砂利敷きの基礎知識!おすすめの種類から正しい敷き方まで徹底解説!
砂利敷きをしてお庭をおしゃれにしたいけれど砂利に詳しくない、お庭の雑草防止に砂利敷きが良いと聞くけれどよくわからない、自分で砂利敷きできるのかわからないという方にはオススメなのぜひ参考にしてください。
砂利敷きのメリットやオススメの砂利を紹介しつつ、砂利の敷き方の手順を解説していきます。特に、砂利敷きの下準備についての解説は初心者必見です!
庭に砂利を敷く!その効果とは?
砂利を敷くというと見た目をよくするためだと思われがちですが、実は実用面でも良い効果があるんです。庭に砂利を敷くメリットをご紹介していきます。
砂利敷き①庭の景観が良くなる
砂利は庭の植木などをいじらなくても、庭の景観を変えることができます。庭の地面の広い面積を覆うので、その色や形などの雰囲気で庭全体の雰囲気を左右します。砂利には明るい、暗い、一色、多色など様々な種類がありテクスチャーも選べるので、理想の雰囲気に近づくことのできるものを探すことができます。
庭全体が暗いと思うなら、白っぽい明るい色の砂利を敷き詰めることでイメージがパッと変化します。逆に落ち着いた雰囲気にしたいのであれば、濃い色の砂利を選ぶなどイメージに合った砂利を選びぶことで、庭全体の雰囲気にも変化の出せるところが良いところです。
砂利敷き②雑草対策
砂利を敷くことで、雑草対策にもなることは知っていますか?お庭の地面をそのままにしておくと、雑草が生え放題で草むしりに追われて大変手間がかかります。ですが、砂利を敷くことで雑草が増えるのを防ぐ効果があります。
ただ砂利をただ敷くだけでは雑草対策が完全にできるということではありません。もっと完全な雑草対策を行いたいのであれば、庭の施工の時に防草シートなどで下地への防草対策をしておくと良いでしょう。
砂利敷き③防犯対策
さらに、砂利を敷くことで防犯対策にもなります。普通の玉砂利でも多少音はしますが、わざと音が大きくなるように加工された防犯砂利も販売されています。
例えば、人目につきにくい場所、出入りのできそうな窓がある場所、中から見えにくかったり、道路から見えにくかったり死角になる場所など、自宅の敷地内の人目につきにくい泥棒が好みそうな場所に砂利を敷くと効果的です。
そこを歩くと音がなり、周囲に気付かれやすくなるので泥棒に目を付けられにくくなることが期待できます。
砂利敷きの石の選び方
それでは砂利の選び方をご紹介していきます。選び方にはいくつかポイントがありますので、順に解説していきますね。
選び方①サイズや形
選ぶポイントの1つ目はサイズや形です。砂利を敷く場所によってそれぞれに合ったオススメのサイズや形がありますので、参考にしてみてください。
駐車場に敷く砂利は、中くらいのサイズだとバランスが良く使い勝手がよくオススメです。あまり小さな砂利を選ぶと駐車や発進の時に石が飛んでしまうので、ある程度の大きさがあるものを選ぶのが良いです。また、丸砂利はタイヤが滑りやすく沈みこみやすいため、駐車場に敷く砂利としてはあまりお勧めできません。砕石タイプの砂利だと砂利同士が噛み合い、タイヤの回転にも耐えるしっかりとした地面になりやすいためオススメです。水はけも良く、価格もリーズナブルな商品も多いです。
お庭に敷く砂利には、小さめ〜中くらいまでの砂利がオススメです。小さめのものだと、敷いてならすと均一になって綺麗に見えるので見栄えが良く、お庭の景観をアップしてくれます。小さめのサイズの砂利は、歩くと心地の良い音がするのが好きという方もおられます。また、庭石を置きたい場合は、敷き詰めてしっかり固定できる小さめの砂利が適しています。人があまり踏み入らないような場所には、イメージに合う色や形の中くらいの砂利を部分的に使うなどしても変化を出すという方法もあります。
木の周りに砂利を敷きたい場合は、大きめサイズを選ぶのがオススメです。大きめのものは小さめの砂利とは違った印象になるので、木の周りだけの大きめの砂利を配置してポイント使いしてみても。砕石タイプのものだと、鋭利な角が木を傷つけてしまうことがあるので丸い角の少ない砂利を選んであげると木に優しいです。木や置物の周りにポイント使いするだけであれば、コストが多少高くてもお気に入りの砂利を使いやすいです。
選び方②カラーや素材
カラーや素材は庭全体の印象にも大きく影響するので、こだわりたいポイントです。
カラー
砂利にも様々な色があり、色によって受ける印象は変わってきます。白っぽいものを選ぶと庭全体が明るい印象に、逆に黒っぽいものを選ぶと重厚感のあるシックな雰囲気にすることができます。
その他にも、色々な色が混ざったミックスカラーなどもあり、混ざり方によって印象は変わります。ピンクっぽい優しい柔らかな雰囲気ものや、落ち着いた茶系のものなどもあり、選び方次第で印象は大きく異なるので、どんな雰囲気のお庭にしたいのかを先にイメージして、それに合った色の砂利を選ぶといいでしょう。
