車のワイパーおすすめ12選!基礎知識から選び方まで徹底解説!
車のワイパーは雨の日には必須アイテムですが、長い間使っているとしっかりと雨を除けてくれなくなったり異音がすることもあります。つい忘れてしまうワイパーの交換ですが、こちらの記事では車のワイパーの選び方やおすすめ、種類から交換する時期などを紹介するのでチェックしてください。ワイパーは消耗品なので、劣化する前に交換するように心掛けましょう。
ワイパーブレードの交換時期は?
ワイパーは雨を避けるためのワイパーゴムと、それを取り付けるための部品であるワイパーブレードに分けることができます。そしてこのブレードやゴムが劣化するとフロントガラスの表面にしっかりと密着できなくなり、ワイパー自体の役割が果たせなくなる場合もあります。
ワイパーゴムの交換は紫外線から受ける影響によっても異なりますがおよそ6カ月、ワイパーブレードの場合は1年程度での定期的な交換が必要になります。どちらも車を使う際の環境に左右されるので、炎天下に駐車している車はより早く交換しなければいけません。
メーカーによっては交換するときを教えてくれるシールが貼ってあるものがあり、シールの色が変化したときに交換すればいいので分かりやすくなっています。
ワイパーは自分でも簡単に交換できる
ワイパーの交換は車検やプロによるメンテナンスで「交換してください」と言われて依頼することもありますが、自分で行うこともできます。難易度は車種により違ってきますが、こちらの動画を見ることで交換方法をチェックすることができます。作業前に車種とワイパーの適合をチェックし、取扱説明書などをしっかりと確認することをおすすめします。
外すときはフロントガラスにキズがつかないように厚手のタオルなどを置くようにしましょう。接続部分が固く取り外せないときは潤滑剤を利用してください。
ワイパーの選び方【ブレード】
ワイパーブレードは1種類ではなく複数あり、車種によって適したものが違います。ニューモデルや旧式タイプ、自分がよく走る場所など多方面から見てどんなものがいいのか確認してください。
ブレードの種類①フラットワイパー
カーブが大きくフロントガラス面が広い車種でも効率良く使えるタイプで、ヨーロッパメーカーには定番のブレードとなっています。近年でもフラットワイパーを搭載した車種は増加傾向にあり、クリアな視界と静かな作動音など、総合的にも優れた性能となっています。
ブレードの種類②トーナメントワイパー
フラットワイパー以前から長年主流となっていたブレードがトーナメントワイパーです。カーブのあるフロント面でもしっかりと雨を払いのける能力が高い可動式ですが、高速道路にはどちらかというと不向きとなっています。
メカニック感のある無骨さがビンテージカーとの相性が良く、大きめワイパーとしても注目を浴びています。錆びによる劣化で能力が低下するデメリットもあります。しかしコスト面ではもっとも優秀で、純正装備品に使われることも多々あり、低コスパのワイパーを探しているならおすすめです。
ブレードの種類③エアロデザインワイパー
トーナメントブレードの構造を取り入れ、フラットブレードの空気抵抗による浮き上がりに考慮してデザインを変更したものがエアロデザインワイパーになります。双方のブレード性能の良いところを組み合わせたもので、トーナメントブレードの無骨感が似合わない車種におすすめです。
すっきりとしたデザインで高速道路でも浮き上がらず、掃除もしやすくなっています。車のデザインを邪魔しないシンプルな見た目のブレードならおすすめです。
ワイパーの選び方【ゴムの種類】
ワイパーゴムもブレード同様にいくつかの種類があります。もちろん車種に適したサイズを選ぶことを前提に、価格や性能別に特徴が異なるのでチェックしてみましょう。
ゴムの種類①スタンダードタイプ
一般的に車を購入した際に標準装備されているのがスタンダードタイプになります。簡単に説明すると単純に「普通のヤツ」であり、低コスパなものです。あまりこだわりがなく、「普通に」ワイパーとしての役割を果たすものでOK、という方におすすめです。
スタンダード以外にノーマルや生ゴムと呼ばれることもあります。普通のワイパーゴムですが、しっかりとメーカーの厳しい試験を通過したものなので、普通に車を使うぶんにはまったく問題なく、コスパ重視におすすめです。
ゴムの種類②グラファイトタイプ
ゴムの表面ににグラファイト粒子を施したものがグラファイトタイプです。近年利用されることが多く、スタンダードと異なるのは撥水コーティングしたガラスに適しているということです。洗車後にガラス専用撥水コーティングする方は少なくありませんが、実はこのコーティングをした状態でスタンダードタイプを使うと、ゴムとガラス面に摩擦が起こり異音が発生してしまいます。
