引用:写真AC 

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壁紙リフォームはいくらかかる?費用から失敗しない知識を徹底解説!

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壁紙の交換は、リフォームの中ではキッチンの交換などに比べると手軽で、部屋の雰囲気を変えたい、汚れてしまったから変えたいなどの理由でリフォームを考える方が多いです。一面の壁だけのリフォームから数部屋同時にリフォームされる方など様々です。

壁紙リフォームで一番気になる費用や、失敗しない知識をご紹介していきます。

壁紙リフォーム前に知っておきたいこと

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壁紙のリフォームを考えた際に、リフォーム会社のチラシをチェックして値段を調べたり、壁紙を決めたり、やらなければいけないことがあります。

しかしいざ話が進んで行くと、予算よりリフォーム費用がオーバーしてしまったり、最初にチラシで見ていた価格より高いと感じることがあります。後からトラブルにならないためにも、壁紙リフォームの注意点を知っておきましょう

費用の計算単位の表示に注意

壁紙リフォームの広告でよく見かけるのが、6畳で標準工事費込みでいくら、と書かれているものがあります。畳は床の面積なので、部屋の広さは6畳でも天井が高かったりすると金額が変わってしまう事があります。

また、壁紙の単価が〇mいくら、〇㎡相当分でいくらと記載があることがあります。㎡で表記されているものは面積で表示されているので、仮に6畳33㎡の金額を求める場合、1㎡あたりいくらと表記がある場合は壁紙の単価×33で金額が分かります。

気をつけたいのが「m」表記です。壁紙はロール状になっており長さ1m対し幅が90cmしかない為、壁紙1mでは0.9㎡しかないことになります。6畳33㎡の壁紙をm単位に直すと、33÷0.9=36.666…となり、約36.666m分必要となります。

それぞれの単価が1,000円の場合の費用を例にあげて計算してみると下記のようになります。

6畳33㎡の壁紙交換 壁紙の単価計算式 壁紙の費用
㎡表記の場合 1000×33 33,000円
m表記の場合 1000×(33÷0.9) 36,666円

1mと書かれていたのに1㎡表記だと思って計算をしていると、微妙に金額が高いなと後から感じることも少なくありません。表記されてる単位がどちらかをよく見て、壁紙が何㎡でいくらなのかを細かく見ておきましょう。

張り替えるクロスのグレード

平米かメートルの表記でも金額が変わってきますが、選んだ壁紙によっても金額が変わってきます。壁紙にはグレードがあり、基本となる量産品クロス、一般的な1000番クロス、さらに金額のはる高級クロスと分けられます。

量産品クロスはシンプルですが防カビなどの機能性があり、建売住宅などで使われることが多いタイプで価格も安いのが魅力です。1000番クロスはビニールクロスが多く、壁紙メーカーも種類を多く出していて機能性も吸湿タイプなど様々な機能を持つものもあり、柄も豊富で一般的に使われます。

高級タイプだと輸入クロスやデザイナーがデザインした柄などもあり、材質も織物クロスや手漉き和紙クロスなどビニール以外のものもあります。量産クロスから選べば、何畳でいくらと言う金額に近いものになっても、高級タイプを選ぶとかなり金額が変わってしまいます。

張り替える壁が何㎡かにもよりますが、広ければ相当高くなってしまうので、壁紙だけで選んでしまうと、後からものすごく費用がかかってしまう場合があります。気に入った壁紙がどのグレードかも確認しましょう。最初からこの場所はこのグレードから選ぶと決めてしまうのもおすすめです。

壁紙リフォームはいくらかかる?

ここからは、壁紙をリフォームしたときにかかる施工料金と費用の相場をご紹介していきます。住んでいる地域やどこの業者に頼むのかにもよって違いはありますが、相場を見ながらリフォームにかける予算を考えてみてください。

壁紙リフォームの施工料金

壁紙のリフォーム代金には、クロス代金と工事費用が含まれていますが、6畳いくらと書かれていても、どの工事費用までが入っているかは、リフォーム会社によって違ってきます。諸経費としていくらと別に請求されることもありますし、細かくいくらと請求書に書いてくれる所もあります。

主に室内の養生にかかる費用や、剥がしたクロスの処分費用、張替のために家具の移動をする費用などが6畳いくらと書かれている料金に含まれていないことがあるので、必ず依頼する前に見積もりを取って確認しましょう。

壁紙リフォームの費用相場【リビング】

リビングは人が多く集まり、食事もするので壁紙の汚れが気になって交換したいという方が多い場所です。リビングの壁紙リフォームの相場は、量産品クロスのシンプルな壁紙であれば8畳で5.4万円~6.5万円くらいの価格です。10畳だと6.4万円~7.7万円が相場価格です。

