チェーンソーのメーカーはどこがおすすめ?信頼できるメーカー7選!
チェーンソーを選ぶなら、メーカーから選別するのがおすすめです。
でもどんなメーカーがあって、どのような特徴があるのか分かりづらいですよね。
- メーカーごとの特徴を知りたい
- おすすめメーカーの売れ筋商品も教えてほしい
- そもそもどんなチェーンソーを選んだらいいの?
メーカーからチェーンソーを選ぼうと思った際、上記のような疑問を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、「チェーンソーのメーカーとおすすめ機種について」まとめました。
メーカーごとの特徴を知りつつ、おすすめの機種についてもすぐ見つけられますよ。
ぜひ参考にしてくださいね。
目次
チェーンソーとは?DIYからプロまで幅広く活用する木の伐採に最適な工具
チェーンソーとはおもに木を切るための工具で、よく林業で使われています。
刃がチェーン状になっており、高速回転することで素早くかんたんに木の切断が可能です。
動力はガソリンと電気の2種類で、電動のものは充電式と電源式に分けられます。
- ガソリンエンジン式
- 充電式
- 電源式
初めて購入する際は扱い方やパワーが大きく変わるので、動力の違いを必ず確認しましょう。
またチェーンソーはとても便利な機械ですが、取り扱いが少し難しく大きなケガにつながる可能性もあります。
初めて扱う方は熟練者の指導を受けるか、講習会に参加して安全対策を実施したほうが良いです。
チェーンソーの利用シーンは、おもに枝を切ったり木を伐採するときに使われます。
- プロなら林業や造園、果樹園で利用することが多い
- DIYで活躍するシーンは、丸太を使った作業やガーデニングが該当
丸太を使用したテーブルや椅子を作ったり、庭木の枝を切ってお手入れしたりすることも可能です。
チェーンソーについてもう少し詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
チェーンソーのメーカーはどこがおすすめ?国内製なら信頼性も高い!
国内のチェーンソーメーカーは品質が高く、多くのユーザーから信頼を得ています。
普段の生活でチェーンソーを使うことはあまり多くないので、メーカー自体知らない人が多いかもしれません。
今回は4つのメーカーを紹介します。
- やまびこ
- シングウ
- マキタ
- Hikoki
各社の特徴と一緒におすすめの機種もまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。
2つのブランドを持つ「やまびこ」
やまびこは方向性の違うブランドを、2つ展開しています。
- KIORITZ
- Shindaiwa
もともと「株式会社共立」と「新ダイワ工業株式会社」が合併してできた企業で、旧社名がそのままブランドとして残りました。
KIORITZは日本市場に力を入れており、海外への進出はしていません。日本人がもっとも使いやすいように設計されています。
反対にShindaiwaは世界市場で活躍するブランドとなり、海外からの評価も高いです。
2つのブランドはカラーリングとロゴが違うだけで、共通している製品だと構造はほぼ同じものになります。
JA(農業協同組合)でも使われる一流のメーカーで、プロ用だけでなく家庭用も種類が豊富です。
新ダイワについて詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてください。
少し高価でも、品質面で値段以上の価値があるでしょう。おすすめの機種は、以下よりご紹介します。
・エンジン式 SSE3400S-400PX(Shindaiwa)
排気量ml:34.0
スパークプラグ:NGK BPM8Y
始動方式:リコイルスタータ(ソフトスタート)
使用燃料:混合燃料
400mmのガイドバーが特徴的な、エンジン式のチェーンソーです。
ガイドバーの中にチェーンを張る機構が組み込まれ、調整時のチェーン張り作業がかんたんに行えます。
ゴミを自吸する「ターボクリーンシステム」を搭載しており、汚れにくく手間もかかりにくいです。
・エンジン式 CS252T/25RCS25(KIORITZ)
KIORITZブランドは、「天下無SAW」という名称がついたシリーズです。
2.3kgの軽量チェーンソーで扱いやすく、楽に作業ができます。