この摩擦抵抗を軽減させるためにおすすめなのがグラファイトなのです。異音を抑えるだけでなくガラスに施したコーティングを長持ちさせる作用もあるので、洗車時に撥水コーティングする方や雨の多い時期におすすめです。
価格的にもスタンダードより若干高いぐらいでそれほど高価にならず、一般的なもので良い、という場合にはグラファイトタイプを選ぶのもいいでしょう。専用のブレードもありますが、基本的に純正装備品であれば装着可能です。
ゴムの種類③撥水タイプ
シリコン素材などを使った撥水タイプのゴムは、ワイパーを動かすことでガラス面に自動的に撥水コーティングされるという便利なタイプです。使用している素材やコーティングの仕様は各メーカーによって異なりますが、基本的な効果に変わりはありません。
上記2種のものより価格が高く、車種によってはブレードの変更が必要な場合もありますが、雨のときに撥水加工してくれる便利さがあります。洗車をこまめにしない、洗車時に撥水コーティング剤を仕様しないけど、雨の日でも視界を良好に保ちたいという方におすすめです。
ワイパーの選び方【季節】
ワイパーはブレードやゴムなど、走行する速度や撥水コーティングなどさまざまな方面から考慮して選ぶことができますが、実は季節によっても使い分けることがあります。住んでいる場所にもよりますが、夏と冬で付け替えを行ったほうが良い理由もちゃんとあります。
季節①夏
ブレードやゴムは当たり前ですが、雨専用のワイパーになっています。夏場に使用する場合は、バネによってガラス面にしっかりと密着できるような構造になっています。しかしそのままの状態で冬に使うと、結露による凍結や雪を落とすことができません。
空気抵抗を利用したエアロワイパーもありますが、基本的に純正のワイパーは冬以外の雨専用となっています。しかし夏は紫外線がキツく劣化速度を早める原因にもなるので、定期的なメンテナンスを行うといいでしょう。
季節②冬
冬にタイヤを履き替えるようにワイパーも交換が必要な地域があります。冬専用のものはブレード全体をカバーで覆い、凍結を防ぐようになっています。このカバーは凍結を防ぐだけでなく、積もってしまった雪の重みに耐えられるようにもなっています。
ブレード部だけでなく、ゴム部分も寒さに耐えられるように厚みのあるものが多めです。全体的に強度が上がっていますが、可動部が少なくなるのが特徴です。しかし降り積もった雪や凍結した雪も多少強引に落とすことができます。
しかし冬用のものを雨の日に使うとムラができるので、雪が降らない、またはほとんど積もらない地域ではあまり使う方は少ないかもしれません。
おすすめのワイパー12選
季節やガラス面の状況によって選び方が異なるワイパーですが、こちらではどんなものを選べばいいのか迷ったときの参考になるような、おすすめのワイパーを紹介します。
おすすめ①ボッシュ エアロツインJ-フィット
近年良く使われているフラットワイパーの生みの親であるボッシュ製のエアロツインJ-フィットは国産車用で降雪時以外のオールシーズンに対応したタイプです。動作音が静かで拭き取り機能の持続性があり、ブレード接合部をなくしたことにより、すっきりとしたフォルムになっています。車種によっては純正と比べて若干短い場合もあるので、購入前に確認するようにしてください。
おすすめ②カーマロ 三段骨式 エアロ ワイパーブレード
セット内容:エアロ ワイパー ブレード2本セット
素材:ゴム
サイズ:650mm(運転席)―400mm (助手席)
ジョイント部分が9mm幅のU字フックを利用している方におすすめの着脱が簡単なカーマロの三段骨式エアロワイパーブレードです。350mmから700mmまでサイズが11種あり、いろいろな車種に対応できるようになっています。
柔軟性のあるゴムを使っているのでコーティング剤を使用したガラス面でも払拭性能を発揮し、通常ゴムと比較して耐久性もアップしています。手頃な価格でスッキリとしたデザインで、特にスポーティーな雰囲気の車種にぴったりです。
おすすめ③PIAA ワイパー ブレード 500mm CFG50
ガラス面との摩擦抵抗を軽減させるグラファイトコーティングされたピアのワイパーブレードは、金属フレームを使いバランスの良い払拭性能を保ってくれます。
撥水コーティングしたガラス面にも使用可能、スムーズな動作で異音の少ない製品です。Amazonでの評価も高く、低価格で高性能とあってコスパ重視のリピーターも多くなっています。
おすすめ④NWB エアロレインワイパー
