイヤ交換をする前に使い方を確認しましょう。
間違った使い方をすると車が破損したり、怪我をしたりする可能性が高まります。
車載ジャッキは不安定!しっかりとジャッキアップ出来る場所を確保
車載ジャッキで安全にジャッキアップするためには、場所選びがとても重要。
車載ジャッキは接地している部分が小さく、安定しづらいためです。多少揺れただけで、車載ジャッキが外れてしまいます。
まず平らな場所を選びましょう。傾斜になっている場所でジャッキアップを行うと、ジャッキが不安定になり危険です。
砂利敷きやデコボコの場所もジャッキが不安定になり、倒れやすくなって危険。舗装された場所で、ジャッキアップを行うようにします。
出先でパンクしてしまった場合は、できるだけ早く対処したいところです。しかし焦って不安定な場所で行わないよう、注意しましょう。
その際は周囲の安全確認をしながら、落ち着いてタイヤ交換ができる場所で作業するのが望ましいです。
パンクした場合はそのまま走っちゃいけない?
タイヤがパンクしていることに気付かなかった場合や止まれない事情など、そのまま走行することはどうしてもあります。
ですがパンクしたタイヤで走行を続けるのは、非常に危険です。空気圧が少ないまま走行すると、最悪の場合バースト(タイヤの破裂)してしまうことも。
バーストしてしまうと車がコントロールできなくなり、事故の原因となってしまいます。
少しぐらいと思わず、できるだけ早急にパンク修理をしましょう。
出先でパンクした場合でも、車載の応急用タイヤに交換すると自走できます。
しかし応急用タイヤは安全のため、走行速度は約80km/hまでが限界ラインであることが多いです。
そして長距離の走行はできません。応急用タイヤは、あくまで非常用として考えるのが良いです。
タイヤ交換時はジャッキアップの位置に気をつける!
車載ジャッキで車をジャッキアップするときは、「ジャッキアップポイント」にジャッキをかけます。
ジャッキアップポイント以外の位置にジャッキをかけると、車が不安定になってとても危険です。
車が破損し思わぬ大きな事故や怪我に繋がることもあるため、ジャッキアップの位置は正確に把握しておく必要があります。
ジャッキアップポイントの探し方は、車の下をサイドから覗き込んでみます。切り欠きのある位置がジャッキアップポイントです。
判りづらいときは、車の説明書で位置を確認できます。
しかし車載ジャッキよりも車をしっかりと支え、安全に作業可能なのが社外ジャッキ。
不安定になりやすい車載ジャッキの使用は、できるだけ必要最小限にした方が良いです。
緊急時以外はできる限り、社外ジャッキを使用しましょう。
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。