駐車監視ドライブレコーダーとは?基礎知識からおすすめ商品まで厳選紹介!
駐車監視の機能がついた、ドライブレコーダーが人気を集めています。駐車中に常時録画するものから、動くものを検知して録画する動体検知、衝撃を検知して録画する衝撃検知などがあります。その電源はというと、車両のバッテリーから供給するタイプ、内蔵バッテリータイプ、外部バッテリータイプと様々なタイプが存在します。
駐車中の「当て逃げ」・「車上荒らし」などの決定的瞬間を録画して、証拠を残してくれる駐車監視機能付きドライブレコーダー。その基礎知識と、おすすめ商品を厳選してご紹介いたします。
目次
防犯対策になる駐車監視ドライブレコーダーとは
駐車監視機能がついたドライブレコーダーは、犯罪の抑止にもつながります。その駐車監視ドライブレコーダーには、主に3つのタイプの録画方式があります。
- 常時録画タイプ
- 動体検知タイプ
- 衝撃検知タイプ
常時録画のドライブレコーダーならば、24時間監視状態です。動体検知や衝撃検知タイプのドライブレコーダーなら、当て逃げや車上荒らしの際にその前後の映像を録画して、重要な手がかりを録画してくれます。
国土交通省の調べでは、2019年度のドライブレコーダー搭載率は45.9%と、過半数に迫る勢いで普及しています。各メーカーから、様々な機種が発売されていますが、全ての機種に駐車監視機能がついているわけではありません。駐車時のトラブル発生時に後悔することがないよう、駐車監視の機能がついたドライブレコーダーを強くおすすめします。
ドライブレコーダーの選び方【録画方式】
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駐車監視ドライブレコーダーを選ぶ際、本体価格か?画質か?デザインか?と、様々な選択肢があると思います。これら以外で重要な選択肢となるのは、録画方式でしょう。なぜ重要かと言うと、駐車中は「車のエンジンが、かかっていない状態」だからです。
車の電子機器は基本的に、搭載されているバッテリーから電源が供給されています。エンジンがかかっている状態のときは、ダイナモやオルタネーターで発電された電力を、バッテリーに充電する仕組みになっています。駐車中はエンジンが止まっているため、バッテリー内に蓄電された電力のみでまかなっているのです。長い時間、車を駐車(放置)していて、バッテリー上がりでエンジンがかからないのはこのためです。
最近の車載用バッテリーは、一昔前より性能も耐久性も良くなっています。なので、そう簡単に「バッテリー上がり」を起こすことはないかもしれません。しかし走行中は、カーナビ・リアモニター・モバイルチャージャー等のアクセサリー類でバッテリーを消耗していることも多いので、駐車中のバッテリー容量は気になるところですよね。そのような観点から、3つの録画方式をご紹介いたします。
録画方式①動体検知(モーションセンサー)録画
動体検知(モーションセンサー)は、その名の通り動くものを検知して録画を開始する方式です。センサーの範囲内に動くものをとらえない限り録画しないので、バッテリーやメモリーの容量を節約できます。注意点は、センサー外では当然反応しないので、カメラの向きや角度に気を付けて設置しましょう。
録画方式②衝撃検知(Gセンサー)録画
衝撃検知とは、搭載された「Gセンサー」と呼ばれるシステムにより、衝撃を受けた際にその前後の映像を記録する方式です。「当て逃げ」・「車上荒らし」の決定的瞬間を記録に残す際に、とても役立ちます。多くの機種の場合、上書きする領域とは別の領域に画像を保存してくれます。
また、この「Gセンサー」は、受ける衝撃の大きさの調整をできる機種が多くあります。例えば、舗装されていない悪路を走行中に、衝撃として記録することもあります。自宅の付近がガタガタな道で、度々Gセンサーが反応するといった方は、調整すればメモリーの消費をおさえられます。
録画方式③常時録画
常時録画とは、ドライブレコーダーの基本的機能である、「エンジンをかけてから切るまで」を指すことが多いかもしれません。「駐車中は?」ということになりますが、駐車中も常時録画する機種もあるのです。しかし、この機能はデメリットもあります。
常にフル稼働状態ということは、バッテリー消費・メモリー消費に注意が必要だからです。内蔵・外部バッテリーでの電源確保、大容量の記憶媒体が確保できるならば考えてもいいかもしれませんね。
ドライブレコーダーの選び方【電源タイプ】
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ドライブレコーダーの選び方には、電源タイプで選ぶ方法もあります。駐車監視をするためには、エンジンがかかっていない状態での電源確保が必須です。車載バッテリーから電源を確保する方法が一般的ですが、その他にも「内蔵バッテリー」・「外部バッテリー」から電源を確保することもできます。それぞれの特徴を紹介していきましょう。
電源タイプ①車両バッテリータイプ
車載バッテリーにケーブルを使って、直接電源を確保するタイプです。充電する手間がかからないメリットがあり、主流となっている方法と言えます。ただし、バッテリーの状態に気を配っておかないと、バッテリー上がりなどにつながります。
週に一回、短い距離しか車を使用しないなどの方は、バッテリーの充電が十分でない場合もあります。駐車監視をする場合は、常に電力を消費しているので、この点を注意しておきましょう。
