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マムシの駆除方法を徹底解説!マムシの特徴や生態を知ろう

ヘビを見かけた時はどうしたら良いでしょうか。ヘビには、毒を持つものと持たないものがいます。毒蛇に噛まれると死に至ることもありますが、無毒の蛇でも噛まれると大怪我をしたり、感染症にかかったりすることがあります。日本のヘビは臆病なものが多いので、刺激しないように気をつければ、噛まれる可能性は低いです。しかし、蛇が現れるとやはり怖いものです。ここでは、ヘビから身を守るための方法を説明します。

マムシってどんな蛇?

マムシは小さなヘビですが、猛毒を持ち、毎年約3000人が咬まれ、そのうち約10人が尊い命を失っています。ここでは、その特徴や生態、咬まれた場合の危険性などを解説します。

マムシの特徴

マムシは体長45~60cmと毒蛇としては小柄ですが、体長の割に体が太いです。頭部は三角形で、猫のような縦長の瞳を持つ大きな目をしています。

体にはコイン型の模様があり、小さなコインをくっつけたような丸い茶色の模様の中に黒っぽい斑点があるのが見分ける特徴です。

また、ピットと呼ばれる熱を感知する器官を持ち、夜間でも獲物となる動物の体温を感知して位置を特定することができます。

マムシの生態

マムシはクサリヘビ科に属する毒ヘビです。南西諸島を除く日本全国に分布し、水辺、草地、土手、山、森などあらゆる場所に生息しています。

春から秋にかけて、特に7月から9月にかけて最も多く生息し、主にネズミやカエル、トカゲなどの小型哺乳類を捕食して生きています。

マムシは夜行性といわれていますが、日中でも半日陰の雑木林や湿った水辺、草むらで餌を探したり、木の根や岩陰に潜んでいることがあります。不用意に踏み込むと危険なこともありますので、十分注意しましょう。

マムシの毒と症状

マムシはハブと同様、上あごの先端に2本の長い毒牙を持ち、この牙で噛むことで毒を注入します。マムシの毒は出血性毒で、出血、浮腫、低血圧、急性腎不全などを引き起こし、死亡率は約0.1%と言われています。

症状としては、20~30分以内に激しい痛み、出血、腫れが起こり、1~2時間後には皮下出血、水疱形成、リンパ節腫脹、痛みが起こります。発熱、めまい、意識障害などが起こることもあります。

また、重篤なアレルギー症状(アナフィラキシーショック)も見逃さないようにしましょう。1時間以上経過しても症状が出ない場合は、毒素が注入されていない可能性があります。

マムシに噛まれた場合は、脈に触れる程度に縛り、傷口を水道水で洗います。一刻も早く医療機関を受診し、適切な処置を受けることが必要です。

マムシの駆除方法

ヘビを見かけた時はどうしたらいいのでしょうか。基本的にはヘビに近づかないことが一番ですが、どうしても退治したい場合や家の中に侵入してしまった場合は、以下の方法で退治してみてください。

駆除方法①棒型の捕獲機で捕まえる

マムシをそのまま捕獲できる捕獲機が市販されており、簡単に手に入れることができます。スティックタイプはマジックハンドのように蛇の体を掴んで捕獲します。距離を取りながら駆除できるので、マムシに近づくのが苦手な方でも安心です。

状況に応じて駆除することができますが、捕獲後の取り扱いに注意し、森に返すか、専門業者に引き取りを依頼しましょう。

駆除方法②スネークトラップで捕まえる

ヘビを駆除する方法として、捕獲器を使って捕獲する方法があります。ヘビが壁などに沿って移動する習性を利用したトラップ型の捕獲器は、ホームセンターなどで販売されています。

一度侵入すると出られなくなります。生態系を守るため、捕獲したヘビはむやみに殺さず、二度と遭遇しないように離れた場所に放すようにしましょう。捕獲方法によっては、ヘビが身の危険を感じ、攻撃的になることがあります。

駆除方法③殺蛇剤を吹きかける

スプレーで撃退するのも良い方法です。多くのヘビ用スプレーは、3mまで届く遠距離スプレーがあり、離れた場所からでもヘビを追い払うことができます。毒を持ち、素早い動きで捕獲が難しいハブなどの毒蛇や一般的なヘビを撃退するために使用します。

