「仕事辞めたい病」とは?原因や実践してほしい克服方法を解説!
社会人になって仕事をしていると、誰しも仕事を辞めたいなと思う瞬間はあるものです。しかし仕事辞めたい病になってしまうと、仕事だけでなく日常生活にも影響が出る恐れがあります。誰でもかかる可能性のある仕事辞めたい病の原因や実践して欲しい克服方法を解説していきます。仕事をしている方はぜひ今後のためにもチェックしてみてください。
仕事辞めたい病とは?
仕事辞めたい病は、仕事を辞めたいと考えてしまうのことなのですが、それが常に頭の中が辞めたいという気持ちでいっぱいの状態のことを言います。ミスや嫌なことがあったり、この先のことを考えて仕事を辞めたいな、などと思う瞬間はどなたでもあることですし、経験済みの方も多いはずです。
通常は辞めたいと思ってもまた頑張ろうとリセット出来たり、辞めたいと思った嫌なことの記憶は残っても、目の前の仕事にちゃんと向き合うことが出来ます。しかし仕事辞めたい病の場合は辞めたいという感情に支配されている状態のため、目の前の仕事にも身が入らなくなってしまいます。
仕事をしているときだけでなく、プライベートの時間でも辞めたいと考えてしまうので、仕事中はもちろん日常でも集中力がなかったり、気分も重くなくなりがちです。とにかく仕事を辞めたい、早く辞めたいと今も考えている方がいたら、それこそが仕事辞めたい病にかかっている状態なのです。
仕事辞めたい病になりやすい人の特徴
仕事辞めたい病は、どなたでもかかる可能性があります。しかし辞めたい病になりやすい人の特徴というものはあるので、自分がかかりやすいのかをチェックしてみてください。
特徴①仕事熱心
1つ目の特徴は仕事熱心な点です。仕事を辞めたくなる人は仕事が嫌いだからじゃないのかと思う方もおられるかもしれませんが、真面目で仕事熱心に頑張っている方が急に仕事辞めたい病になってしまうことも多いのです。
仕事が理想通りに進まなかったり、自分だけが頑張っていて周りのモチベーションと合わなかったり、頑張ったのに結果が出なかったりすると、理想と現実の違いにショックを受けて、緊張の糸が切れた後のようになって辞めたい、と言う状態にまで急激に落ち込んでしまうこともあります。
また、仕事熱心な方の場合、そもそもキャパシティ以上の仕事量があって、疲弊から起きることも少なくありません。
特徴②責任感が強い
続いては責任感が強い点です。自分の仕事に責任を持つことはいいことですが、責任感がある人ほど、失敗したときに自信を無くしてしまったり、失敗を引きずって自分はこの仕事に向いていないから辞めたいとまで考えてしまう方もおられます。
また、責任感が強い人は、自分を追い詰める考えをしがちです。二度とミス出来ないと言ったプレッシャーを自分で与えて追い込んでしまうこともあります。次は注意していこう、この失敗を糧に頑張ろうと切り替えらえる方はいいのですが、マイナスの意識から切り替えられない人ほど注意が必要です。
特徴③コミュニケーションが苦手
3つ目は、コミュニケーションが苦手な点です。職場の方々や取引先の方とのコミュニケーションが必要な場合は多く、円滑に仕事をしていく上でコミュニケーショ能力は不可欠です。コミュニケーションが苦手だと自覚していて、人との関わりが少ない仕事を選ぶ方もおられますが、社内の人とは関わりを持たなければいけないケースは多いです。
コミュニケーションがうまく取れないせいで、仕事にも影響が出てしまったりトラブルを起こしてしまうと、社内で孤立しているような状態にもなりかねません。良い関係が築けないと辞めたいという気持ちになってしまうようです。
仕事辞めたい病になる原因
ここからは仕事辞めたい病になる原因をご紹介していきます。人によって原因は様々ですが、仕事を辞めたいという気持ちが止まらないなと感じたら、何が原因となってそうなったのかを考えてみてください。原因が分かると対処の方法も考えやすくなるでしょう。
原因①仕事環境の変化
原因1つ目は、仕事環境の変化です。職場で異動になった先にパワハラをする人がいる、人が辞めたのに補充がされず仕事量が増えた、合わない上司の下に配属になったなど、職場の環境の変化が原因で辞めたい病になることがあります。
基本は職場環境が悪化したことによって、仕事がやりにくくなったり仕事に行くのが辛くなってしまい、発症してしまうという悪循環です。
原因②職場の人間関係
続いては、職場の人間関係です。仕事が大変でも人間関係が良ければ頑張って続けようとする人が多い一方で、仕事内容は良くても人間関係がギスギスした職場にいると辛いと感じてしまう方も多くおられます。
仕事は出来るのに上司から嫌われたり、同性が多い職場だとグループが出来ていて入れてもらえないといった場合や、パワハラを受けたり悪口を言われるなど、嫌がらせを受けるほど人間関係が悪い職場も少なくありません。
