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【トラック運転手】の仕事は?きついけど続けられるメリットを解説!

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トラック運転手の仕事は、荷物の積み下ろしや配送作業など、重労働でなり手がいないためドライバー不足の問題が出ています。しかし定年まで働く方もおられたり、トラック運転手に転職される方も多くおられます。トラック運転手を続けられるメリット、運転手に向いている方も併せてご紹介してまいります。

トラック運転手はトラックの種類で仕事が変わる

トラックの運転手というと、荷物を遠くに運んだり家に荷物を運んでくれる、といった仕事内容を思い浮かべる方も多いはずですが、トラック運転手はトラックの種類で仕事が変わります。そもそもトラックの種類をあまり知らない方もおられるので、トラック運転手の基礎的なことを知っておきましょう。

そもそもトラック運転手とは?

トラック運転手は、お客様が指定した場所に荷物を運ぶ仕事で、運ぶものは仕事によっても違います。トラック運転手と言うと長距離を移動して荷物を運ぶ仕事をイメージしがちですが、それ以外の仕事も多くあります。

運転するだけでなく荷物の集荷、荷積み・荷下ろし、配送や配達、梱包や伝票作成なども行うことがあります。勤務する会社によっては運転手が配送先に営業をする場合もあるので、仕事内容は多岐にわたります。宅配が身近なトラック運転手の仕事ですが、引っ越し会社のトラック運転手など様々な会社で仕事があります。

小型トラックか大型かで仕事が変わる

トラックにも種類があり、車両寸法や最大積載量、車両総重量などによって小型、中型、大型に分かれます。小型は2tトラック、3tトラックと呼ばれるもので積載量が2t以下のトラックで、家に荷物を配達してくれたり、街中を走っているトラックの多くがこの小型トラックです。

重いもの、大型のものは少なく、市内の配送などをしていることが多いです。中型は4~7tトラックのことで、小型に比べると荷物も多く大きいものもあります。市内の配送や県内の配送の仕事に当たっていることが多いです。

大型は7~10t以上のトラックで、配達場所が全国になり長距離を移動します。全国各地の水産物や農産物、工場で作られる工業製品など、産地や製造工場から市場や配送拠点に運んだりします。夜中に走ることが多く、出勤時間も変動しがちです。

トラック運転手がきついと言われる理由

ここからはトラック運転手の仕事がきついと言われる理由をご紹介していきます。トラック運転手になりたい、転職をしようか検討中の方は特に、仕事についてから現実を見る前に予めきつさを知っておき覚悟を持って仕事につきましょう。

トラック運転手がきつい理由①労働時間が長い

きつい理由1つ目は、労働時間が長いからです。一般的な8時間労働で終わるようなトラック運転手の仕事は少なく、11時間~13時間の労働時間の場合が多いです。大手の運送会社でも9時頃から配達を始める場合、8時ごろには荷物を積み込み、20時ごろまで再配達をしてくれていることを考えると、休憩を1時間取ったとしてもこれだけで11時間労働です。

拠点の営業所までの移動や、残った荷物の整理など、営業所に戻った後も仕事はあるので、13時間労働になってしまうのも分かるはずです。地方の小さな運送会社だともっと拘束時間が長い場合もあるようなので、労働時間の長さは覚悟しておいた方が良さそうです。

トラック運転手がきつい理由②休憩時間が不規則

続いては、休憩時間が不規則な点です。どうしても、仕事がその日の荷物の量や行き先などで左右されたりルートドライバーの場合、何時までに届けないといけない、などの制限がある荷物も多くあります。

毎日運行予定が変わる方が多いので、決まった時間に休憩が取れる方はあまりいません。その日のタイミングを見計らって休憩を取ることになってしまいます。

トラック運転手がきつい理由③運転による事故のリスク

きつい理由3つ目は、運転による事故のリスクです。車を運転する方は誰しも事故のリスクはあるわけですが、やはり長時間、長距離の運転をするとリスクは高くなり、乗用車よりも大きいトラックの運転なので狭い場所などで擦ったり、見通しの悪い場所でぶつかったりなどする危険も高くなってしまいます。

また違反切符を切られてしまうような事故を起こすと免停になってしまう可能性があり、運転が出来なければ仕事も出来なくなってしまいます。事故の損害を会社が責任を取ってくれればいいですが、自己責任で車の修理などの対処をしなければならない会社もあるため、リスクは大きいと言えます。

トラック運転手がきつい理由④荷物の積み下ろしが重労働

毎日行う荷物の積み下ろしも重労働で、きつい理由の1つです。軽い荷物なら良いですが、重くてかさばるものも多いため、荷台に積んだり下ろしたりするのは腰や腕、様々な体の場所が悲鳴を上げることも少なくありません。

