オリジナル作業台のDIY方法とは?簡単に作れる自作アイデアをご紹介!
自宅でDIYを行う際に、「もっと汚れを気にせずに自由に大胆にDIYを行えればいいのに!」と誰しもが一度は思った事があるのではないでしょうか?日本では海外のように大型のコンテナや大きな庭のない家庭が多いので、DIYを行う際には必然的に自宅のダイニングテーブルの上などでの作業になるでしょう。
しかし、ダイニングテーブル等での制作は、汚れや傷を気にしながら作業しなければならなく自由に制作できません。このような場合にあると便利なのが作業台です。今回はなぜDIYをする際に作業台が必要なのか、そして便利なあなただけの作業台を簡単に作成するアイデア、工具男子新聞編集部の作業台5選をご紹介していきます。
目次
DIYで作業台を使う必要性とは
それでは、まずはじめになぜDIYには作業台が必要なのか?その理由についてみていきましょう。冒頭でも軽く触れましたが日本ではDIYの作業スペースを設けていない住宅が一般的なので、必然的にダイニングスペースなどの居住空間での作業になります。
住居空間でのDIYは塗装の汚れや、のこぎり等の作業によりキズを気にしながら慎重に行わなければなりませんので、効率的に作業が行えるとは言い難いのです。しかし、このような悩みもワークベンチとも呼ばれる作業台があれば解決です。作業台が1台あれば塗装から切断作業まで気兼ねなく行えます。購入すると価格は数万円にもなりますが、自分でDIYすることにより安価で素敵なあなただけの作業台を作れます。当記事では、作業台作りの大切な3つのポイントやハイレベルな作業台作りに役に立つ5つのアイデアをまとめていますので、是非参考にしてみましょう。
作業台をDIYで製作するポイント
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それでは、さっそく作業台作りに大切な3つのポイントについて解説していきます。作業台はデザイン性や自宅の家具との統一感などインテリア性も大切になりますが、基本的なポイントを押さえておかないと作業台の意味をなしません。この項で解説するポイントは作業台作りにおいてとても大切なポイントなので、しっかりと確認しておきましょう!
ポイント①高さ
まず1つ目のポイントは高さです。適切な作業台の高さは作業する人の体格や身長に応じて異なります。キッチンで調理する際に高さが高すぎたり低すぎたりすると腰を痛めたり、疲れてしまったりしますよね。あれと同じです。
人間工学の見解からですと、作業台の高さは床面から80cm~95cm程度が良いとされていますが身長に応じて異なりますので自分にとって作業しやすい適切なサイズを探してみましょう。普段作業に使用している台の床面からの長さを参考にしてみるのもおすすめですよ!
ポイント②重さ
2つ目のポイントは作業台そのものの重量です。DIYは大きな制作から小さな制作まで多種多様なものがありますが、どうせなら様々な制作に対応できる上部な作業台を作りたいですよね!このように考えている方は、重い木材を上に乗せる事を想定して木材や構造を考えて制作しましょう。
しっかりしたビスで停めたり耐荷重の高い素材を用いる事により耐久性の高い作業台を作れますよ!
ポイント③平面
最後に挙げられるポイントは、作業台の天板部分がしっかりと平面であるかどうかです。せっかく制作した作業台に傾きがあっては元も子もありません。作業台の傾きな木材の切断を真っすぐ行う事が出来ない他ケガや事故につながる可能性まで出来ますので、必ず地面と水平を測り平面の作業台を作りましょう。
水平を簡単に計測するためには水平器があると便利でしょう。水平器は作業台以外のDIYにも今後必要になることも多いでしょうから1台は持っておいて損はありませんよ。
自作DIY作業台のアイデア
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それでは、実際に作業台作りに役に立つアイデアをご紹介していきます。せっかく自分で作業台を作るのですからアイデアをふんだんに取り入れた多機能タイプの作業台を作りましょう。
アイデア①ソーホースブラケットを使用
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1点目のアイデアは、ソーホースブラケットという便利なアイテムを用いて作業台を作成するというアイデアです。ソーホースブラケットとは、ツーバイフォー木材の脚と天板を結合し簡単に作業台を作成できるDIYアイテムのことで、くみ上げて脚とソーホースブラケットをビスで固定するだけで簡単に作業台を作ることが出来ますよ。
素材は鉄でできており、粉体塗装仕上げの男前のデザイン・更におしゃれなデザインからは想像できない耐久性の高さから人気を博しているようです。脚の部分は取り外し可能ですので折りたたみ小さく収納できるという点も人気の1つです。頑丈さ・コンパクトさ・コスパの良さと3拍子揃ったDIYアイテムのソーホースブラケットで、是非作業台を作成してみてくださいね。
内容物・トライジョイントブラケット 2個 ※2×4材、ねじは別売です。 カラー:シルバー 個装箱サイズ:高さ192×奥行97×幅111mm 個装箱重量:約472g
アイデア②ウッドフェンスを利用
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2点目のアイデアはウッドフェンスを上手く活用するというアイデアです。木製のルーバーフェンスを上記の画像のように加工すれば卓上型収納付きのおしゃれな作業台が簡単に作れます。庭先でのガーデニング用の作業台によく用いられるアイデアで、カントリー調の素敵な作品に仕上がりますよ。中には室外機カバーと作業台をコラボレーションさせたアイデア作業台を作成している方もいます。無機質な室外機を作業台で隠すなんてすごいアイデアですよね!