素材
砂利には素材も様々なものがあり、それぞれ質感や形・色に特徴があるので受ける印象は変わります。例えば、白い玉砂利なんかだと白一色で清潔感・統一感が出て上品な印象ですし、グレーの川砂利なんかだと和風で自然な印象になります。砂利それぞれの特徴を知って、自分に合った素材を選べるようになると、より庭造りが楽しくなりますよ。
選び方③価格
砂利を選ぶポイントとして価格も外せないポイントです。砂利は広い範囲に敷き詰める場合が多いので、思っているよりも量が必要です。出来上がった庭の砂利が薄くて土が見えているところがあったりして、悲しい思いをするのは避けたいところ。予算の範囲内でしっかり敷き詰められる価格の砂利を選ぶことも重要なポイントです。
1m×1mの面積で3cmの厚みに敷く場合、一般的な庭砂利の目安量は約60〜80kgとされています。庭砂利は15~20kgの袋で販売されていることがい多いので、庭の広さを計ると概算できます。もちろん砂利の種類や、厚み、庭の形状などにより、必要量は前後するので、目安を頭にいれつつ予算内で購入できるように計算しておくと良いです。
おしゃれな庭におすすめの砂利
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それでは、お庭をおしゃれに見せるオススメの砂利をピックアップしてご紹介していきますね。
種類①どんな庭にも合う白玉砂利
玉砂利とはその名の通り、丸い小さな石粒です。キラキラと白くて丸い白玉砂利は上品な印象で高級感が出る上、和風・洋風どちらにも合わせやすく庭を選ばないのが良いところです。和風庭園のようなお庭にもぴったりですし、レンガやテラコッタなどを使用した洋風のお庭にもしっくりくる砂利です。鉢植えの土かくしなどにもオススメです。
白自体が何にでも合わせやすいこともあり、白玉砂利はオールマイティな砂利と言えます。迷った時には白玉砂利にしてみるのも手です。
種類②優しい色合いで人気!ピンク玉砂利
洋風のお庭に合う砂利をお探しの場合は、こちらのピンク色の玉砂利がオススメです。優しいピンクの色合いがお庭に落ち着いた雰囲気をもたらしてくれます。同じピンクが一色ではなく、濃淡のある色合いなので自然に近いナチュラルな雰囲気もあるのがピンク玉砂利の良いところです。
種類③アクセントを加える五色砂利
五色砂利は、色々な色の砂利が混ざったものを言います。五色の色の種類にはそれぞれ名前がついていて、白、若菜、茜、柑子、納戸と言った和風な名前がついています。名前の通り和風のお庭との相性は抜群で、和風の庭石の周りに敷き詰めたり、和風な植栽周りのポイント使いにもぴったりです。
五色の彩りが派手すぎず地味すぎないちょうど良いアクセントになってくれるので、お庭のポイント使いにもオススメです。洋風のお庭に合わせる方も多く、使い方次第でお庭の1つのエッセンスとしての使い方もできます。
種類④敷き砂利の定番!伊勢砂利
伊勢砂利は、三重県で算出される国産の砂利のことを言います。石にたくさんの穴のあいた多孔質と言われる石のため、水はけが良く庭に敷く砂利として昔からよく使われてきた砂利です。
古くから日本で親しまれてきた砂利のため、和風のお庭にはぴったりの砂利です。淡い錆色が洋風の色合いとも合うということで洋風のお庭でも使われることも多く、まだらなカラーで汚れも目立ちにくいので、使い勝手が良いと人気が高いです。
種類⑤駐車場に最適!バラス
駐車場の敷く砂利をお探しの場合はバラスがオススメです。線路に敷き詰められているのもバラスで、全体的にグレーっぽい色味の砂利です。砕いて作られた砕石であるため、玉石のように丸くなく角がありゴツゴツしています。
バラスはお互いの角が噛み合い、敷くとしっかり噛み合うので車が駐車発進しやすく駐車場には適しています。敷き固まると音も少なくなるため、玉砂利などに比べ音が小さいです。周囲への音が気になる場合もオススメです。
正しい砂利敷きに必要な道具
ここで¥から、自分で砂利を敷く時にあると便利な道具や、必要な道具を解説していきます。
防草シートで雑草対策
何も下処理をせずに砂利を敷き詰めてしまうと、砂利の下にある土から雑草が生えてきてしまうことがあります。砂利の綺麗な景観を保つためには、防草シートで最初に一手間加えておくことをオススメします。
砂利を敷きたい土の上にこの防草シートを敷いておくことで、砂利の隙間から生えてくる雑草を防ぐことができます。また、このシートを敷いておくと砂利が土に埋まっていくのを防ぐ効果もあり、一石二鳥です。
お庭の砂利敷きに便利
砂利を敷きならす工程で活躍するのが、こちらのトンボです。砂利を均一に広げて敷くことができるので、仕上がりが抜群によくなります。
砂利を固めて飛散防止
