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フローリングにマットレスを直置きするのはNG!対策方法を詳しく解説!

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引っ越しや家の模様替えなどで、マットレスを床に直置きしようと考えている方も多いのではないでしょうか。この記事では、マットレスを床に直置きすることによるデメリットと、それを防ぐ方法を詳しく解説します。また、直置きに適したおすすめのマットレスもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

フローリングにマットレスを直置きしてはいけない理由

ベッドフレームを買うのは高い、ベッドフレームは圧迫感があって部屋が狭く感じる、などの理由で、マットレスだけを使用している人は意外と多いのではないでしょうか。一見、合理的でミニマリズムな方法に見えますが、実はデメリットや健康への危険も存在します。では、フローリングにマットレスを直置きしてはいけないといわれる理由を見てみましょう。

理由①カビが発生する

湿気というと、「夏場は危険」というイメージがあるかもしれません。しかし実は、冬でもまったく安全ではありません。マットレスの表面と底面の温度差によって、簡単に結露が発生してしまうのです。

それはちょうど、夏の日に冷たいジュースを注いだコップのようなものです。お部屋が冬になるとフローリングがとても冷たくなる、朝起きるとマットレスの底が湿っている、窓が結露でびしょびしょになっているなんてことはないでしょうか。

「そんなに湿っていない」と思われるかもしれませんが、油断は禁物です。気づかないうちにマットレスが湿気てしまい、カビの温床になっていることもあり得ます。また、長く放置していることで体への影響も心配です。

理由②ハウスダストを吸い込みやすい

フローリングでも、カーペットでも、畳でも、床にはホコリや汚れがたまります。毎日掃除をしていても細かいホコリは床に残っているので、マットレスを床に直置きするとホコリを吸い込んでしまう可能性が高いです。また、ホコリを好むダニがマットレス上で繁殖し、人によってはアレルギー症状を引き起こす危険性もあります。

理由③マットレスが劣化しやすい

また、マットレスを床に直接置いた場合に発生しやすい結露は、マットレスの耐久性を低下させるという問題があります。特にウレタン素材のマットレスは、睡眠中の体温や汗などの水分によってダメージを受け、弾力性が失われたり、へこみやすくなったりします。また、内蔵されているスプリングコイルが劣化により錆びたり折れたりする可能性もゼロではありません。

理由④床冷えする

床冷えとは、フローリングや畳の冷気が体を冷やすことを言います。マットレスを床に直置きすると、床の冷気がマットレスを介して体に伝わってしまいます。特に冬場は体が冷えやすく、睡眠の妨げになる可能性がありますので、マットレスを直置きにする場合は底冷えへの対策が必要です。

マットレスを直置きする際の湿気対策

このように、フローリングにマットレスをそのまま置いてしまうことには、いくつかのデメリットもあります。では、直置きでマットレスを使用する場合、どのような方法でデメリットの対策ができるのでしょうか。ここでは、マットレスを直置きする際の湿気対策を5つご紹介します。

湿気対策①すのこベッドを使う

まず解決策としては、マットレスの直下に「すのこベッド」を置くことです。これにより、マットレスの下に換気スペースができ、湿気がたまりにくくなります。ただし、高さがあまりないため、この対策だけでは不十分な場合がありますので、他の対策と組み合わせて行うのがよいでしょう。

湿気対策②除湿シートを使う

湿気対策としては、マットレスの上に除湿シートやパッドを敷くのも良い方法です。除湿シートやパッドは寝汗を吸収し、マットレスに湿気が溜まるのを防いでくれます。また、寝汗だけでなく、汚れからもマットレスを守ってくれます。

湿気対策③アルミシートを使う

マットレスの下からの冷気が気になる場合は、アルミシートを使いましょう。アルミシートを使用すると、フローリングとマットレスの温度差が少なくなるため、結露によるダニやカビの発生を抑えることができます。また、フローリングから冷気が上がってきにくくなるので、布団の中が温まりやすくなるメリットもあります。

湿気対策④コルクマットを使う

空気をたっぷり含んだ柔らかい素材であるコルクマットは、アルミシートのようにフローリングの冷たさをマットレスに伝えないため、結露を防ぐことができます。

またコルクマットにはクッション性があるので、マットレスを床に直置きしたときに発生しやすいフローリングへの傷を防ぎ、マットレスを安定して置くことができます。

ファッション性の面でも、コルクマットの色はアルミシートに比べて温かみがあり、見た目もおしゃれで、フローリングとの相性も抜群です。

湿気対策⑤マットレスをこまめに手入れする

マットレスが湿気でダメージを受けないようにするためには、また快眠を手に入れるためには日常のお手入れが欠かせません。カビやダニの発生を防ぐためには、シーツやパッドをこまめに洗濯し、清潔に保つことが大切です。

