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ベニヤ板をDIYで使いこなしたい!値段など基礎知識を詳しく解説!

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ベニヤ板をご存知でしょうか。木材と聞くと女性では扱いが難しいというイメージを持たれる方も多いでしょう。実際はそんなことはありません。ベニヤ板は女性でも扱いやすいため、DIY資材として人気があります。今回はそんなベニヤ板の基礎知識や販売価格、ベニヤ板を使いこなす方法をご紹介してきます!

ベニヤ板とは

ベニヤ板とは、木の丸太を剥いて作った薄い板のことです。厚さは、0.6~3mmの単層のものをベニヤ板、薄い板を何枚も張り合わされた板をベニヤ合板といいます。

そのため、今回ここでご紹介するベニヤ板とういうのは単層の板のご紹介になります。合板のように数枚の板を張り合わたものではなく、木をカツラ剥きで切り出した1枚の板でできたもののことをいいます。

ベニヤ板の種類と値段

一言でベニヤ板と言っても、加工の方法や原料の違いにより様々な種類が存在しています。DIYする目的によっても選ぶベニヤ板の種類を変えなければなりません。それぞれの特徴を知り、DIYするの苦的にあったものを選ぶようにしましょう。参考程度ですが、それぞれの種類のベニヤ板の相場価格もご紹介していますので、DIY予算を組み立てる際に役立ててみてください。

種類と値段①化粧ベニヤ板

化粧ベニヤ板は、リメイクやセルフリフォームを行う際に大活躍してくれるベニヤ板です。塗装の手間が省け、作業が効率良く進むことで人気があります。塗装を行うとなると、塗装し乾燥させるだけで数日はかかってしまいますが、化粧ベニヤ板であれば、天然木やプラスチックなどで表面が加工されているので、購入後すぐに使用することができます。

ベニヤ板を購入するために、ホームセンターを利用する方が多いと思いますが、ホームセンターで購入できる化粧ベニヤ板は主に、プリントやクロスが加工されているものになります。

【種類】 【値段】
プリントベニヤ 1700円程度
カラーベニヤ 1500円程度
クロスベニヤ 1900円程度

種類と値段②ラワンベニヤ板

ラワンとはフタバガキ科の広葉樹の総称です。このラワンのベニヤ(単層)を張り合わせたものがラワンベニヤ板になります。ラワンベニヤ板の特徴には、表面がややザラザラしていること、コスパが良いことがあげられます。

表面がザラザラしているので、怪我を防止する観点からも軍手をして扱うことをおすすめします。同じラワンベニヤ板でも、木の色味が異なってくるので、複数枚のラワンベニヤ板を使用する際は、実際に目で見て確かめながら購入するラワンベニヤ板を決めるようにしましょう。

【厚み】 【値段】
2.5mm 600円程度
4mm 750円程度
5.5mm 900円程度
9mm 1500円程度
12mm 2000円程度

種類と値段③シナベニヤ板

シナベニヤとは、表面にシナの化粧板を貼ったベニヤ板のこと言います。シナベニヤ板の特徴は、反りが少なく、丈夫なことがあげられます。他のベニヤ板より反りが少ないことには、シナベニヤ板の構造が関係しています。層を貼り合わせる際に、木目が交差するように貼り付けているため、反りを少なくしてくれるのです。この木目が交差していることは、シナベニヤ板の断面図を見れば分かります。

ホームセンターなどで販売されているシナベニヤ板は価格を抑えるために、内側の木材にラワンが使用されていることが多いですが、中にはすべて内側の木材もシナを使用しているものもあります。全てシナを使用しているものを使用したい場合は、購入時に中芯の素材に何が使われているかも確認してから購入すると良いでしょう。

【厚み】 【値段】
4mm 2000円程度
5.5mm 3000円程度
9mm 4000円程度
12mm 5000円程度

種類と値段④曲げベニヤ板

曲げベニヤ板は、名前の通り曲げることができるベニヤ板です。この自由に曲線を描くことができるのが最大の特徴でしょう。曲げる方向により選ぶ板が変わってくるので、その点は注意が必要です。

曲げベニヤ板は、ホームセンターの店頭ではあまり並んでないかもしれませんが、お店によっては店員さんに相談すると、取り寄せてくれるところもあるそうです。曲げベニヤ板を使いこなせれば、DIYで作れるものの幅も広がります。下記の表を見ていただければ、分かる通り、他のベニヤ板より値段が高めですが、使いこなせるようになって損はない資材でしょう。