これが1000番クロスになると、8畳で7.6万円~8.6万円、10畳で8.9万円~10.2万円とかなり相場価格も上がってしまいます。リビングは人を招き入れることも多いので、こだわって選ぶ方も多いですが、選ぶクロスによって同じ広さでも数万円の差が出てしまうことを覚えておきましょう。

壁紙リフォームの費用相場【1軒家】

壁紙も1部屋だけ交換するのではなく、1軒家全て交換してしまおうという場合もあります。4LDKの一般的な1軒屋で使われる壁紙は450~600㎡で、量産品クロスをすべて使うと、相場は45~60万円です。

1㎡の単価が1500円の1000番クロスをすべて使うと数十万円単位で金額が上がってしまいます。金額だけ聞くと高いという印象がありますが、1部屋ごとに交換するよりも1軒丸ごとの方が安くなる場合も多いので、実はお得だったりします。

壁紙リフォームの費用相場【マンション1室】

マンション1室だけの交換だと、量産品クロスは4.5畳で3.5~4.2万円6畳で4~4.8万円が相場です。1000番クロスだと4.5畳で4.9~5.6万円、6畳で5.6~6.4万円が相場になります。部屋が狭いほど安くはなります。

壁紙張り替え以外に別途費用がかかることも

壁紙交換の際に、壁紙をめくってみたら下地にカビが生えていたということがあります。結露が原因だとどの部屋でも起こりうることで、下地の補修が必要になります。また、築年数が古いお宅では、下地そのものが古く交換が必要になる場合もあります。

下地の交換となると10万円前後、費用がかかることもあります。補修だけでも2.3万円かかることが多いので、築年数や家の状態が気になる方は部屋の状態を業者に見てもらう方が安心です。

DIY壁紙リフォームにかかる費用は?

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ここからは自分でDIYで壁紙を交換した際にかかる費用のご紹介です。業者に依頼すると、結構高くなるなと感じた方は、DIYでも壁紙の交換がおすすめです。

吹き抜けの部屋などは難しいですが、トイレや子供部屋を自分で交換される方は多いです。普段からDIYが好きな方は、ぜひチャレンジしてみてください。

業者依頼の価格と比較

壁紙リフォームの相場費用でもご紹介しましたが、6畳の部屋を業者に頼んでリフォームするとなると、最低でも4万円くらいはかかってきてしまいます。DIYでするとなると、壁紙だけでなく生糊や施工道具も必要になりますが、道具を揃えても1万円ほどで全て揃えることが出来ます

もちろん、壁紙にこだわって単価が高いものを選べば価格も変わりますが、量産品クロスであれば業者に頼む価格の1/4以下の金額の材料費と自分の労力でリフォーム出来るので、価格を抑えたい方におすすめです。

DIYの出来栄えは腕次第

安上がりだからDIYにしようと思っても、仕上がりはプロの施工と同じ、という訳にはいきません。出来栄えは自分の腕次第なので、綺麗に仕上がるかもしれませんし、残念な見栄えになる可能性ももちろんあります。

DIYで失敗しがちなのが、柄もののクロスだとつなぎ目の柄が合わない、糊付けが甘くて後から剥がれてきてしまった、古い壁紙が上手く剥がせなかった、表面が凸凹になってしまった、などがあります。

DIY好きで今後もクロス以外にも色々チャレンジしていこうという方には、仮に失敗して修正するのも勉強になるので、DIYの腕を上げるチャンスにもなります。

DIYで壁紙を張り替えるときのコツ

DIYで壁紙の張り替えを行う際に、綺麗に仕上げるコツが2つあります。1点目は、入り口から一番遠い角から張り始めることです。繋ぎ目が目立ちにくくなるので、綺麗に仕上がります。もう1点は、1人で作業しないことです。

プロなら1人でも簡単に作業できるものでも、素人1人では壁紙を持ち上げて張り付けるだけでも微妙に曲がってしまったり、隙間が出来てしまいがちです。最低でも2人以上で作業すると、失敗が少なくて済みます。

壁紙リフォームのポイント

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壁紙のリフォームをする際に、汚れがある部分だけの交換や、破れてしまったところだけの交換を考える方も多いです。もちろん一部だけの方が金額も安いのですが、結果として部分的に交換した部分が目立って全体的に綺麗にはならないことが多いです。

交換しなかった壁紙は汚れていなかったとしても、年数が経っていると日に焼けて色褪せていることが多いので、同じ壁紙を使っても張り替えた壁紙と明らかに色が違って、その部分が浮いてしまうということがあります。

また、壁だけ交換して天井の壁紙を変えないでいると色褪せがはっきりしてしまい、バランスがおかしくなってしまうこともよくあります。そのため、部屋ごと交換する方が、見た目も綺麗になります。

