プライマー塗装って何?基礎知識とポイントを徹底解説!

塗装を綺麗に仕上げるためには、プライマー塗装が欠かせません。ここではプライマーにまつわる基礎知識と、プライマー塗装を施すためのポイントをご紹介していきます。塗装が上手に出来ない方は、ぜひ参考にしてください。きっと綺麗に仕上げることができるでしょう。

プライマー塗装の基礎知識

塗装の際に、プライマーをした方が、より綺麗に仕上がると分かっていても、そもそもプライマーとはどのような意味があり施工しているのか理解してない方もいらっしゃるかもしれません。まずは、基本的な知識から見てみましょう。

プライマーって何?

塗装をする際、対象物にそのまま塗装をしてしまっては、綺麗に仕上がりません。塗膜を強くするためにも、塗装は3段階で施工することが鉄則です。その3段階で1番初めに行う、下塗りのことを「プライマー」と言います。下塗りの後は、中塗り、上塗りと順に行います。塗装の工程を3段階踏むことで、仕上がりが綺麗になる他、塗装自体も長持ちしやすくなります。

プライマーの英語の意味

プライマーは英語の「primary」、日本語に訳すと「最初の・はじめの・1番目の」と言う言葉から来ています。「最初に塗る」という意味から来ており、塗装の前に行う下塗りのことを指すようになりました。

塗装の基本の工程

塗装を施工するためには3段階の工程を踏まなければならないとお伝えしましたが、それぞれの工程にはどのような役割や効果があるのか、さらに詳しく見ていきます。3つの工程をどれか1つでも省いてしまうと、綺麗に仕上がりません。必ず3工程全て行うようにしましょう。

【下塗り】

下塗りはプライマー塗装とも呼称されています。このプライマーの役割は、塗膜を長持ちさせること、もろくなってしまった対象物の塗装面を固めることなどがあげられます。プライマーは、対象物と塗料の接着剤とも言えるでしょう。

接着剤としての役割以外にも、塗装面の傷などを埋め平らにしたり、金属であれば錆び防止の役割も果たしています。プライマー塗装をしっかりと行うことで、塗装面がなめらかになるので、きれいに塗料を行う事ができます。そのため塗装をする上で、プライマー塗装は欠かせません。

【中塗り】

厚塗りしすぎないように、また塗料のシワや塗料が垂れることを防ぎ、塗装面をムラなく仕上げる役割があります。中塗りをしておくことで、2度塗りをするイメージです。女性ならマニキュアを塗る際にも行っている工程なのでイメージしやすいでしょう。中塗りをすることで発色がよくなり、ムラもなくなるので、これも大切な工程の1つです。

【外塗り】

外塗りは、最後の仕上げです。外塗りで見た目が左右されるので、丁寧に行いましょう。中塗りをしっかり行っていれば、厚塗りせずとも綺麗に仕上がります。

シーラーやフィラーとの違いは?

プライマー、シーラー、フィラー全て下塗りに使用されます。3つの主な役割や使用方法は同じですが、塗装する際の建材によって使い分けます。塗装する対象物に合わせて、適した下塗りをする必要があります。ここでご紹介しているプライマー塗装とは、金属や鉄部、鋼板などを塗装する際に使用する下地塗りのことを指しています。

適した建材
プライマー 金属・鉄部・鋼板など
シーラー コンクリート・モルタル・サンディング
フィラー モルタル

外壁のプライマー塗装を業者に頼んだ時の費用は

建物は、10~15年に一度外壁の塗装が必要です。業者に依頼した際の費用はどのくらいなのでしょうか。業者に依頼し、見積もりを作成してもらう際、プライマー塗装と言う項目が必ずあるのですが1㎡あたり約600~900円ほどが相場です。外壁塗装の効果を存分に得るためにも必要になるので、必ずお願いしましょう。

プライマー塗装をしないと10年~15年で塗装すればよい外壁も、短いスパンで塗装しなければならない、なんてことにもなりかねません。外壁の塗装には足場にかかる費用や人件費もかかってしまっているので、トータルコスト的にかさんでしまうこともあるでしょう。

プライマー塗装の種類

先ほど、外壁塗装にかかる相場費用をご紹介しましたが、1㎡あたりのプライマー塗装料の費用に幅があるのはプライマーの種類が様々あるからです。値段が上がるにつれ、プライマーにさらに便利な性能がついてきます。

ここからは、プライマーの種類についてご紹介していきます。塗装するものに合わせて適したプライマーを選ぶと、よりプライマーの効果を発揮できます。塗装する物に合わせてプライマーを選ぶことが、綺麗な仕上がりの塗装への第一歩です!

