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雨漏り修理のおすすめ道具と使い方をご紹介!自分で修理するときの注意点は?

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雨漏りの修理をしたいけれど自分でなんとかできないか、と考えたときにどうすればよいのでしょう。業者に依頼すれば確実ですが、できる限り早く食い止めたいものです。実は雨漏りは場所によっては応急処置することが可能です。こちらの記事では自分で雨漏り修理する際に必要な道具や使い方、注意点などをまとめました。安全に考慮して雨漏り修理をしてみましょう。

雨漏りの修理におすすめ道具と使い方

雨漏りを修理するにはいくつかの必要な道具があります。使う道具は修理する箇所によって異なり、それぞれに適したものを準備しましょう。おすすめの道具と使い方をチェックしてください。

雨漏り修理道具①防水テープ

手間なくすぐに修理したいときに便利なのが防水テープです。防水テープはその名の通り、水を通さないように加工されたもので、雨漏りの原因とひび割れ等を塞ぐために用いられます。

防水テープには数種類あり、選ぶ場合には粘着層・表層の違いで選んでください。粘着層は強力になればなるほど剥がしたあとに糊が残りやすく、後日本格的な修理を依頼するときに跡が気になることもあるでしょう。

粘着力が強いタイプはブチル系、跡を残したくない場合にはアクリル系がおすすめです。補修箇所が屋外の場合には紫外線や暑さに対応できるアルミテープが最適、防水テープを貼る期間が短いのであればビニールテープなどでも代用可能です。

アルミテープを購入する際には防水性のあるタイプを選んでください。もっともおすすめなのが防水性があり、強い粘着性・耐熱性があり、剥がし跡が残らないアクリル系粘着層が良いでしょう。

防水テープの使い方はカットしたテープを雨漏りの場所に貼るだけ、特に工具なども不要なのですぐに対処できるでしょう。

テープを貼るときは雨漏りしていないときに、汚れを落として乾燥させてから貼るようにしてください。また、シワや空気が入らないようにしっかりと密着させることで雨漏りを防ぐことができます。

雨漏り修理道具②補修用防水スプレー

雨漏りの場所のひび割れや穴が比較的小さい場合には補修用防水スプレーもおすすめです。補修用防水スプレーは吹きかけたところをコーティングして雨漏りを防ぎます。

ハサミすら不要ですぐに誰でも使えますが、使用できる箇所は垂直面、水平面やひび割れ箇所が大きいところにはあまり効果はありません。また、一時的な補修にしかならず、効果があるのは一定期間なので後日本格的な修理をすることをおすすめします。

使い方は修理場所の汚れを落としてしっかりと乾燥させてから、スプレーを吹きかけます。ピンポイントにスプレーするよりも補修箇所周辺にまんべんなく吹きかけてください。

その後乾燥させますが、しっかりと乾くまでに24時間は必要なので、屋外の場合は天気に気をつけてましょう。また、補修用防水スプレーには使用用途や使う場所が記載されているので、「雨漏り用」を確認してから購入してください。

雨漏り修理道具③シリコン

DIYに慣れた方やこれまでにシリコンを使ったことがあるならシリコン・コーキング材も良いでしょう。広範囲の雨漏りに適した修理道具で、外壁や屋根、バルコニー、サッシなどの屋外でも利用でき、雨漏り修理に一番良く使われています。

しかし屋根や外壁に使用する場合は排水箇所を埋めないように注意してください。シリコンを使う場合にはコーキング剤やコーキングガン、プライマー、刷毛、ヘラ、マスキングテープなどを準備する必要があります。

シリコンにも修理があり、ガラス面やタイル目地、水回りには密着性の高い通常のシリコンを、塗装が必要な場所やモルタル、コンクリートには変形シリコンがおすすめです。

通常のシリコンは塗料をはじいてしまうので、あとから塗装する場所には必ず変形シリコンを使ってください。使い方は雨漏り箇所の汚れを落とし、乾燥させてからマスキングテープを貼り、プライマーで下塗りします。

マスキングテープは長すぎると、剥がす際に失敗するので2mほどの長さにしておきましょう。プライマーが乾燥したらコーキング剤を均一に流し、ヘラを使って平らにならしてください。あとはコーキング材が乾く前にマスキングテープを剥がして完了です。

雨漏り修理道具④パテ

セメントパテとも呼ばれるパテはモルタルや窯業サイディングにおすすめで、同質素材のため使った場所に違和感なく馴染みます。

外壁に使う時は「壁用」を購入してください。使い方は雨漏り箇所の汚れを落としてしっかりと乾燥させ、隙間ができないようにパテを塗ります。

あとはしっかりと乾燥させることで硬化しますが、パテは湿気や寒さに弱いので気候に注意しながら修理してください。また、乾燥が早いのでできるだけスピーディーに作業するようにしましょう。