木製フェンスはホームセンターや100円ショップなどでも手に入れる事ができますので、是非参考にしてみてください。
アイデア③移動できるキャスター付き
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3つ目のアイデアは脚の部分にキャスター機能を取り付けて、移動を簡単にした作業台です。作業台は重さがありますので、簡単に屋内や屋外に出し入れできるものではありません。しかしキャスターを取り付けて移動を簡単にすることで、作業内容に応じて屋内・屋外と使い分けをすることができますよ!
また作業台を週末はバーベキューテーブルとして使用するユーザーも多く見られますので、あなたの使い方に応じてキャスターは必要なのか不要なのかを検討してみましょう。
アイデア④収納性抜群の棚付き
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4つ目のアイデアは、学習机のように作業台そのものに収納を設けるというアイデアです。作業台を設ける事により、細かな工具やビス、トンカチやドライバーなどをすっきりと収納できますよ。収納棚つきと言うと奥行きのあるスペースを要する作業台をイメージする方も多いかもしれませんが、2×4の木材で柱を作り出すDIYアイテムのディアウォールを上手に作業台と組み合わせて壁面大型収納付きの作業台を作り出したユーザーもいます。壁面収納にすることにより、部屋との一体感も生まれますよ!
あなたのアイデア次第で、省スペースで大容量収納を可能とする作業台はいくらでも作成できます。すっきりと工具を収納したいという方は是非、収納棚付きの作業台を検討してみましょう。
アイデア⑤アイアン脚と組み合わせる
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最後にご紹介するアイデアはアイアンの脚と作業台を組み合わせるといったアイデアです。アイアンの脚を天板を組み合わせるだけで、アンティーク調や男前調なデザインになり作業台のレベルが各段にアップします。
アイアンの脚の中には折りたたみ式の脚も販売していますので、ご自宅のスペースや用途に合わせて選択しましょう。今時のインスタ映えする作業台を作成したいと思っている方は、是非脚の素材にこだわって作成してみてくださいね。
プロも使うDIY作業台「ペケ台」の作り方
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続いてぺケ台を用いた作業台の作り方について見ていきましょう。ぺケ台は工事現場などで用いられる簡易作業台ですが、その簡易さ・便利さやコスパの良さから最近DIY愛好家から注目を集めている作業台なんです!ぺケ台の作り方を解りやすく解説している動画もご紹介していきますので、是非参考にしてみましょう。
ペケ台とは
まず、ぺケ台について詳しく知らない方の為に簡単にぺケ台を解説していきたいと思います。ぺケ台とは今SNS等でも話題になっているDIYアイテムのことで、その名の通り切れ込みのある合板2枚をぺケ(×)状に組み合わせて、その上に合板を乗せるだけで簡単に作業台を作れる便利なものです。
合板と一口に言っても構造用合板・普通合板・コンクリート型枠用合板など素材は沢山あります。それぞれ強度や価格が違いますので、あなたのニーズにあった素材を選択しましょう。
さて、ぺケ台の気になる強度ですが、脚がぺケ状になっているので安定性が高いのは勿論のこと、工事現場で職人さんが使用するほどの実力のある作業台なので耐荷性も高いと評判ですよ!更に使用していない時には分解し、板3枚に分解できるので軽量・省スペース・コスパ良しの三拍子そろった作業台といえます。
常に作業スペースを設ける台として簡素すぎるかもしれませんが、たまにDIYを楽しむ作業スペースが欲しいという程度でしたらぺケ台がおすすめですよ!
ペケ台の製作動画を見てみよう
上の項で簡単にぺケ台について解説していきましたが、説明だけでは理解できない部分も多いのではないかと思います。この項では、ぺケ台を実際に作成している解りやすい動画をご紹介していきますので、是非参考にしてみてください。
[embedyt] https://www.youtube.com/watch?v=bQAR4vrHjBA[/embedyt]
上記の作成方法でも十分に便利なぺケ台を作成できますが、切り抜き加工したり脚の部分の構造を変更することにより軽量化や安定性を向上できます。簡易的な作業台で少し個性に欠けると思う方は、塗装に拘る事によりお洒落な1台にすることも十分可能ですよ!