頻繁に高速道路を走行する方におすすめのエアロレインワイパーは、撥水コーティングしたガラス面にも対応しているので通常のワイパーで異音が気になる場合に試してみるのもいいでしょう。
ずっしりとした重量感と大きめのサイズで、高速走行でもしっかりと払拭性能を発揮してくれるので視界も良好です。安全性と安心感があるワイパーとしてもおすすめです。サイズは300mmから650mmの13種あるので、適合サイズが選びやすくなっています。
おすすめ⑤NWB デザインワイパー 650mm Uクリップ
コスパ重視でメイドインジャパンを探しているならNWBのデザインワイパーもいいでしょう。NWBはワイパーを専門に扱うメーカーであり、純正品としてNWBメーカーのワイパーを装着している車種も多く、高い品質で安心感があります。
グラファイトラバー採用で異音を軽減、撥水コーティングしたガラス面にも対応しています。高い払拭性能だけでなく、スタイリッシュなデザイン性も高く、性能と見た目の両方にこだわる方にもおすすめです。
おすすめ⑥ソフト99 パワー撥水ブレード
ソフト99のパワー撥水ブレードは乾いた状態で3分ほど作動させると撥水効果も得られるスグレモノです。通常の撥水コーティングと併用することで、高い撥水性だけでなくワイパー自体の持続力もアップします。屋根のない駐車場や水滴あとが気になる方は使ってみるとその効果が実感できます。
洗車時の撥水コーティング剤使用頻度を少なくしたい場合にもおすすめできます。撥水タイプですが、手頃な価格でリピートするにも適しています。
おすすめ⑦PIAA エアロヴォーグ
商品重量 200 g
ワイパー長さ 500 mm
ワイパー形状 新形状 6mm
国内最大手の自動車パーツメーカーであるPIAAのエアロヴォーグはエアスルー構造により浮き上がりを抑えてくれるので、高速道路でもしっかりとした払拭性能を保つことができます。
撥水タイプなので作動させることで雨を弾き、コーティング剤を使う手間も省けます。信頼性の高いメーカーでコスパも良く、スッキリとした見た目が車種のデザインを損ないません。
おすすめ⑧PIAA スーパーグラファイト
摩擦抵抗を減らして異音をなくしてくれるPIAAのスーパーグラファイトは撥水コーティングしたガラスでも滑らかに作動してくれます。本体は金属製で耐久力もあり、替えゴムがあるので劣化しても取り替えができるのもおすすめです。拭きムラも少なく良好な視界が保てます。
おすすめ⑨breed シトロエン C3 エアロ フラット ワイパー
ゴムの交換が面倒、というときにはブレードと一体化したものがいいでしょう。低価格でコスパも良く、安いエアロワイパーとしてもおすすめで、交換も簡単にできます。対応するU字フック幅は最大8mmなので、取り付ける車種が対応するかどうか確認してから購入してください。
おすすめ⑩NWB 強力撥水コート デザインワイパー
より高い撥水効果を求めるならNWBの強力撥水コートデザインワイパーがおすすめです。乾いた状態のガラス面に5分ほど作動させることで撥水用の被膜が張れるだけでなく、摩擦抵抗を減らして滑らかな動きをしてくれます。
浮き上がりを抑えて密着性の高い衝撃吸収構造と空気抵抗を調整できるエアロ構造、すっきりした見た目でデザインと性能を重視する方にもおすすめです。
おすすめ⑪CLWiPER エアロフラットワイパー
こちらはシリコン素材を使用した撥水コートタイプでブレードとゴムが一体化したものです。取り付けはU字フックになので、それ以外の車種は交換する必要がありますが、簡単な作業で取り替えることができます。降雪時以外のオールシーズン対応で天然ゴムと比較すると長持ちする特徴があります。
おすすめ⑫PIAA ワイパーブレード雪用
商品重量 200 g
ワイパー長さ 430 mm
ワイパー形状 トーナメント 専用
降雪地域にはPIAAの雪用ワイパーブレードがおすすめです。高純度のステンレス素材を使用してサビに強く、エンドキャップによる固定でゴム交換もできます。グラファイト粒子とモリブデン粒子によるコーティングで摩擦抵抗を減らし、静かでスムーズな動きになっています。降雪時の標準装備としてストックしておけば装着も簡単で便利です。
定期的にワイパーを交換して雨天時も視界良好!
ワイパーは消耗品であり、そのまま使っていると性能低下や異音の原因になり、クリアな視界が保てなくなります。そのため定期的に交換をして雨の日でも良好な視界で運転しましょう。
その他の関連記事はこちらから
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。