スクレーパーとは?初心者向けに使い方やおすすめの商品を詳しく解説!
手でシールや汚れをはがしている方は、スクレーパーを使用すると作業効率が上がっておすすめです。
しかしスクレーパーは意外と種類が多くて、どれを選んだらいいかわかりにくいことも。
スクレーパーを購入しようと思ったとき、
- スクレーパーってどれを選んだらいいの?
- 種類に合わせた最適な使い方を知りたい
- おすすめのスクレーパーを教えてほしい
こんな疑問を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、「スクレーパーの使い方とおすすめの商品」についてまとめました。
具体的には、
- スクレーパーとは?
- スクレーパーの使い方
- おすすめのスクレーパー
- 電動スクレーパーについて
の順にご紹介していきます。
初心者の方でも3分ほどでサクッと理解できるようにまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
スクレーパーとは?おもにはがす作業で幅広く使われるシンプルな工具
スクレーパーは、ヘラ状になった先端に持ち手の柄をつけた工具です。
シンプルな見た目に反してとても活用できる場面が多く、形状や種類によって分類がたくさんあります。
スクレーパーとは何?
スクレーパーは古くから使われ続けている道具で、なんと石器時代からも出土が確認されています。
用途は、対象物についているものをはがすときに使われることが多いです。
工業分野ではおもにパッキンや古い塗装をはがしたり、汚れやゴミをこそげ取ったりと活用範囲は広め。
はがす作業以外にもサビ取りや加工した切り口のバリ(毛羽立ったようなトゲ)を取ったり、表面の仕上げ施工に使われたりすることがあります。
スクレーパーの形状や種類
スクレーパーは細長いものや幅が広いもの、素材が金属やプラスチックでできたものがあり、種類が豊富です。
・形状
- ヘラ型
- 幅広型
- 1枚・3枚刃型
ヘラ型は小さく、狭い場所での使用に最適です。力のコントロールがしやすく、頑固な汚れから下地を傷つけたくないときに重宝します。
幅広型は先が広くなっており、広い範囲で汚れをこそげ取るのに便利です。扱いやすく、広く普及しているタイプ。
1枚・3枚刃型は鋭い刃が装着されていて、ガラスや鏡の清掃で活躍します。用途はおもにステッカーはがしや断熱フィルムはがし、水垢の汚れ取りです。
・素材
- ステンレス
- プラスチック
- セラミック
ステンレスは広く使われている素材で、サビにくく頑丈です。安価に購入でき、耐久性も高め。
プラスチックは下地に傷をつけたくないときに活躍します。車のボディに傷をつけたくないときは、プラスチック製を使うと便利です。
セラミックはとても硬く、汚れを削り取る力が強め。衝撃に弱く、割れることがあるため取り扱いには注意が必要です。
工業の分野以外でも幅広く使われる
工業以外でも、家庭では「キッチンスクレーパー」として親しまれています。
キッチンスクレーパーは鍋や皿についた汚れを取ることで、洗剤や水の使用が最小限に抑えられるメリットがあるのです。
ほかにもスイーツ作りで広い生地をならしたり、まな板で切った野菜を集めるのにも使用されます。
シンプルな道具だからこそ、幅広い分野で活躍できてとても便利です。
スクレーパーの使い方は?施工面に傷をつけないよう慎重に作業する
スクレーパーの使い方はとてもかんたんで、扱いに困るような難しい使用方法はありません。
しかし場合によっては、施工面に傷をつけないよう配慮や工夫をする必要があります。
傷をつけずに汚れをはがせるようになると、作業負担も減るのでおすすめです。
汚れやはがしたいものへ差し込むように
はがす作業を行う際、はがしたいものの下へ差し込むように動かします。
力を入れすぎると、うまくはがれずに下地を傷つけてしまうことも。
作業時はゆっくりと時間をかけ、少しずつ動かしていくとキレイにはがれます。
頑固な汚れを手早く落としたい場合は、「セスキ炭酸ソーダ」や「スチームクリーナー」を併用すると良いでしょう。
スクレーパーと一緒に使うと、とても効率的に汚れを落とせます。
ガラスに貼ったステッカーやシールの場合
ガラスに貼られたシール類は、作業前にまず水分を与えなくてはなりません。
水分を含ませることではがしやすく、ガラスに傷がつかないように作業できるからです。
水だけだとはがしにくいですが、中性洗剤を1~2滴垂らしてうすめるとはがしやすくなります。
作業前に水を吹きかけたら、プラスチック素材のスクレーパーを使い作業開始です。
シール類の下に差し込むように動かし、少しずつはがしていきます。ガラスにのりが残った場合は、メラミンスポンジで拭き取りましょう。
メラミンスポンジで仕上げを行うと、キレイに仕上がります。
スクレーパーのおすすめ品はある?まずは使いやすいものから導入してみる
スクレーパーは使う場所や用途により、さまざまなタイプがあります。
実際に使用してみると使い勝手がわかるので、まずは扱いやすいステンレス素材の幅広タイプを購入してみるのも良いでしょう。
1本あるだけで、幅広い場面で活用できます。ほかにもスクレーパーを比較してみたい方は、下記の記事を参考にしてください。
スクレーパーの電動タイプがある?使えば手動よりも楽に作業ができる
スクレーパーは、手動タイプのほかに「電動タイプ」があります。
電動で作業が行えるものは人力では出せないパワーを使い、より強力に汚れをはがすことが可能です。
インパクトドライバーがあれば刃を買うだけ
インパクトドライバーを持っている方は、アタッチメントを使うと電動スクレーパーとして使用できます。
回転運動を振動に変換し、手作業で行うよりもはるかに早くとても強力です。
強力な振動で、道路についたステッカーもかんたんにはがせます。
インパクトドライバーが気になる方は、下記記事も参考にしてください。
マルチツールを使うのもアリ
マルチツールとは、1台で複数の作業をこなせる便利な工具です。
振動を利用した切断や、削ったり磨いたりはがしたりする作業を得意とします。
1つで複数の作業がこなせるため、スクレーパーの購入を考える際はマルチツールも検討してみてください。
マルチツールについて詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてくださいね。
まとめ:スクレーパーとは使い方次第で幅広く活用できるシンプル工具
スクレーパーは、1本あればさまざまな場面で活躍する優秀な工具です。
形状や素材で種類は多く分かれますが、まずは使いやすいものから選んでみるとよいでしょう。
扱いに慣れてきたら、ご自身の使い方に合った最適なスクレーパーを選んでみてください。
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。