ファイヤースターターおすすめ10選!キャンプでの火起こしの必須アイテム!
キャンプで火起こしするときライターやマッチでも良いですが、もっとキャンプを楽しむならファイヤースターターもおすすめです。普段からライターを持ち歩かない人でも、あらかじめキャンプ用品にファイヤースターターを準備しておけば慌てることもありません。災害時にも利用できる火起こし必須アイテム、ファイヤースターターをチェックしてみましょう。
目次
ファイヤースターターとは
ベテランキャンパーならその存在は当たり前のように知られるアイテム、ファイヤースターターですが、簡単に言ってしまえば現代の火打ち石です。
金属製の棒・ロッドと火打ち石となるストライカーの2つが組み合わさったもので、ロッドはマグネシウムやフェロセリウムなど、着火しやすい素材で出来ています。
このロッドをストライカーで削って粉末を落とし、勢いよく擦ることで火花が発生、落とした粉末に着火する仕組みになっています。ガスやオイル不要で摩擦を利用して火起こしするので、いつでもどこでも手軽に利用できます。
また、ロッドの使用回数は1~3万回、ひとつあればしばらくは困りません。また、湿気や風に関係なく使えるので、自然の中で楽しむキャンプにも最適です。もし濡れてしまっても乾いた布などで水気を拭き取れば使えるようになります。
ファイヤースターターの選び方
近年徐々に高まりつつあるキャンプ人気のなか、様々なアウトドアグッズが増えていますが、ファイヤースターターにも多くの種類が登場しています。ファイヤースターターを初めて使う場合、どんなタイプが良いのか選び方に困ってしまうこともあるでしょう。そこでファイヤースターターの選び方をまとめました。
選び方①ロッドの素材
ロッドの素材には、先程も記述したようにマグネシウムとフェロセリウムの2種類があります。どちらも使い方や用途などは同じですが、それぞれの特徴を把握して、自分に合った素材を選ぶと良いでしょう。
【コスパの良いマグネシウム】
マグネシウム素材のロッドは比較的安価で、場合によっては100均でも購入可能です。一般的にファイヤースターターのロッドはマグネシウムが多くなっています。
発火点は約473度で沸点は約1091度、発火点が高いぶん、スムーズに着火するためにはコツがいります。慣れてくれば簡単に火起こしできるだけでなく、コスパ良く使えるので特にキャンプ上級者に好まれます。
【ビギナーにおすすめ・フェロセリウム】
初心者に使いやすいフェロセリウムはライターの発火石にも使われているもので、鉄とセリウムの合金、発火点が約150~180度で沸点が約3443度、マグネシウムよりも発火点が低く沸点が高温のため、比較的簡単に火起こしできます。しかしマグネシウムロッドよりも若干価格が高めになっています。
選び方②ロッドの長さ・太さ
ファイヤースターターは基本的にコンパクトなサイズになっていますが、商品によってロッドの太さや長さが異なります。
ファイヤースターターで着火する場合にはロッドを削り、火花によって火起こししますが、ロッドが長いほうが1回で削れる粉末が多くなり着火しやすいものの、あまり長すぎると扱いにくくなる場合もあります。
ロッドは本体を削って着火のために必要な金属粉末や火花を散らすものなので、太ければそれだけ多く削ることができ、長く使えると同時に持ちやすく使用時に安定する、というメリットもあります。扱いやすく使いやすい、長く使えるものを選ぶのであれば長さ6cm前後、太さ8mm前後がおすすめです。
選び方③ストライカーの形状
使用する際にはロッドを持ち、ストライカーで削るので、ストライカーの形状もチェックしましょう。ストライカーは持ち手部分が主にプラスチックや金属、木製など色々なタイプがあります。
しっかりと握って使うため、基本的には滑り止め加工されていますが、初心者が選ぶのであれば持ちやすい木製がベストです。細すぎず太すぎない形状で、持ったときにしっくりとくるものがおすすめ、一般的には60mm前後だと扱いやすでしょう。
