【施設警備員】の仕事とは?夜勤はある?具体的な仕事内容を詳しく解説!
施設警備員は、街中や勤務先などで見かけることも多いですが、仕事内容は詳しくは知らないという方も少なくありません。ここでは施設警備員の具体的な仕事の内容をご紹介していきます。どんな場所で仕事があるのか、夜勤があるのかなども詳しく解説していくので、興味のある方や転職をお考えの方はチェックしてみてください。
そもそも施設警備とは?
警備は警備でも、施設警備とはどんな仕事なのでしょうか。文字通り施設を警備するのですが、施設の持ち主である会社などから民間の警備会社に依頼があり、警備員がその施設に派遣されて警備する仕事が施設警備になります。施設警備は警備員の業務区分の中で、1号警備という区分に含まれる仕事です。
警備員と言うと工事の際や混みあう場所での交通警備のイメージがある方も多いかもしれませんが、施設警備は交通警備とは違って建物の中での仕事が多いです。警備室が中にあることも多く、そこを拠点に様々な仕事をします。
施設警備員の主な仕事内容
ここからは施設警備員の主な仕事内容をご紹介します。ただ立っている、ただ歩いているように見えて、様々な部分をチェックしていることも多いです。施設を守ってくれている施設警備員の詳しい仕事内容を知っておきましょう。
仕事内容①施設内の巡回
施設警備の仕事でまず思い浮かべやすいのが、施設内の巡回です。施設の中を巡回して異常がないか見て回ります。ショッピングセンターなど物を販売する施設であれば、巡回することで万引き防止になります。また不審者が侵入した痕跡がないか、盗難にあっていないかなどもチェックします。
不審物などがないかも見回って確認するので、施設内で働く人はもちろん、お客様の安全も施設警備員のおかげで守られていると言っても過言ではありません。
仕事内容②入出管理
仕事内容2つ目は、入出管理です。建物や施設に入る際に施設の関係者かどうか、出入り口のところでチェックします。来訪者が来ると入館に必要な手続きをします。従業員でない場合は、入館証明を施設の方から先にもらって提示しないと入れない、というような厳しい所もあります。
施設によっては、カバンの中身をチェックすることもあります。不審なものを持っていないかどうか出入り口で確認することで施設内に持ち込ませないように出来るため、安全を確保しやすくなります。入出管理をすることで不審者を中に入れないように、目を光らせます。
仕事内容③緊急時の対応
3つ目は、緊急時の対応です。不審者が現れた、不審物が置いてあったなどのトラブルが発生したときは、施設警備員が対応しなければなりません。不審者へは距離を取りつつ声をかけたり、不審物は施設内の人が触ったり近づかないようにします。
また、火災や地震が発生した際は、現場の確認、施設内の人達に放送で避難の指示を出したり、避難の誘導をしたりします。具合が悪くなって倒れてしまった方の対応も行い、救急車を呼んだり応急処置を行います。どんな時でも冷静に、その場で最善の行動をしなければならないので、様々な知識や平常心が必要です。
施設警備員の勤務場所はどこ?