チェーンブレーキが搭載されており、万が一の事態も即時チェーンを止められて安心です。
安全面に配慮されているので、初めて扱う方にもおすすめ。
歴史ある老舗メーカー「シングウ」
シングウは歴史の深い企業で、約100年も林業と関わりを持っています。まさに木のプロフェッショナルと言える企業です。
取引先には林野庁や環境省もあり、信頼度の高さは随一。
また日本だけなく海外進出にも力を入れており、世界中でシングウのチェーンソーが販売されています。
日本で初めてチェーンソーを導入したのもシングウで、歴史に裏付けられた信頼感や技術力の高さが魅力的な企業です。
おすすめの機種は以下にまとめました。
・エンジン式 XV3470D
カジュアルソーと呼ばれる、使い勝手の良さを追求したチェーンソーです。
庭のお手入れやDIYのように、軽作業に向いています。
価格もお手頃なので、幅広い用途で使用可能です。
・エンジン式 XV250TD
トップハンドルタイプのチェーンソーです。
重量が2.3kgと軽量化されているので、女性でも扱いやすくなっています。
トップハンドルなので取り回しやすく、軽作業にピッタリです。
国内製で充電式を選ぶなら「マキタ」
マキタは電動工具の日本シェア1位で、聞いたことがある方も多いでしょう。
電動工具のインパクトドライバーや、家庭で使えるコードレス掃除機を思い浮かべる人が多いかもしれません。
実はガーデニングや庭木の手入れ用に、チェーンソーも販売しています。
電動工具のノウハウを活かした電動チェーンソーは、種類が豊富で軽作業におすすめです。
マキタについて詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
・充電式 UC122DZ
切断部 ガイドバー長さ(mm):115 チェーンスピード(m/s)[m/分]:5.0[300] チェーン形式:25AP-42Eセツダンブナガフンケイシキ
電源(V):直流18デンゲンチョクリュウ
コンパクトなボディのトップハンドルチェーンソーで、横向き作業も安定して行えます。
エンジン式に比べて弱めのパワーですが、庭木の枝ほどなら問題なく切断可能です。
チェーン刃の交換や張り作業は、ノブを回すだけでかんたんに調整できます。
メンテナンスに不安を感じる方でも、すぐに調整ができておすすめです。
・充電式 MUC204DZ
軽量+高回転 23mlエンジン式と同等の使用感!※マキタ製品比
高トルク・アウタロータ式ブラシレスモータ搭載+ダイレクトドライブで、エンジン式同等の高回転(チェーンスピード22.5m/秒)
充電式とは思えないパワー(23mLエンジン式と同等)を実現した、軽量・高回転チェーンソーです。
独自の構造によりとてもパワフルな回転力を発揮し、直径10cmの木も軽々と切断できます。
バッテリーの充電時間も短く、フル充電まで約40分ほどです。
充電式だと思い立ったときにすぐ作業できるので、とても扱いやすいでしょう。
エンジン式の国内大手なら「Hikoki」
Hikokiはマキタと同じく、電動工具で有名なメーカーです。
マキタとは対極で電動式のチェーンソーは少なく、エンジン式のチェーンソーを主力に展開しています。
エンジン式はパワーに優れているので、薪を作ったり丸太をカットしたり大掛かりなDIYにおすすめです。
Hikoki(旧日立工機)について詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてくださいね。
・エンジン式 CS33EDTP
長時間の作業で負担になるのが、チェーンソーの振動です。
CS33EDTPは防振スプリングハンドルを搭載しており、低振動が大きな特徴となっています。
3.4kgと軽量かつ振動が少ないため、思った以上に疲れにくいです。
エンジン式なのでパワーも申し分なく、快適な作業が行えます。
・エンジン式 CS40EA
切断能力(mm):450(18インチ)
チェン形式:オレゴン95VP/95VPX-72E
チェンオイルタンク容量L(ℓ):0.24
CS40EAは振動に強いチェーンソーです。
「New PureFire」というエンジンが搭載されており、低排出ガスを実現しています。
エンジンの始動が楽になる「かるがるスタート」機能のおかげで、快適に始動可能です。
作業者の扱いやすさに配慮された設計で、初心者にもおすすめ。
【海外】チェーンソーメーカーのおすすめは?品質と信頼は世界レベル!
