キャンプ料理におすすめの鉄板15選!正しい手入れ方法もご紹介!
キャンプといえば、BBQや鉄板料理を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。今回は、キャンプにおすすめの鉄板をご紹介するとともに、ニーズに合った鉄板の選び方や正しいお手入れ方法などを解説します。これからキャンプで料理グッズを揃えたいと思っている方はぜひチェックしてみてください。
鉄板を使うとキャンプ料理が美味しくなる!
キャンプ料理に鉄板がおすすめな理由は、蓄熱性が高いため高温での調理が可能で、料理をおいしく仕上げることができるからです。
鉄は他の金属に比べて熱伝導率が低いため、熱くなりにくく冷めにくいという特徴があります。つまり、冷めにくいため、蓄熱量が多く、高温での調理が可能なのです。
高温で調理すると、食材の水分が一気に蒸発し、中まで素早く火を通すことができます。そのため、肉はパリッとジューシーに、野菜はシャキシャキとした食感に仕上がります。
アウトドア用の鉄板は、「キャンプでも料理の味に妥協はできない」という多くのキャンパーから支持を得ています。
また、鉄板は長く使えば使うほど油が馴染み、焦げ付きにくくなります。鉄板を大切に使い、育てていく楽しみも、多くのキャンパーを魅了する理由のひとつです。
キャンプ料理に使う鉄板の選び方
まずは、アウトドア用鉄板の選び方について解説します。アウトドア用の鉄板をどのような基準で選べばいいのか分からないという方は、ぜひ参考にしてください。
選び方①形状は平型・深型・波型の3つ
キャンプで大活躍する鉄板は、大きく分けて3種類あります。平型のキャンプ用鉄板は、文字通り「鉄板」であり、スタンダードな平板の鉄板です。
平らな構造なので食材を地面に落としやすいという一面はあるものの、最も一般的で使い勝手の良いタイプの鉄板となります。また、平型タイプには使用後のお手入れが簡単というメリットもあります。
一方、深型タイプのキャンプ用鉄板は、鉄板が深いタイプなので、野菜炒めや焼きそばなど具材が多い料理がしやすいという利点があります。肉料理だけでなく、アヒージョなど汁気の多い料理も作りたい方に向いているタイプの鉄板です。
波型のキャンプ用鉄板は、表面が凹凸のある波状になっているので、焼き色がきれいにつき、余分な脂が溝に落ちる構造なので、肉料理にも適しています。もちろん、野菜もしっかり焼けるので、BBQにもおすすめです。
選び方②サイズは人数やレシピに合わせる
また、鉄板を選ぶ際にはサイズも重要なポイントになります。もちろん、人数が多い場合は大きいサイズのプレートが便利ですが、その分重くなり持ち運びが大変というデメリットがあります。
さらに、人数やレシピに対して大きすぎるプレートを持参すると、持っている焚き火台やグリルのサイズに合わず、使えなくなることもあります。
また、大きすぎるプレートは、シーズニングやお手入れが大変なので、様々なシチュエーションを想定して選ぶようにしましょう。
選び方③厚みは3~5mmが扱いやすい
バーベキュー用の鉄板は、2mmから10mmまでさまざまな厚さのものが出ています。プレートは薄いほど軽くて持ち運びしやすいですが、厚みが増すと蓄熱量が増えます。
調理のしやすさと持ちやすさのバランスを考えると、3~5mmがおすすめです。一方、厚みのある肉・ステーキを焼きたい場合は、6~9mmと厚めの鉄板がおすすめです。
キャンプ料理におすすめの鉄板15選
さて、ここからはキャンプでの料理におすすめのアウトドア用鉄板おすすめ商品の情報をまとめました。それぞれのスペックを比較し、自分にぴったりのアウトドア用鉄板を選ぶ参考にしてください。
おすすめ①キャプテンスタッグ 鉄板プレート B6サイズ
キャプテンスタッグの「鋳鉄製グリルプレート」は、熱伝導性に優れ、アウトドアでの焚き火やBBQグリルなどでさまざまな食材を調理することができます。また、非常に安価でコストパフォーマンスの高い、キャンプにおすすめの鉄板です。
コンパクトなサイズなので、調理した食材をそのまま食卓に持って行って食べることもできます。焼きそばや肉料理、炒め物など様々な料理に使える使い勝手の良さが人気の同ブランドの鉄板です。
おすすめ②黒舟 グリルプレート
アルミ製で約450gと軽量な波型タイプの鉄板です。テフロン加工が施されており、シーズニングの必要がありません。手軽に美味しい鉄板料理が楽しめるとあって、ソロキャンパーに大人気の鉄板です。
使用後は水に浸しておけば、お手入れも簡単で使い勝手が良いという声も多く聞かれます。また、軽量なのでツーリングにもおすすめです。
おすすめ③遊火人 遊火パン B6
「遊火パン」は本格的なアウトドア仕様の鉄板で、厚みは4.5mmと超厚手です。使えば使うほど黒ずんでくるので、長く愛用できます。リバーシブルの2WAYハンドル付きで、簡単に固定・解除ができるのも便利です。