コンパクト重視であれば、握り込むのではなく親指と人差指で掴むタイプもあります。どちらにしても選び方としては滑らず持ちやすいタイプにしてください。
ファイヤースターターおすすめ10選
様々なメーカーから数多くのファイヤースターターが発売されていますが、使用者の手に馴染み、使いやすいタイプを購入するのが選び方のポイントです。しかしあまりに多くあるので迷った方はこちらのおすすめ商品を参考にしてみましょう。
おすすめ①KUPILKA ファイアスチール
木製食器をメインにしている北欧生まれの【クピルカ】のファイアスチールは、フェロセリウム製でロッドサイズが8×65mm、重量47gのコンパクトなファイヤースターターです。
ストライカーも小さく、ロッドと紐で繫がっているため、ポケットに入れての持ち運びも可能、ハンドル部は樹脂製、カーブされた形状で持ちやすくなっています。
おすすめ②LMF ファイヤースチールスカウトアーミー BIO
スウェーデンのアウトドアアクセサリーブランド【LMT・ライトマイファイヤー】はポップでカラーバリエーション豊富な商品が特徴的なブランドです。
元々火起こしのためのアイテム開発から始まっただけあり、こちらのファイヤースターターもロッド・ストライカー双方の相性が良く、スムーズな火起こしができます。
ロッド素材はマグネシウム合金、どんな天候でも使用可能、ロッドとストライカーの両方にハンドル部があり、使用回数約3000回とコスパも最高です。
おすすめ③CAPTAIN STAG ファイヤースターター
牡鹿のロゴが有名で愛用者も多いアウトドアブランド【CAPTAIN STAG・キャプテンスタッグ】のファイヤースターターはブラックで統一されたシンプルでかっこいいデザインになっています。
マグネシウム製のロッドは長さ76mm、重量28g、使わないときはロッドとストライカー2つを合わせて収納すればライターほどのサイズになります。グリップ部は長方形の樹脂製で扱いやすく、着火性も優れています。
おすすめ④GERBER ベア・グリルス ファイヤースターター
マグネシウム製ロッドとステンレス製のストライカー、防水仕様で水に濡れても水気を取ればOK、ステンレス製で耐久性もあります。収納時はロッドとストライカーが合わさり、むき出しにならないので持ち運びにも便利です。
長さ約12cmと若干大きめですがそれほど邪魔にならず、持ちやすく扱いやすいサイズとしてキャンプだけでなく災害時にも利用できます。コードには緊急時用のホイッスルが付属しています。
おすすめ⑤Mt.SUMI ファイヤースターター 火起こしキット
マグネシウム製ロッドとストライカーだけでなく、火吹き棒やファットウッド、カラビナ付き収納ポーチがセットになった火起こしキットで、ストライカーにはスケールや栓抜きも付いています。
ロッドは長さ120mm、重量95gとしっかりしたサイズでグリップ部は木製、特にファイヤースターター初心者におすすめの商品です。
おすすめ⑥Bush Craft メタルマッチ プロ
【ブッシュクラフト】は国内初のブッシュクラフト専門店、特にキャンプ上級者に人気のアウトドアブランドです。こちらは元々ブッシュクラフトで発売されていたメタルマッチプロ・ストライカーの強化版となっています。
マグネシウムロッドは約60×9.5mmサイズ、重量55gで使わないときはロッドとストライカーが一体化し、持ち運びしやすくなっています。ストライカーのグリップ部は持ちやすく、力も込めやすい形状なので大きな火花で手軽に火起こしできます。
おすすめ⑦Chileeany 大きいサイズ 火打ち石
フェロセリウムロッドで初心者でも火起こししやすく、天候に左右されることなく使えます。ロッドサイズは130×13mm、若干大きめですが持ちやすく力が込めやすいメリットがあり、使用回数は約3万回です。
ブレードにはスケールや栓抜き付きで機能性も抜群、収納ケース付きですが強度のある1.1mロープも付属しているので、好みの持ち運び方ができます。