また、マットレスを床に直置きすると、床のハウスダストを吸い込みやすいですし、ダニの糞や死骸はホコリと違って目に見えないので、こまめにマットレスや部屋全体に掃除機をかけるようにしましょう。

マットレスはシーツやパッドと違って洗えないことが多く、乾かすのも大変です。しかし、床に寝かせたままだと湿気がたまってしまうので、布団乾燥機を使って乾燥させるのがよいでしょう。

また、マットレスのカビを防ぐには、部屋の湿気にも気を配る必要があります。湿気がこもらないように、洗濯物の部屋干しは極力避けたほうがよいでしょう。

梅雨の時期やマンションにお住まいの方で、どうしても洗濯物を室内に干さなければならない場合は、除湿機を利用するのがおすすめです。また、観葉植物には蒸散作用があり、湿度を上げる原因になるので注意してください。

マットレス関連アイテムの順番は?

ここからは、マットレスの下に敷くおすすめの組み合わせを紹介したいと思います。組み合わせの仕方によって効果に違いがありますので、参考にしてください。

まず試していただだきたいのは、除湿シート+マットレスの組み合わせです。除湿シートだけで不十分な場合はアルミシートを併用すると良いでしょう。除湿シートだけでは防湿効果が不十分で、湿気が原因の場合は、除湿シートの下にすのこを敷いて使用します。

すのこベッドであっても、床に置いたままでいるとすのこに湿気がたまり、すのこにカビが生えてしまうことがありますので、必ずケアを実践するようにしましょう。

直置きできるマットレスの選び方

フローリングに対応したマットレスが欲しいけど、どうやって選べばいいのかわからないという方は、次の3つのポイントを意識して選んでみてください。

選び方①コイルの有無

まず、マットレスには「ノンコイル」と「コイル式」があり、合計8種類に分けられます。このうち、フローリングの床で使う場合は、高反発ウレタンフォーム、高弾性ウレタンフォーム、低反発ウレタンフォーム、高反発ファイバーなどを使ったノンコイルマットレスがおすすめです。

薄くて床に置くタイプのコイルスプリングマットレスもありますが、重くて扱いにくいのでお勧めできません。ラテックスマットレスはノンコイルですが、やや重く扱いにくいため、フローリングには不向きです。

また、高反発ファイバーマットレスは、面で支えるという特性上、体圧分散性に欠けるのでお勧めできません。寝心地にこだわるのであれば、高弾性ウレタンフォームのマットレスが最適です。

あるいは、柔軟性には欠けるものの、扱いやすく価格も手頃なマットレスをお探しの方には、高反発ウレタンフォームのマットレスをおすすめします。これらのマットレスには通気性によるムレの問題がありますが、前述の除湿シートを使用すれば安心です。

選び方②マットレスの厚さ

一般的にフローリング用のマットレスの厚さは7~10cm程度です。安くて扱いやすいから、薄い方がいいと思うかもしれませんが、自分にとっての必要最低限の厚さを把握して、それに見合ったものを選ぶようにしましょう。

必要最低限の厚さは、使用者の体重に応じて決められています。最低限必要な厚さを満たしていないマットレスでは、体を支えることができず、フローリングの硬さを腰に感じるような「底付き感」が発生します。底付き感のある状態で寝ると、腰の疲れはもちろん、腰痛の原因にもなります。

選び方③折りたたみ式

ベッドを使わずにマットレスを直に使う場合、気になるのは湿気や湿気によるカビですが、掃除がしやすいマットレスを選ぶことで湿気を防ぐこともできます。

多くのマットレスは厚くて重く、立てておくことができませんが、折りたためるマットレスであれば、使わないときは立てておいて空気を通すことができますし、ベランダに運んで陰干しすることも簡単です。

薄手のマットレスは女性でも扱いやすいので、毎日気軽にお手入れして清潔に保つことができます。ただし、通気性がよくお手入れがしやすいマットレスであっても、床に直接置くのではなく、すのこマットレスと組み合わせて使うのがおすすめです。

折りたたみ式の薄型マットレスを床に直置きすると、厚手のマットレスに比べてクッション性が低いという難点もあります。そのため、すのこ+折りたたみ式マットレスで使うとよいでしょう。

直置きできるマットレスのおすすめ5選

ここからは、フローリングで使うのに適したマットレスを4つご紹介します。ご家庭の必要に応じてぜひぴったりな商品を選んでください。

直置きできるマットレス①モットン 高反発 体圧分散

日本人の自然な寝返りをサポートする高反発マットレスです。自然な寝返りを意識したマットレスで思わず横になりたくなるような新感覚の寝心地を実現します。

このマットレスは10cmの厚さなので、マットレスの上に敷いても、床や畳に直接敷いても使用できます。また、通気性が高く、蒸れにくいのも特徴です。

一般的なウレタンフォームに比べて、汗や空気が上から下へ流れやすい最先端の技術を採用しています。また、外カバーは取り外し可能なので、こまめに洗うことができ、肌の弱い方でも安心してお使いいただけます。