おすすめ④ジェットスロウ 冒険用品 ヨコザワテッパン A5サイズ
ヨコザワテッパンは、装飾のない平らな鉄板です。横澤鉄器を初めて見たとき、小さいと思われるかもしれません。しかし、実はこのサイズが絶妙で、小さすぎるという心配はありません。
3人前がベストサイズで、1個で5人前までOKで、もちろん、1人用としても最適です。お肉だけでなく、野菜や卵、ソーセージ、パン、イカ、サザエなど、いろいろな食材をとてもおいしく焼くことができるのです。
ヨコザワテッカンは厚みがあるので、熱を蓄えることができます。しかも、どの部分を使っても火力が同じなので、焼きムラがありません。お肉も野菜もおいしく焼き上げることができます。
おすすめ⑤BUNDOK 極厚 キャンプ鉄板
蓋付きなので蒸しながら調理ができ、保温性が高いので熱々のツマミ焼きが楽しめます。蒸し焼きができるので、餃子も簡単に焼くことができ、外はカリッと中はジューシーに仕上がります。
生焼けの心配があるハンバーグも、蒸し焼きで簡単に調理でき、保温性に優れた極厚の鉄板で余熱調理も可能です。
また、厚みのある牛肉は外側をしっかり焼き、火からおろしてふたをすれば、余熱を利用して肉汁を閉じ込めたおいしいローストビーフを作ることができます。
おすすめ⑥サムライテッパン 極厚アウトドア鉄板 A5サイズ
焼き上がりと味にこだわった厚手の鉄板です。極厚の鉄板は蓄熱性と保温性に優れ、肉や野菜などの食材を効率よく加熱し、素材本来のおいしさを引き出して焼き上げることができます。
熱が均一に伝わり、加熱ムラや焼きムラが少ないので、厚みのある食材も、ジューシーに焼き上げることができます。庭、ベランダ、キャンプ場、海、山、川など、さまざまなアウトドアシーンで活躍します。
コンパクトなミニサイズのグリドルは、持ち運びや調理が簡単なのもポイントです。手早く調理でき、後片付けも簡単です。
極厚の鉄板も、ミニトングも、鉄も、すべて日本製で、職人が丁寧に、心を込めて作っています。確かな技術と高い技術で作られた日本製のサムライ鉄板には、汚れの目立たない専用のデニムポーチが付属しています。
おすすめ⑦MMFactory キャンプ 鉄板 mini
エムエムファクトリーの極厚鉄板は、食材を焼くのが簡単で楽しくなります。ミニサイズはソロやデュオでの使用に最適です。プレートの厚さは6mmなので、キャンプファイヤーや炭火でもゆがんだり曲がったりしません。
6mm厚の鉄板は蓄熱性が非常に高く、ゆっくり十分に予熱することで、食材が鉄板にくっつかず、均一に焼くことができます。
エムエムファクトリーの極厚鉄板は、滋賀の鉄板製造工房で10年以上かけて丁寧に製造されています。鉄板の切断、曲げ、面取り、研磨を手作業で丹念に行われています。
形状は極厚の鉄板レギュラーと同じですが、より小さく、より薄くなっています。少量の液体や油を使った調理でもこぼれないよう、フチが工夫されています。
おすすめ⑧キャプテンスタッグ バーベキュー用鉄板
アウトドアメーカーで有名なキャプテンスタッグの大人気グリルプレートです。3~4人用なので家族や友人とのキャンプにオススメです。
フラットな形状なので、BBQや焼肉はもちろん、お好み焼きも美味しく作ることができます。CAPTEN STAGならではのコストパフォーマンスに優れた鉄板プレートです。
おすすめ⑨スノーピーク グリルプレート黒皮鉄板
このプレートは、2バーナー、リフトアップBBQボックス、グリルブリッジL経由の焚き火台Lにちょうど良いサイズで、本格的なBBQを楽しむことができます。ただし、女性にはやや重たい商品です。
おすすめ⑩ZEOOR 極厚バーベキュー鉄板
本格的な鉄板料理を楽しみたい方におすすめです。プレートが6mmと厚いため、かなり重いです。蓄熱性・保温性に優れ、「専門店のようにおいしく焼ける」という声も多く聞かれます。
薄い鉄板は軽くて持ち運びに便利ですが、火にかけると反りやすいという欠点があります。その点極厚のバーベキュー鉄板は反りがなく、本格的な鉄板焼きを試すことができます。
おすすめ⑪キャプテンスタッグ 極厚 丸型鉄板
ファイバーライン加工で、こびりつきにくく、焦げ付きにくいのが特徴です。食材とランダムな点で接触し、油がよくなじむので、焦げ付きやこびりつきがありません。
鉄の特性である優れた熱伝導性により、野菜はパリッと、肉はこんがりと、プロの仕上がりになります。
また、耐久性に優れ、油とのなじみがよく、さらに焦げ付きにくい状態を長く維持できることも特徴です。調理中に鉄分が溶け出すため、食事から徐々に鉄分を補給したい方にも最適です。
おすすめ⑫F&C 黒皮鉄板 ピコグリルタイプ
本製品は、日本のF&Cが製造したものです。レーザー加工機で高精度にカットされ、本物の職人によって丁寧に作られています。ピコグリル専用に設計されており、ぴったりとフィットします。
