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サンルームのDIY方法とは?必要な費用から便利な使用方法まで徹底紹介!

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光が挿し込むくつろぎ空間としておしゃれなサンルーム、自宅に欲しいと思っても増築費用や設置場所に悩んでなかなか決断できません。しかし設置場所の問題をクリアすれば専門業者に依頼しなくてもサンルームをDIYで作ることが可能です。こちらの記事ではサンルームをDIYで作る方法や使い方、設置に関するポイントを紹介しているので参考にしてみてください。

 サンルームをDIYで自作するための基礎知識

くつろぎ空間などいろいろな活用ができるサンルームはDIYで自作することが可能です。しかしDIYといってもサンルームがどんなものなのか、はっきり把握していない方も少なくありません。まずはサンルームをDIYで自作するための基礎知識をチェックしてみましょう。

サンルームとはどんな部屋?

 

そもそもサンルームとは一体どんな部屋なのでしょうか。太陽の光を取り入れるための部屋であることは間違いありませんが、サンルームの元祖とも言える存在は18世紀イギリスで誕生しています。植物や果物の越冬用保管場所として作られたコンサバトリーという温室が元で、寒い季節でも南国のものを保存できるようにした部屋が起源のようです。

現在におけるサンルームは日光を取り入れるテラス的な存在でもあり、リラックスルームや子ども、ペットの専用スペースなど多種多様に活用されています。

温室とは何が違う?

植物や果物を保存するコンサバトリーが起源となったサンルームですが、温室との違いはどこにあるのでしょうか。温室も太陽光を取り入れるので、大雑把に区別すると温室もサンルームと同種に分類できます。実際にサンルームに観葉植物などを置いて温室として利用する方も少なくありません。

違いがあるとすれば名称ぐらいで、あとは温室の場合は育てる植物によって湿度管理がされるぐらいでしょう。結果的に温室とサンルームに大きな違いはなく、サンルームの呼び方のほうがおしゃれに感じられます。温室の規模を大きくしたものがサンルームという考え方もできます。

サンルームをDIYするメリット・デメリット

サンルームはDIYで自作することも可能ですが、自分で施工する場合はやはりメリットとデメリットを把握する必要があります。作ってしまったあとで後悔しないためにもDIYを開始する前に、サンルームのメリットやデメリットをしっかりとチェックしておきましょう。

サンルームをDIYするメリット

ガラス張りの部屋であるサンルーム最大のメリットは自然な太陽光を室内に取り入れることで、冬時期でも日差しがあれば暖かく過ごすことも可能です。天井があるので雨や風もしのげるので、洗濯物を干すスペースとしても重宝します。花粉や黄砂の時期でも洗濯物を太陽光に当てて乾かせるのも魅力的です。

そして先程も記述したように子どもやペットの遊び場として、休日にリラックスできる癒やしの空間としても利用できます。ガラス張りなので開放感があり、天気が良ければ昼間は明るく電気を付ける必要がなくなります。さらにサンルームに続く室内のエアコン効果もアップするので節電にも一役買ってくれます。

サンルームをDIYするデメリット

サンルームを設置してみて生まれるデメリットもしっかりと把握しましょう。ガラス張りであることで得られるメリットも多いですが、夏場には気温が上昇するデメリットがあります。元々外気温に影響されやすい部屋なので、夏だけでなく冬の日差しが少ないときには暖房器具がないとかなり冷え込む場合もあります。

外気温によるデメリットは遮光カーテンや遮断シートで日光を遮断する方法もありますが、そうするとサンルームのメリットである日光を遮ってしまうこともあります。そのため換気やシェードなどを上手く利用して暑さ対策を行うようにしましょう。

また、設置場所を間違えるとメリットを得られずただの部屋になることもあります。太陽光を取り入れるための部屋なので、日当たりが良い場所を選んで設置するように気をつけましょう。

サンルームをDIYする前に確認しておくこと

DIYで自作する場合、いくつか確認しておかなければならないことがあります。それは建造物に関することで、法律や税金など放置しておくことができないものが関係してきます。サンルームを自作するうえで重要なことなので、しっかりと確認しておきましょう。

確認事項①固定資産税などの必要な費用

サンルームは基本的に増築扱いとなるので一般的な部屋と同様固定資産税がかかってきます。固定資産税は土地だけでなく住宅にもかかる税金のため、建造物を増やすということはサンルーム分の固定資産税が必要になってくるということを理解しておきましょう。