駆除方法④業者に依頼する

マムシは毒があり危険なので、自分で駆除するのが不安な人は害獣駆除業者に依頼しましょう。効果的な駆除方法で、素早く駆除してくれるはずです。

毒蛇を扱っている業者を探し、見積もりを取り、料金体系を確認します。何社か比較した上で、信頼できる業者に駆除を依頼すると安心です。

マムシの被害に遭わないための対策

とにかくヘビを見たくない、毒を持っているかもしれないから、有効な方法で対策したい、そんなときは、ここでご紹介する次の3つを試してみてください。

対策①マムシの餌になるものを駆除

ヘビのエサをできるだけなくすのは有効な対策の一つです。ここでいうヘビのエサとは、ネズミ、カエル、シロアリ、コオロギなどの昆虫のことです。

家に集まるネズミや昆虫を減らすことができれば、ヘビはエサを求めて別の場所に移動します。ネズミが住み着いている場合は、ネズミ捕りなどの罠を仕掛けて駆除するようにしましょう。

対策②見かけたら近づかずに逃げる

ヘビは臆病な動物で、人間は獲物ではないので、積極的に攻撃してくることはほとんどありません。そのため、ヘビを見かけたら近づかず、距離をとって静かに逃げましょう。音を出すなどしてヘビを刺激し、驚かせるのは危険です。

対策③忌避剤を撒いておく

「ヘビ・マムシ忌避剤」は、非常に辛い味を持つカプサイシンをベースにしたヘビ・マムシ専用の忌避剤で、強い苦味を持っています。

ヘビ・マムシ撃退剤の辛味と苦味を経験したヘビ・マムシは、一生その場所に近づかなくなると言われています。ヘビやマムシは嗅覚が鋭いので、忌避効果は極めて高く、無農薬のため、人体や植物に害を与えることはありません。

ヘビ・マムシ忌避剤の原液の使用方法は、原液を約200倍に希釈し、草木などの植生が地面から30cm以下になったら十分な希釈液を噴霧してください。

地面から30cm以上の草木がある場合は、地面を刈り取ってから原液を200倍程度に希釈し、十分な量の希釈液を散布しましょう。また、ヘビやマムシが生息しそうな場所の奥まで原液を流し込むのも有効です。

対策④肌が見えない服装にする

素肌が露出しない服装をするのは基本的な対策となります。特に、サンダルではなく厚手の靴や長靴を履き、ゆったりとしたズボンを履くことが大切です。たとえ噛まれても、服や長靴等で保護されているなら、被害を最小に抑えることができるでしょう。

対策⑤茂みを排除する

ヘビは草の生えているところに出没することが多いです。その理由は、隠れる場所が多く、隠れ場所として適しているからです。

また、餌となるミミズやカエルも生息しており、ヘビにとって快適な環境といえます。それで、ヘビを遠ざけるには、ヘビにとって快適な環境を作らないことを徹底しましょう。

マムシに噛まれたらどうする?

マムシに噛まれると、激しい痛みと局所の腫れが起こります。毒が毛細血管を攻撃し、局所の出血とネフローゼ(筋肉組織の壊死)を引き起こします。

その他、二次的な化膿、頭痛、一時的な視覚障害も起こることがあります。マムシに咬まれた時の対処法は以下の通りです。

傷口付近を軽く布で縛る

マムシに噛まれたら、まず噛まれた心臓側を布で軽く縛り、そこで安静にしてください。これは毒が全身に行き渡るのを遅らせるためです。慌てて走ってしまうと、毒が全身に広がりやすくなってしまいます。

血を絞り出し毒を体外に出す

患部の血液を絞り出し、毒を出すことに集中しましょう。きれいな水があれば、すすぎながら行うのが効果的です。また、毒の循環を早めてしまうので、患部を冷やさないようにしましょう。

毒の口からの吸引は注意

口元に傷がある場合、口で毒を吸い出すことは禁忌です。口で毒を吸い出すと傷口から感染する恐れがありますし、傷口を縛ると毒が局所に蓄積して治りにくくなります。

早期に医療機関を受診

上記の処置をしている間に、救急車を呼ぶか、救急指定病院へ行き、治療を受けてください。病院では、負傷部位を切開して洗浄し、点滴による治療を行います。

重症の場合は、マムシの抗毒素を投与することもあります。重症の場合は、受傷から数時間後に病院で診察を受けるケースがほとんどです。

噛まれた直後は目立った症状がなくても、3~4時間後に重篤な症状が出ることがありますので、必ず早めに医療機関を受診してください。

毒蛇・マムシを見かけたら適切な方法で駆除しよう

ヘビを家に近づけないためには、ヘビが嫌がる香りを利用した忌避剤を散布し、ヘビが使っている餌や隠れ家を取り除くことが大切です。

日本にいるほとんどのヘビは無毒ですが、毒を持っている可能性もあるので、見つけた場合は近づかないようにしましょう。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。