コミュニケーション不足で標的になる場合もあれば、なんとなく気に入らないといった理由がないケースもよくあります。人間関係からストレスを感じたり苦痛を感じたら、辞めたい病にかかる前に対処した方がいいでしょう。
原因③やりがいがない
やりがいのない仕事が原因で仕事辞めたい病になるケースもあります。希望の会社に入れたものの、配属先の仕事が苦手だったり、任された仕事が単純作業だったなど、やりがいを感じない仕事をしていると辞めたいという気持ちが出てきてしまうことが多いです。
新入社員が陥ることが多いですが、自分に合わない、やりがいのない仕事をしなければいけない場合はどんな会社でもあり得るので、まずは目の前の仕事と向き合ってみてから判断してみましょう。
原因④長時間の残業
続いては、長時間の残業です。毎日のように残業をしていて、月に100時間以上残業をしているような場合は、仕事辞めたい病になりやすいです。
残業が多いと過労死や精神疾患の原因にもなることが分かっており、仕事辞めたい病だけでなく鬱になってしまう場合もよくあります。長時間労働は健康障害を発症しやすくなるので、残業が多い会社に勤めている方は注意が必要です。
原因⑤仕事上の度重なるミス
最後は仕事上の度重なるミスです。ミスが続いたことで上司に怒られて自信を失ってしまうと、自分を過剰に責めてしまったり、またミスをして迷惑をかけるかも、上司にまた怒られてしまうといった不安も大きくなってしまいます。一度のミスではへこまない人でも、ミスが重なることで大きなダメージになるケースも多いです。
仕事辞めたい病を乗り越える方法
ここからは仕事辞めたい病を乗り越える方法をご紹介してまいります。一度辞めたい病になるとどうにもならなさそうに見えますが、同じ職場に居ても乗り越えらえる場合もあります。自分に合った乗り越え方を見つけて、実践してみてください。
乗り越える方法①理由を明確にする
乗り越える方法1つ目は、理由を明確にすることです。仕事辞めたい病にかかりやすい原因のところでもご紹介しましたが、やはり何かしらの原因や理由があって、辞めたいという気持ちが出てきます。自分はなぜ辞めたいのか、理由をはっきりさせると対処方法も考えやすくなります。
冷静になって考えることと、辞めたい病になったと気づいたら早めに理由を明確にするとことが大切です。辞めたい病のままでいると心や体も病んでしまいかねませんし、乗り越えるには何が問題になってるかを自分で把握しないと立ち向かえません。
乗り越える方法②ストレスを発散する
2つ目は、ストレス発散をする方法です。辞めたい病にかかっていると、仕事が辛くストレスもかなりたまっている状態と言えます。就業後の一人カラオケや、休みの日に運動をしたり買い物に行ったり、自分なりのストレス発散方法を見つけてリフレッシュしていくといいでしょう。
運動や旅行などに出かけるほどの元気や気力もない方は、休憩時間に美味しいチョコレートを食べる、毎日15分マンガを読むなど、自分の心が安らぐことを見つけてまずは少しずつリフレッシュしてみてください。
乗り越える方法③誰かに相談する
誰かに相談するという方法も乗り越えられる可能性があります。同じ職場の同僚や友人、家族など親身になってアドバイスをくれる、話を聞いてくれる相手に相談すると、自分だけでは考えつかなった意見が聞けるかもしれません。
誰かに話すこと、言葉にすることで自分の気持ちや自分の状況も整理できるのと、不安や不満を吐き出すことで自分自身が楽なる場合も多いです。相談者からは客観的にどうなのかということも聞けるので、冷静に考えらるようになるはずです。乗り越える糸口が見つかる可能性もあるので、信頼できる方に相談してみましょう。
乗り越える方法④転職や退職をする
最終手段であり、仕事辞めたい病から早く解放されたい場合は、やはり転職や退職するという方法になります。ただ、早急に辞めようとするのではなく、まずはちゃんと原因を探り対処できないかを考えたり実践してみることおすすめします。
原因によっては配置転換を申し出たり、上司に相談したりすることで、仕事を辞めずに解決できる場合もあります。また、転職先でも辞めたい病にかかる可能性も十分あるので、やれることをやってから転職や退職の判断をしても遅くありません。
原因と対策を知って仕事辞めたい病を克服しよう
仕事を辞めたい病の原因や乗り越える方法をご紹介してまいりましたが、自分の職場も辞めたい病にかかる要素が多いと感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。これまで順風満帆だった方が急にかかる可能性もあるので、誰でもかかりうるものだと理解しておきましょう。
また対策を知っていれば、自分の状況が良くないと思ったらすぐに行動にも移せます。原因と対策を知って仕事辞めたい病を克服していきましょう。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。