DIYするための材料費は最初にかかるだけですが、固定資産税は住宅がある限り払い続ける必要があるので、それを念頭に置いて設置しましょう。しかし支柱にビニールをかぶせたような簡易的なものは固定資産税がかからない場合もあります

固定資産税の費用に関してはそれほど高額にならないことも多く、地域や内装材などによっても異なるので一概には言えませんが6帖程度なら1万5000円ほどで抑えられる場合もあります。

確認事項②建ぺい率

固定資産税同様に確認必須事項が建ぺい率になります。建ぺい率は敷地面積に対して建てることができる建築面積の割合で、土地に対して建てて良い建造物の面積が決まっている、ということです。

建ぺい率は住んでいる自治区によって異なり、業者に依頼した場合は業者が確認してくれますが、DIYで自作する場合自分で確認したり申請する必要があります。

建ぺい率を超えたサンルームを設置してしまうと違法行為になるので注意してください。ただし元々ある部屋をサンルームに改築する場合は建ぺい率が変わらないので大丈夫ですが、心配であれば自治体に確認してから進めてももいいでしょう。

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サンルームのDIYでの作り方

DIYでサンルームを自作するときはなにもない場所に設置する場合とすでにあるウッドデッキやベランダに設置することができます。DIYするときはメリットを最大限活かすことができるように、日当たりを考えましょう。

さらに風通しの良い場所や安全面もしっかりと確認して作るようにします。素材は木材かアルミの2タイプになり、耐久性などを考慮して好みのウッドデッキをDIYで自作してみましょう。設置する前には雑草駆除や小石などを除去しておくようにします。

キットの活用がおすすめ

サンルームはさまざまな材料が必要になり、イチから揃えて自作することもできますが、材料や説明書があるキットを活用する方法もあります。本格的なサンルームに仕上げたいときはキットを利用することで難易度が下がるのでおすすめです。

アルミ素材にする場合は加工に手間がかかるので、特にアルミで自作するならキットを活用したほうがいいでしょう。こちらではキットを使ったDIY方法を紹介します。

サンルームDIY①テラスのような木製サンルーム

木の温もり溢れる木製サンルームはテラスやウッドデッキのような雰囲気を楽しむことができます。木製サンルームに必要となる骨組みは設置場所とサイズが合えばパーゴラのキットを活用すると便利です。

  • パーゴラ・軒先や庭に使う日陰棚のキットで骨組みになる
  • 断熱材・床材に使用
  • コンパネ・断熱材の上に敷く床材
  • ポリカ中空ボード・窓になるもので、断熱効果や結露防止に優れている
  • ビス・サビ防止のため、ステンレス製のビスがおすすめ
  • ポリカ中空ボード用の部品・雨水防止のリブ材やシーリングパッキン、ステンレスワッシャー
  • 木材・パーゴラ内部の木枠用

木製サンルームはシロアリや腐食対策のため、木材には防腐・防虫処理を施しておくといいでしょう。

作り方はこちらでチェックしてください。

  1. パーゴラのキットは説明書通りに作成して建てます。
  2. パーゴラが設置できたらポリカ中空ボードを付ける木枠や側面用の木材を設置します。
  3. 木枠にパッキンビスを使ってポリカ中空ボードを固定し、天井部分にも同じようにポリカ中空ボードをビスで留めましょう。
  4. 床に断熱材を敷きますが、柱周りはぴったりになるようカッターなどを使って加工します。
  5. 断熱材が敷けたらその上にコンパネも設置しましょう。
  6. 室内続きになったサンルームは部屋とサンルームの間にポリカ中空ボードを貼ります。
  7. 最後にポリカ中空ボードを固定した場所の雨水対策として、つなぎ目の内側から防水テープを貼り、リブ材で押さえます。あとはパッキン、ステンレスワッシャーの順番に噛ませ、ネジで固定すれば完成です。

ポリカ中空ボードの雨水対策は面倒でも必ず処理するようにしましょう。特に屋根や側面がしっかり対策しなければ、雨の日に水が侵入して木材が腐食する場合もあります。

サンルームDIY②作りやすいアルミ製サンルーム

アルミ素材のサンルームは木材と比較して費用が抑えられ、本格的な構造なのに初心者でもDIYで自作しやすいキットが揃っています。キット購入前には簡単でいいので図面を書き出し、必要な材料やサイズを確認しておくといいでしょう。

