人気メーカーおすすめの防災ラジオ6選をご紹介!
無線通信を利用して音声を受信するラジオは、テレビやインターネットと同じく情報を得るのに欠かせないメディアのひとつです。その中でも今回ご紹介する「防災ラジオ」は手回しで作動できるものや、ライト機能がついているものなど災害時に役立つ機能が搭載されています。
本記事では防災ラジオの特徴と選び方、おすすめ商品をご紹介します。これから防災グッズを揃えようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
そもそも防災ラジオとは?
防災ラジオとは、ラジオ放送を聴く機能と避難時に役立つ機能が搭載されているラジオのことです。災害が発生するとテレビやインターネットで情報収集ができなくなる可能性が高くなりますが、ラジオは放送が中断されない限り情報を得ることができます。
また、防災ラジオにはライトやサイレン、充電機能が搭載されていることが多く、防災用品をコンパクトにまとめることができるメリットもあります。
防災ラジオの賢い選び方
市販の防災ラジオは、幅広い年代の方が扱いやすいシンプルな機能のものから災害時に役立つ機能が搭載されているものまで様々な商品が販売されています。まずは防災ラジオを選ぶ際に注目したいポイントをチェックしておきましょう。
選び方①電源タイプ
防災ラジオを選ぶ際に最も重要なのが「電源」です。ラジオの電源には手回し充電や内蔵バッテリー、乾電池、ソーラー充電などがありますが、商品によって給電方法が異なります。電源を安定して確保するには、複数の電源が搭載されているモデルがおすすめです。
ラジオは基本的に少ない電力で作動しますが、防災ラジオはLEDライトやモバイルバッテリー機能が付属している商品も多いため、電源を取る手段はできるだけ多い方が望ましいです。特に手回し充電ができるものだと、万が一乾電池がなくなっても手動で電源を確保することができます。
選び方②周波数
ラジオの周波数にはAM・FM・ワイドFMの3種類があります。それぞれ特徴が異なるので、全ての周波数が搭載されている防災ラジオを選ぶのがおすすめです。
【AMラジオの特徴】
- 建物内で聴きにくい
- 山や高層ビルなどの障害物を回り込むため、受信範囲が広い
- 災害時に弱い
- 雑音やノイズの干渉を受けやすい
- FMよりも音質が劣る
【FMラジオの特徴】
- 建物内で聴きやすい
- 山や高層ビルなどの障害物を回り込みにくい
- 災害時に強い
- 受信範囲が狭い
- 雑音やノイズの干渉を受けにくい
- 音質が良い
【ワイドFM】
- AMラジオが入りにくい場合に、FM放送でAMラジオを聴くことができる
- 雑音が少なく、音声がクリアに聴こえる
- 受信するには90.1MHz~95MHz対応の機器が必要
選び方③照明機能
防災ラジオには懐中電灯として使えるライト機能がついていることが多いです。停電をした時や屋外への避難時に周囲を照らすことができます。
防災ラジオの照明機能は消費電力が少ないLEDライトが主流となっていますが、光る強さは商品によって異なるのでライトのスペックも確認して選びましょう。
選び方④サイレン機能
サイレン機能がついている防災ラジオを選ぶと、災害時に孤立してしまった時や、声が届かない場所に助けを求めたい時に大きな音を鳴らして居場所を知らせることができます。
大きな声を何度も出すことによる体力の消耗を防ぐことができ、なにより音で助けを求めることができるという安心感をもたらします。防災を意識してラジオを選ぶのであれば、サイレン機能が付いているモデルを選んでみてください。
選び方⑤携帯充電機能
ラジオに搭載されているUSB端子で端末と接続し、スマートフォンや携帯扇風機などのバッテリー充電式の電子機器を充電できる機能です。防災ラジオで充電機能を使うことができれば、停電して充電ができない時や、屋外に避難をした場合などに重宝します。
ただし、スマートフォンや携帯電話は緊急連絡や安否確認に欠かすことができないため、できれば専用のモバイルバッテリーを持っておくことをおすすめします。防災ラジオにも充電機能が付いていれば複数の端末を同時に充電できて何かと便利です。
人気メーカーのおすすめ防災ラジオ6選
防災ラジオの選び方を把握したところで、防災ラジオのおすすめ商品をご紹介していきます。機能性の異なる商品をピックアップしているので、ぜひチェックしてみてください。
おすすめ防災ラジオ①ソニー ポータブル 手回し充電対応 ICF-B09
ソニーの「ポータブル手回し充電対応・ICF-B09」は手回しで作動させることができる防災ラジオです。充電機能や2種類のLEDライトが搭載されているので、災害時の備えをコンパクトにまとめたい方におすすめの商品です。