雨漏り修理道具⑤接着剤

雨漏りによって壁紙やクロスが傷んだ場合には接着剤を使用してください。室内に雨漏りすると湿度で壁紙などが剥がれてくるため、接着剤で再度貼り付けましょう。

雨漏りによって跡がついてしまった、黒カビが発生した場合には10~15%ほど薄めた漂白剤をスプレーするときれいにしてから接着します。

しかし壁紙の模様や雨漏り跡が大きい場合には漂白剤が適さないので注意してください。漂白剤で消すことができない場合には張替えも考慮しましょう。

雨漏りの修理を自分でする時の注意ポイント

雨漏りの修理を自分で行う場合にはいくつか注意するポイントがあります。使用する道具によっては手軽にできる修理でも注意ポイントをしっかりと把握して作業してください。

雨漏り修理の注意点①事故によるケガ

雨漏り修理の場所が屋根など高所の場合には転落・滑落などの事故によるケガに注意しましょう。雨上がりの屋根は特に滑りやすいため注意が必要になります。

雨漏りを早く直したいと考え、雨が上がってすぐに作業を行うとケガをしやすくなるので、焦らずに作業してください。さらにはしごを使う場合も要注意です。

はしごも使い方を間違えれば危険度がアップ、必ず安全に考慮して使うようにしましょう。はしごは75度の角度でかけ、紐で雨樋などに固定します。それでも上り下りするときは必ず1人ははしごを支えましょう。

雨漏り修理の注意点②原因箇所の特定

雨漏りを修理する際にはその原因となる箇所を特定する必要があります。水が滴る場所が必ずしも雨漏りの原因に繋がっているわけではありません。

特に雨漏りは原因箇所を特定することが困難なので、自分で修理するためにはまずその原因箇所を見つけることになります。雨漏りはどんな小さな隙間でも水がたまり、それが一箇所とは限りません。

そして雨が降らなければ雨漏りすることもないのでより一層困難になるのです。原因箇所が分からないまま闇雲にシリコンやパテを使えば、いざ専門業者に依頼した場合に不要な費用が必要になったり、修理が難しくなるので注意してください。

雨漏り修理の注意点③屋根には釘は使用不可

屋根の雨漏りを修理するときは釘を使わないようにしましょう。屋根材がズレて雨漏りしている場合、釘を使って固定しようとすることは好ましくありません。

固定する場合には釘を使わない手段を取りましょう。釘を使ってしまうとその穴から雨漏りする可能性も高くなってしまいます。そのため、たとえズレた屋根材を固定するためでも絶対に釘を使わないようにしてください。

雨漏り修理の注意点④業者に早めに依頼

雨漏り修理は必要な道具を正しく使うことで自分でも直すことができますが、それはあくまでも緊急時の応急処置と覚えておきましょう。そのため、雨漏りした場合にはできるだけ早く専門業者に依頼して修理してもらってください。

雨漏りは素人が判断して完全に修理できるものではなく、応急処置程度でそのまま放置すれば、さらに雨漏りなどが広がることになってしまいます。

雨漏りだけでなく、それに伴いカビやシロアリの発生を促すこともあるので、専門業者に早めに依頼してください。早く対処すれば被害も少なく、かかる費用も抑えることができます。

雨漏りの修理が必要となるとき

雨漏りの修理が必要となるのは、主に屋根の老朽化と自然災害による破損です。雨漏りするということは、どこかしらにヒビや亀裂、穴があき、そこから浸水しているので、必ず直すことになります。

そのままにすれば室内に水が落ちる、木材が腐食する、カビが発生してシミになることもあるので、修理が必要になってくるので、老朽化や自然災害が起こったときが修理のタイミングでもあります。

修理のタイミング①屋根の老朽化

屋根は建造物のなかでも特にダメージを受けやすい場所であり、紫外線や雨風、寒暖差によって徐々に老朽化が進みます。隙間を防ぎ、水の侵入を妨げるためのシーリングなども経年劣化によってその役目を果たせなくなります。

老朽化が進めばヒビや亀裂、穴があきやすくなるだけでなく、砂や土、ホコリ、ゴミなどによって排水口が詰まり、雨漏りしやすくなるのです。雨漏りしてしまうと業者に依頼して修理が必要になるため、定期的な点検・検査、メンテンス等をすることで被害が広がる前に雨漏りを食い止めることができます。

屋根のトラブルを防ぐためには、理想的には年1回が良いですが、費用がかかるので5年に1度は業者に依頼してチェックしてもらうことをおすすめします。

修理のタイミング②自然災害

台風や豪雨、地震など、自然災害が行ったときも修理のタイミングになります。屋根材が飛ばされたり剥がれる、強風によって飛んできたもので破損する、大きな揺れによって歪み・亀裂が生じるなど、原因は色々ありますが、自然災害で受けた場所は速やかに修理しなければ雨漏りする可能性も高くなります。

自然災害の発生率が高い地域の方は、急な雨漏りでも対処できるように、修理用の道具を準備していると安心です。

雨漏りの修理に助成金が使える場合

雨漏りの修理を業者に依頼すれば、もちろん修理費用がかかります。修理箇所の状況や場所、作業の規模にもよりますが、軽度でも20万円以上かかる場合もあり、重度であれば100万円以上になることもあります。

しかし地域によっては雨漏り修理に助成金が使えることもあるのでチェックしておきましょう。まず、助成金を利用するには【業者に依頼する】【申請は速やかに行う】【工事契約前に助成金の申請を行う】必要があります。

さらに助成金は地域ごとに利用できる人数や助成金の金額などに制限があるため、必ずしも利用できるものではありません。助成金の申請をしても、すでに募集が締め切られていることも少なくないので注意してください。

また、助成金が利用できない場合でも、加入している火災保険によっては保険適用により、費用を抑えることも可能です。火災保険による修理は様々な制限があるので、自身が加入している保険を確認しておきましょう。

雨漏りは早めの対策が必要です

雨漏りは放置している期間が長ければ長いほど被害が広がり、修理費用も高額になります。そのためできる限り早めの対策が必須となります。すぐに業者に依頼できない場合でも、被害拡大を食い止めるために、ある程度の応急処置をしておきましょう。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。