種類①水性と油性の違い

プライマーには、水性と油性の2種類のタイプがあります。塗装する物に合わせてどちらを選ぶか決めましょう。まずは水性タイプがどのようなものなのか、ということからご紹介していきます。浸透性が低いため基本的に、劣化してないものにおすすめです。塗料特有の嫌な臭いもないこと、水性なので刷毛やローラーを洗いやく扱いやすいことから、はじめてプライマーを扱う方にもおすすめです。特にDIYでの塗装の際は、水性プライマーがおすすめです!

一方油性は、浸透性が高いので劣化が激しいものでも使用できます。また、早いもので30分、遅くても1時間で乾くので作業効率が上がることが特徴です。しかし、水性プライマーと違い、塗料特有のツンとした臭いが出てしまうので、DIYをする際は、ご近所迷惑にならないよう十分に配慮する必要があります。

種類②防錆用

外壁塗装の際におすすめしたいものが、防錆用プライマーです。プライマーに防錆効果を追加したもので、錆びがついてしまっているものでも錆びを落とさずに防錆プライマーの塗装のみで下塗りが出来上ます。錆びを落とす必要がないため、コストカットにもなるんです。金属を塗装する場合は、防錆用プライマーが断然おすすめです!

種類③導電性

導電性プライマーは生産工場などで使用されることが多いです。導電性、つまり電気を通しやすいプライマーのことを言います。電気を通すことにより、火災発生の原因となる静電気が蓄積しないようにする効果があります。このように塗装を綺麗に仕上げてくれるだけでなく、より安全に使用できるように配慮されたプライマーも存在します。

種類④浸透性

劣化しているもの、例えば雨風にさらされるコンクリートなどに使用することで効果を発揮するプライマーです。塗装対象物の奥までプライマーが届くので塗装対象物自体を補強してくれる効果があります。

このように綺麗に仕上げるために、プライマーが必要不可欠だと言うことを分かっていただけたことでしょう。また、塗装するものによってプライマーを選ばなければなりません。綺麗に仕上げるためにも、プライマー選びは間違えないようにしっかりと選んでください。

プライマー塗装はどんな時に特に有効?

プライマーが果たす役割や効果、様々な種類をご紹介してきましたが、実際どのようなものの塗装をする際にプライマー塗装が役立つのか想像しにくいことでしょう。ここからは、プライマー塗装が十分に効果を発揮できる塗装にはどんなものがあげられるのか、ということをご紹介していきます。

主には外壁塗装に使われている

プライマー塗装は主に家の外壁や屋根の塗装の際に施工されます。家の見た目をより綺麗に仕上げるため、また綺麗な状態をより、長く続くようにするためにプライマー塗装は欠かせません。また、プライマー塗装の出来栄えが、最終的な仕上がりを左右するといっても過言ではありません。

プライマー塗装をするときに気をつけなければならないことがあります。プライマーと言っても様々なメーカーから販売されています。中塗り、上塗りに使用する塗料と相性の良いプライマーを選ぶことが大切です。相性の良い塗料を選ぶことで、より綺麗に仕上がります。外壁など人目によくつく場所、見た目を大切にしないといけない場所を塗る際は、プライマーと塗料の相性も見極められる知識を持ち選ぶことがおすすめです。

補修やアレンジに使用できる

塗装のはがれや色落ちしてしまった箇所にも使用できます。部分的な修復であれば自身でも可能でしょう。修復したい箇所をしっかり洗浄し、プライマーを塗装、塗料を塗装と順に施工していけば修復可能です。小さい箇所の修復から挑戦してみましょう。

自宅のDIYにも活用

先ほどご紹介した外壁塗装をDIYする方は少なく、業者に任せる方がほとんどでしょう。外壁の塗装以外にも、様々なものの塗装におすすめです。DIYでも塗装できるものばかりですので、プライマー塗装にも挑戦してみませんか。