また、お手持ちのシングルバーナーや家庭用コンロでも使用可能です。串の4辺は軽く板状に曲げられ、油や肉汁があふれて落ちないような縁取りになっています。また、串を取っ手として使ったり、串が落ちないようにしたりと、利便性を高めています。
おすすめ⑬M.O.L 極厚アウトドア鉄板
職人の手によって一つ一つ作られており、同じものは二つとありません。1961年以来、熟練した職人の手によって作られています。
バーナー、ストーブ、グリル、バーベキューコンロ、たき火、様々な熱源で使用できる鉄板です。油や食材が落ちにくいリム付きタイプで、使いやすい角度や深さに設計されています。
厚みのある鉄板は熱容量が大きく、熱を均一に伝えるので、厚みのあるお肉もジューシーにおいしく焼くことができます。
鉄の表面に酸化皮膜を発生させて錆びにくく仕上げた黒鉄製で、シーズニング初心者でも扱いやすく、一生使える商品です。取っ手としても、焦げを落とすためのヘラとしても使えるハンドルもついています。
おすすめ⑭イシガキ産業 鉄板 丸型
カセットコンロで調理できる鋳鉄製のお好み焼きプレートです。お好み焼き、もんじゃ焼き、焼きそば、餃子など、どんな料理もこの鋳鉄製プレートがあれば美味しく仕上がります。鉄板パーティーに興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。
おすすめ⑮キャンピングムーン グリルプレート 鉄板
この鉄板は、ダクタイル鋳鉄製です。遠赤外線効果で熱が全体にじっくりと行き渡り、料理を美味しく仕上げることができます。
グリルプレートの凸面は肉を焼くのに適しており、プレートの溝は余分な油を滴らせることができます。左右に取っ手がついているので、握りやすく持ち運びも簡単です。
また、カセットコンロに載せる溝が4つあるので、家庭の鉄板焼きでも便利です。プレートの底面はフラットに加工されているので、IHヒーターでも安心して使用できます。
コンパクトなサイズながら、プレートはしっかりとした重さがあるので、調理中に動くことはありません。
鉄板の正しい手入れ方法
グリドルプレートは、ダッチオーブンやスキレットと同様に、使い始める前にシーズニングが必要です。また、長く使うためには、使用後のお手入れも欠かせません。ここでは、グリドルの使い始めのシーズニング方法と、使用後のお手入れ方法について説明します。
使用前のシーズニング
購入したばかりの鉄板には、錆び止めのワックスなどが塗られていますので、食器用洗剤で洗い流してください。たわしでスキレットをこすり、お湯ですすぎます。
次に、鉄板の水分を軽く拭き取り、火にかけます。強火で白煙が出るまで加熱し、取っ手や外側の水気をしっかり取ります。
火から下ろして鉄板が手で触れるくらいに冷めたら、表面全体に油を塗ります。キッチンペーパーを使い、取っ手とスキレットの外側にまんべんなく油を塗ります。
油はサラダ油でもオリーブオイルでもかまいませんが、風味のよいオリーブオイルをおすすめします。鉄板がある程度冷めたら、再び油を加えて火にかけ、野菜くずを炒めます。
野菜くずは、みかんの端っこや皮など、どんなものでもかまいません。この作業をすることで、鉄板の鉄臭さを消すことができます。野菜にしっかり焼き色がついたら、野菜くずを取り出します。
野菜クズを取り除いたら、残ったクズと油をキッチンペーパーで拭き取ります。仕上げにフライパンを空にして、再び鉄板全体に油を行き渡らせれば「味付け」の完成です。
シーズニング作業は、IHクッキングヒーターでも行うことができます。作業手順はガスコンロとほぼ同じです。ただし、取っ手や外側に水分が残りやすいので、よく水分を拭き取ってから油を塗るようにしましょう。
使用後の処理方法
調理後は、タワシやササラで鉄板をきれいにしてからお湯ですすぎます。シーズニングで塗った油膜を落とさないよう、洗剤はなるべく使わないのがポイントです。
洗った後は軽く水気を拭き取り、鍋を火にかけて完全に乾燥させます。乾燥した場所に保管してください。長期間使用しない場合は、新聞紙に包んでおくとよいでしょう。
油焼けやサビがひどい場合は、スクレーパーで落とした後、水を入れて火にかけ、汚れを浮き上がらせてください。臭いが気になる場合は、洗剤で洗い、再度シーズニングを行います。
お気に入りの鉄板でキャンプ料理を楽しもう!
グリルやBBQで肉を焼くのももちろんおいしいですが、鉄板を使って肉を焼きながら焼きそばや野菜炒め、チャーハンなどを作ることもでき、料理の幅が広がります。鉄板には素材や形、大きさなど様々な種類があるので、使用目的や要望を踏まえて使いやすいものを選びましょう。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。