DIYで使える通販サイトのおすすめ作業台5選
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ここまで自作の作業台のアイデアや注意点について見ていきました。この項では「作業台を作成するのは難しい」「とりあえず作成する前に安い市販の作業台を試してみたい」という方の為に、工具男子新聞編集部おすすめの作業台5選をまとめてみました。
それぞれの商品の特徴を解りやすくまとめていますので、作業台を購入しようと思っている方は是非参考にしてみてくださいね。
おすすめ①ブラックアンドデッカー ワークメイト WM225
1点目におすすめしたい商品はブラックアンドデッカーのワークメイト WM225です。最大耐荷重204キロという耐荷性に優れた商品でありながら1万円以下というコスパの良さが魅力な商品です。高さは2段階で調節できるのでDIY作業のみでなく、車やバイク・自転車などのメンテナンス作業にも重宝する1品と言えます。
2つに折りたためるワンタッチ折りたたみフレームを採用していますので、収納場所が限られている方にもおすすめできる商品ですよ!
カラー:本体=ブラック、作業面=ブラウン 最大負荷加重:204kg バイス能力:240mm 特徴:折りたたみ式・高さ2段階調節機能
おすすめ②ボッシュ ワークベンチ PWB600
続いてご紹介するのがボッシュのワークベンチです。DIY愛好家から愛されるボッシュのワークベンチは折りたたみ機能付きの作業台でありながら、高い安定性を誇ります。材質はアルミニウム製なので錆にも強く長期間愛用できる1品と言えるでしょう。
作業台は2枚に分かれており、それぞれにクランプが取り付けられているため多種多様な作業を行えますよ。やはりボッシュ製というだけあり、少々お値段は張りますが1台持っていて損はない品と自信をもって言えます。
おすすめ③グレートツール ワークベンチバイス GTWB-300
3点目におすすめしたいアイテムはグレートツールから販売されているワークベンチバイス GTWB-300です。コンパクトで持ち運びがしやすい上に、料金は3,000円以内と非常にリーズナブルな商品のためコストパフォーマンス重視で作業台を探している方におすすめ出来ると言えます。
折りたたむと脚立程度のサイズになるので、使用しない際はクローゼットの片隅やベランダに収納できますよ!
仕様:折りたたみタイプ・レギュラーサイズ
製品寸法(使用時):約 幅605×奥行635×高さ785mm
重量:約6.7kg
耐荷重:約50kg(測定値です。保証値ではありません。)
おすすめ④FIELDOOR ワークテーブル
続いてご紹介するのは、FIELDOORのワークテーブルです。こちらのワークテーブルはいわゆる作業台といったデザインではない為、バーベキューや簡易的なテーブル等多目的な利用を考えている方におすすめの作業台と言えます。
シンプルなデザインですが表面はしっかりと滑り止めの加工、そして机のロック機能が施されており、気になる耐荷重も120キロと作業台として満足のいくスペックです。THE作業台!といったデザインではなくシンプルなものをお探しでしたら、こちらの商品がおすすめですよ。
サイズ 展開時:(約)幅180cm×奥行74cm×高さ73cm 折畳時:(約)横93cm(蝶番含む)×縦74cm×厚さ8cm材質 天板部:高密度ポリエチレン 脚部:スチール
重量 (約)12.2kg 耐荷重 (約)120kg(静荷重)
おすすめ⑤ワークス ワークテーブル Sidekick WX066
最後にご紹介したいアイテムはワークスから発売されているワークテーブルのWX066です。この商品の特徴は、脚の部分を取り外しバッグ状にして持ち運ぶことが出来るという点です。簡易的な造りながら耐荷重はなんと驚きの136kgなので重たい木材でも安心して上に乗せて作業できますよ!
テーブルトップのみの使用も可能なので、用途に応じて脚を取り外しローテーブルのようにして使用してみるのもありでしょう。
耐荷重 : 約135kg
作業台高さ:813mm
テーブルサイズ:600×600mm
クイックセットアップで、持ち運びに便利
作業台を手に入れてDIYをもっと楽しもう
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今回はDIYの必須アイテムと言っても過言ではない作業台についてまとめてみました。作業台は少しの注意点に気を付けるだけで簡単に自分だけのオリジナルのものを作り出すとこができます。コスパ・耐久性・利便性など、あなたがどれを一番重視するかによってつくるべき作業台は変わってきますので、まずは何に重点を置くかを決めてから作成しましょうね!
また、作業台は意外と安価で販売もしています。「自分で作るのはちょっと耐久性が不安、、」と言う方は、是非当記事でご紹介した商品も検討してみてください。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。