DIYが好きな主婦たちがこぞって行っているのが、壁や天井、冷蔵庫の扉などのDIYです。アクセントクロスがおしゃれだと、真っ白の壁の1面を好きなカラーに塗装するDIYがSNSでは話題になっています。プライマー塗装をきちんと行うことで、DIYでも綺麗に仕上げることができます。

また、リビングの中で存在感が大きく、生活感が溢れてしまう冷蔵庫を塗装する方もいらっしゃいます。冷蔵庫のツルツルしている表面もプライマー塗装を行ってから、ペイントすれば塗料がはじくことなく、綺麗に仕上がります。

しかし、冷蔵庫は食品を保管しておくものなので、臭いの少ない水性プライマーを使用することがおすすめです。冷蔵庫をインテリアに合わせておしゃれにペイントすれば、大型家電の冷蔵庫も部屋に馴染み、より一層部屋がおしゃれになること間違いありません。塗料を100均ショップで揃えるとお手頃価格で家のDIYが楽しめます。

プライマー塗装を行うポイント

塗装後の仕上がりを綺麗にするためのプライマーの塗装方法はどのようにしたらよいのかと疑問を持たれることでしょう。ここからは、上手にプライマー塗装を行うためのポイントを2つご紹介していきます。ポイントを抑えて要領よくプライマー塗装を上手に行ってみましょう!

ポイント①薄めに塗る

プライマーを塗装する前の下準備も欠かせません。塗装したいものにサビが付いてしまっていたり、ペンキが塗装されている場合は、やすりを使ってそれらをしっかり落とすところから始めましょう!特にペンキが付いたままにしてしまうと、プライマーもしっかりと付着してくれません。

塗装したいものの下処理を終えたら、いよいよプライマー塗装に入ります。このとき、プライマーは薄く塗りましょう!薄く塗った方が、その後の塗料の付きが良くなります。

刷毛で塗るものもありますが、小物であればスプレータイプのプライマーが便利でおすすめです。できる限り、薄く、満遍なく塗装することが、綺麗に仕上がるポイントの1つです!

ポイント②粘着性に注意して作業する

プライマーは粘着性がとても高く、扱いには十分に注意しなければなりません。一度付着してしまったプライマーは落とすことが困難です。プライマーが付着してしまった箇所はそのままにしておくと、ホコリやゴミがたくさんついてしまうのです。

そうならないためにも、プライマーを扱う際は、作業スペースよりも広い範囲に新聞紙を敷いておくことや、塗装範囲以外はマスキングテープなどを使用し、しっかりと養生することが大切です。また、刷毛やローラーは使い捨てるようにするおとがおすすめです。水性のプライマーは扱いやすく、刷毛なども洗って再度利用することができますが、刷毛を洗うまでにどこかにプライマーを垂らしてしまうと、落とすことが困難なのであまりおすすめできません。

またスプレータイプのものを使用する場合は、屋外で使用するようにしましょう。屋内で使用してしまうと、四方に舞ってしまうおそれがあるからです。プライマーの粘着性質をしっかり理解し、不必要な箇所にプライマーが付着してしまわないよう、気を付けるようにしてください。

プライマー塗装の効果を動画で確認!

ここでは、プライマーの塗装方法とプライマー塗装後に塗装したものと、プライマー塗装をせずに塗装したものの効果を比べています。動画を見ても分かるように、プライマー塗装を行った箇所は、塗装対象物と塗料がしっかりとくっついています。プライマーに接着剤のような効果があることがお分かりいただけるでしょう。

このように、プライマーは綺麗に仕上げられるだけでなく、塗装後の耐久性もアップしてくれています。より長い期間、綺麗に塗装された状態を維持するためにも、プライマー塗装は欠かせません!

きれいな塗装には欠かせないプライマー

塗装を行う工程の中でプライマー塗装が、どれだけ大事な工程かということをお分かりいただけたことでしょう。外壁塗装と聞くと難しそうに聞こえますが、プライマー塗装は身近なものをDIYする際にも大切な役割を果たします。塗装をする際は必ずプライマー塗装を忘れないようにしましょう!プライマー塗装を行えば、初心者でも綺麗に仕上げることができるでしょう。

その他の関連記事はこちらから



※記事の掲載内容は執筆当時のものです。