世界には、たくさんのチェーンソーメーカーがあります。しかし日本では、あまり海外メーカー製を見かけません。
以前は日本でも販売していたのですが、撤退や合併で徐々になくなっていきました。
現在、日本市場にも展開している海外メーカーは以下の3社です。
- ハスクバーナ
- スチール
- ブラックアンドデッカー
3社とも世界レベルのメーカーで、品質はとても高いです。おすすめの機種とともに紹介します。
300年以上の歴史を持つ「ハスクバーナ」
ハスクバーナはスウェーデンの老舗メーカーで、300年以上の歴史を持つメーカーです。
全体的に始動性が安定しており、初心者でも扱いやすいチェーンソーがそろっています。
ラインナップも多く、林業のプロが使用する機種からDIY用まで種類が豊富です。
また低排出ガスエンジンや静音設計と、周囲の環境に配慮した製品も特徴に挙げられます。
ハスクバーナについて詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてください。
・エンジン式 GZ381EZ-25P16
ハスクバーナのチェーンソーは、シンプル構造で切れ味がいいです。
丸太を切断したり木を切り倒したり、幅広いシーンで活躍するでしょう。
メンテナンスがかんたんで、環境負荷の低いエンジンを搭載しています。
・エンジン式 120e Mark II
ツールレス・チェン・テンショニング:工具なしで、誰でも手早く簡単にチェンの張りを調整可能
スマートスタート:最大40%スターターの引く力を軽減
X-Torq:有害な排気ガスの削減と燃費向上を実現
家庭用に開発され、DIYで大活躍してくれるチェーンソーです。
枝の切り落としだけではなく、小さな木の切断や薪づくりもこなせます。
低排出ガス・低燃費なエンジンを搭載しているので、環境面にも配慮され実用性も高いです。
キックバック防止機能やフィルターを清潔に保つ機能もあり、ユーザーの安全と扱いやすさに配慮されています。
DIY用で迷っているなら、最初の1本としてもおすすめです。
電動工具で世界トップクラス!「ブラックアンドデッカー」
ブラックアンドデッカーは、電動工具で世界ナンバーワンの売り上げを誇るメーカーです。
動力は充電式バッテリーで、ほかの電動工具と互換性があります。
電動工具でブラックアンドデッカーを使用している場合は、特におすすめです。
・充電式 GKC1820L2N
18Vのバッテリーで動作するチェーンソーです。直径16cmの枝も楽に切断できるほど、パワーがあります。
静音性も高い上にバッテリーを含めて2.3kgと軽量で、住宅街でのDIYにも使用可能です。
モーターが焼き付けを起こす可能性があるので、連続使用するときは気をつけましょう。
・充電式 GKC1825L2
工具レスの調整機能で、チェーン刃の交換や調整が手軽に行えるチェーンソーです。
18Vバッテリーを動力とし、パワフルで直径25cmの丸太も切断できます。
持ちやすさを追求したデザインにより、DIY初心者も扱いやすいです。
家庭用でありながら、本格作業も対応しています。
始動性と耐久性が高い「スチール」
スチールは世界ナンバーワンの販売台数を誇る、ドイツのチェーンソーメーカーです。
耐久性に優れており、世界中に高品質で知られています。良いものを長く使いたい方におすすめです。
ただし企業方針からネット販売をしていないため、実店舗で購入しなくてはなりません。
スチールについて詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてください。
・エンジン式 MS150TC-E
DIY初心者でも気軽に使える、軽量チェーンソーです。
コンパクトながらパワーもあり、庭木のお手入れはラクに行えます。
エンジンスタートもかんたんかつ必要以上の労力をかけないため、ユーザーにかかる負担が低減。
初めてチェーンソーを使う方でも、おすすめの1本です。
・エンジン式 MS193C-E
DIYのように趣味や日曜大工でも使え、木の切断にも使えるオールマイティなチェーンソーです。
同クラスで最高のパワーを持っており、燃費も向上しています。
小さいながらも幅広いシーンで活躍する切れ味と馬力があり、多くの用途で活躍するでしょう。
・世界初のインジェクション搭載ms500i
パワーと扱いやすさを高次元で両立した、最新式のエンジンチェーンソーがms500iです。
今まで販売されているチェーンソーとは全く違い、ほとんどの機能が向上・改善しています。
より詳しく知りたい方は、下記の記事でまとめていますのでぜひ参考にしてください。
まとめ:チェーンソーメーカーの特徴を押さえて最適な工具を選ぼう!
国内メーカーは、やまびこやシングウが高品質で実績もありおすすめです。電動工具で有名なマキタ、Hikokiのチェーンソーも十分な性能を持っています。
海外メーカーはハスクバーナとスチールがおすすめで、2社とも世界レベルの品質と販売実績が魅力です。
スチールはネット販売をしておらず、実店舗での購入のみとなります。ブラックアンドデッカーは、トップクラスの技術力と信頼感がおすすめです。
チェーンソーは危険な機械ですが、正しく使えばとても便利に扱えます。
自分に合った信頼できるチェーンソーを見つけて、安全で快適なDIYライフを楽しんでくださいね。
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。