ここからは施設警備員の勤務場所についてご紹介していきます。よくよく思い出すと、普段行くあの場所にも警備員さんがいたなということも多いのではないでしょうか。気づいていなくても、様々な場所で施設警備員は働いています。
勤務地によっては働きたいと思う憧れの場所もあるかもしれませんので、施設警備員として働きたい方はチェックしてみてください。
施設警備員の主な勤務場所
施設警備員の勤務場所はかなり豊富です。代表的な勤務場所はオフィスが入るビルや商業施設、工場やテーマパークなどがあります。人が多く集まる場所であったり敷地が広いなど、勤務地によって状況は様々です。
他にも大学病院など大きい病院や空港、大学などの教育施設も勤務場所になります。人の出入りが激しく、異変があった際には多くの人が巻き込まれる可能性がある場所なので、施設警備員の必要性が高いです。
求人を見て、条件に大差がない場合は自分が働いてみたいと思う勤務地で選ぶのも手です。空港やテーマパークなど、利用者としてではあまり見ることのできない所も見れるのは、働く人の特権かもしれません。
勤務場所によっては夜勤がある
施設警備員の仕事は、勤務場所によって夜勤があるところもあります。国際線のある大きな空港では24時間出発ロビーが開いていたり、工場でも24時間稼働しっぱなしのところなど、24時間業務の勤務地は多くあります。
他にも遅い時間まで営業している商業施設など、そういった勤務地の場合は夜勤があるので、勤務形態の確認が必要です。夜勤の仕事もこれまでにご紹介した仕事内容ももちろんありますが、深夜に営業が終了した際に施錠の確認をしたり、人が残っていないかの確認作業があったりします。
24時間体制だと夜中でも車の出入りがあったりすることも多いので、夜勤でもやらなければいけないことはたくさんあります。
施設警備員のやりがいや注意点
ここからは警備員のやりがいと注意点をご紹介していきます。警備員の仕事は一見、毎日同じ場所を何度も見回ったりすることも多いので単調な仕事にも見えますが、毎日違う人が来店したり施設で働く人も毎日同じようには動いていないので、同じ場所でも毎日人の動きは違うので緊張感があります。
施設警備員の仕事に就こうか迷っている方は、やりがいと注意点を知って、自分も仕事がしたいかを考えてみてください。
施設警備員のやりがい
施設警備員のやりがいは、施設で働く人や利用する人達の安全や安心を守る存在であることです。災害や窃盗などの事件など、何も起こらなければただ施設内を巡回しているだけであったり、出入り口で立っているだけ、という印象がある方もいるでしょう。
しかし巡回することで犯罪を抑制する効果があったり、戸締りの確認や不審者が入り込んでいないかのチェックをすることで、様々なトラブルになる可能性を未然に防いでいるのです。
窃盗や不審物など、危険性がある場合もあって緊張感はありますが、今日も安全を守れた、というやりがいがあります。施設警備員がいることで安心して働ける人も多いので、感謝される仕事と言えます。
施設警備の夜勤をする際の注意点
施設警備員の仕事の注意点ですが、特に夜勤がある仕事には注意が必要です。勤務形態が3交代制など夜勤の時間帯のみ仕事するなど、きっちり時間帯で交代する仕事もありますが、夜勤がある勤務先は変形労働時間制の場合も多くあります。
変形労働時間制は、月や年など一定の期間内での労働時間を柔軟に調整する制度で、一般的な1日8時間、月に20日の仕事と言った形態でなくても業務量によって柔軟に労働時間を変えれるのです。夜勤がある場合は、変形労働時間制で24時間勤務があることが多く、8時間の仮眠時間以外の16時間は勤務で、2日分の仕事をすることが多いです。
ただ、仮眠時間であっても緊急時やトラブルであれば起きて現場に行かなければならず、必ずしも休めるとは限りません。仮眠時間も勤務時間として給料計算される場合もあれば、ただの2日の労働として仮眠時間は勤務時間外となっている場合もあるので、働く前に確認が必要です。
施設警備の仕事に向いている人の特徴
施設警備員の仕事に向いている人の特徴は、24時間勤務など拘束時間が長くても気にならない人です。夜勤の注意点でもご紹介しましたが、仮眠時間であっても施設内にいなければならないため、実際は拘束時間が24時間であることになります。休憩や仮眠は家に帰りたい、ずっと職場に居たくない人には向きません。
また、交代制であっても夜勤と日勤、どちらにも順番に入るという職場もあるため、普通の人とは違う生活リズムになっても体調管理ができる人は向いています。夜勤の仕事も多いので、昼間に寝て夜働くという生活リズムになっても苦じゃない方も向いているでしょう。
施設警備の仕事内容を理解してバイトに応募しよう
施設警備の仕事内容をご紹介してまいりましたが、思っていたよりも大変そうだと感じた方も多かったのではないでしょうか。勤務場所によって仕事は多岐にわたるので、ご紹介した仕事内容以外のこともあるかもしれませんが、安心、安全を守る仕事のため、緊張感はありますがやりがいもある仕事です。
交通警備などに比べて、建物内では冷暖房が完備されている場所も多いので、暑さ寒さで体力的にきついということがないのも魅力です。施設警備の仕事を理解して、求人に応募してみてください。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。