新規格対応の安全帯!タジマや藤井電工など!おすすめフルハーネスをご紹介
2022年から6.75m(建築業は5m)以上の高所作業では、フルハーネス型安全帯の着用が義務付けられました。
新規格に対応した安全帯の購入を検討している方も多いのではないでしょうか。
2022年に向けて、新規格対応の安全帯は駆け込み需要の影響で、品薄になってしまうことも予想されます。
「まだ時間があるから」と言わず、今のうちにお気に入りの製品を見つけておきましょう。
そこで今回はおすすめの新規格に対応した安全帯を紹介しますので、製品選びの参考にしてくださいね!
安全帯とは
安全帯とは高所作業をするときに、作業者が着用する命綱付きの保護具です。墜落や転落などの事故による労働災害から作業者を守るためには、絶対に欠かせないものです。
腰にベルトのように簡易的に巻く胴ベルト型と、肩から太ももにかけて装着するフルハーネス型があります。
2019年6月に公表されたガイドラインで、墜落制止用器具という名称に統一されました。
安全帯に関する法改正
2019年2月の法改正により、6.75m(建築業は5m)以上の高所作業をするときには、新規格に対応したフルハーネス型安全帯を着用しなければいけなくなりました。
2022年1月1日までは猶予期間として、旧規格品の使用が認められています。
しかし2022年1月2日からは、新規格対応品を着用しなければ作業ができませんので注意してください。
新規格対応の安全帯とは
安全帯は作業者を守るため、ガイドラインにより厳しい基準が設けられました。
その基準をクリアーした製品のみが、新規格対応の安全帯として使用できます。
安全帯を購入するときは、移行期間中は旧規格品も販売されていますので、対応していることを必ず確認してください。
新規格に対応している製品を見分けるポイントは「新規格適合」などの表示です。
繰り返しですが、旧規格品は2022年1月2日からは使えません。
メーカー別おすすめの安全帯
それでは、おすすめの新規格に対応したのフルハーネス型安全帯を紹介します。
タジマ SEGハーネスZA
タジマのSEGハーネスZAシリーズは、安全帯を着用したときの機動性を重視したい方におすすめです。
建築用の工具メーカーとして数多くの製品を手掛けるタジマが、動きやすさにこだわって開発したアクティブフィット構造が製品のいたるところに配置されています。
人間の動きにピッタリと沿うように設計されていますので、作業をしていて突っ張ることがありません。
軽量なアルミでつくられた太もものバックルは、ワンタッチで装着が可能で、着脱の手間が減らせます。
安全帯を装着すると動きが制限されて困ると悩んでいる方に、ぜひ使ってほしい安全帯です。
なお、本体色は赤の他にも、黒と白からお選びいただけます。
藤井電工 レヴォハーネス
藤井電工のレヴォハーネスシリーズは、装着しやすい安全帯を探している方におすすめです。
多くの方が安全帯を装着しようとしたときに、ベルトがねじれていてイライラした経験があるのではないでしょうか。
レヴォハーネスはベルトの色が表と裏で違いますので、ねじれがすぐに取り除けます。
藤井電工は安全帯の市場では6割という、圧倒的なシェアを占めるメーカーですので、動きやすさや、安全性も折り紙つきです。
ツインランヤードが付いたお得なセットもあります。
今回のガイドラインでは柱上作業でも、安全帯の着用が義務付けられました。
柱上作業をする方には、柱上作業ベルトと連結できる「TH-564-OT」がおすすめです。
サンコー タイタンパンゲア
サンコーのタイタンパンゲアシリーズは、安全帯のデザインにこだわりたいという方におすすめです。
パンゲアシリーズのハーネスは、アパレルで活躍しているデザイナーが開発に参加しています。
太もものベルトは落下の衝撃を受け止めてくれるV字タイプの「キャニオン」と、足を大きく広げやすい水平タイプの「ホライゾン」が選択できるのも特長です。
ベルトのカラーに合った収納袋が付属していますので、雨具や着替えを入れたりと、おしゃれに活用してください。
もちろん外見だけではなく、肩の負担を減らしてくれるショルダーパッドや、この製品のためだけに開発されたワンタッチバックルなど、使いやすさへの工夫が随所に見られます。
安全帯専門メーカーのサンコーならではの、こだわりが詰まった逸品です。
動きやすさを重視したい方は、「ホライゾン」をお選びください。
「キャニオン」と「ホライゾン」の本体色は、ベーシックな黒もあります。
さらに建設業の職人さんから着心地が抜群と評価が高い、江戸鳶シリーズも新規格に対応しています。
基陽 X型じゃばらストレッチフルハーネス
基陽のX型じゃばらストレッチフルハーネスシリーズは、快適なフィット感を求めている方におすすめです。
じゃばら生地を採用したベルトが、作業中のあらゆる動きに合わせて伸縮します。
作業時の拘束感がなくなったことが高く評価され、2018年にグッドデザイン賞を受賞しました。
自動車に乗り降りするときや、自転車をこいでいるときの違和感が解消されます。
基陽は安全帯だけではなく、工具袋の販売にも力を入れているメーカーです。
たくさんの工具を携帯しなければいけない、職人さんの仕事をよく理解した製品開発が魅力です。
また、基陽のじゃばらランヤードは2014年にグッドデザイン賞を受賞し、さらに掛け外しのしやすいランヤードフックは同年のグッドデザイン賞で金賞に輝いています。
3つのグッドデザイン賞が盛り込まれた、フルハーネスとランヤードのセットもおすすめです。
3M プロテクタフルハーネス
3Mのプロテクタフルハーネスシリーズは、普段は安全帯を着用しない方におすすめです。
安全帯を毎日使わないのであれば、あまりお金を掛けたくないものです。
しかし使わないからといっても、安全帯は大切な命を守る保護具ですので、値段だけを見て購入するのはとても危険です。
マスク、保護メガネ、イヤーマフなどの保護具を幅広く手掛ける3Mの製品ですから、安心してお使いいただけます。
また、MとLの共用サイズになっているため、幅広い体型にもフィットします。
コストパフォーマンスに優れた製品ですので、来客用や予備としても購入を検討されてはいかがでしょうか。
ミドリ安全 女性用メッシュハーネス
ミドリ安全の女性用メッシュハーネスシリーズは、高所作業をする女性におすすめです。
胸のベルトにメッシュ生地を取り入れていますので、胸部への衝撃を軽減してくれます。
背面にもメッシュ生地が多く使われているので、着脱がしやすいだけではなく、作業中に気になるヒップラインが隠れるのも、うれしい配慮ではないでしょうか。
安全を守る製品を数多く手掛けるミドリ安全が、自信を持って女性のために開発した安全帯です。
まとめ
今回は新規格に対応した安全帯を紹介しました。
安全帯には3年の使用期限があり、交換の目安と言われてます。
期限内だからといって損傷や摩耗をしている安全帯を使用すると、万が一のときに保護具としての機能をはたしてくれません。
普段からこまめに点検をするようにしてくださいね。
おまけ情報
現場では安全が何よりも優先されます。
作業者を労働災害から守ってくれる大切な保護具は、確実に着用してくださいね。
安全帯以外のおすすめの保護具は、こちらの記事で紹介しています。
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。