砂利を敷いた時の悩みの1つに、砂利が周りに飛んでしまうということがあります。置いた庭石に被ってしまったり、お隣の敷地に飛んで行ってしまったりと、その度に集める手間は結構なストレスになることも。
そんな時にオススメなのがこちらの簡単固まるくんスーパーです。敷いた砂利の上にスプレーで吹き付け24時間待つことで、砂利が敷いた時のまま固まり長い間綺麗な砂利の景観を保つことができます。植物にかかっても大丈夫なように設計されており、吹き付けて待つだけなので誰でも簡単に施工可能です。
お庭の砂利敷きやリフォームのポイント
最後に、自宅のお庭の砂利敷きの方法や、リフォームする際のポイントなどを解説していきますね。
希望の庭にするのは難しい⁈
砂利敷きの方法は、一番簡単な地面の舗装の方法と言えます。土の上に直に敷き詰めるだけで舗装でき、かつ後の手入れは少ないので、コンクリート舗装や芝生、レンガ敷きなどい比べ簡単に舗装できるというイメージが強いです。
ですが、なんの下準備もなくただ砂利を土の上に敷き詰めるだけでは不十分です。施工したその日はよくても、日が経つにつれて重たい砂利が土へと沈み込んで土が見えてしまったり、雑草が隙間から生えてきてしまったりと色々な不具合も出てきます。見た目も悪く、砂利の舗装効果も落ちてしまいますので、これからご説明する手順に沿ってきちんと下準備をしてから砂利敷きを行うと良いでしょう。
①必要な砂利の量を計算する
地面を舗装する時の砂利の層の厚さは、3〜5cm程度が理想とされています。砂利を敷く面積と砂利の層の暑さを元に、必要な砂利の量をざっくり計算してから購入するようにしましょう。予算内で必要な総量を買うことのできる砂利を選ぶと良いです。砂利は一袋でも10kg以上のものがほとんどなので、砂利を敷きたい部分の広さによっては数十kg〜数百kg以上になることも。それらの砂利をどのような方法で運ぶかも考えて購入しましょう。
②砂利を敷く前に雑草の処理をする
砂利を敷き詰めたい土に雑草が生えている場合は、敷き詰める前に抜いておきましょう。雑草が砂利の隙間から生えてきてしまうとせっかくの砂利の景観が損なわれてしまいます。
砂利を敷いてしまった後で、雑草を抜くのはとても骨の折れる時間のかかる作業となってしまいます。場合によっては除草剤などを使って根っこもしっかりと処理しておくと良いでしょう。また前述した雑草シートなどで、これから生えてくる雑草を防ぐ方法も検討してみてください。ここは大変な作業になりますが、最初の一手間を惜しまずにしっかり処理をしておくことをオススメします。
③地面の整地・転圧をする
何もしないままの地面は空気や水をたくさん含み柔らかいため、そのまま砂利を敷くと重い砂利は沈んでいってしまいます。そうならないために砂利を敷く前の地面に、整地・転圧という作業を事前に行っておきましょう。
整地・転圧とは、地面を均等にならし圧をかけて地面を固め、空気や水の入る隙間を抜いていく作業です。体重をかけて足で踏み固めるというのも転圧になりますので、比較的狭い範囲であれば問題ないでしょう。広い範囲を整地・転圧しようと道具を使って行うなど結構手間のかかる作業です。本当にきちんと整地・転圧することを考えるのであれば、専門業者の力を借りるという選択肢も視野に入れることをオススメします。
後々の手入れの手間を減らし綺麗に砂利敷きをしたいなら、これだけの手順は最低限準備しておきまたいところです。ここまできちんとしても、雨や風の影響や人が上を歩いたりすることで砂利が沈み込んでいったり、不均一になっていったりしてしまうため、必要であれば随時砂利を補充して綺麗な砂利の景観を保てるようにしましょう。
砂利敷きを業者に相談するのもおすすめ!
土に砂利を敷くだけと思っていた方は、上記のような手順は結構手間に感じたり、自分でできるのか不安になることもあるかもしれません。そんな時は思い切って砂利敷きのプロの業者に相談するのもオススメです。
砂利110番では電話相談から無料現地調査でのお見積もり、砂利のご提案、砂利敷きの施工までまとめてお任せすることができますよ。作りたいお庭のイメージや困りごとを相談することで、自分のお庭に最適な砂利をプロの目で提案してもらえます。電話でのご相談は無料なので業者に任せて見ようかなと迷っている方は、ぜひ一度お問い合わせしてみることをオススメします。
砂利を敷いておしゃれなお気に入りのお庭を!
砂利を敷くとお庭の雰囲気がガラリと変わっておしゃれで素敵な空間になりますよね。お気に入りの砂利を探して自分でカスタマイズしていくのも楽しいですし、プロに頼んで自分のお気に入りの空間を作ってもらうのもオススメ。自分では思いつかない提案をもらえるかもしれません。砂利敷きでお庭をおしゃれにワンランクアップさせてみてください。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。