受信周波数はAM:530kHz – 1,710kHz・FM:76MHz – 108MHz、本体に加えてマイクロUSBケーブル・電源プラグアダプター・非常用の笛・ハンドストラップ・キャリングポーチが付属しているので、持ち運びもしやすいです。多機能かつ乾電池がなくても使える防災ラジオを探している方におすすめです。
おすすめ防災ラジオ②パナソニック FM/AM 2バンドレシーバー RF-P155-S
デジタルチューナー搭載で選局がかんたん「らくらくチューニング」
暗い場所でも便利な「蛍光色ポインター&光るダイヤルパネル」搭載
持ち運びに便利な「ハンドストラップ」付き
パナソニックの「FM/AM2バンドレシーバー RF-P155-S」は小型で持ち運びがしやすいお手頃価格のポータブルラジオです。AM/FM/ワイドFMに対応し、デジタルチューニング機能が搭載されているので簡単に選局ができます。
また、光るダイヤルパネルや蛍光色ポインター機能がついているので、暗い場所での操作もスムーズに行えます。ハンドストラップが付属しているので、移動中に落下するのを防ぐことができます。ベーシックな機能のみとなっていますが、子どもや高齢者でも操作をしやすいラジオをお探しの方におすすめの商品です。
おすすめ防災ラジオ③ソニー FM/AMハンディーポータブル ICF-51
FM/AM2バンド受信可能で、ワイドFMにも対応
単4乾電池で駆動、AM受信時で最大22時間、FM受信時で最大19時間持続(マンガン電池使用時)
ソニーの「FM/AMハンディーポータブルICF-51」はFM/AM/ワイドFMを受信できるハンディポータブルラジオです。単4乾電池2本で駆動するバッテリー式ラジオなので、電源がない場所でも使うことができます。
アナログタイプのチューニングインジケーターで選局できるので操作がしやすく、チューニングが合うと赤いランプが光ります。なにより軽量かつコンパクトなので、防災グッズの中に含めてもかさばらない点も嬉しいポイントです。
おすすめ防災ラジオ④東芝 ラジオ TY-JKR5
東芝のバッテリー式ラジオ「TY-JKR5」は、本体の側面にあるハンドルを回して充電することができる携帯用ラジオです。白色LEDもついているので停電した時や夜間の灯りを確保するのに役立ちます。USB充電にも対応しており、JIS IP54等級相当の防水・防塵仕様となっています。
およそ1分間ハンドルを回して充電をすると、ラジオやLEDを30分間作動させることができます。電池を使い切ったらラジオが聴けなくなる・・という心配がなく、災害時の強い味方になってくれる商品です。
おすすめ防災ラジオ⑤F.R.C NEXTEC防災ラジオ NX-W109RD
F.R.C(エフ・アール・シー)のNEXTEC防災ラジオ「 NX-W109RD」は緊急警報放送・緊急津波警報・緊急地震速報・同報系防災行政無線を受信できるコンパクトサイズの防災ラジオです。バッテリーが内蔵されているので電源を切った状態でも監視モードで運用することができます。
FMラジオを聴くことも可能で、非常灯として使えるLEDライトやサイレン機能もついています。正確な情報をいち早くキャッチできるラジオを探している方におすすめの商品です。専用のACアダプタとリチウムイオン充電池、イヤホンが付属しています。
おすすめ防災ラジオ⑥IntiPal ソーラー 手回しラジオ
IntiPalの「ソーラー手回しラジオ」は、FM/AM/ワイドFMラジオ機能とモバイルバッテリー機能が搭載されている携帯用防災ラジオです。USBケーブルからの充電をはじめ、単4電池やソーラー、手回しで充電することができるので、災害時も電源の心配を回避しながら情報をキャッチすることができます。
さらに、LED懐中電灯やLED読書灯、SOSサイレン機能もついている多機能さにも注目したいところです。機能性を重視してラジオを選びたい方におすすめの商品です。
防災ラジオを買って地震などの災害に備えよう
防災ラジオの特徴と選び方、おすすめ商品をご紹介しました。ラジオは災害が起きた時の情報収集に役立つアイテムです。ラジオの機能に特化したシンプルなモデルから、LEDライトやSOSサイレン、充電機能まで搭載されている多機能なモデルまで幅広い商品が販売されています。
多機能であるほど良いと感じてしまいがちですが、使用する予定である方が扱いやすいことが重要です。子どもから年配の方まで操作しやすいかどうかも考慮して選びましょう。また、懐中電灯や充電機能は別に用意しておきたいという場合は、ご家庭で準備している防災道具と照らし合わせながら必要な機能のみ備わっている防災ラジオを選んでみてください。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。