おすすめ⑧VICTORINOX ファイヤースターター ファイヤーアントセット
スイスメーカーである【VICTORINOX・ビクトリノックス】はマルチツールやナイフ、トラベルギアで有名なグローバル企業です。こちらは12×10.5×1cm、重量5gの超コンパクトサイズで、防災グッズとしてもストックできます。
ビクトリノックスのマルチツールを持っているのであればコルク抜きにセット可能、螺旋状になった火口はほぐすことで簡単に着火します。
火口1つで3~4回の火起こしができ、小さいので非常用としてキャンプセットに準備しておくと良いでしょう。本体グリップ部は蓄光塗料を使用しているため、暗いキャンプ場で落としてもすぐに見つけることができます。
おすすめ⑨TOPTONG ファイヤースターター
木製グリップは人体工学に基づいた設計で握りやすく、長さ6.8cm、直径8mmのロッドと凹凸のあるストライカーが扱いやすいファイヤースターターです。
強風や雨、雪などの天候に左右されず、濡れても水気を拭くことですぐに使えます。ストライカーにはメジャーや栓抜き、地図定規が付属、1度の火花量が多いので初心者でも手軽に火起こしできます。
おすすめ⑩Ribitek ファイヤースターター 火起こしセット
ファイヤースターターと火吹き棒がセットになった火起こしセット、グリップ部は木製で長さ68mm、直径20mmと大振りなので握りやすく、ロッドは118mmとストロークしやすい長さです。
ロッド部直径8mmなので使用寿命が長く、キャンプ頻度が高い方にも適しています。ストライカーにはメジャーや栓抜き付属、凹凸があるのでより火花が飛びやすくなってスムーズに火起こしできるでしょう。
100均のファイヤースターターもチェック
様々な種類があるファイヤースターターですが、安価に済ませるのであれば100均で購入することも可能です。近年100均では多くのキャンプグッズが登場、商品によっては使い勝手の良いタイプもあります。低価格なのでお試しで使ってみると良いですが、店舗によっては在庫が切れている場合もあるので注意してください。
ダイソーのファイヤースターター
ダイソーのファイヤースターターはマグネシウムロッドとスチールブレードのセット、コンパクトサイズですが、しっかりと金属粉末を削り落とすことでちゃんと火起こしできます。非常時や緊急用に保管しても邪魔に鳴らないサイズです。
セリアのファイヤースターター
セリアのファイヤースターターはダイソー同様マグネシウムロッドとスチールブレードのセット、モスグリーン・ブラック・オレンジの3色があります。落ち葉や麻ひもなど、燃えやすい素材を利用すれば初心者でも着火可能、100均商品でも十分利用できます。
ファイヤースターターの使い方
ファイヤースターターは慣れてしまえば手軽で簡単に火起こしできる便利なアイテムですが、初めて使用するときはなかなか火がつかないこともあります。そこでファイヤースターターの使い方を把握しておきましょう。
ファイヤースターターだけで薪に火を付けることは難しいので、まずは着火剤となる火口の素材を準備します。火口は乾燥して比表面積の大きいものがおすすめで、メタルマッチ用着火剤や麻ひも、枯れ葉、ティッシュ、チャークロス、フェザースティックなど色々あります。
火口が準備できたらロッドをストライカーでガリガリと削り、火口に金属粉を乗せます。この金属粉と火口のあたりにロッドとストライカーを勢いよくこすり合わせて火花を発生、うまくいけば着火します。火が付いたら火吹き棒などで空気を送り、徐々に火を大きくすればOKです。
ファイヤースターターはキャンプ以外でも役立つ
キャンプの醍醐味である焚き火、マッチやライターよりもファイヤースターターを使えばよりキャンプを楽しむことができます。さらにキャンプだけでなく、水にも強いため災害時などの防災用マッチとしても役立ちます。
その他関連記事はこちら
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。