口コミ・評判

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評価がとてもよかったのとお勧め1位で半信半疑ながら購入。届いた日から使って1日目から寝返り時の腰痛が軽減され楽になったのが嬉しく10日ほど経ちますが息が止まるほどの痛みはなくなったと思います。引用:Amazon

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直置きできるマットレス②エコラテエリート 厚さ10cm 三つ折り 高反発

エコラテエリート 厚さ10cm 三つ折り 高反発
エコラテエリート 厚さ10cm 三つ折り 高反発

サイズ:幅98×長さ195×厚さ10cm

エコレート・エリートは、篠原科学が自信をもっておすすめするフローリング用マットレスです。篠原化学は、「Kaisen Times」を運営する愛知県の寝具メーカーで、「高品質な寝具を手ごろな価格で提供する」という理念のもと、輸入寝具を中心に展開しています。

篠原化学の特徴は、単に海外から商品を輸入するだけでなく、日本人に合った機能を持った商品を発注していることです。つまり、オーダーメイドであり、基本的には篠原ケミカルでしか手に入らないオリジナル商品というわけです。

この商品は、クッション材にウレタンフォームを使用した「ウレタンマットレス」で、高反発なので、寝返りが打ちやすいのがメリットです。カバーの表面にはテンセル100%の素材を使用しており、「しっとりとしたモコモコ感」があり、気持ちの良い肌触りに仕上がっています。

マチの部分はポリエステル100%で、ミックスグレーのさりげないワンポイントデザインがおしゃれです。また、三つ折りタイプなので移動や収納がしやすく、カバーは洗濯可能なので使い勝手も良いのが特徴です。

直置きできるマットレス③セルプール 三つ折り ハイブリッド

セルプール 三つ折り ハイブリッド
セルプール 三つ折り ハイブリッド

サイズ:約幅98×長さ197×厚さ8cm 重さ:約8kg

わずか8cmの厚さでありながら、その寝心地は格別で、質実剛健な仕様と構造で快眠へと導いてくれるマットレスです。反発弾性に優れているだけでなく、ウレタンの密度が50Dと、市販されているヨーロッパブランドのマットレスの1.5倍以上あるので、わずか8cmの厚さでも、底付き感なく体を支えてくれます。また、ウレタンの表面に施された波状のカッティングにより、体圧分散にも優れています。

直置きできるマットレス④タンスのゲン 高反発

タンスのゲン 高反発
タンスのゲン 高反発

サイズ:幅97x長さ195x厚み10cm/重量: 約6.8kg

多くのアスリートに愛用されている人気の高反発マットレスです。高品質な高反発マットレスを、リーズナブルな価格で提供したい、そんな思いから生まれた商品です。

適度な硬さで体を支える高反発マットレスで、やわらかいマットレスとは違ってしっかりと体の沈み込みを抑えてくれるので、腰に優しいのが特徴です。

また、このマットレスは、日本の研究機関による品質試験を受け、人体に有害なホルムアルデヒドが厚生労働省の指針値の約10分の1に押さえられていますので、健康面でも安心できます。

通常ルートでは、工場からブランドメーカー、問屋、小売店を経て販売されますが、その点この商品は製造工場から直接大量に仕入れることで無駄なマージンを削減し、低価格でお客様に還元しています。

直置きできるマットレス⑤アイリスプラザ 3段階すのこセット

アイリスプラザ 3段階すのこセット
アイリスプラザ 3段階すのこセット

サイズ(cm)幅約98×奥行約200×高さ約10~33

硬めの寝心地がお好みの方におすすめの「圧縮巻きボンネルコイルマットレス」です。コイルの存在を感じさせないほどの厚みで、快適に眠ることができます。本体フレームと脚部には天然のパイン無垢材を使用しており、素朴で温かみのある柔らかな木目模様でどんなインテリアにも合わせやすいです。

また、通気性に優れたすのこを採用しているため湿気を効率よく放出することができ、寝具を清潔に保ってくれます。高密度のコイルが腰回りなどの適度な沈み込みを抑え、寝返りが打ちやすく、快適な寝姿勢を実現します。

フローリング用マットレスは湿気対策が必要不可欠

以上、フローリング用マットレスに防湿性が必要な理由と、フローリング用マットレスの選び方について説明しました。ベッドフレームを使わず、床に直接マットレスを敷いて使う場合は、デメリットを理解した上で、マットレスを傷めない使い方を工夫する必要があります。また、マットレスを上手に使うことは、マットレスを長持ちさせるだけでなく、良質な睡眠にもつながります。この記事でご紹介した情報が少しでもお役に立てれば幸いです。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。