電源タイプ②内蔵バッテリータイプ
内蔵バッテリータイプは、ドライブレコーダー本体にバッテリーが内蔵してあるタイプです。そのバッテリーには、リチウムイオン電池やニッケル水素電池等が使用されています。主に、車のシガーソケットから電源を取るパターンが多く、「走行中に充電して駐車中は内蔵のバッテリーで録画する」といった仕組みです。
この内蔵バッテリータイプは、駐車中の録画時間が30分~1時間前後とあまり長くありません。充電にも1時間~2時間程度は要することもあり、お出かけの際の一時的な駐車中の監視に向いています。
電源タイプ③外部バッテリータイプ
外部バッテリーとは、モバイルバッテリーなどの車とは全く違うところから電源を確保するタイプです。よって、車載バッテリーには全く負荷をかけない方法と言えます。外部バッテリーの容量によっては、内蔵バッテリータイプよりも長時間録画することができます。
1つ注意点として、外部バッテリーの代表格、モバイルバッテリーには「リチウムイオン電池」が使用されています。内蔵バッテリータイプにも「リチウムイオン電池」が採用されている機種があります。
このリチウムイオン電池による、破裂・発火の事故をご存知の方も多いのではないでしょうか?製品自体も改善されてきているとはいえ、こういった事故の可能性もゼロではありません。リチウムイオン電池は、高温や衝撃に弱いので、使用には十分注意してください。
ドライブレコーダーの選び方【カメラの性能】
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ドライブレコーダーの選び方として、画質や視野角を基準に製品を選ばれる方も多くいらっしゃいます。せっかく、決定的瞬間を録画したものの、画質が悪くて相手の顔が判断できない、車のナンバーが判断できないとなると最悪です。
ドライブレコーダーを取り付けるのであれば、鮮明に録画できるに越したことはないでしょう。そのカメラの性能である、画質と視野角を詳しく解説していきます。
カメラの性能①画質
画質を基準に選ぶなら、200万画素以上のフルHD搭載のものを選ぶことをおすすめします。フルHD以上のカメラなら、夜間の暗くて見づらい映像も鮮明に映し出してくれます。
また、日中の逆行時の様に眩しいときなどは、画像補正機能つきのカメラがより鮮明に映しくれるので便利です。
カメラの性能②視野角
視野角とは、撮影できる範囲のことです。100度以上の水平画角なら、問題なく広範囲を撮影できます。さらに広い範囲をカメラに収めたい方は、120度以上のタイプもあります。
また、現在では360度という超広範囲のカメラもあります。広範囲のカメラは画質が落ちるものもあるので、その点は注意しましょう。
駐車監視ドライブレコーダーおすすめ3選
駐車監視機能がついたドライブレコーダーは、現在増えてきています。その中でも、とくにおすすめする3つのドライブレコーダーを是非、ご参考ください。
おすすめ①コムテック ZDR-026本体+駐車監視用電源コード
コムテックの最上位モデルのドライブレコーダーです。SONY製CMOSセンサー搭載で高画質370万画素を誇ります。前方と後方の2カメラタイプ。駐車監視・直接配線コードとの2点セット商品です。ドライブレコーダー国内最大手、コムテック社の信頼できる商品です。
ZDR-026のレビュー動画を見てみよう
フロント側のカメラ映像です。画質・視野角ともに申し分ない、ドライブレコーダーだということが分かっていただけると思います。後方のカメラも同等の性能で、鮮明に後方車両を映すことができるので「あおり運転」対策も万全です。
おすすめ②ユピテル DRY-ST7000c 駐車監視機能付
カメラ性能:400万画素カラーCMOS / レンズ画角対角148°
録画方法:常時録画 / 手動録画 / 衝撃検知録画 / 駐車監視(オプション対応)
ドライブレコーダーの販売台数で、2017年度の1位に輝いたユピテルの商品です。必要な機能は、ほぼ兼ね備えた優秀なドライブレコーダーで、画素数は文句なしの400万画素。視野角も広く、3つの安全運転機能も装備しています。
おすすめ③パイオニア ND-DVR20 駐車監視機能付
記録解像度:3M高画質(2304×1296p)、フルHD(1920×1080p)、HD(1280×720p)
駐車中に衝撃または動体を検知すると、前方風景を録画する「駐車監視機能」
この商品の他にはない特徴は、不要な映り込みを防ぐ偏光フィルターを標準装備しているところです。これにより、逆光時や雨上がり時のギラつき時等でも、鮮明に映像を記録することができます。画素数も、フルHDを超える約300万画素と画質も申し分ないドライブレコーダーです。
駐車監視ドライブレコーダーでトラブルに備えよう
駐車時に、戻ってみると身に覚えのない傷が…。このような経験をされた方も多いのではないでしょうか?このような場合は、駐車監視ドライブレコーダーを装備していると、検証することができるでしょう。当て逃げだけじゃなく、車上荒らしも泣き寝入りすることなく、証拠を抑えて損害賠償させることができます。
近年は、お求めやすい価格で高品質のドライブレコーダーが多数販売されています。まだ装備されていない方は、是非この機会にご検討されてみてはいかがでしょうか?
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。