【厚み】 【値段】
3mm 2000円程度
4mm 2500円程度
5mm 3000円程度
9mm 3600円程度

ホームセンターで買えるコスパが良い木材

ベニヤ板はコスパが良く扱いやすいことをお分かりいただけたでしょう。ベニヤ以外にもホームセンターで売られているコスパの良い木材があるのです。DIYでも扱いやすく、コスパの良いベニヤ板以外の木材をご紹介していきますので、これらの木材をも合わせて使用してみてください。

木材①ランバーコア

ランバーコアは芯にベニヤではなく木片のブロックを使用することにより、軽さと反りが少なくなるメリットがあります。この芯にブロック板を使うことにより反りを少なくしているのですが、ブロック板を使用しているので厚みがありカットしにくいことがデメリットでしょう。しかし、このデメリットもホームセンターの木材カットサービスを利用すれば解決します。他には、耐水性がないことがデメリットにあげられますが、使用する場所を選べばこちらのデメリットも解決できるでしょう。

木材②MDFボード

MDFボードの特徴は、表面が滑らかなことがあげられます。表面の加工をする必要がなく、すぐに使えることもメリットの1つでしょう。MDFボードはカラーボックスなどにも使用されていると、お伝えすればどの木材のことを指しているのか分かる方も多いのではないでしょうか。

加工もしやすくDIYにおすすめな資材ではありますが、いくつか注意しなければならないことがあります。防腐には優れていますが、水にはとても弱いと言うことです。最近では、耐水性のMDFボードも販売されているようなので、耐水性が気になる方は耐水性のあるMDFボードを選んでみましょう。

室内で使用可能なベニヤ板か要確認!

ベニヤ板を選ぶ際に必ず確認しておかなければならない項目があります。特に、「ホルムアルデヒト」に関しては健康に害を及ぼしてしまう危険性があるので、必ずチェックしましょう。

確認①ホルムアルデヒド

ベニヤは合板に分類されるのですが、この合板に規格があることをご存知でしょうか。JAS規格を確認しなければならない理由には、合板を作る際に使う接着剤に含まれているホルムアルデヒドが体に悪影響を及ぼす危険があるからです。

ホルムアルデヒドの放散量は「F」と「☆」で表示されており、☆の数が多ければ多いほど良いということになります。室内で使う場合は☆の数が多いものを選ぶようにしましょう。室内で使用する場合は「F☆☆☆☆」と☆が4つ付いているものが望ましいです。

確認②出来るだけ綺麗な板を

ベニヤ板はDIYであれば、表面で使用する場合がほとんどでしょう。しかし、元々は建築現場の下地として使用されるものです。そのため、見た目が綺麗でないものも店頭に並んでいます。何も考えずに購入してしまうと、持ち帰った時に汚くて驚くこともあるでしょう。購入前にかならず綺麗な板を選ぶことがおすすめです。

ベニヤ板のDIYアイデア例

ベニヤ板についてご紹介してきましたが、実際どのように使用しているのか実例を見ていきましょう。ベニヤ板でのDIYは簡単に出来るものばかりなのでおすすめです!

DIY例①板壁

ベニヤを使用すれば板壁も作ることができます。ベニヤは薄く軽いため、両面テープで貼り付けるだけで設置できるので、賃貸の現状回復できるDIYとしても人気です。板壁を作る際に、ラウワンベニヤを使用して作っている方多いようです。板壁にしたいと考えている方は、ラウワンベニヤでぜひDIYしてみてください!

DIY例②カラボリメイク

上級者テクニックではありますが、ベニヤ板でカラーボックスに扉をつけることも可能になります。板壁を作った際にベニヤ板が余った時などに挑戦してみてください。カラーボックスに扉を付けると中身が見えないので部屋がすっきりすること間違いありません。

DIY例③天板リメイク

 

こちらは、長方形の天板をオーバルにリメイクしたものです。天板はベニヤ板を上手く使用しヘリンボーンに、またオーバルにした際の断面である縁には曲げベニヤを使用しています。曲げベニヤはこのような使い方もあるのだと、とても参考になるアイデアです。

ベニヤ板はコスパの良いDIY木材

ベニヤ板はコスパが良く扱いやすい木材だと言うことがお分かりいただけたでしょう。扱いやすいので、初めてのDIYにはうってつけのアイテムです。また、曲げベニヤを上手に使いこなせるとDIYの幅も広がることでしょう。



※記事の掲載内容は執筆当時のものです。