業者にリフォームをお願いすると、職人さんの出張費が毎回かかるので、壁一面だけ、天井だけとちょこちょこお願いするよりまとめて依頼をする方が結果として安く綺麗に仕上がります

壁紙リフォームで気を付けておきたい事例

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壁紙のリフォームを行った際に、起きやすいトラブル事例があります。必ず起きるわけではありませんが、自分の中の感覚の違いであったり、業者とのトラブルだったりと内容は様々です。

リフォームをして後悔するような結果になってしまうと、その部屋をずっと使うのも気分が落ち込みます。少し気を付けるだけで変わることもあるので、知識として覚えておいてください。

事例①サンプルとリフォーム完了後のイメージの違い

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気を付けたい例、1つ目はサンプルとリフォーム完了後のイメージの違いです。サンプルで見た時に気に入ってどんな柄かも確認していても、いざ壁一面に張り替えられると、思っていたものと違うということがよくあります。

サンプルを壁にあててみたり、リフォームする部屋の照明に当てたり、日中と夜とでも雰囲気が違うので見比べるなど、サンプルを様々な状態で色の変化を見てみると、イメージの違いは軽減できます。

事例②白すぎて眩しい

2つ目は、壁が白すぎて眩しくなってしまった失敗例です。壁紙で失敗したくない、他のインテリアと喧嘩しない色がいい、部屋が広く見えそうなどの理由で白の壁紙を選ぶ方がおられます。白系の壁紙は種類が多いですが、中でも真っ白の壁紙を選ぶと部屋が眩しくなってしまう事があります。

真っ白は清潔感はあっても、逆に違和感があって落ち着かない状態になりやすいので、白の中でも真っ白ではなく落ち着いたトーンやベージュに近い白などを選ぶのがおすすめです。

事例③業者とのコミュニケーション不足

事例3つ目は、業者とのコミュニケーション不足です。落ち着いた雰囲気の壁やインテリアと合う壁紙にしてほしいとお任せにしてしまって、実際に仕上がった壁が自分のイメージと違う場合もよくあるパターンです。

壁紙のサンプルでこの壁紙のようなデザインで何色のと分かりやすく指定するか、施工事例からこの雰囲気にしてほしいという実例を見せるなどして、相手とのイメージのズレを少なくすると、仕上がりの不満も減ります。業者とコミュニケーションを取って、より希望の壁に近づけましょう。

事例④照明や家電の交換

最後は、照明や家電の交換です。壁紙を変えたとことで照明の雰囲気と合わなくなってしまうという事例があります。張り替えと同時に交換すると、壁紙も綺麗に仕上げら、雰囲気も損なわれません。

またエアコンなどの家電は壁に付いたままなので、出来る範囲での壁紙の張り替えになってしまいます。そのため、後から大きさの違うエアコンになった場合に、古い壁紙が見えてしまう可能性があります。家電の買い替えも検討している場合は、壁紙リフォームと同時がおすすめです。

壁紙リフォームを業者に依頼するなら

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ここからは壁紙リフォームを業者に依頼する際のポイントをご紹介していきます。リフォームをお願いするのに、いい業者かどうかは作業が済むまで分からないことも多いです。その中でも失敗しないためのポイントを知って、業者選びの参考になさってください。

失敗しない業者選び方

どこの業者にお願いするかは、リフォームをする上で重要です。業者を選ぶ際に失敗しないためにも、まず重視するものをはっきり決めましょう。費用が譲れないのか、デザインにこだわりたいのか、他のリフォームも一緒に依頼したいなど人によって求めるものは違います。

譲れないものを満たす業者をいくつかピックアップして、何社からか見積もりを取るのも大切です。見積もりをみると大雑把に工事一式などと詳しく記載しない見積もりを出すところや、広告と違う金額になっていたりなど色々思っていたものと違うこともあります。

金額だけでなく、業者の対応も見比べることが出来ますので、コミュニケーションを取りながら、自分が信用できる業者かどうかを見極めましょう。

アフターサービスがあるとうれしい

業者によりますが、〇年以内の施工に問題があれば、無料で補修するなどのアフターサービスをしてくれるところもあります。剥がれてきてしまったなどの問題は起きやすいので、アフターサービスがあると安心して依頼できるでしょう

壁紙をリフォームして素敵なお部屋に一新!

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壁紙のリフォームは、業者に頼んでもDIYで自分で行うのも可能です。どちらのメリットを取るかは、自分次第です。壁紙のリフォームをすると、綺麗になるだけでなく気持ちもすっきりします。

家具などを変えなくても壁紙だけで、家の雰囲気をがらりと変えることが出来るのも魅力です。壁紙をリフォームして、素敵なお部屋に一新しましょう。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。