機械を使わずに自分の手で1日に積み下ろしも数回しなければならない、荷物が1個30キロ弱ある、などの場合は若いうちは良くても体力的に辛くなっていくことも多いです。

トラック運転手がきつい理由⑤家に帰れない

最後の理由は家に帰れないからです。帰れるには帰れますが、長距離の仕事をしている方は毎日家には帰れず、4.5日に1日帰れるといった生活になってしまうこともあります。荷物を届けるだけでなく、また荷物を積んで帰ってくることも多いので、拘束時間も長いです。

きついはずのトラック運転手を続けられるメリット

トラック運転手の仕事のきつさをご紹介しましたが、それでも仕事を続けられる方も多くいます。きつくても続けらるのは、やはりメリットもあるからです。メリットを知って、トラック運転手の仕事をしたときに継続できそうか、確認してみましょう。

メリット①全国各地に行くことができる

メリット1つ目は、全国各地に行くことが出来る点です。長距離ドライバーですと、移動中に各地の食事が楽しめたり、様々な風景を見ることも出来ます。各地の名産を楽しめるので、食べることが好きな方には大きなメリットです。

メリット②給料が良い

お給料が良い、という点もメリットの1つです。トラックの種類も小型より大型の方がお給料が良く、長距離だと金額も高いです。荷物をたくさん運べば運ぶほどお給料も上がる歩合制のところもあるので、頑張った成果が金額となって出てくるとやる気も変わってくるのではないでしょうか。

メリット③人間関係のトラブルが少ない

メリット3つ目は、人間関係のトラブルが少ない点です。横のりで2人1組での仕事もありますが、基本は1人で運転して仕事をする場合が多いです。工場や事務など、毎日同じ人たちとコミュニケーションを取って仕事をしないといけない、休憩時間も嫌な人がいても一緒、といったことがないので、人間関係のトラブルは少ないです。

ギスギスした雰囲気の職場にいた方や人付き合いが苦手な方、人間関係のトラブルで嫌な思いをしたことのある方からすると、1人で仕事をすると気が楽なはずです。

トラック運転手に向いてる人の特徴

ここからはトラック運転手に向いている方の特徴をご紹介していきます。資格があれば誰でも可能ではありますが、やはり向き不向きはあります。女性の方でもトラック運転手の仕事をしている方はいるので、仕事に興味がある方は自分が向いているかをチェックしてみてください。

特徴①運転が好き

1つ目は、運転が好きな方です。トラックの運転ともなると車体も大きく、長距離を一人で運転しなけばいけないので、運転が好きな方でないと苦痛になってしまいます。乗用車でも運転が苦手、という方には難しい仕事です。

特徴②体力に自信がある

続いては、体力に自信がある方です。労働時間も長く、力仕事も多いので、やはり体力がないと長く続けられません。また、長距離ドライバーなど深夜に運転することもあると、生活リズムが不規則になりがちです。不規則でも耐えられる体力があれば、頑張れるでしょう。

特徴③高収入を目指したい

特徴3つ目は、高収入を目指したい方です。お給料が良いというメリットのところでもご紹介しましたが、歩合制で頑張った分だけお給料が良くなる場合があります。トラックを持込するとさらにお給料が良くなることもあります。仕事はその分きついかもしれませが、どんどん稼ごうと思えば稼げる職業でもあります。

トラック運転手になるには資格が必要

メリットとデメリットを知ったうえで、今からトラック運転手になろうと思っても、なれない方もおられます。トラック運転手になるためには、資格が必要です。まず、トラックはマニュアル車が多いのでマニュアル免許は絶対に必要です。

免許の取得時期によって運転可能な車のタイプは変わりますが、普通免許があれば小型トラックの運転が可能です。現在は準中型免許や中型免許、大型免許といったトラックの免許があるので、もっと大きなトラックに乗って稼ぎたいという方は、資格の取得がおすすめです。

マニュアル免許をすでに持っていれば、大型の免許は合宿を利用すると最短で2週間程度で取得可能です。免許を持っていれば、採用される可能性も上がるので、頑張りたい方は資格を取得しましょう。

トラック運転手はきついけど高収入が魅力

トラック運転手のメリットやデメリットをご紹介してまいりましたが、やはりきつい仕事だというのは間違いありません。頑張れば収入も上がり、年齢にかかわらず高収入が目指せるという魅力もあるので、やりがいは感じられるはずです。自分が長く続けられるかを考えて、トラック運転手を目指してください。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。