アルミフレームのキットはホームセンターなどでは入手しにくいので、ネットショップで検索するのがおすすめです。アルミフレームでDIYする際にサポートしてくれるサイト「LINK YOUR DESIGN」を活用すれば簡単に購入できるようになっています。

材料はキットのセット内容にもよりますが、連結用のボルトやフレームなど、ホームセンターでも購入できるものがあればOKです。あとは木製同様に窓となるポリカ中空ボードや雨水対策の部品を揃えておきましょう。

作り方はこちらでチェックしてください。

  1. アルミフレームを適切なサイズに切り出します。寸法はアルミ専用の3D CADがあれば便利です。
  2. カットしたアルミフレームで骨組みを作り、連結部品であるブラケットを使って微調整しながら接続します。
  3. フレームの連結ができたら六角レンチで固定します。
  4. 枠に窓や天井、側面にポリカ中空ボードを取り付けますが、コストダウンする場合はビニールを貼り付けて簡易的にすることもできます。
  5. 下板を敷いてフレーム溝にナットとボルトで固定します。
  6. あとは木製同様にポリカ中空ボードの雨水対策をすれば完成です。

アルミ素材のサンルームは簡易キットを活用することで簡単にDIYで自作することができるだけでなく、木材のように防腐・防虫処理の必要がありません。手入れも簡単で初心者向けですが、あまりにも無機質すぎる場合には木材を組み合わせるのもおすすめです。

サンルームのいろいろな使用例

DIYで素敵なサンルームが自作できたらいろいろな用途に活用してみましょう。こちらではサンルームの使用例を紹介します。使い方によって家具や植物を置いたり、カーテンでおしゃれな空間にするのもおすすめです。

使用例①洗濯物を干す場所として

便利な活用法として洗濯物を干すスペースにする方法があります。天井や壁があるので、雨の日が続く梅雨時期や洗濯物が乾きにくい冬場でも天気に左右されることなく干すことができます。

花粉や黄砂なども気にならないので、家族にアレルギーも方がいる場合にも重宝します。湿気がこもる場合には扇風機や除湿機を上手く利用することで洗濯物もしっかり乾きます。

使用例②子供やペットの遊びスペースとして

床材を滑りにくい素材に変えることで小さな子供やペットの遊びスペースにすることもできます。こちらも雨の日でも気にせず遊ぶことができ、真夏の炎天下に外に出なくても済みます。

太陽光を取り入れることができるサンルームは暖かく、真冬でも冷たい風に晒されることもありません。また、ペット専用のスペースを作ってあげることでストレスなく広々を遊ぶことも可能です。その場合は広めにしてあげるといいでしょう。

使用例③暖かな癒し空間として

太陽光が挿し込むスペースは子供やペットだけでなく大人のいやし空間にもぴったりです。冬の晴れた日でも暖かく、天井をクリア素材にすれば天気の良い日は夜に星を眺めることもできます。

専用のソファを置いて趣味の空間にすれば誰にも邪魔されずリラックスルームとして活用してみるのもおすすめです。癒やし空間として使うなら内装のデザインにこだわっておしゃれにしてみましょう。

使用例④ガーデニングにも最適

サンルームは温室のように植物を育てるためのスペースとしても最適です。特に熱帯系の植物にぴったりで、冬場に移動させる手間も省けます。ガーデニングに利用するなら開閉できる窓や扉をつけて風通しが良くなるようにしましょう。

また、天井からの直射日光を遮ることができるようにカーテンなどを取り付けるようにします。寒さが厳しい地域では暖房器具を設置することで寒さに弱い植物を育てることもできます。観葉植物はプランタースタンドだけでなく、ハンギングプランターを利用して天井から吊り下げたり、壁面に飾るのもおしゃれです。

サンルームをDIYしておしゃれな癒し空間を作ろう

サンルームは子供やペットの遊びスペースや、癒やしの空間、ガーデニンクスペースなどいろいろな活用法があります。専用キットを利用すれば自作することも可能です。サンルームをDIYして趣味の部屋やおしゃれな癒やし空間を作ってみませんか。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。